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洗濯物をたたんでいて、ふわっと立ちのぼる柔軟剤の匂いに「うっ」となったこと、ありませんか。買った時はいい香りだと思ったはずなのに、着ているうちに気持ち悪くなってきたり、電車で自分の服の匂いが気になったり。うちも下の子が「お母さんの服、なんか甘すぎ」と言い出してから、洗濯のやり方を一から見直しました。
先に結論をひとつ。柔軟剤の匂いが「臭い」に変わるのは、柔軟剤そのものより「量とすすぎと乾かし方」が原因のことがほとんどなんです。だから製品を捨てる前に、今日の1回の洗濯で直せることがいくつもあります。原因の見分け方から、今日できる消し方、量の目安、無香料への切り替えまで、順番に見ていきましょう。
柔軟剤の匂いが「臭い」に変わる原因は5つ
- 入れすぎ。キャップの線より多めに入れていませんか。柔軟剤は繊維の表面に薄く残って働く仕組みなので、多いほど残る量も増えて、香りが濃くなります。「いい香りにしたいから多め」が、いちばんよくある原因
- すすぎ不足。節水コースや「すすぎ1回」で洗うと、柔軟剤が繊維に残りやすくなります。残った柔軟剤は時間がたつと油っぽい重い匂いに変わりやすいんです
- 生乾き臭と混ざっている。部屋干しで乾くのに時間がかかると、雑菌の匂いと柔軟剤の香りが混ざります。これが「甘いのに酸っぱい」「花なのにぞうきん」という、いちばん気持ち悪いタイプの匂い
- 香りの強い製品を選んでいる。最近は香りが長く続くタイプが増えていて、香りの粒が繊維に残って、こすれるたびに匂いが立ちます。1日中匂い続けるので、鼻が疲れてしまう
- 自分の体調で感じ方が変わる。妊娠中、寝不足、風邪の引き始め、生理前。同じ柔軟剤でも、体調によって「いい香り」が「気持ち悪い」に変わることがあります。柔軟剤が急に臭く感じたら、まず自分の体調も疑ってみてください
この5つのうち、上の3つは洗い方で今日から変えられるもの。下の2つは製品選びと自分の側の話なので、あとの見出しで分けてお話ししますね。
自分の服の柔軟剤の匂いが気持ち悪いのはなぜ?
「家族は平気なのに、自分だけ気持ち悪い」ということ、よくあります。鼻は同じ匂いを嗅ぎ続けると慣れる仕組みがあるのに、柔軟剤の香りは動くたびに新しく立ちのぼるので、慣れるひまがないんです。しかも自分の服は一日中、鼻のすぐ下にあります。
- 頭が重い、吐き気がする、目がしょぼしょぼする→香りの成分に体が反応しているサイン。無理に慣れようとせず、その製品は一度お休みに
- 汗をかいた時だけ気持ち悪い→汗と柔軟剤が混ざった匂い。夏場や運動着は柔軟剤を減らすか、なしにすると楽になります
- 着ている途中から急に臭くなる→生乾き臭が湿気で目覚めたタイプ。乾かし方の問題
ひとつだけ大事なことを。頭痛や吐き気、肌のかゆみが続くようなら、使うのをやめて、それでも治まらなければ受診してくださいね。柔軟剤は「好みの問題」で片づけられがちですが、体がはっきり嫌がっている時は、その声を優先していいと思います。
今日できる消し方——もう一度すすぐ・つけ置き・天日干し
もう洗ってしまった服の匂いを消したい時は、この順番で試してみてください。上から順に手軽で、下に行くほどしっかり落ちます。
- 柔軟剤なしでもう一度すすぐ。洗濯機の「すすぎ+脱水」だけのコースで、何も入れずに回します。表面に残った柔軟剤の多くはこれで流れます。軽い匂いならこれだけで十分
- 洗剤だけで洗い直す。すすぎ2回に設定して、柔軟剤の投入口は空のまま。洗剤の量は表示どおりで大丈夫
- 酸素系漂白剤か重曹でつけ置き。40度くらいのぬるま湯に、酸素系漂白剤(粉末)を表示の量、または重曹を大さじ2〜3ほど溶かして、30分〜1時間つけ置き。そのあと普通に洗います。生乾き臭が混ざっているタイプはこれが効きます。塩素系漂白剤とは絶対に混ぜないでください。窓を開けて、手が荒れやすい人は手袋を
- 天日干し。洗い直したら、風の通る場所でしっかり乾かします。日差しと風が残った匂いを飛ばしてくれます。乾くまでの時間が短いほど、匂いは残りません
タオルの匂いがどうしても取れない時の話は、タオルが洗っても臭い時の落とし方で詳しく書いています。生乾き臭そのものの消し方は生乾き臭の取り方をどうぞ。
入れる量の目安と、自動投入の落とし穴
柔軟剤の量は、洗濯物の重さと水量で決まります。ボトルの裏に「水30Lに対して〇ml」と書いてあるので、まずはそこをもう一度見てみてください。多くの製品でキャップの内側の線が目安になっていますが、その線は「洗濯物が満杯の時」の量であることが多いんです。
