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暖房の効きが悪いと思ったら、室外機が雪にすっぽり埋まっていた——冬によくある光景ですよね。市販の防雪カバーは種類が少なく、値段もそれなり。100均の材料や、家にある板で自作できないか、と考える人も多いと思います。
先に結論をひとつ。室外機の雪囲いは、「ふさいではいけない所」を先に決めてから形を考えるのが順番です。吹き出し口・吸い込み口・上面の排気、ドレン水の出口——ここをふさぐと、雪から守るはずが逆に効きの悪化や故障の原因になります。
やっていい範囲とやってはいけない形、風で飛ばない固定、雪が積もった後の除け方、そしてメーカーの防雪フードという選択肢まで、順番に見ていきましょう。取扱説明書とメーカーの案内が最優先で、機種によっては囲うこと自体を勧めていない場合もあります。
ケース別に読む:ふさいではいけない所を知りたい人|なぜ止まるか知りたい人|やっていい範囲を知りたい人|NGな形を知りたい人|固定と除け方が知りたい人|メーカーの選択肢を知りたい人
先にふさいではいけない所——吹き出し口・吸い込み口・上面の排気・ドレンの出口
先に、室外機で「ふさいではいけない所」を確認しておきましょう。ここを覆ってしまうと、雪から守るどころか、暖房が効かなくなったり、故障の原因になったりします。
- 吹き出し口(正面):ここから温風・冷風が出ます。板やシートで正面をふさがない
- 吸い込み口(側面):外の空気を取り込む場所。雪や物でふさぐと効きが悪くなります
- 上面の排気:機種によっては上にも風の通り道があります
- ドレン水の出口:霜取り運転で出る水の通り道。ふさぐと水があふれたり凍ったりします
この4か所さえ避ければ、あとは「どう囲むか」を考える段階に進めます。囲いを作ったあとも、雪が積もるたびに4か所がふさがっていないか、時々見に行く習慣をつけておくと安心です。一度作って終わりではなく、降るたびの点検があってこその雪囲いです。
なぜ雪で止まるか——吸い込みがふさがる・霜取り運転が長くなる
室外機が雪に埋まると、なぜ暖房の効きが悪くなるのか。一般的には、こう説明されています。
- 吸い込み口が雪でふさがれ、外の空気を取り込みにくくなる
- 本体についた雪や霜を取る「霜取り運転」が増え、その間は暖房が一時的に止まる
- 吹き出し口の前に雪が積もると、風の通り道がなくなる
どれも一般的な仕組みの話で、実際の効き方は機種や設置環境によって変わります。効きが極端に悪い、異音がするといった時は、無理に囲いを直そうとせず、メーカーや購入店に相談してください。雪国で長く使われている家は、設置の時点で本体の位置を雪の積もりにくい場所に決めていることも多く、囲いはあくまで補助と考えておくと気が楽になります。
自作・100均でやっていい範囲——本体に触れずすき間を空ける
自作や100均の材料でできるのは、本体に触れず、すき間を空けて風上側だけを守る範囲です。
- 風上側に板を1枚:雪や風が当たる面だけをふさぐ。本体との間に手のひら1枚分ほどのすき間を空ける
- 上に屋根のような物をかける:本体には固定せず、支柱を立てて屋根だけを支える形に。四方は開けたまま
- 板や屋根の材料は、コンパネ・プラダンなど、軽すぎない物を選ぶ
やってはいけない形——全体をシートで覆う・物を載せる・ネットを密着させる
反対に、次の形はやってはいけません。
- 全体をシートですっぽり覆う:吸い込み口も吹き出し口もふさいでしまいます
- 上に直接、板や物を載せる:本体に重さがかかり、変形や故障につながります
- ネットや布を本体に密着させる:すき間がないと、雪や霜を余計にため込みます
「囲う」は「本体から離して、風上側だけを守る」までが基本です。すっぽり覆う・密着させる形は、雪囲いというより、本体を包んでしまう形になっている点に注意してください。
固定と雪の除け方——本体に固定しない、除ける時は電源を切ってお湯はかけない
囲いの固定と、雪が積もった後の除け方にも、それぞれ注意があります。
- 本体には固定しない。ひも・結束バンドを室外機本体に巻きつけない
- 固定は地面側で。支柱を地面に立てる、重しを置くなど、本体に負担をかけない方法で
- 強風の日は、風で飛ばされないか確認し、危ないと感じたら設置を見送る
- 雪が多い日が続く時は、囲いの中に雪がたまっていないか、遠目からでも確認する
雪が積もったあとに除ける時は、運転中に触らない・電源を切ってから作業してください。ファンに指や工具を入れないことも徹底してください。凍りついた雪を溶かそうとお湯をかけるのもやめましょう。急激な温度差で部品を傷めることがあります。屋根からの落雪が当たる場所では作業しないのも、これまでの章と同じです。
メーカーの防雪フード・架台という選択肢——取扱説明書とメーカーの案内が最優先
ここまで自作・100均でできる範囲を紹介してきましたが、最終的に頼りになるのは、取扱説明書とメーカーの案内です。機種によっては、そもそも室外機を囲うこと自体を勧めていない場合もあります。判断に迷う時や、雪の多い地域で毎年悩んでいる家は、次のような選択肢も検討してみてください。
- メーカー純正の防雪フード:吸い込み口・吹き出し口の位置に合わせて作られている
- 据え付け用の架台:本体を雪面より高い位置に上げて、埋もれにくくする
どちらも費用はかかりますが、本体との相性や取り付けの可否は、購入店やメーカーに確認するのがいちばん確実です。金額は機種や施工条件で変わるので、この記事では断定しません。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、室外機は「囲う」より「離して守る」のイメージの方が近いと思っています。すき間を空けられているか、そこだけ確認できれば十分だと思います』
風上側を守る板や、市販の防雪カバーを検討する人へ。メーカーが対応を認めている製品かどうかは、必ず確認してから選んでください。
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まとめ:ふさいではいけない所を先に確認。本体から離して風上側だけを守る
- 先にふさいではいけない所を確認。吹き出し口・吸い込み口・上面の排気・ドレンの出口
- やっていいのは、本体に触れずすき間を空けて風上側を守る形だけ
- 全体を覆う・物を載せる・密着させるのはNG。囲うより「離して守る」
- 固定は本体でなく地面側に。除ける時は電源を切ってから、お湯はかけない
- 取扱説明書とメーカーの案内が最優先。防雪フードや架台という選択肢もある
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