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「水筒カバーを手作りしたいけれど、裏地はあった方がいいのかな」。園や学校で毎日使う水筒カバーは、出し入れの回数も洗濯の回数も多いので、縫い代の始末や保冷のことまで考え始めると、悩みどころが増えてきますよね。裏地ありは手間がひとつ増える分、仕上がりと使い勝手が変わってきます。
先に結論をひとつ。裏地ありにすると、縫い代が内側に隠れてほつれにくくなり、保冷シートを挟む余地も生まれます。ただし裏地を入れる分、布の寸法の出し方と縫う順番でつまずきやすいのも事実です。布の枚数、寸法の式、縫う順番2つの型、巾着口の作り方、手縫いで作る時のコツ、そして忘れてはいけない肩掛け紐の安全まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:裏地の利点を知りたい人|寸法の出し方を知りたい人|縫う順番で迷っている人|巾着口の作り方を知りたい人|手縫いで作りたい人|紐の安全を確認したい人
裏地ありの利点は3つ——縫い代が隠れる・保冷シートを挟める・型崩れしにくい
裏地を入れる一番の理由は、縫い代の始末です。裏地なしで作ると、内側の縫い代がそのまま見える形になり、洗濯を繰り返すうちにほつれてくることがあります。裏地ありなら、縫い代を表布と裏布の間に挟み込めるので、見た目も長持ちも変わってきます。
二つ目は、保冷シートを挟める余地ができること。表布と裏布の間に薄手の保冷シート生地を一枚入れておくと、夏場の飲み物の温度が上がりにくくなります。保冷シートの生地はアイロンに弱い素材があるので、扱いは後の章の安全のところで触れます。
三つ目は、型崩れしにくいこと。裏布が一枚増えるぶん、生地全体に厚みとハリが出て、へたりにくくなります。キルティング生地を表布に使う場合は特に、裏地を入れると仕上がりが安定しますよ。
- 縫い代が隠れる。ほつれにくく、見た目もきれい
- 保冷シートを挟める。夏場の温度上昇をゆるやかにできる
- 型崩れしにくい。厚みとハリが出てへたりにくい
生地は、表布に好きな柄を選び、裏布は無地や小花柄など主張の少ない生地にすると、表に響かず仕上がりが落ち着きます。裏布に多少厚みのある生地を選ぶと、裏地としての効果もより感じやすくなります。
布の枚数と寸法の出し方——表布・裏布・底布の3枚、筒の周囲は直径×3.14
必要な布は、表布・裏布・底布の3枚が基本です(底を丸く作らず筒状の端を絞る作りなら、表布と裏布の2枚だけで足ります)。まず水筒の直径と高さを測るところから始めましょう。
筒の周囲は「直径×3.14+縫い代+ゆとり」で出します。たとえば直径7cmの水筒なら、周囲はおよそ22cm。そこに縫い代を左右合わせて2cmほど、出し入れのゆとりを1〜2cmほど足すと、布の幅の目安になります。高さは、水筒の高さに上の折り返し分と下の縫い代を足した寸法です。
表布と裏布は同じ寸法で1枚ずつ裁ちます(底ありなら底布も直径に合わせて円に)。この式で一度作ってみて、次に微調整する形がいちばん進めやすいです。
縫う順番は2つ——別々に筒にして重ねる型/中表で一気に縫って返す型
縫う順番には大きく2つの型があります。どちらで作るかで、仕上がりの雰囲気と難しさが変わってきます。
①表布と裏布を別々に筒にしてから重ねる型。表布を筒状に縫い、裏布も別に筒状に縫ってから、内側に裏布を入れて口をそろえます。初心者でも失敗しにくく、裏地の柄を確認しながら進められるのが利点です。
②表布と裏布を中表に重ねて一気に縫い、返し口から表に返す型。仕上がりの縫い代が見えにくく、すっきりまとまりますが、返す時に布が詰まりやすいので、返し口は大きめに取っておくと安心です。
初めて裏地ありを作るなら①、慣れてきたら②を試すとやりやすいですよ。
巾着口の作り方——紐通し口の位置と返し口
