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朝、髪をくるっとねじってバンスクリップでパチン。楽でいいなと思ったのも束の間、洗い物をしている間にずるっと下がってきて、気づけば首の後ろにぶら下がっている。留め直しても、また下がる。しまいには「パカッ」と開いて床に落ちる。SNSで見るきれいな留め方と、自分の頭の上で起きていることがどうも違うんですよね。
先に結論をひとつ。バンスクリップが落ちてくるのは、留め方が下手なのではなく、髪の量とクリップの大きさが合っていないか、根元まで挟めていないかのどちらかがほとんどです。ここさえ直せば、家事の間はもちろん、一日外にいても留まります。落ちる原因、落ちない留め方の手順、髪の長さ別のコツ、滑る髪の対策、そして「すぐ壊れる」問題まで、順番に見ていきましょう。
うまく留まらない・落ちてくる原因——大きさ・ねじり・滑りの3つ
- 髪の量に対してクリップが小さい。挟みきれない毛が外に逃げて、その重さでクリップが下に引っ張られます。逆に、髪が少ないのに大きいクリップだと、歯の間で髪が遊んで滑り落ちる。「閉じた時に歯が髪にしっかり食い込んで、なおかつ少し余裕がある」大きさがちょうどいいところ
- ねじりが足りない。髪をただ持ち上げて挟むと、クリップは「毛束の表面」しか押さえていません。ねじると毛束が硬い芯のようになって、歯が食い込む足場ができます。落ちる人の多くは、ねじりが1回転しかないか、根元でゆるんでいます
- 髪がつるつるで滑る。洗いたて、トリートメントのあと、髪質が細くてさらさら、縮毛矯正のあと。歯が滑って食い込みません。これは留め方より、事前のひと手間で解決する話
- 留める高さが低い。首の付け根に近い低い位置は、頭の丸みで下に滑りやすい場所。少し上、耳の後ろの高さに上げるだけで、重力に負けにくくなります
- クリップの歯が開ききっている・バネがゆるい。長く使ったクリップは、閉じても隙間ができます。これは道具側の寿命
自分の落ち方がどれかを見てみてください。「挟んだ直後から浮いている」なら大きさ、「じわじわ下がる」ならねじりか滑り、「パカッと開く」なら量が多すぎるかクリップの寿命、というふうに。
落ちない留め方の手順——ねじり上げて、下から根元を挟む
- 髪を耳の後ろの高さで1つに集める。手ぐしで軽く整えて、片手で毛束を握ります。低い位置で集めないのがポイント
- 毛束を根元からしっかりねじる。同じ方向に2〜3回転。ねじりながら少し引っ張ると、根元の毛がゆるみません。手を離すとほどけるくらいまで、しっかりと
- ねじったまま上に折り上げる。ねじった毛束を、頭に沿わせて真上に持ち上げます。毛先は頭の上から少しはみ出させておく。この「上に出た毛先」が、あとで抜け止めになります
- クリップを開いて、下からすくうように差し込む。頭皮にクリップの歯を当てるつもりで、折り上げた毛束の根元部分に歯を入れる。上から乗せるのではなく、下からすくい上げる向き。片側の歯が頭皮側の毛を、もう片側が折り上げた毛束をはさむ形になると、いちばん安定します
- 閉じる前に、クリップを少し上に押し上げる。歯を入れたら、パチンと閉じる前に、クリップごと1cmほど上へ動かして、毛束を頭に密着させてから閉じます。ここでゆるみが消えます
- 閉じたら、上に出た毛先を軽くほぐす。毛先を少し広げて、クリップの上にふわっと乗せておくと、見た目も整い、毛束が下に抜けにくくなります
覚え方としては、「高く集める・しっかりねじる・下から根元をすくう・閉じる前に押し上げる」。この4つを意識するだけで、同じクリップでも留まり方がまったく変わります。
小さめのクリップで留める時は、なおさら「下から」が大事。上から乗せると、小さい歯が毛束の表面をつまむだけで、時間とともに滑ります。下から根元をすくうと、頭皮側の毛も一緒に挟めるので、小さくても落ちにくくなります。
髪の長さ別のコツ——ボブ・ミディアム・ロング
- ボブ(あご〜肩くらい)。ねじる長さが足りないので、上に折り上げる形は難しいです。代わりに、後ろの髪を左右どちらかにねじって寄せ、横向きにクリップで留めるハーフアップや、襟足の毛だけを小さいクリップで留める形が落ちにくい。クリップは小〜中サイズで、歯が細かいものを。大きいクリップだと髪が足りず、閉じた時に隙間ができて落ちます
- ミディアム(肩〜鎖骨くらい)。基本の留め方がいちばん決まりやすい長さ。ねじりは2回転で、毛先は少しだけ上に出す。クリップは中サイズ。毛量が多いなら中〜大。「ねじって折り上げたら毛先が足りない」なら、折り上げずにねじった束をそのまま斜め上に留めるだけでも十分持ちます
