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洗濯機を回そうとして、柔軟剤のボトルを振ったらカラカラ。あるいは、久しぶりに開けた詰め替えの底で、柔軟剤がぷるぷるのゼリーみたいに固まっていた。どちらも、朝の忙しい時間に限って起きますよね。うちは冬の洗面所に置きっぱなしにしていたボトルが、まるごとプリンになったことがあります。
先に結論をひとつ。柔軟剤の代わりはクエン酸がいちばん無難で、固まった柔軟剤はぬるま湯で戻せば使えることが多いんです。ただし「代わりになりそうで、ならないもの」と「戻しても使わないほうがいい状態」があって、そこを間違えると洗濯機のほうが困ったことになります。順番に見ていきましょう。
柔軟剤の代わりになるもの、ならないもの
「家にあるもので何とかしたい」時に候補に上がるのは、たいていこの4つ。向き不向きがはっきり分かれます。
- クエン酸(○)。柔軟剤の代わりとしていちばんおすすめ。洗剤はアルカリ性なので、すすぎの時に酸性のクエン酸を少し入れると、繊維に残ったアルカリが中和されて、ごわつきがやわらぎます。匂いも残りません
- お酢(△)。仕組みはクエン酸と同じで、代わりにはなります。ただしお酢の匂いが残ることがあるのと、穀物酢や米酢は色や糖分が入っているものもあるので、使うなら少量で、無色に近いものを。乾いてもツンとする時はすすぎ直しを
- 重曹(柔軟には×・消臭には○)。重曹はアルカリ性なので、柔らかくする働きはありません。汗の匂いを取る目的なら洗いの時に入れる意味はありますが、「柔軟剤の代わり」にはならない、と覚えておくと迷いません
- ヘアコンディショナー(×)。「成分が似ているから」と紹介されることがありますが、洗濯機の柔軟剤投入口に入れると溶け残って詰まりの原因になります。手洗いのニット1枚を最後にさっとくぐらせる程度なら別ですが、洗濯機には入れないでください
つまり、洗濯機で使うならクエン酸一択。お酢は「今日だけどうしても」の時に少量、というくらいの位置づけです。
クエン酸で代用する時の量と入れ方
- クエン酸を小さじ1〜2(水30Lあたり)、カップ半分くらいの水に溶かしておく
- それを柔軟剤の投入口に入れる。粉のまま入れず、必ず溶かしてから。柔軟剤と同じタイミング(最後のすすぎ)で流れてくれます
- 投入口がない・二層式の場合は、最後のすすぎの水に直接入れる
- 入れすぎない。多く入れても柔らかさは増えず、洗濯機の金属部分によくありません
仕上がりは柔軟剤ほど「ふわっ」とはしませんが、ごわごわは取れて、タオルの吸水はむしろ良くなります。香りがないので、香りに疲れている人にはかえって楽かもしれません。柔軟剤の匂いがしんどい時の話は柔軟剤の匂いが臭い・気持ち悪い時の原因と対処にまとめています。
ひとつだけ、必ず守ってほしいこと。クエン酸やお酢を、塩素系漂白剤と一緒に使わないでください。酸性のものと塩素系が混ざると有害なガスが出ます。同じ洗濯で塩素系を使う日は、クエン酸はお休み。手が荒れやすい人は手袋をして、窓を開けて作業してくださいね。
柔軟剤が固まる原因は3つ
- 低温。柔軟剤はとろみのある液体なので、冬の洗面所や北側の物置のように冷える場所だと、とろみが増してゼリー状になります。いちばん多い原因で、これは戻せます
- 古くなった。開封から時間がたつと、成分が分離して、上が水っぽく下がどろっと重くなります。振っても混ざらない、匂いが変わった、という時はこちら
- 水や別の液が入った。詰め替えの時に濡れた手やボトルで作業すると、水が混ざって固まったり、逆にしゃばしゃばになったりします。前の柔軟剤が残ったまま別の製品を足した時も同じことが起きます
固まった柔軟剤は使える?——戻し方と、あきらめどき
まずは戻してみる。これで使えることがほとんどです。
- ボトルのふたを閉めたまま、40度くらいのぬるま湯を張った洗面器に10〜15分つける。熱湯は容器が変形するので使わない
- 取り出して、よく振る。とろみが戻って、いつもの状態に近づけば使えます
