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卒業した粉ミルクの缶、捨てるには少しもったいなくて、棚の奥にしまったままになっていませんか。丈夫な作りのミルク缶は、子ども用の小さな椅子にリメイクできると聞いて、作ってみたいと考えている人は多いですよね。円筒形のしっかりした缶体は、思っている以上に体重を支える強さがあり、工夫次第でお絵かきや読み聞かせの時間にちょうどいい低い椅子に生まれ変わります。
先に結論をひとつ。ミルク缶は、縁の保護と座面の作り方さえ丁寧にすれば、低い椅子として十分に使える素材です。ただし、金属ならではの危険もあるので、安全に作るための順番を先に知っておいてください。缶の準備から座面の作り方、使う時の限界まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:まず安全を確認したい人|缶の準備をしたい人|座面の作り方を知りたい人|倒れない工夫を知りたい人|使う時の限界を知りたい人
先に安全を確認する——缶の縁の保護と体重の目安
金属の缶を使うリメイクだからこそ、作る前に必ず押さえておきたい安全の線があります。
- 缶の縁は指を切る危険があるので、必ずテープで覆う。ふたを開けた切り口はとくに鋭くなっています
- 底が抜けていないか、さびて弱くなっていないかを確認する
- 体重の目安は書きますが、上限は缶の状態によって変わるため断定できません。大人は座らない前提で作ってください
- 子どもは必ず勢いよく座る、飛び乗る前提で考え、できるだけ低く作る
特に大切なのが、子どもが座る時の強さを甘く見ないことです。子どもは椅子にそっと腰かけるとは限らず、勢いよく飛び乗ったり、立ったまま体重をかけたりすることが日常的にあります。そうした使われ方をしても壊れない強さがあるか、作る段階から意識しておいてください。そして、どれだけ丈夫に作っても、踏み台として使うのは避けてください。高い所の物を取るために乗る使い方は、低いミルク缶チェアの構造では想定されていません。
缶の準備——洗って乾かす、ふたの処理、縁の保護
まず缶の中をよく洗い、粉ミルクの成分が残らないようにしっかり乾かします。湿気が残ったまま布を貼ると、後からにおいやカビの原因になることがあるので、この工程は時間をかけてください。
ふたがある缶は、外したままにするか、内側に固定するかを決めます。外したふたの切り口も鋭いことがあるので、別の用途に使う予定がなければ、安全に配慮して処分してください。缶本体の口の部分は、布用のテープや厚手の布テープで隙間なく覆い、その上から座面の生地を貼り付けることで、二重に保護できます。
缶のサイズによっては、複数の缶を組み合わせて椅子を作る方法もあります。その場合は、缶同士のつなぎ目にも切り口ができるので、テープで覆う作業を1本ずつ丁寧に行ってください。表面に貼るラベルをはがした跡がベタついている時は、家庭にある中性洗剤で拭き取ってから乾かすと、布や紙がきれいに貼りつきます。
座面を作る——厚紙・キルト芯・布と、ずれない留め方
座面は、缶の口の直径に合わせて厚紙を丸く切り出すところから始めます。厚紙の上にキルト芯を重ね、さらに布をかぶせて、裏側で余った布を折り込みながら布用ボンドで留めていきます。
| 材料 | 役割 | 選び方の目安 |
|---|---|---|
| 厚紙 | 座面の土台。缶の口をふさぐ | 缶の直径ぴったりより少し大きめに切る |
| キルト芯 | 座り心地をやわらげるクッション | 厚みは1〜2cm程度で十分 |
| 布 | 見た目を整え、缶の縁を隠す | 洗える素材で、伸縮性のある生地が扱いやすい |
座面が缶からずれないようにするには、布用ボンドで缶の口の外側に固定したうえで、結束バンドやひもで一周締める方法が確実です。座った時にずれたり回転したりしないか、実際に体重をかけて確かめてから仕上げてください。
布の柄や色を工夫すると、市販の椅子にはない愛着のある一台に仕上がります。汚れが気になる場所で使う予定なら、はっ水加工のある生地やビニールコーティングされた生地を選んでおくと、拭き掃除がしやすくなります。表面がすべりやすい生地は、座った時に体がずれやすいので、ある程度摩擦のある素材を選ぶのがおすすめです。
倒れない工夫と茶箱で作る時の注意
缶は円筒形で接地面が小さいため、そのままでは倒れやすい形をしています。底に重りになる物を入れておく、滑り止めシートを底に貼るといった工夫で、安定感がぐっと増します。重りは砂や小石よりも、動いても音の出にくい布の重しや厚手のフェルトを詰める方法が扱いやすく、掃除の時にも安心です。
茶箱で同じように作りたい場合は、木製ならではの注意点があります。ふたの蝶番の部分は開閉のたびに指はさみの危険があるので、座面として使う時はふたを固定するか、蝶番を覆っておくと安心です。また、中に物を入れたまま椅子として使うと、重心が不安定になったり、開けた拍子に指を挟んだりする心配があるので、中は空にしておいてください。
茶箱は缶よりも底面が広く重量もあるため、単体で置くだけでも比較的安定します。それでも角の木材がささくれていないか、古い金具が緩んでいないかは、使い始める前に一度点検しておくと安心です。長年しまわれていた茶箱は湿気を含んでいることもあるので、風通しのいい場所でしっかり乾かしてから座面を取り付けてください。
使う時の限界——体重・飛び乗る前提・踏み台にしない
どれだけ丁寧に作っても、ミルク缶チェアには限界があります。体重の目安は缶の材質や作り方によって変わるため、この記事では具体的な数値を断定しません。子どもの成長に合わせて、座った時の安定感をこまめに確認する習慣をつけてください。缶がへこんだり、座面のボンドが劣化して緩んできたりしたら、無理に使い続けず作り直すか処分するタイミングです。
そして繰り返しになりますが、踏み台として使うのは避けてください。子どもは大人が思う以上に、身近にある低い台に乗って高い所へ手を伸ばそうとします。座って使う椅子と、乗って使う踏み台は、必要な強度も形もまったく違います。棚の近くなど高い物に手が届きそうな場所には置かない、という置き場所の配慮も忘れずにしてください。
ゆきこ( ゚Д゚)『空き缶が椅子に変わるのは見ていて楽しいリメイクですよね。ただ、飛び乗る前提で作る、というのは正直かなり大事なポイントだと思います』
手作りに挑戦する時間がなかなか取れない時は、低くて安定した子ども用の木製椅子を選ぶのも安心な選択肢です。座面の高さや耐荷重の表示を確認して、成長に合った一台を探してみてください。
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牛乳パックや段ボールで作るラックの考え方は牛乳パック・段ボールのラックにまとめています。ベビーチェアの代用として使える物はバンボの代用、踏み台にしていい物・いけない物の線引きは踏み台の代用もあわせてどうぞ。
まとめ:缶の縁を覆い、低く作って、踏み台にはしない
- 缶の縁は指を切るのでテープで覆う
- 底の抜けやさびがないか確認してから作る
- 座面は厚紙・キルト芯・布でずれないように固定する
- 子どもは飛び乗る前提で、できるだけ低く作る
- 体重の上限は断定できないので、踏み台として使わない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。


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