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朝、ファンデーションのブラシを手に取ったら、毛先がかたまってごわごわ。パフを裏返したら、肌色というよりこげ茶。「これ、最後に洗ったのいつだっけ」と手が止まったこと、ありますよね。洗った方がいいのは分かっているけれど、何で洗えばいいのか、毎日洗うものなのか、洗ったら毛が広がるんじゃないか。考えているうちに、今日もそのまま使ってしまう。
先に結論をひとつ。ファンデーションの道具は、ブラシと、パフ・スポンジで洗い方が違います。ブラシは「毛先だけをぬるま湯で、根元を濡らさない」、パフとスポンジは「石けんや食器用洗剤で中まで押し洗い」。この2つを分けて覚えておくと、道具が長持ちして、ファンデーションののりも戻ってきます。頻度の目安、100均のクリーナーと家にある洗剤の使い分け、乾かし方まで、順番に見ていきましょう。
ブラシとパフで洗い方が違う理由——ブラシは「根元」、スポンジは「中」が弱点
- ブラシは、毛の束を根元で接着して金具にはめてあります。根元に水が入ると接着がゆるみ、毛が抜ける・広がる・金具の中で腐る原因に。だから毛先だけを洗う
- パフ・スポンジは、中までファンデーションと皮脂を吸い込んでいます。表面をなでるだけでは中に残ったまま。だから押して中から出す
- どちらも「こする・ねじる」は形が崩れるもと。ブラシはなでる、パフは押す、と覚えておくと迷いません
ファンデーションブラシの洗い方——ぬるま湯と薄めた中性洗剤で、毛先だけ
- 洗面器やコップに35度くらいのぬるま湯を張り、専用のブラシクリーナーか食器用の中性洗剤を数滴。多すぎるとすすぎ残しの原因になります
- 毛先だけを液につけ、手のひらの上で円を描くようにやさしくなでる。根元と金具は水面より上に
- 液がにごったら、ぬるま湯を替えて色が出なくなるまですすぐ。毛先を下に向けたまま流すと根元に水が回りません
- タオルで毛先をはさんで押さえるように水気を取る。ねじらない・引っ張らない
- 指先で毛先を元の形に整える。この一手間で乾いた時の広がりがほぼ防げます
毛先がかちかちに固まったブラシは、洗う前に乾いたティッシュの上でくるくるなでて、粉を落としておくと洗剤が少なくて済みます。リキッドファンデーション用のブラシは皮脂と混ざって固まりやすいので、パウダー用より早めに洗ってあげてくださいね。
パフとスポンジの洗い方——固形石けんか食器用洗剤で押し洗い、すすぎは色が出なくなるまで
- ぬるま湯でパフ全体をしっかり濡らす。乾いたままだと洗剤が中に入っていきません
- 固形石けんを直接なでつけるか、食器用の中性洗剤を1〜2滴。専用のパフクリーナーがあれば、それが一番落ちが早いです
- 手のひらで包んで、ぎゅっ、ぎゅっと押す。もむ・ねじる・爪を立てるは、ちぎれる原因
- 茶色い液が出てきたら、水を替えてまた押す。透明になるまで繰り返す。ここを途中でやめると、中に残った洗剤と汚れが次のメイクで肌にのります
- タオルではさんで押さえ、形を整える
水を含ませて使うタイプのスポンジも同じ手順で大丈夫です。クッションファンデーションのパフは薄いので、押す力を少し弱めに。洗濯機でまとめて洗うのは、洗濯ネットに入れても変形や毛羽立ちが出やすいので、手洗いをおすすめします。
洗う頻度の目安——パフは週1回から毎日、ブラシは2週に1回
| 道具 | 目安 | 早めた方がいい時 |
|---|---|---|
| パフ(パウダー用) | 週1回 | 裏の色が変わってきた |
| スポンジ(リキッド・クッション用) | 毎日〜2、3日に1回 | 夏場・肌荒れが気になる時 |
| ブラシ(パウダー用) | 2週に1回 | 毛先が固まってきた |
| ブラシ(リキッド用) | 週1回 | のびが悪くなった |
| チーク・アイシャドウのブラシ | 月1回 | 色が混ざってきた |
「毎日は無理」という方は、パフを2、3枚用意して使い回し、週末にまとめて洗うのが続けやすいです。サロンでお客様のメイク直しを見ていると、崩れ方がまだらな方のパフは、たいてい何週間も洗っていないもの。パフを替えるだけでファンデーションの付き方が変わる、というのは本当によくあります。
100均のクリーナーで足りる?家にあるものは何が使える?
