キャリーケースの詰め方——開き方で分ける基本、重い物の置き場所、畳む・丸める・圧縮の使い分け、割れ物と隙間の対策

生活

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荷造りをしていたら、思ったより入らなくて何度も詰め直した、フタを閉じようとして片手で押さえながら格闘した、という経験はありませんか。帰りにお土産が増えて、行きよりぎゅうぎゅうになることも珍しくありませんよね。

先に結論をひとつ。詰め方には、実は「開き方」と「重さの置き場所」という2つの土台があります。この2つを押さえたうえで、畳む・丸める・圧縮を使い分けると、同じ荷物でも驚くほどすっきり収まります。開き方で分ける基本、重い物の置き場所、畳む・丸める・圧縮の使い分け、割れ物と隙間の対策、すぐ出す物の置き場、帰りの空きの残し方まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ両開きか片開きか開き方で分けて考える→第1章重い物の置き場所車輪側の下段が基本→第2章畳み方で悩んでいる畳む・丸める・圧縮を比較→第3章割れ物を入れたい服で挟んで中央に置く→第4章すぐ出したい物がある上か外ポケットにまとめる→第5章帰りに荷物が増えそう行きに空きを残しておく→第6章

ケース別に読む:開き方から知りたい人重い物の置き場所に迷う人畳み方で悩んでいる人割れ物を入れたい人すぐ出したい物がある人帰りの荷物が心配な人

4コマ漫画|キャリーケースの詰め方1出発前夜閉まらない…フタが閉まらない2とりあえず押し込むえいっと押し込む隙間だらけで適当3詰め直してみる下に重い物を重い物を下・隙間を埋める4翌朝すっきり閉まったすっきり閉まった

先に開き方で分ける——両開きと片開き

詰め方のコツは、実はケースの開き方によって変わります。まず自分のケースがどちらのタイプか確認しましょう。

開き方 特徴 詰め方の基本
両開き(観音開き) 2つの面にほぼ均等に分かれる 荷物を半分ずつ振り分けて詰める
片開き フタ側が浅く、本体側が深い 本体側に重ねて詰め、フタ側の仕切りポケットを活用する

両開きは、片側だけに寄せると閉まりにくくなります。両面の厚みが近くなるように意識すると、フタがすんなり閉まりますよ。片開きは、フタ側の仕切りポケットにペラペラした軽い物(下着や充電ケーブルなど)を入れ、本体側にかさのある衣類を重ねると、フタを閉じた時の圧迫感が減ります。

重い物は車輪側(立てた時の下)が原則——理由は重心

スーツケースを立てて運ぶ時、車輪がある方が「下」になります。重い物ほど、この下側に詰めるのが原則です。理由は重心にあります。重い物が下にあると、立てて転がした時に安定しますし、上に軽い物を乗せる形になるので、下の重みで上の荷物がつぶれる心配も減ります。逆に、重い物を上に詰めてしまうと、転がしている最中に倒れやすくなったり、下の柔らかい物や割れ物を押しつぶしてしまったりします。靴や本、化粧水のボトルなど、重さのある物から先に車輪側へ置き、その上に衣類を重ねていくとうまく収まります。

立てた時の重心——下に重い物重い物(靴・本)畳んだ衣類丸めた衣類・すぐ出す物 車輪側が下→ 重心が安定

畳む・丸める・圧縮の使い分け表

衣類の入れ方にも、向き不向きがあります。全部同じ方法で詰めるより、使い分けた方がすっきりまとまります。

方法 向く物 コツ
畳む スーツ・シャツなど型崩れを避けたい物 大きめに畳んで平らに重ねる
丸める Tシャツ・下着・靴下 隙間を埋めやすく、しわも目立ちにくい
圧縮袋 厚手の服・かさばる物 体積は減るが重さは変わらないので入れすぎに注意

圧縮袋は、詰め込める量が増える分、気づかないうちにケースの重量そのものが増えていきます。空気は減らせても、重さは減らせないことを覚えておいてください。持ち込みや預け入れの重さの上限が気になる人は、詰め終わったら一度、家の体重計にケースを乗せて確認しておくと安心です。

