ヘアワックスの落とし方——シャンプーしても落ちないのは「油分と泡立て不足」。予洗いからの順番、どうしても落ちないハードワックスの乳化の裏ワザ、子どものワックス、枕カバー・襟についた汚れの落とし方

美容

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お風呂上がりに髪を触ったら、まだ指に引っかかる、ベタッとしている。シャンプーはちゃんとしたはずなのに、ワックスが残っている感じがする。翌朝、枕カバーには薄茶色の跡。子どもの発表会でハードワックスを使った日の夜は、うちも毎回これで一悶着あります。

先に結論をひとつ。ワックスが落ちないのは、シャンプーの種類のせいではなく、油分を水だけで落とそうとしているのと、泡が立つ前に諦めているからなんです。順番を少し変えるだけで、同じシャンプーで驚くほどすっきり落ちます。どうしても落ちないハードワックス向けの裏ワザと、子どもの髪、枕カバーや襟の汚れの落とし方まで、順番に見ていきましょう。

シャンプーしてもワックスが落ちないのはなぜ?

  • ワックスは油分でできている。ロウやオイルで髪を固めたりまとめたりするものなので、水だけでは浮きません。お湯で流しただけの髪は、ほとんど何も落ちていない状態です
  • 泡が立たない。油分が残った髪にシャンプーをつけると、洗浄成分が油に吸われて泡になりません。泡立たないまま「洗った」ことにして流すと、ワックスも汚れもそのまま
  • 髪にシャンプーを直接つけている。原液を髪に乗せてから泡立てようとすると、頭皮まで届く前に油分と混ざって終わります。一度手で泡立ててから乗せるのが基本
  • ハードタイプ・キープ力の高いものは油分が多い。同じ量でも落ちにくく、1回のシャンプーでは足りないことがふつう
  • 予洗いが短い。シャワーでさっと濡らすだけでは、ワックスが柔らかくなっていません

つまり、「柔らかくしていない」「泡になっていない」の2つが原因のほとんどです。ここを直すのが次の手順です。

落とし方の順番——予洗いで8割決まる

  1. ブラシで軽くほぐす。乾いた状態で、目の粗いブラシか手ぐしでワックスの固まりをほぐしておく。絡まったまま濡らすと切れ毛のもと
  2. ぬるま湯で1〜2分、予洗い。38〜40度くらいのお湯を、頭皮から毛先まで、指の腹でなでながら当て続ける。ワックスが温まって柔らかくなり、髪の表面の油分が流れ始めます。「もう十分かな」と思ってから、あと30秒
  3. 1回目のシャンプーは「ワックスを落とす用」。手のひらでしっかり泡立ててから髪に乗せ、ワックスのついた部分を中心に、指の腹で軽くもみ洗い。泡がすぐ消えるのは油分を吸っている証拠なので、気にせず流す
  4. 2回目のシャンプーは「頭皮を洗う用」。今度はしっかり泡が立つはず。頭皮を指の腹で動かすように洗って、ワックスの残りやすい耳の上・襟足・生え際もていねいに
  5. すすぎは洗った時間と同じくらい。泡が消えてからも30秒ほど流す。すすぎ残しは翌日のベタつきとにおいの原因
  6. トリートメントは毛先中心。2回洗いで髪がきしむ日は、中間から毛先だけになじませて、頭皮につけない

ポイントは、「2回洗う」を面倒がらないこと。2回洗った方が、1回でゴシゴシするより髪も頭皮も傷みません。

予洗いで柔らかく→2回洗い→どうしてもなら乳化落ちない理由ワックスは油分→水では浮かない油に洗浄成分が吸われ→泡が立たない原液を髪に直付け予洗いが短い落とし方の順番①ブラシでほぐす②ぬるま湯で1〜2分③1回目は落とす用④2回目は頭皮用⑤すすぎは長めに⑥トリートメント毛先落ちない時の裏ワザ濡らす前にコンディショナーをワックス部分になじませ1〜2分置くお湯を足して白く濁る→乳化→シャンプー子どもは予洗い長め・目に入れない・お湯で落ちるタイプを選ぶ枕カバー・襟は食器用洗剤を直塗り→5〜10分置く→洗濯。黄ばみは酸素系でつけ置き頭皮のかゆみ・赤みが続けば皮膚科へ/落とし残しはにおいとベタつきのもと

ハードワックスがどうしても落ちない時——「乳化」の裏ワザ

予洗いと2回洗いでも落ちない、キープ力の高いハードワックスやジェル系のスタイリング剤。そんな時は、油で油を浮かせる方法が効きます。クレンジングオイルでメイクを落とすのと同じ考え方です。

  1. 髪を濡らす前に、コンディショナー(またはトリートメント)を、ワックスのついた部分にたっぷりなじませる。ヘアオイルやベビーオイルを少量なじませる方法もあります
  2. 指でもみこんで1〜2分置く。ワックスがゆるんで、指どおりが変わってくるのがわかります
  3. 少しずつお湯を足して、白く濁るまでもむ。これが乳化で、油分と水が混ざってワックスが流れやすい状態になります
  4. 一度しっかり流してから、いつも通りシャンプーを2回

コンディショナーを先に使うのは順番が逆に感じるかもしれませんが、ワックスがひどい日だけの特別な手順と思ってください。頭皮にはつけず、髪の部分だけに。ヘアオイルを使う場合、古くて酸化したものは避けたいので、においが気になるオイルはヘアオイルが臭い時の原因と見分け方を先に見ておいてくださいね。