- 詰め替えパックなら、そのままぬるま湯につけて、袋の上からもんでほぐす
- それでも固い塊が残るなら、少量のぬるま湯を足して振る。薄まる分、少し多めに入れる
逆に、こんな時はもう使わないほうがいいサインです。
- 振っても分離が戻らない、ぬるま湯につけても塊のまま
- 匂いが酸っぱい・油っぽいなど、買った時と明らかに違う
- 色が変わっている、カビのような点がある
ここでいちばん大事なのが、固いまま投入口に入れないこと。柔軟剤の投入口は細い通り道になっていて、固形物が入ると詰まって、柔軟剤が流れなくなったり、次の洗濯で変なタイミングで出てきたりします。「もったいないから」と塊ごと入れるのがいちばん高くつくんです。捨てる時は、自治体の案内にそって処分してくださいね。
柔軟剤を2種類混ぜていい?——混ぜないほうがいい理由
「残り少ないから新しいのを足しちゃおう」。よくやりがちですが、おすすめしません。理由は3つ。
- 成分の相性で分離することがある。同じ「柔軟剤」でも製品ごとに配合が違って、混ぜるととろみが変わったり、だまになったりします。さっきの「固まる原因」の3つめがこれ
- 香りがけんかする。花系と石けん系を混ぜると、どちらでもない匂いになります。しかも一度混ぜたボトルは、使い切るまでその匂い
- 投入口の詰まり。だまになった柔軟剤が投入口にたまると、掃除するまで流れが悪くなります
「香りを組み合わせたい」なら、ボトルで混ぜるのではなく、洗濯のたびに使い分けるのが安全です。それと、洗剤と柔軟剤を同じ投入口に入れないことも忘れずに。洗剤(アルカリ性)と柔軟剤(酸性寄り)が最初から混ざると、お互いの働きを打ち消してしまって、柔らかくもきれいにもなりません。
そもそも柔軟剤を使わない、という選択
切らした日をきっかけに、「なくてもいいかも」と気づく人は意外と多いんです。柔軟剤なしでもふんわり仕上げるコツは、この3つ。
- 乾燥機を使う。回りながら乾くので繊維が立って、柔軟剤なしでもふわふわに。コインランドリーの乾燥機を月に一度タオルだけ、という使い方もあり
- 干す前に振ってほぐす。脱水後、タオルや衣類の端を持って5〜10回パンパンと振る。寝た繊維が起きて、乾いた時の硬さが変わります
- 詰め込まない・すすぎは2回。洗濯槽の7割まで、すすぎ2回。洗剤が残らないだけで、ごわつきはかなり減ります。洗濯ネットが足りない時の工夫は洗濯ネットの代用に書きました
ゆきこ( ゚Д゚)『プリンになった柔軟剤を、もったいなくてそのまま投入口に流し込んだ過去があります。結果、投入口の掃除に30分。ぬるま湯につけて振れば5分で戻ったのに。あれ以来、冬はボトルを洗面所の下ではなく、部屋の中に置いています』
クエン酸は柔軟剤の代わりだけでなく、電気ケトルの水あかや洗濯槽の掃除にも使えるので、粉末のクエン酸を1袋置いておくと、切らした朝にも慌てません。
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柔軟剤まわりの悩みは柔軟剤の匂いが臭い・気持ち悪い時の原因と対処で、入れる量の目安や無香料への切り替えを詳しく書いています。柔軟剤を減らしたらタオルが臭くなった、という時はタオルが洗っても臭い時の落とし方を。ネットが足りない日の洗濯ネットの代用もどうぞ。
まとめ:代わりはクエン酸、固まったらぬるま湯、混ぜない
- 代用はクエン酸小さじ1〜2をすすぎに。お酢は匂いが残ることも
- 重曹は柔軟にならず、コンディショナーは詰まるので洗濯機に入れない
- 固まる原因は低温・古い・水が入った。ぬるま湯で温めて振れば戻る
- 固いまま投入口に入れない。分離や匂いの変化があれば無理に使わない
- 2種類は混ぜない。クエン酸・お酢と塩素系も絶対に一緒にしない
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手順を1枚にまとめました。



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