【図解あり】成人式の後の振袖の使い道——また着る場面・しまい方・譲る前に考えること

家事

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成人式が終わると、ふと気になるのが「この振袖、このあとどうしよう」ということですよね。買った振袖も、親から受け継いだ振袖も、着たのは一日だけ。タンスの奥に眠らせるのはもったいないけれど、次にいつ着るのか、どうしまえばいいのか、誰かに譲っていいのか、分からないことだらけです。

先に結論をひとつ。振袖は「未婚の女性の第一礼装」とされていて、成人式のあとにも着る場面があります。結婚式へのお呼ばれ、卒業式の袴との組み合わせ、前撮りや記念写真など。着ない間は、風を通して、汚れを見て、きもの用の紙に包んでしまうのが基本です。譲ったり手放したりする時は、急がずに、家族の思い出と寸法を確かめてからにしましょう。

この記事では、また着る場面の早見表、着る時の注意、家族で受け継ぐ時の考え方、しまい方、リメイクや手放す前に考えることを、図と表で順番に見ていきます。

あなたはどれ? 状況から自分の章へまた着たい→着る場面を選ぶ第1章へ ▶妹や娘に受け継ぎたい→寸法直しは専門店に相談第2章へ ▶きれいにしまいたい→風を通して、たとう紙に包む第3章へ ▶手放したい・形を変えたい→思い出と寸法を確かめてから第4章へ ▶

ケース別に読む:また着たい人|家族で受け継ぎたい人|しまい方を知りたい人|手放す前に考えたい人

成人式の後の振袖の使い道——また着る場面の早見表

振袖は「未婚の女性の第一礼装」とされ、成人式だけの着物ではありません。成人式のあとでも、未婚のうちは着られる、と案内されることが多いです。どんな場面で着る人が多いのか、整理してみます。

振袖をまた着る場面結婚式卒業式の袴前撮り・後撮り家族の記念写真
着る場面 合わせ方・考え方 確かめること
結婚式のお呼ばれ 未婚の女性の礼装として着る人もいる。新郎新婦より目立たない色や柄を選ぶ 親族か友人か、会場の格、招待状の案内。迷ったら式場や新郎新婦側に相談
卒業式 袴と合わせて着る形がある。振袖の袖を活かした華やかな装い 学校の服装の決まり、着付けと会場の時間
前撮り・後撮り 成人式とは別の日に、撮影専用に着る 撮影場所、着付けの手配、親が写る時の服装
家族の記念写真 お正月や節目に、家族と一緒に撮影する 着付けが必要。長時間は疲れるので短めに

結婚式では、「着物の格」と「会場の雰囲気」を合わせることが大切とされます。親族の式では訪問着や留袖が選ばれることも多く、振袖がふさわしいかは地域や式の形でも変わります。判断に迷う時は、招待してくれた側に聞くのがいちばん確実です。

前撮りのとき親が写る場合の服装は、成人式の前撮り、親の服装はどうする?で整理しています。成人式当日の親の動き方は成人式に親は来る?にあります。

着る時の注意と、家族で受け継ぐ時の考え方——寸法直しは専門店に

また着るときに気をつけたいのは、「主役より目立たない」という場面のマナーです。結婚式では新郎新婦、卒業式では卒業生全体の中で、振袖の華やかさは一際目立ちます。色の強さ、柄の大きさ、小物の合わせ方で、場に合った印象に整えましょう。

妹や娘、姪など、家族で受け継ぐ場合は、次の点を確認します。

  • 身長や腕の長さに合うか:着物は体に合わせて仕立てるため、受け継ぐ人の寸法と合わないことがあります。寸法直しが必要かどうかは、きものの専門店に相談してください
  • 汚れやシミ、黄ばみがないか:長くしまっていた場合、気づかないうちにシミや変色が出ていることがあります
  • 家紋などの確認:紋が入っている場合や、仕立ての形によって直し方が変わります。専門店で見てもらうと安心です
  • 付属品がそろっているか:帯、帯揚げ、帯締め、長襦袢、草履、バッグなど。足りない物を揃え直す必要があるかも確かめます

受け継ぐ側の気持ちも大切です。「着たい」と思える柄や色かどうかで、受け継ぎ方も変わります。無理に譲るより、写真を見せて本人の気持ちを聞くところから始めるのがおすすめです。七五三のきょうだいの装いについては、七五三の兄弟の服装の考え方が、家族で装いを揃える時のヒントになります。