子どものハードワックス——発表会・七五三のあとの洗い方

子どもの髪は細くて絡まりやすく、頭皮も敏感です。発表会や七五三、運動会でハードワックスやスプレーを使った日は、大人と同じ手順でも、少しだけ気をつけたいことがあります。

  • 予洗いを大人より長めに。細い髪はワックスが絡みつきやすいので、お湯でほぐす時間を3分くらい取る。湯船につかって温まった後だとさらに落ちやすい
  • 目に入れない。泡が流れ込みやすいので、あごを上げて上を向かせるか、シャンプーハットを。しみたら「目を閉じたまま」お湯で流す
  • 乳化の裏ワザは子どもにも使える。コンディショナーを毛先中心になじませてからお湯でもむ。ただし頭皮にはつけない
  • 次からは「お湯で落ちる」タイプを選ぶ。子ども用や、洗い流しやすいと表示のあるものにすると、夜のバトルが半分になります
  • 洗い上がりに頭皮を見て、赤みがないか確認。かゆがる・赤いが続くなら、ワックスをお休みして皮膚科へ

枕カバー・襟・タオルについたワックスの落とし方

髪に残ったワックスは、寝ている間に枕カバーへ、日中は襟へ移ります。薄茶色や黄ばみのような跡で、ふつうに洗濯しても残るのは、これも油分だからです。

  1. 汚れた部分をぬるま湯で軽く濡らす
  2. 食器用洗剤を汚れに直接、数滴たらす。油汚れ用なので、ワックスの油分に効きます
  3. 指の腹か柔らかい歯ブラシで、生地を傷めない程度にトントンとなじませて、5〜10分置く
  4. ぬるま湯で軽くもみ洗いしてから、いつも通り洗濯機へ
  5. 時間がたって黄ばんだものは、酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かして30分〜1時間つけ置きしてから洗濯。塩素系は色落ちや生地傷みのもとなので使わない

枕カバーは、こまめに替えるのがいちばんの予防です。においまで残るようになった枕カバーやタオルは、タオルが洗っても臭い時の対処と同じ考え方で戻せます。洗剤や漂白剤を使う時は、換気をして手袋を。子どもの手の届かない所で作業してくださいね。

落とし残しが続くとどうなる?——ベタつき・におい・かゆみ

  • ワックスが残った髪は、翌日のスタイリングが決まりにくく、重ね塗りでさらに落ちにくくなる悪循環に
  • 頭皮に残った油分は、時間がたつとにおいの原因になります。「シャンプーしたのに頭が臭い」の正体が、実は落とし残しだったということはよくあります
  • ヘアアイロンを使う人は、ワックスが残ったまま熱を当てると髪が傷みやすくなります。アイロン前は素の髪に。ヘアアイロンで後悔したことにも、髪を傷めない使い方を書いています
  • 頭皮のかゆみ・赤み・フケが続く時は、洗い方だけの問題ではないかもしれません。ワックスの使用を一度やめて、それでも続くなら皮膚科で相談を。「ワックスを毎日使っていて」と伝えると話が早いです

ゆきこ( ゚Д゚)『長男のピアノ発表会の夜、ハードワックスが落ちなくて泣かれたことがあります。次の年からコンディショナーを先になじませる方法にしたら、「なんか今日すぐ終わった」と本人が一番驚いていました。予洗いをサボらないのが、結局いちばんの近道です』

ハードワックスを毎日使う人や、子どもの行事が続く時期は、泡立ちの良いシャンプーか、ワックス落とし向けをうたったシャンプーを1本用意しておくと、2回洗いの1回目がぐっと楽になります。

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髪まわりの困りごとは、ヘアオイルがない時の代用ヘアオイルが臭い時の原因と見分け方にもまとめています。枕カバーやタオルのにおいが気になる人はタオルが洗っても臭い時の対処もどうぞ。

まとめ:予洗いで柔らかく、2回洗いで泡を立て、どうしてもなら乳化

  1. 落ちないのは油分を水で落とそうとして、泡が立っていないから
  2. ぬるま湯で1〜2分の予洗いが8割。手で泡立ててから2回洗う
  3. ハードワックスはコンディショナーを先になじませて乳化させる
  4. 子どもは予洗い長め・目に入れない・お湯で落ちるタイプを選ぶ
  5. 枕カバーや襟は食器用洗剤を直塗り。かゆみが続けば皮膚科へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

ヘアワックスの落とし方の早見表:落ちない理由はワックスが油分で水では浮かない、洗浄成分が油に吸われて泡が立たない、予洗いが短い。落とし方の順番はブラシでほぐす、ぬるま湯で1〜2分予洗い、1回目のシャンプーはワックスを落とす用、2回目は頭皮用、すすぎは長めに、トリートメントは毛先中心。どうしても落ちないハードワックスは、濡らす前にコンディショナーをなじませて1〜2分置き、お湯を足して白く濁るまでもんで乳化させてからシャンプー。子どもは予洗い長め、目に入れない、お湯で落ちるタイプを選ぶ。枕カバーや襟は食器用洗剤を直塗りしてから洗濯、黄ばみは酸素系でつけ置き。頭皮のかゆみ・赤みが続けば皮膚科へ

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