割れ物は服で挟んで中央に、隙間を作らない

お土産の瓶や陶器、化粧品のボトルなど、割れ物は置き場所ひとつでリスクが大きく変わります。

  • 角や側面ではなく、真ん中に置く。外側は衝撃を受けやすい場所です
  • 服で包んでから置く。厚手のトレーナーやタオルで挟むとクッションになります
  • 隙間には丸めた靴下やタオルを詰める。隙間があると輸送中に荷物が動き、割れ物にぶつかる原因になります
割れ物と隙間のOKとNGOK服で包んで真ん中に置く隙間には丸めた衣類を詰める重い物は下に置く詰め終わったら軽く揺すって確認NG割れ物を角や側面に置く隙間をそのままにする瓶同士を直接ぶつける重い物を上に乗せる

詰め終わったら、ケースを軽く揺すってみてください。中で音を立てて動く物があれば、隙間が残っているサインです。隙間なくきっちり詰まっているケースの方が、実は中で荷物が動かず、割れ物にも衣類にもやさしいんです。

すぐ出す物は上か外ポケットへ、液体と匂う物は袋で二重に

着替え1式・充電器・常備薬・機内で使う物などは、ケースの一番奥にしまってしまうと、必要な時に全部出す羽目になります。一番上、または外側のポケットにまとめておくと、ホテルでも移動中でもすぐ取り出せます。

化粧水や日焼け止めなどの液体、匂いの強い物は、気圧の変化や振動で漏れることがあります。ジッパー付きの袋で二重に包んでおくと、万が一漏れても他の荷物を汚さずに済みます。なお、機内に持ち込む液体には、容器の大きさや合計量についての規定があります。規定は航空会社や便によって異なることがあるので、断定はせず、利用する航空会社の案内で自分で確認してください。

帰りに増える分の空きを残す——行きは詰めすぎない

お土産や買い物で、帰りは行きより荷物が増えることがよくあります。行きの時点で気持ち余裕を残しておくと、帰りに慌てて別の袋を買い足す必要が減ります。空いたスペースには、丸めた衣類を仮置きしておけば、帰りにそのまま抜き取ってお土産のスペースに変えられます。折りたたみ式のサブバッグを1つ隅に入れておくと、ケースに入りきらなかった分をそちらで持ち帰れるので、さらに安心です。

詰め終わったケースは、見た目より重くなっていることがあります。重すぎるケースを片手で持ち上げないでください。階段では、エレベーターを使うか、台車や同行者と一緒に持ち上げるようにしましょう。キャスターカバーを付けている人は、装着したまま強く引きずらず、外れたカバーをその場に放置しないよう気をつけてください(他の人が踏む心配があります)。カバーの選び方は別記事にまとめています。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、詰め方は「重い物を下」の1点だけ守っても、だいぶ変わると思っています。あとは服で割れ物を包む、これだけで安心感が違いますよ』

仕切りや圧縮の道具を1つ持っておくと、畳む・丸める・圧縮の使い分けがぐっと楽になります。用途ごとに袋を分けておけば、ホテルでの出し入れも探し物をせずに済みますよ。

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まとめ:重い物は下、割れ物は中央、隙間を作らない

  1. まず両開きか片開きかを確認し、開き方に合わせて詰める
  2. 重い物は車輪側(下)に。重心が安定し倒れにくくなる
  3. 衣類は畳む・丸める・圧縮を使い分ける。圧縮は重さが減らない点に注意
  4. 割れ物は服で挟んで中央、隙間には丸めた物を詰める
  5. すぐ出す物は上か外ポケット、液体は袋で二重にする。液体の規定は自分で確認する

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

キャリーケースの詰め方の早見表:まず両開きか片開きかを確認し、両開きは半分ずつ、片開きは本体側に重ねて仕切りを使う。重い物は車輪側の下段に置き重心を安定させる。衣類は畳む・丸める・圧縮を使い分け、圧縮袋は体積は減っても重さは変わらない。割れ物は服で包んで中央に置き、角や側面を避ける。隙間には丸めた靴下やタオルを詰めて荷物が動かないようにする。すぐ出す着替えや充電器や常備薬は上か外ポケットにまとめ、液体や匂う物は袋で二重にする。機内に持ち込む液体の規定は航空会社ごとに自分で確認する。行きは詰めすぎず帰りの増加分の空きを残す。重いケースは片手で持ち上げず階段はエレベーターか複数人で持ち上げる。

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