- 洗濯物が半分くらいなら、柔軟剤も半分でいい
- 「香りが弱い」と感じても、量を増やすより先に、すすぎの回数と乾かし方を見直す
- 迷ったら表示の7〜8割から始めて、物足りなければ少しずつ足す。多すぎると柔らかさもかえって落ちることがあります
そして気をつけたいのが自動投入。便利なのですが、初期設定のままだと、少ない洗濯物にも同じ量が入り続けることがあります。設定画面で「柔軟剤 少なめ」に変える、あるいは投入量の目盛りを下げるだけで、匂いがすっと軽くなることが多いですよ。タンクに入れっぱなしの柔軟剤が古くなって匂いが変わることもあるので、月に1回は中身を使い切って洗うのがおすすめ。
柔軟剤で消臭したい時は、先に「洗い」を見直す
「消臭」をうたう柔軟剤も多いですよね。ただ、柔軟剤は香りで上から包むのが得意で、匂いの元を取り除くのは洗剤と乾燥の役目なんです。元の匂いが残ったまま柔軟剤を足すと、匂いが混ざって、さっきの「甘いのに酸っぱい」ができあがります。
- 汗や皮脂の匂い→洗剤を表示どおりに、洗濯物は洗濯槽の7割まで。詰め込むと落ちません
- 生乾き臭→脱水後すぐ干す、間隔をあける、扇風機やサーキュレーターで風を当てる
- 洗濯槽の匂い→槽洗浄を月1回。槽が臭いと、どんな柔軟剤を使っても服が臭くなります
この3つが整うと、柔軟剤はほんの少しで十分になります。布団カバーやシーツのような大物の干し方は布団カバーの干し方も参考にしてみてください。
無香料・微香に切り替える、柔軟剤なしで柔らかくする
洗い方を整えても香りが気になるなら、製品を変える時です。選び方の目安はこんな感じ。
- 無香料タイプ。柔らかさと静電気防止だけが欲しい人向け。「無香料」と「微香」は別物で、微香は香りが弱いだけで残ります
- 香りが「続く」より「飛ぶ」もの。干している間に香りが抜けるタイプのほうが、着ている時に匂いません
- 詰め替えを変える時は前のを使い切ってから。2種類を混ぜると香りがけんかします。混ぜてはいけない理由は柔軟剤の代用と固まった時の対処にまとめています
そして「そもそも柔軟剤なしでもいいのでは」という選択も、ぜんぜんありなんです。
- 乾燥機を使う。回りながら乾くので、繊維が立ってふんわり仕上がります。乾燥機があるなら柔軟剤はほぼいりません
- 干す前にほぐす。脱水後、タオルや衣類を両手で持って5〜10回パンパンと振ると、寝ていた繊維が立ちます。これだけで硬さがかなり違います
- 洗濯物を詰め込まない。水の中で布が動けると、洗剤も流れやすく、ごわつきも減ります
もうひとつ、香りの話には「周りの人」もいます。自分にはちょうどよくても、電車や学校で周りの人が不快に感じることがある、というのは頭の隅に置いておきたいところ。子どもの学校でも、香りの強い服が苦手な子がいると聞いてから、うちは香りひかえめを選ぶようになりました。
ゆきこ( ゚Д゚)『いい香りにしたくてキャップなみなみ入れていた時期があって、施術中にお客さまから「ゆきこさん、今日は柔軟剤つよめ?」と言われて顔から火が出ました。今は表示の7割、すすぎ2回、干す前にパンパン。それで十分ふわふわだし、誰にも何も言われません』
香りに疲れた時の逃げ道として、無香料の柔軟剤を1本置いておくと、体調が悪い週や子どもの体操着だけ切り替えられて楽ですよ。
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匂いの悩みは洗濯全体でつながっています。タオルが洗っても臭い時の落とし方では、つけ置きの温度と時間をもう少し詳しく。部屋干しが多い人は生乾き臭の取り方もあわせてどうぞ。柔軟剤を切らした時や、ボトルの中で固まってしまった時は柔軟剤の代用と固まった時の対処へ。
まとめ:量を減らし、すすいで、乾かす。それでもダメなら製品を変える
- 臭くなる原因は入れすぎ・すすぎ不足・生乾きとの混ざり・強い香り・体調の5つ
- 今日の消し方はすすぎ直し→洗い直し→酸素系か重曹でつけ置き→天日干し
- 量は表示の7〜8割から。自動投入は「少なめ」設定に
- 消臭は柔軟剤より先に洗剤の量・詰め込み・槽洗浄を見直す
- 無香料へ切り替えるか、乾燥機やほぐし干しで柔軟剤なしも十分ふんわり
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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