自転車のチェーンのサビがひどい時——復活できるか交換かの見分け方、固着のほどき方、やってはいけないこと

4コマ漫画:チェーンのサビ 生活

※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。

久しぶりに自転車を出したら、チェーンが真っ茶色になっていて、ペダルを踏むとやけに重い。あるいは、リンクの一部が曲がらずに固まって、こいでも回らない。こういう状態を見ると、このまま使ってよいのか、店に持ち込むべきなのか、判断に迷いますよね。

先に結論を言うと、表面が茶色いだけで動く物は復活を試してよく、伸びやひどい固着が残る物は交換が安全です。サビだらけのチェーンで走り続けると、切れて転倒につながることもあるので、見分け方から順番に確認していきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ表面が茶色でまだ回る復活を試す方法を見る→第1章固着して一部だけ固い手でほどくが要注意→第2章伸びてたるむ・割れがある交換が必要です→第3章日々の錆止めを知りたい習慣にする方法→第4章

ケース別に読む:見分け方を知りたい人固着をほどきたい人交換の目安を知りたい人錆止めの習慣を知りたい人

4コマ漫画:チェーンのサビ

見分け方——表面のサビ・固着・交換が要る状態

まずはチェーンの状態を落ち着いて見てみましょう。

状態 見分け方 この記事での扱い
表面が茶色いだけ 手で回すとスムーズに動く 復活を試してよい
一部が固着 一部のリンクだけ曲がりにくい ほどけるが要注意
伸び・割れ たるむ、固いリンクが残る、切れ目がある 交換が安全

サビだらけのまま乗り続けると、こいでいる途中で切れてバランスを崩し、転倒につながることもあります。子どもの自転車は特に、大人が一度状態を見てあげると安心です。判断に迷う時は、無理に自分で決めず、次に紹介する店に相談する目安も参考にしてください。

見た目の色だけで判断がつきにくい時は、実際に手でチェーンを少しつまんで、前後に軽く動かしてみるとよいです。すき間が大きく感じたり、一部だけ動きが渋かったりする場合は、表面がきれいに見えても内部で摩耗が進んでいることがあります。長く放置してしまった自転車ほど、こうした確認を一度はさんでおくと、次の判断がしやすくなります。

固着をほどく手順——浸透油をさして、手でリンクを1つずつ曲げる

表面のサビや軽い固着なら、次の流れで復活を試せます。

固着をほどく3ステップ1浸透油をさす関節の一つ一つに→ 少量でよい210分ほど待つ油がなじむまで→ 焦らなくてよい3手で1つずつ曲げるペダルで回さない→ 指を挟まない

関節の一つ一つに浸透油を少量さして、10分ほど置いてから、手でリンクを1つずつ曲げてほどいていきます。ペダルを踏んで無理に回そうとすると、固まった部分に大きな力がかかって余計に傷めることがあるので避けてください。動くようになったら、汚れを洗い流してから、あらためて注油します。作業中はチェーンの隙間に指を挟みやすいので、手袋をするか、ゆっくり動かしながら進めてください。回転する歯車の部分にも不用意に触れないようにしましょう。

やってはいけないこともあります。サンドペーパーで金属を削るようにこすったり、クエン酸に長時間漬け込んだりすると、金属そのものを傷めてしまいます。クエン酸を使う場合は短時間にとどめ、塩素系の洗剤とは絶対に混ぜないでください。高圧洗浄機を近距離で当てるのも、内部の油を洗い流してしまい逆効果です。食用油を差すのもおすすめできません。

やってよいこと・NGなことOK浸透油を少量、手で優しく手袋をして作業する→ クエン酸は短時間でNGサンドペーパーで削る高圧洗浄機を近距離で塩素系洗剤と混ぜる

ワイヤーブラシで汚れを落とす場合は、手袋をして目を保護してから作業してください。細かい金属のかすが飛ぶことがあり、素手や無防備な状態で続けると、思わぬ所でけがをすることがあります。子どもがそばにいる時は、離れた場所で見ていてもらうようにしましょう。

