モンシロチョウのさなぎが茶色い時——黒くなった時も。色が変わる理由と、そっと見守る見方

生活

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壁やフェンスの陰に、茶色くて小さなさなぎがついている。緑色のものだと思っていたのに、茶色いと「枯れているのかな」「もう死んでしまったのかな」と心配になりますよね。時間がたって黒っぽくなってきたら、なおさらです。

先に結論です。モンシロチョウのさなぎは、ついた場所の色によって、緑や茶色になることがあると言われています。茶色だからといって、それだけで異常とは限りません。羽化が近づくと、中の羽の色が透けて見えることもあります。いっぽう、全体が黒っぽくしぼんでいる、小さな穴があいているといった時は、中で何か起きていることも言われます。どちらの場合も、さなぎは開けたり触ったりせず、離れてそっと見るのが基本です。

あなたはどれ? さなぎの様子から茶色で張りがある→異常とは限らない第2章へ ▶白い羽が透けて見える→羽化が近いサインかも第3章へ ▶黒っぽくしぼんだ→中で何か起きたかも第4章へ ▶小さな穴がある→開けずに離れて見る第4章へ ▶家の鉢や壁にいる→動かさず離れて見る第5章へ ▶

ケース別に読む:茶色が心配な人|色の違いを知りたい人|羽化が近いか知りたい人|黒い・穴がある人|家の中や公園で見つけた人

4コマ漫画|茶色いさなぎが心配1茶色い…枯れてる?壁に小さなさなぎ2確かめたいけど…だめ触る前に、手を引っ込める3壁の色に似てるのかも離れて見ると気づけます4羽が透けたら、そっと待つのがいちばん

茶色いさなぎは、異常とは限りません

モンシロチョウのさなぎは、枝や壁、フェンスなどに細い糸で体を支えるようにしてついています。色は一つに決まっていなくて、ついた場所の色に近づくことがあると言われます。葉や草の緑の上なら緑色っぽく、木の板や乾いた壁、枯れ草の近くなら茶色や灰色っぽくなる、というイメージです。

さなぎになる前の幼虫は、体が緑色で、キャベツなどの葉の上で過ごす姿がよく知られています。やがて動かなくなり、葉や壁の上で糸を使って体を支え、さなぎの姿に変わっていきます。幼虫の緑と、さなぎの色が同じとは限らないんですね。さなぎになる場所は、葉の裏だけでなく、近くの壁やフェンス、植木鉢のふちなどにも広がることがあります。

これは、まわりの色にまぎれて目立ちにくくなる性質ではないかと言われています。茶色だから弱っている、というわけではないんですね。見るときは、色よりも張りがあるか、形がくずれていないかに目を向けてみてください。

白と黄色のちょうの見分けが気になる人は、モンシロチョウとモンキチョウの違いも、あわせて読んでみてください。

色の違いの早見表——緑・茶色・透ける・黒っぽい

さなぎの色は、見る場所や時期でいくつかの姿に分かれます。ここでは目安として、4つに整理しました。

さなぎの色(イメージ)緑色茶色羽が透ける黒くしぼむ?
見た目 考えられること することと、しないこと
緑色 緑の葉や草の近くにつくと、こうなることがあると言われる そのまま離れて見る
茶色で張りがある 壁や板、枯れ草の近くで茶色になることがあると言われる 異常とは限らない。触らず待つ
茶色で中の羽の色が透ける 羽化が近づいたサインのことがあると言われる 揺らさない。そっと離れて見る
黒っぽくしぼむ・穴がある 中で何か起きた可能性も言われる 開けない、はがさない。そのまま

表はあくまで目安です。さなぎの色は、場所や光の当たり方でも違って見えます。判断に迷う時は、少し時間をおいて形や張りの変化を見るのもひとつの方法です。

見る側の気持ちとしては、茶色いさなぎを見ると心配になりますが、「色=健康状態」とは限りません。緑でも茶色でも、それぞれ元気なさなぎはいると言われます。迷ったときは、色をいちど脇に置いて、形にふくらみがあるか、糸でしっかり体を支えているかを見てください。

羽化が近いサインは、中の羽の色が透けること

羽化が近づくと、さなぎの殻ごしに、中の羽の色が透けて見えることがあると言われます。茶色いさなぎに、薄く白っぽい、または黒っぽい模様が浮かんでくるイメージです。

  • 形に張りがある。へこんだり、しぼんだりしていません
  • 羽の模様がうっすら見える。殻の下で色が変わってきます
  • 同じ場所にとどまっている。糸でしっかり体を支えています

