掃除機のホース修理は100均でできる?——穴の探し方、テープで直る穴と直らない裂け目、ビニールテープが剥がれる理由、「吸わない」が穴のせいか詰まりのせいかの見分け方、交換の目安

家事

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掃除機をかけていて、なんだか吸いが弱い。よく聞くと、ホースのどこかから「シュー」と空気の漏れる音がする。触ってみたら、蛇腹の山にぽつんと穴。うちは子どもが掃除機を乗り物にして遊んだ日の翌日に、これをやりました。買い替えるほどではないけれど、このまま使うのも気持ちが悪いですよね。

先に結論をひとつ。小さい穴や浅い裂け目なら、100均で買えるテープで直ります。ただし、どのテープでもいいわけではなくて、貼るテープを間違えると数日で剥がれますし、そもそも「テープで直してはいけないホース」もあるんです。穴と詰まりの見分け方から、テープの選び方、巻き方、あきらめて交換する線引きまで、順番に見ていきましょう。

吸わないのは穴のせい?詰まりのせい?——ホースを外して切り分ける

「吸わない」と感じた時、原因がホースの穴とは限りません。ホースの中の詰まり、紙パックやダストボックスの満杯、フィルターの目詰まりでも同じ症状になります。まずはホースを外して、どこが悪いのかを見ていきましょう。

  • ホースを外して、本体の吸い込み口に手を当てる。ここで強く吸っていれば本体は元気で、ホースかヘッド側に原因があります。ここで弱ければ、先に紙パックやフィルターを見てください
  • 外したホースを窓に向けて、片方の端から覗く。向こうの光が見えなければ、中に何か詰まっています。ホースは曲がっているので、少し伸ばしながら覗くと見やすいです
  • 詰まりは「押し出す」。物差しや、先にタオルを巻いた棒で、詰まっている物を反対側へゆっくり押します。針金のハンガーをそのまま突っ込むと、蛇腹の内側を傷つけて新しい穴の原因になるので、必ず布を巻いてくださいね
  • 丸めた新聞紙を吸わせて詰まりを取る、はやらない。詰まりの上にもうひとつ詰まりが乗るだけで、余計に取れなくなります

詰まりがなければ、次は穴探しです。ホースを本体に戻し、電源を入れて、ホースの根元から先端まで、手のひらをかざしながらゆっくりたどります。穴があれば、そこだけ手のひらに風を感じます。分かりにくい時はティッシュを1枚、ホースに近づけながら動かすと、穴の所で吸い寄せられて教えてくれます。蛇腹を軽く曲げると、折れ癖の山に隠れていた穴が開いて見つかることもありますよ。見つけたら、マスキングテープで印をつけておくと後が楽です。

100均で直るのはどこまで?——「小さい穴・浅い裂け」まで

ここが一番大事なところなんです。100均のテープで直せるのは、こんな穴です。

  • 直径5mm以下くらいの小さい穴。折れ癖の山が床にこすれて開いた穴、家具の角に引っかけた穴
  • 蛇腹の外側だけが切れた浅い裂け目。長さ2〜3cmまでが目安
  • 穴が1か所か2か所で、まわりの蛇腹がまだしっかりしている

逆に、次のどれかに当てはまるなら、テープで直すのはあきらめて交換に進んだほうが、結局は安く早く済みます。

  • 蛇腹の内側(谷)から破れている。外から巻いても、内側の破れ目が吸引で開き続けるので、すぐに空気が漏れます
  • 裂け目がホースを一周しそう、または3か所以上ある。折れ癖がついたホースは、直した隣がまた開きます
  • 手元にスイッチがある、またはヘッドのブラシが電気で回る型のホース。ホースの中に配線が通っている「電気式ホース」です。穴のそばで配線も傷んでいる可能性があり、テープで見えなくしてしまうと、断線や発熱に気づけません。これは修理ではなく交換一択、と覚えておくと迷いません

電気式かどうかは、ホースの本体側の差し込みに金属の端子が付いているかで見分けられます。端子があれば電気式です。

どのテープが正解?——自己融着テープが第一、ビニールテープは剥がれる

100均のテープ売り場には何種類もあって迷いますが、掃除機のホースに向いているのは自己融着テープです。電気コーナーや工具コーナーに、配管の水漏れ補修用や電線の絶縁用として置いてあります。

テープ 向き不向き 持ち
自己融着テープ 粘着剤がなく、伸ばして巻くとテープ同士がくっついて一体化する。蛇腹の伸び縮みについていける ◎ 数か月〜
ビニールテープ 蛇腹の凹凸に密着せず、ホースが曲がるたびに端が浮く。夏は粘着剤がベタつく △ 数日
布テープ 平らな面には強いが、蛇腹には浮く。応急にはなる △ 当日〜数日
補修用の防水テープ 曲がらない所には強いが、よく曲がる部分では剥がれやすい ○ 場所による

ビニールテープが剥がれるのは、テープが悪いのではなくて「動く物に粘着剤で貼っている」からなんです。掃除機のホースは使うたびに伸びて縮んで曲がります。粘着剤はその動きについていけず、端から浮いてきます。自己融着テープは粘着剤に頼らず、伸ばしたゴムが自分で縮もうとする力でホースに密着するので、動いても剥がれにくいんですね。