交換の目安——伸び・固いリンクが残る・切れると転倒

次のような状態が残る場合は、無理に使い続けず交換を考えてください。

  • 浸透油を使ってもリンクが1か所以上固いまま残る
  • チェーン全体がたるんで伸びている感覚がある
  • 細くやせて見える、割れや欠けがある

サビがひどい・伸びた・固着が残るチェーンは、走行中に切れて転倒する危険があるため交換が安全です。交換の手順そのものは、既存の記事にまとめているので、そちらを参考にしてください。工具や手順に不安がある場合は、無理をせず自転車店に相談するのも一つの方法です。子どもが乗る自転車の場合は、状態の判断を子ども任せにせず、大人が一度触って確かめてあげると安心です。

錆止めの習慣——雨の後に拭く、注油、余分は拭き取る

サビをひどくしないためには、日々の小さな習慣が効きます。雨に濡れた後はできるだけ早く乾いた布で拭く、月に一度くらいの頻度で注油する、注油した後は余分な油を拭き取って砂やほこりが付きにくい状態にする、この3つを意識するだけでもだいぶ違います。

錆止めの3つの習慣1雨の後に拭く乾いた布で水分を→ すぐ拭くほどよい2月に一度の注油関節に少量ずつ→ 差しすぎない3余分を拭き取るほこりが付きにくい→ ブレーキ面は避ける

油を使う作業は可燃性があるため、火の気のない換気のよい場所で行い、衣類や床に付くと滑りやすくなるので、汚れてもよい服装で、床には新聞紙などを敷いておくと安心です。ブレーキ面やリムに油が付くと制動力が落ちるので、注油する時はチェーンだけに絞って、周りに垂れないよう気をつけてください。屋外に置きっぱなしにする自転車は、簡単なカバーをかけておくだけでもサビの進み方が変わってきます。

特に雨が続く季節や、通勤・通学で毎日外に出す自転車は、サビの進みが早くなりがちです。忙しくて毎回のお手入れが難しい時は、週末にまとめて拭き上げる、注油の日をカレンダーに決めておく、といった形で無理のない頻度に落とし込むと続けやすくなります。

ゆきこ( ゚Д゚)『チェーンの油は、多くさすより、余分をきちんと拭き取るところまでがセットだと思っています。拭き取りまでやると、次にサビが出るまでの期間もだいぶ違う印象です』

💡 この困りごとへの提案

固着がひどくて自分でほどく自信がない、そもそも工具をそろえるのが手間、という時は、交換用のチェーンを1本用意しておくと、次に同じ状態になった時にも落ち着いて対応できます。


交換用の自転車チェーンをAmazonで探す

あわせて読みたい

サビ落としの基本を知りたい人は自転車のサビ落としの基本、交換の手順を詳しく知りたい人はチェーンを自分で交換する手順にまとめています。ペダルが空回りする、外れたという人はペダルが回らない・外れた時の原因、オイルが手元にない時はチェーンオイルの代用と使わない方がよい物もあわせてどうぞ。

まとめ:表面のサビは復活、伸び・固着が残るなら交換

  1. 表面が茶色いだけなら復活を試してよい。手で回してスムーズか確認する
  2. 固着は浸透油をさして手で1つずつ曲げる。ペダルで無理に回さない
  3. 指を挟む・回転部に触れないよう注意。手袋があると安心
  4. 伸び・固いリンクが残るなら交換。切れると転倒の危険がある
  5. 油は換気しながら使う。ブレーキ面とリムには付けない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

自転車チェーンのサビがひどい時の早見表:表面が茶色くて手で回るなら復活を試してよく、浸透油を関節にさして10分待ち、手でリンクを1つずつ曲げてほどく、ペダルで無理に回さず指を挟まないよう注意する。たるんで伸びている、固いリンクが残る、割れや欠けがあるなら交換が安全で、切れると転倒の危険がある。サンドペーパーで削る、クエン酸に長時間漬ける、高圧洗浄、食用油は使わない。油は換気のよい場所で使い衣類と床に付くと滑る、ブレーキ面とリムには付けない。雨の後に拭き注油して余分は拭き取る習慣が錆止めになる

コメント

タイトルとURLをコピーしました