- 100均のブラシクリーナー:液体やスプレーのタイプ。日常の軽い汚れなら十分で、においも残りにくいです。固まったリキッド汚れが落ちない時だけ、食器用洗剤に切り替えれば大丈夫
- 食器用の中性洗剤:油汚れを落とす力が一番強いので、リキッドファンデーションの汚れ向き。ただし必ず薄めて、数滴。原液をブラシに直接つけると毛がきしみます
- 固形石けん:パフ・スポンジ向き。手洗い用の石けんで十分です。ブラシに使うなら、泡立てた泡だけを毛先につける
- ベビーシャンプーやふだんのシャンプー:動物の毛のブラシに向いています。髪と同じ扱いでやさしく洗えますが、すすぎ残しが出やすいので念入りに
- 使わない方がいいもの:熱湯(接着がゆるむ)、塩素系漂白剤(毛が傷んでにおいが残る)、除菌用のアルコール(毛がぱさつき、接着剤も傷む)、柔軟剤(毛にぬめりが残ってファンデーションが付かなくなる)
つまり、専用のものを買わなくても、食器用洗剤と固形石けんがあれば始められます。専用クリーナーは「ブラシがたくさんある」「毎週洗うのが面倒で、さっと済ませたい」という時にあると楽、という位置づけで考えておくと迷いません。
乾かし方——毛先を下に、寝かせて陰干し。ドライヤーは使わない
- ブラシはタオルの上に寝かせる。柄の下に丸めたタオルなどをかませて、毛先がわずかに下がる角度にすると、水が根元に流れません。コップに立てて乾かすのは、根元に水がたまるので避けて
- パフは洗濯ばさみで吊るすか、タオルの上に立てかける。平らに置くと接している面が乾きません
- 風通しのよい部屋で陰干し。直射日光は毛が硬くなり、スポンジは劣化が早まります。洗面所は湿気が多くて乾きが遅いので、部屋に持ってきた方が早いです
- ドライヤーの温風は使わない。接着剤がゆるんで毛が抜けたり、毛先が縮れたりします。急ぐ時は扇風機やサーキュレーターの風なら大丈夫
- 完全に乾くまで使わない。生乾きのパフは雑菌が増えやすく、においの原因にもなります。ブラシは半日から一晩、厚いパフは丸一日を見ておいてください
「洗ったら毛が広がってしまった」という時は、毛先をぬるま湯でさっと濡らして指で形を整え、ティッシュを1枚ゆるく巻いてそのまま乾かすと、たいてい元に戻ります。乾いた後に生乾きのにおいが気になる時の考え方は、生乾きのにおいの取り方で書いたタオルの話と同じです。
買い替えのサイン——洗っても戻らなくなったら替え時
- ブラシ:洗うたびに毛が何本も抜ける、毛先がちくちくする、金具の中で柄がぐらぐらする、洗って整えても形が戻らない
- パフ・スポンジ:押すと弾力がない、端がちぎれてきた、洗っても黒ずみやにおいが取れない。洗ってもにおうのは、洗っても臭いタオルと同じで、中に残った汚れが原因のことが多いです
- どちらも、使ったあとに赤み・かゆみ・かぶれが出るようなら、洗い直すより先に使うのをやめて、皮膚科で相談してくださいね。道具のせいと決めつけず、肌の状態をまず見てもらうのが安心です
パフやスポンジは消耗品なので、詰め替え用をいくつか持っておくと「洗ってる間に使うものがない」がなくなります。
ゆきこ( ゚Д゚)『サロンでお客様のメイク直しをしていると、パフの裏がこげ茶になっている方が本当に多いんです。責めるつもりは全然なくて、私自身、自分の道具は後回しになりがちでした。「日曜の夜に洗面台で洗う」と決めてからは、月曜の朝のファンデーションののりが違うのを実感しています』
食器用洗剤と石けんで十分なのですが、ブラシが何本もある方や、毎週の洗い物をさっと済ませたい方は、メイクブラシ用のクリーナーが1本あると気楽です。パフの詰め替えも、まとめて持っておくと洗い替えに困りません。
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道具を洗ったら、しまう場所もきれいにしたくなりますよね。化粧ポーチの洗い方と内側のファンデーション汚れの落とし方もあわせてどうぞ。パフを洗濯ネットに入れて洗いたい時のネットの代わりは、洗濯ネットの代用で書いています。
まとめ:ブラシは毛先だけ、パフは押し洗い、乾くまで使わない
- ブラシは毛先だけをぬるま湯と薄めた中性洗剤で。根元と金具は濡らさない
- パフとスポンジは押し洗い。石けんか食器用洗剤で、透明になるまですすぐ
- 頻度はパフ週1回・スポンジ毎日〜3日・ブラシ2週に1回が目安
- 家にある食器用洗剤と固形石けんで十分。熱湯・塩素系・アルコールは使わない
- 毛先を下に寝かせて陰干し。ドライヤーは使わず、完全に乾くまで使わない
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手順を1枚にまとめました。



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