振袖のしまい方——風を通して、汚れを見て、たとう紙に包む

しばらく着ない間のしまい方が、次に着る時の状態を左右します。基本の流れは次の4つです。

一風を通す風通しのよい日陰に掛ける二汚れを見る襟やすそを確認自分で洗わない三たとう紙に包むきもの用の紙に包んでしまう四平らにしまう湿気の少ない場所に平らに
  1. 風を通す:しまう前に、風通しのよい日陰に掛けて、湿気を逃がします。直射日光は色あせの原因になるので避けます
  2. 汚れを見る:襟元、袖口、すそに汚れやシミがないかを確認します。汚れやシミがあれば、自分で洗わず、きものの専門店に相談してください。水洗いや家庭用洗剤は、縮みや色落ちの原因になります
  3. たとう紙に包む:きもの用の紙の包み(たとう紙)に包みます。古くなったたとう紙は、新しいものに替えると安心です
  4. 平らにしまう:折りじわを増やさないよう、平らにしまいます。湿気の少ない場所を選び、ビニール袋に密閉したままにしないようにします

防虫剤を使う場合は、種類を混ぜないことが大切です。種類の違う防虫剤を一緒に使うと、変色などの原因になることがあるため、きもの用の表示どおりに使ってください。時々、風を通す機会(虫干し)を作ると、湿気やカビの予防になるとされています。

通気性のあるきもの用の保存袋を使うと、たとう紙のまま収納しやすく、出し入れも楽になります。振袖を一枚ずつ入れられるサイズを選ぶと、帯や小物と分けて保管できます。

ゆきこ( ゚Д゚)『振袖は着る回数が少ないぶん、しまい方が残りやすいんですよね。風を通して、たとう紙に包んで、湿気から守る。この3つだけ覚えておけば迷わないと思います』

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リメイク・譲る・手放す前に考えること

「もう着ないかもしれない」と感じた時、すぐに手放すのではなく、次の点を整理してからにしましょう。

  • 家族の思い出:親や祖母から受け継いだ振袖なら、その家の歴史です。本人だけで決めず、家族と話してから判断すると後悔しにくくなります
  • 寸法と家紋:着物は体に合わせた寸法で仕立てられているため、他の人が着る場合は直しが必要になることがあります。家紋が入っている場合は、譲る相手にも関わります
  • リメイクの選択肢:洋服、ドレス、バッグ、小物、インテリアなど、布として生かす方法もあります。仕立て直す場合は、専門の店で、どこまで元に戻せるかを確認してください
  • 譲る・手放す方法:家族や親戚に譲る、専門店に相談する、査定を受けるなど。きものの専門の店に状態を見てもらって判断するのが確実です
  • 付属品も一緒に:帯、小物、長襦袢がそろっていると、次の人が着る時に困りません

急いで決めなくても大丈夫です。しまい方を整えておけば、数年先に「また着たい」「娘に着せたい」となった時にも対応できます。迷っている間は、しまい方を整えて保管しておくのがいちばん気楽です。

成人式のお祝いを渡す時の袋は成人式のお祝い袋を親から渡す時の書き方にまとめています。

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まとめ:成人式の後の振袖は、また着る・受け継ぐ・しまうの3つで考える

  1. また着る場面がある。結婚式のお呼ばれ、卒業式の袴、前撮りなど
  2. 着る時は主役より目立たない。会場の格に合わせて選ぶ
  3. 受け継ぐ時は寸法直しを専門店に相談。家紋や付属品も確かめる
  4. しまい方は風を通して、たとう紙に包む。自分で洗わず、防虫剤は混ぜない
  5. 手放す前に家族の思い出を確かめる。リメイクも選択肢

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

成人式の後の振袖の使い道の早見表:振袖は未婚の女性の第一礼装とされ、結婚式のお呼ばれ、卒業式の袴との組み合わせ、前撮りや後撮り、家族の記念写真で着る場面がある。着る時は会場の格に合わせて主役より目立たない色と柄に。妹や娘に受け継ぐ時は寸法直しをきものの専門店に相談し、家紋や付属品も確認する。しまい方は風通しのよい日陰で風を通し、襟やすその汚れを見て、たとう紙に包み、湿気の少ない場所に平らにしまう。自分で洗わず、防虫剤は種類を混ぜない。手放す前に家族の思い出と寸法を確かめ、リメイクも選択肢にする

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