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牛乳パックを重ねて作る手作り椅子は、材料費が安く、工作として人気がありますよね。子どもと一緒に作る家庭も多いと思います。ただ、無地のままだと味気なく、布でカバーを掛けたくなるのも自然な流れです。角が六角形や八角形になっている椅子だと、布の貼り方に迷う人も多いのではないでしょうか。
先に結論をひとつ。カバーを考える前に、椅子本体の強度を確認することが欠かせません。牛乳パック椅子は見た目より軽い作りになりやすく、体重をかける家具だという前提を忘れると、カバーをどんなにきれいに仕上げても危なさは残ります。布を巻いた分だけ丈夫になったように見えてしまうのが、いちばんの落とし穴なんです。本体の強度の確かめ方、寸法の出し方、縫わない貼り方、100均で足りる材料、縫う時の型、汚れたら外せる作りまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:椅子がぐらつく人|寸法の測り方を知りたい人|縫わずに済ませたい人|100均の材料で足りるか知りたい人|縫って作りたい人|洗い替えできる作りにしたい人
先に本体の強度を確認——パックの詰め方・段数・面の固定
牛乳パック椅子は「体重をかける」物です。中身を詰めて強度を出す・角を布で覆う・大人は座らない・ぐらつく物に立たない——これが本体づくりの大前提です。カバーを掛けるのは、この土台ができてからにしてください。
- 中身の詰め方。空の牛乳パックをそのまま重ねるだけでは、体重をかけるとすぐにつぶれます。新聞紙を固く丸めて詰めるか、別の牛乳パックを開いて中に押し込み、隙間なくぎっしり詰めます
- 段数と面の固定。パックを並べて段を重ね、面と面はガムテープで幅広くとめて、1つの箱のように一体化させます。すき間があると、座った時にその部分だけへこみます
- ぐらつきの確認。組み上がったら、まず大人が体重をかけずに手で押して確かめます。ぐらつく物にカバーを付けても、強度そのものは直りません
本体が完成する目安は、大人が上から軽く押しても沈まない硬さです。それでも不安が残る時は、無理にカバーの工程に進まず、もう一段詰め直してください。大人は座らず、踏み台や立ち上がる台としても使わないことも、家族で共有しておきたい約束です。
両面テープや布のカバーは、あくまで仕上げです。「布で巻けば強くなる」と考えて中身を省略すると、座った瞬間に沈み込みます。詰め物と固定を先に済ませてから、次の寸法の工程に進んでください。
寸法の出し方——側面の周囲・上面・下に回す分
本体ができたら、次は寸法です。座面カバーと考え方は似ていて、3つを測れば布の大きさが決まります。
| 測る場所 | 測り方 | ひとこと |
|---|---|---|
| 側面の周囲 | ぐるり一周をメジャーで測る | 角の丸みも含めて測る |
| 上面の一辺 | 座面になる面の縦と横 | 正方形でも念のため両方測る |
| 下に回す分 | 底に3〜5cmほど余分に | 接着や縫い代のゆとり |
側面の周囲は、布を筒状に巻きつける時の横幅になります。角がある形の椅子は、角の部分で布がつっぱらないよう、実測より少し余裕を持たせておくと仕上がりがきれいです。底に回す分を惜しんで短く裁ってしまうと、あとで生地が足りず、継ぎ足しの縫い目が目立つ原因になります。
縫わない貼り方——両面テープ・布用接着剤・キルティングは切りっぱなしでよい
縫うのが不安な人は、まず貼るだけの方法から試してください。
- 両面テープ。角にしっかり貼って、布を折り込みながら押さえます。手芸用の厚みがある両面テープだと剥がれにくいです
- 布用接着剤。布と布、布と紙箱を貼り合わせられます。乾くまで動かさないのがコツです
- キルティング生地。切りっぱなしでもほつれにくいので、端の始末を省けます
接着剤やグルーガンを使う時は、窓を開けて換気をし、乾くまで子どもを近づけないでください。グルーガンは先端が高温になるので、出したての接着剤や器具の先端に素手で触れないように気をつけましょう。どの貼り方でも、角の部分は特にはがれやすいので、少し広めにテープや接着剤を重ねておくと、あとから浮いてくるのを防げます。
100均で足りる材料——カットクロス・キルティング・布テープ
100均の手芸コーナーで、たいていの材料はそろいます。
- カットクロス。サイズが決まっているので、側面の周囲と上面の寸法を先に測ってから選びます
- キルティング生地。厚みがあってクッション性もあり、椅子の座面向きです
- 布テープ。端の始末や、貼り合わせの補強に使えます
- 滑り止めシート。底に貼っておくと、床の上で動きにくくなります
底の滑り止めは見落としがちですが、椅子が滑って思わぬ転倒につながることがあるので、仕上げの最後に必ず貼っておくと安心です。柄物の生地を選ぶ時は、上面と側面で柄の向きがずれないよう、布を裁つ前に椅子に軽く当てて確認しておくと、仕上がりの印象がぐっとよくなります。
縫う時は筒+円の2枚——シンプルな型で十分
縫って作るなら型は単純です。側面を測った寸法で1枚の筒にして、上面に合わせた円か四角の布を1枚のせて、筒の上端と縫い合わせるだけで完成します。ミシン・裁ちばさみ・目打ちを使う時は手元から目を離さず、まち針は使う本数を数えてから縫い始め、外し終わったら数えて確認してください。角にぶつかる高さの椅子には、角を丸くカットした布や綿を当てて覆っておくと、小さい子どもがぶつけても安心です。
汚れたら外せる作り——面ファスナー
小さい子どもが使う椅子は特に汚れやすいので、外して洗える作りにしておくと長く使えます。背面か側面の一部を面ファスナーで開閉できるようにすれば、カバーだけ外して洗濯できます。ボタンや面ファスナーの切れ端、磁石は誤飲する大きさです。手の届く所に置かないでください。作業中に出た切れ端も、床に落ちたままにせず、その場ですぐに片づける習慣をつけておくと安心です。洗う時は本体の紙箱を濡らさないよう、カバーだけを外して洗濯機に入れ、乾いてからかぶせ直すようにしてください。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、牛乳パック椅子は「軽くてかわいい」印象が先に来がちですが、体重をかける家具だと考えると、詰め方ひとつで安心感がまったく違うと思っています』
座面向きの厚みとクッション性がほしい時は、キルティング生地が扱いやすいです。1枚あれば側面と上面を同じ生地でそろえられます。
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牛乳パックや段ボールで作る家具の強度については絵本ラックの手作り、100均の材料だけで済ませたい人は絵本ラックの100均、踏み台代わりに使いたい人は補助便座の踏み台はいらないかにまとめています。ダイニングチェアのカバーを手作りしたい人はダイニングチェアカバー手作りもどうぞ。
まとめ:カバーより先に本体の強度。大人は座らない、小さい部品は手の届かない所へ
- カバーの前に本体の強度を確認する。詰め方と段数が土台になります
- 大人は座らない・ぐらつく物に立たない。カバーでは強度は直りません
- 縫わなくても両面テープや布用接着剤で作れます
- 100均のカットクロスとキルティングで材料は足ります
- 小さい部品は誤飲する大きさです。手の届かない所に置いてください
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手順を1枚にまとめました。



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