巾着口にする場合、紐を通す穴(紐通し口)の位置がポイントです。カバーの上部、口から2〜3cm下がった位置に左右対称に小さな穴をあけるか、ミシンで縫い留めながら紐通し部分を作っておきます。
返し口は、底の縫い目の一部を5〜6cmほど縫わずに残しておく方法が扱いやすいです。表に返したあと、返し口をまつり縫いか、ミシンでぐるりと押さえて閉じます。
紐通し口の縫い代はほつれやすいので、ジグザグ縫いか、端を1周ぐるっと縫っておくと長く使えます。
紐通し口に通す紐は、太すぎると穴に入りにくく、細すぎると結びにくいので、直径3〜4mm程度の丸紐か平紐が扱いやすい太さです。長さは巾着を絞った時に蝶結びできる余裕を見て、少し長めに用意しておくと安心です。
手縫いで作る時のコツ——半返し縫いと底の二重
ミシンがなくても、手縫いで十分に作れます。おすすめは半返し縫い。一針進んでは半分戻る縫い方で、並縫いより丈夫に仕上がります。
特に力がかかる底の部分は、一度縫ったあとにもう一往復、二重に縫っておくと安心です。手縫いは時間がかかる分、ゆっくり針目をそろえていけば、ミシンがなくても実用に十分な強さになります。
まち針・針は、本数を数えてから始めて、縫い終わりにも数えて確認してください。抜き忘れは布の中に残る一番のもとです。裁ちばさみ・リッパー・目打ちも使うので、手元がふらつく姿勢では作業しないでください。
肩掛け紐の安全——子どもの首に回る長さにしない
水筒カバーに肩掛け紐を付ける時、いちばん気をつけたいのが紐の長さです。子どもの首に回る長さの紐にしないでください。斜めがけの紐は、遊具・自転車・エスカレーター・ドアに引っかかることがあります。子ども用は短めに作り、引っ張ると外れる留め具を選んでください。
大人用として作る場合でも、紐の付け根は補強しておくと安心です。四角に×の縫い・当て布をする、という既存記事と同じ補強のしかたです。重い水筒がぶら下がる分、付け根が裂けると落下につながります。
作業中に出る小さな部品(飾りボタン・スナップ・ゴム止めなど)は、誤飲する年齢の子どもの手が届く所に置かないでください。トイレットペーパーの芯を通る大きさの物は、渡さないのが目安です。大きい布をかぶって顔をふさぐ遊びにも注意してください。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、裏地ありは手間がひとつ増えるだけで仕上がりの差が大きいので、時間があるなら裏地ありをすすめたい派です』
生地を選ぶなら、キルティングのカットクロスがまとまった量で手に入ると、表布・裏布・底布をひとつの柄でそろえやすくて便利です。
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基本の採寸の計算式やミシンなしの時短ワザは水筒カバーの作り方(肩掛けタイプ・ミシン)にまとめています。カバーの洗い方やにおいが気になる人は水筒カバーの洗い方とにおい対策へ。底が丸いタイプを作りたい人は水筒カバー 丸底の作り方、大人用の大きい水筒に合わせたい人は水筒カバー 大人用1Lの作り方もどうぞ。
まとめ:裏地ありは縫い代が隠れて保冷剤も挟める。肩掛け紐は首に回らない長さに
- 裏地ありは縫い代を隠し保冷シートも挟める。型崩れもしにくくなります
- 布は表布・裏布・底布の3枚が基本。周囲は直径×3.14+縫い代+ゆとりで出します
- 縫う順番は2つ。初めては別々に筒にして重ねる型が扱いやすいです
- 手縫いなら半返し縫い、底は二重に。まち針と針は本数を数えて確認します
- 肩掛け紐は子どもの首に回る長さにしない。大人用でも付け根を補強します
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手順を1枚にまとめました。



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