自己融着テープの巻き方——「伸ばして・半分重ねて・穴の前後3cm」

  1. 電源プラグを抜く。ホースは本体から外して作業したほうがやりやすいです
  2. 穴のまわりを乾いた布で拭く。ホコリや手の油があると密着が落ちます。汚れがひどければ薄めた中性洗剤で拭いて、完全に乾かしてから
  3. テープを10cmほど切り、裏紙(セパレーター)をはがす。カッターやはさみを使う時は手袋をして、子どもの手の届かない所で
  4. 穴の3cm手前から巻き始める。テープを元の長さの2倍くらいに伸ばしながら、幅の半分ずつ重ねて巻いていきます。伸ばすほど、蛇腹の谷にテープが入り込んでくれます
  5. 穴の3cm先まで巻いて、最後の一巻きは伸ばさず軽く押さえる。端を強く引っ張ったまま切ると、そこから縮んでめくれます
  6. 数分置いてから、ホースを軽く曲げてみる。電源を入れて手をかざし、風が漏れなければ完成です

コツは「ケチらない」こと。穴だけをちょこんと覆うより、前後に余裕をもって巻いたほうが長持ちします。2重に巻きたい時は、同じ方向に巻き重ねてください。往復させると重なりの段差から浮きやすくなります。

穴か詰まりか→直せる穴かを見る→伸ばして巻くまず見分けるホースを外して吸う→本体が強ければホース側光を通す→見えねば詰まり手をかざす→風が出れば穴ティッシュを近づける原因で道が分かれる100均で直る穴小さい穴・浅い裂け外側だけの傷・1〜2か所自己融着テープが正解伸ばして半分ずつ重ねる穴の前後3cmまで巻くビニールテープは剥がれる直さず交換蛇腹の内側から破れ裂けが一周近い折れ癖で何か所も開く手元スイッチ付き(配線入り=発熱の心配)→型番で純正を探す巻き方:プラグを抜く→拭いて乾かす→2倍に伸ばして半分重ね→前後3cm最後の一巻きは伸ばさない→数分置いて曲げる→手をかざして漏れを確認詰まりは布を巻いた棒で押す・新聞紙を吸わせない/刃物は手袋・子どもの手の届かない所で

直しても吸わない時に見直すこと

テープを巻いたのに吸いが戻らない時は、穴以外にも原因が重なっていることがほとんどです。

  • 別の穴がある。折れ癖のあるホースは、1か所直すと隣の山に負担が移ります。もう一度、手をかざして一周してみてください
  • 紙パック・ダストボックスが満杯。紙パックの替え時や、切らした時の考え方は掃除機の紙パックは100均で合う?にまとめています
  • フィルターの目詰まり。洗えるフィルターなら洗って、完全に乾かしてから戻します
  • ヘッドの回転ブラシに髪の毛や糸が絡んでいる。ブラシが回らないと、床のゴミを浮かせられません
  • 吸い込み口がふさがると、モーターに負担がかかります。「音が急に高くなった」時は、いったん止めて原因を探してくださいね

掃除機のホースを交換する目安——折れ癖・電気式・テープ2回目

「もう交換かな」と思っていい目安は、折れ癖がついて何か所も擦れている電気式ホースに穴が開いた同じホースにテープを2回以上巻いたのどれかです。純正のホースは、本体の底や背面のシールにある型番で、メーカーの部品窓口や家電量販店から取り寄せられます。汎用のホースを使う時は、本体側とヘッド側の口径(内径・外径)をメジャーで測ってから選びます。口径の測り方は掃除機の布団ノズルは100均で合う?で詳しく書いているので、そちらも参考にしてみてください。古いホースは自治体の分別に従って処分を。電気式ホースは配線が入っているので、電源コードと同じ扱いになる地域が多いです。捨て方は電源コードの捨て方にまとめています。

ゆきこ( ゚Д゚)『うちのホースの穴は、長男が掃除機にまたがって廊下を走った所に開きました。最初はビニールテープを貼って、3日で剥がれて、また貼って。4回目に自己融着テープを知って巻き直したら、それから一度もめくれていません。最初からこっちにしておけばよかった、と本気で思いました』

自己融着テープは1巻きあると、掃除機のホースだけでなく、ホースの水漏れや延長コードの傷んだ被覆にも使えて、家に1つ置いておくと安心です。100均で見つからなければ、通販でも手頃な値段で買えます。


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掃除機まわりの「吸わない・臭い・外せない」は、ひとつ直るとまた別の所が気になりますよね。サーキュレーターの掃除でカバーが外れない時は、掃除機の排気で舞ったホコリがサーキュレーターにたまる話も。コードレス掃除機で後悔したことは、直すか買い替えるかで迷った時の材料に。ホースが電気式で交換費用が高いと分かった時に、一度読んでみてください。

まとめ:穴か詰まりかを見て、小さい穴は自己融着テープ、電気式は交換

  1. ホースを外して切り分ける。光を通して詰まり、手をかざして穴を探す
  2. 100均で直るのは小さい穴・浅い裂け・1〜2か所まで
  3. テープは自己融着テープ。伸ばして半分重ね、穴の前後3cm
  4. ビニールテープは動く物には粘着剤が持たないので剥がれる
  5. 内側からの破れ・折れ癖・手元スイッチ付きは直さず型番で交換

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

掃除機のホース修理を100均でする時の早見表:まずホースを外して本体の吸い込み口に手を当て、本体が強ければホース側の問題。光を通して見えなければ詰まりで、布を巻いた棒で押し出す。手をかざして風を感じる所が穴。100均で直るのは小さい穴と浅い裂け、外側だけの傷で1〜2か所まで。テープは自己融着テープを、プラグを抜いて拭いて乾かしてから、2倍に伸ばして幅の半分ずつ重ね、穴の前後3cmまで巻き、最後の一巻きは伸ばさない。ビニールテープは動くホースでは剥がれる。蛇腹の内側からの破れ、一周近い裂け、折れ癖で何か所も開く、手元スイッチ付きの電気式は直さず型番で純正に交換。刃物は手袋で子どもの手の届かない所で

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