羽化までの日数は、季節や気温で変わるため、何日と決めることはできません。羽化の瞬間を見たい気持ちは分かりますが、さなぎをつついたり、揺らしたり、明かりを近づけたりするのは避けましょう。小さな刺激でも、羽化に影響する心配があるからです。

💡 この困りごとへの提案

近くで見たいときは、触らずに拡大して見る道具があると安心です。小さな虫を観察するための手持ちの虫眼鏡は、子どもが一緒でも使いやすいものを選んでください。さなぎを持ち上げたり、はがしたりしないことが大前提です。


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黒っぽくしぼんだ時、小さな穴がある時

羽化が近いサインとは別に、中で何か起きていることも言われます。たとえば、全体が黒っぽくなってしぼむ、表面に小さな穴があく、へこんで張りがなくなる、といった様子です。

原因のひとつとして、ほかの虫が寄生している可能性があると言われます。ただし、見た目だけでは判断できません。どちらの場合も、さなぎを開けたり、はがしたり、中を確かめようとしたりしないでください。そのままにしておくことが、いちばん安全です。

離れて見る触る・開ける・はがす

黒くなったからといって、すべてが「だめ」だとは限りません。羽化が近いときに黒っぽく見えることもあるため、見た目で決めつけないことが大切です。経過を急いで知ろうとせず、そのまま置いておくのがいちばんです。

同じように、アゲハのさなぎが黒くなった時の見方はアゲハの蛹が黒い時にまとめています。こちらは見分けのしかたの違いを中心にしています。

家の植木鉢や壁、公園でさなぎを見つけた時

ベランダの植木鉢や外壁、玄関まわりなど、人が通る場所にさなぎがつくこともあります。その場合も、基本は動かさない・触らない・揺らさないです。

  • 植木鉢や壁の近くを掃除する時は、さなぎのまわりを避けて、水をかけたりこすったりしません
  • 子どもには「見るだけ」を伝えます。小さな子は手を出しやすいので、大人がそばにいて、離れた位置から見せます
  • 犬や猫が近づかないように気をつけます
  • 公園や学校、他人の敷地で見つけたさなぎは、そのままにして持ち帰りません。見るだけにとどめ、管理されている場所では、その場所の決まりに従います

虫の観察は、ただ眺めるだけでも楽しいものです。色の変化や、糸で体を支えている様子は、近くで見ないと気づけない発見になります。そっと見て、そっと離れる。それがいちばん生き物に優しい方法です。

  • 羽化したあとの殻が残っていることがあります。殻が抜け殻なら、ちょうはすでに飛び立った後と考えられます
  • 色が急に変わったように見える時は、光の当たり方や湿り気で、見え方が違っていることもあります
  • どうしても気になる時は、写真を撮って記録しておくと、あとで変化を見比べられます。撮影は離れた位置から、さなぎに触れずに行います

ゆきこ( ゚Д゚)『さなぎは「触らず、待つ」が基本だと思います。気になる気持ちをぐっとこらえるのが、いちばん難しいですよね』

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アゲハのさなぎで同じ心配をしている人はアゲハの蛹が黒い時へ。白と黄色のちょうの見分けはモンシロチョウとモンキチョウの違いが参考になります。観察のあとで台所の道具を見直したくなったら、道具の寿命と使い方を見分ける考え方をフライパンがくっつく原因は?でどうぞ。

まとめ:茶色は異常とは限らない。開けず、触らず、離れてそっと見る

  1. 茶色でも異常とは限らない。ついた場所の色で緑や茶色になることがあると言われます
  2. 羽化が近いと羽の色が透けることがあります。揺らさずに待ちます
  3. 黒くしぼむ・穴がある時は、中で何か起きた可能性も。開けずにそのままにします
  4. 触らない・はがさない・持ち帰らない。子どもとペットは近づけません
  5. 日数は決められない。季節や気温で変わるので、急がず待ちます

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

モンシロチョウのさなぎが茶色い時の早見表:さなぎはついた場所の色で緑や茶色になることがあると言われ、茶色でも異常とは限らない。中の羽の色が透けるのは羽化が近いサインのことがある。黒っぽくしぼむ、小さな穴があるのは中で何か起きた可能性も言われる。どの場合もさなぎを開けない、はがさない、揺らさない、持ち帰らない。植木鉢や壁についた時は動かさず離れて見る。子どもとペットは近づけず、公園や他人の敷地では持ち帰らない

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