- ロング(胸くらい〜)。長い分、毛束が重いので、ねじる回数を3〜4回に増やして、折り上げる時は毛束を2つ折りではなく3つ折りに。毛先は上に出しすぎず、クリップの上で軽く丸めるようにします。クリップは大サイズで、歯の長いもの。1本で足りなければ、根元を大きいクリップで、毛先を小さいクリップで留める2本使いも落ちません
どの長さでも共通なのは、「毛束の重さ」と「クリップの歯の長さ」を合わせること。毛束が重いのに歯が短いと、根元まで届かずに落ちます。手持ちのクリップで落ちるなら、留め方の前に大きさを疑ってみてくださいね。
滑る髪・量が少ない髪の対策——ワックス・ゴムでひと結び
- ねじる前に、手のひらに少しワックスかヘアバームをのばして毛束になじませる。指先だけでなく毛束の内側まで。滑りが消えて、ねじりがほどけにくくなります。オイルは逆に滑るので、ワックスかバーム、なければヘアスプレーを軽く
- ヘアゴムで一度結んでから、結び目ごとクリップで挟む。細めのゴムで低めのひとつ結びにして、その結び目をねじり上げてクリップで留めます。ゴムが土台になるので、さらさらの髪でも一日持ちます。うちで一番効いた方法です
- 量が少ない時は小さいクリップに替える。大きいクリップは歯が届かず遊びます。前髪用の小さいものでも、下からすくえば意外と留まります
- 洗いたては少し乾かしてから。完全に乾いた髪のほうが、しっとりした髪より滑りません。トリートメント直後は特に滑るので、その日はゴムを併用
- クリップの内側に滑り止めを。歯の内側に細いシリコンチューブを通したり、滑り止めシートが付いたクリップを選ぶという手も。100円ショップの滑り止め付きクリップでも十分違いが出ます
すぐ壊れる原因と、壊れにくいクリップの選び方
バンスクリップは「気づいたら壊れていた」が多い道具です。壊れる場所はほぼ決まっていて、バネと、ヒンジのピンのどちらかなんですよね。
- バネが伸びた・外れた。髪の量に対して小さいクリップを無理に開き続けると、バネが伸びて閉じる力が弱くなります。「開ききっている」状態で挟むのをやめて、量に合った大きさに
- ヒンジのピンが抜けた。左右をつないでいる金属の棒が、落とした衝撃や、開く時の力で抜ける。抜けただけなら、押し込んで戻ることもあります
- 歯が折れた。プラスチックが薄いものは、開いた時の力で歯の根元から折れます。特に大サイズの端の歯
- 床に落とす。落ちてくるクリップは、床に落ちた衝撃でバネやピンが飛びます。落ちない留め方は、壊れにくさにもつながる話です
選ぶ時に見るところは、バネが金属で太いこと、ヒンジのピンが太くて両端がつぶしてあること、プラスチックに厚みがあることの3つ。あとは自分の毛量に合う大きさ。値段よりも、「閉じた時にカチッと止まって隙間がない」かどうかを店頭で確かめるのがいちばん確実です。壊れたクリップは、歯やバネの破片が鋭いこともあるので、小さな子どもの手の届かない所で捨ててくださいね。
一日崩れないための、ちょっとしたコツ
- 留めたあと、頭を左右に振ってみる。動くなら、留める前のねじりが足りない証拠。その場でやり直したほうが結局早い
- 後頭部の毛を少し引き出して、クリップ周りのつっぱりを消す。きつすぎると頭痛のもとになります
- 髪を下ろす時は、クリップを開いてから毛束をほどく。閉じたまま引き抜くと、髪も歯も傷みます
ゆきこ( ゚Д゚)『施術中に髪が落ちてくるのが本当に困るので、私はねじる前に細いゴムでひとつ結びをしてから留めます。これにしてから、仕事中にクリップが落ちたことがありません。「ねじって挟むだけ」で留まる人がうらやましかったけど、髪質は変えられないので、道具と手順で解決するほうが早かったです』
手持ちのクリップで何をしても落ちる時は、バネが金属で太く、滑り止めが付いた中〜大サイズを1つ持っておくと、留め方の練習がぐっと楽になりますよ。
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耳にかけた髪をヘアピンで留めたいのに、すぐ外れてしまう時は耳かけのヘアピンの留め方を。土台にするヘアゴムが切れた時の代用はヘアゴムが切れた時の代用品で書いています。
まとめ:高く集めて、しっかりねじって、下から根元をすくう
- 落ちる原因は大きさが合わない・ねじり不足・髪が滑るの3つ。落ち方で見分ける
- 留め方は耳の後ろの高さで集め、2〜3回ねじり、下から根元をすくって閉じる
- 閉じる前にクリップを1cm押し上げる。上に出た毛先が抜け止め
- ボブは横向きに小〜中、ロングは3つ折りで大サイズ。毛量と歯の長さを合わせる
- 滑る髪はワックスかゴムでひと結び。壊れにくさはバネとピンの太さで選ぶ
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