モンシロチョウとモンキチョウ——違いは羽の色と黒い模様。飛んでいる時の見分け方

生活

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草むらをひらひら飛ぶ白いちょうと黄色いちょう。どちらも春先から身近にいるので、「白いほうがモンシロチョウで、黄色いほうがモンキチョウ」と、なんとなく覚えている人も多いですよね。ところが、白っぽいモンキチョウがいたり、黄色っぽく見えるモンシロチョウがいたりして、色だけで決めようとすると迷う場面があります。

先に結論をひとつ。モンシロチョウは白い羽に黒い点、モンキチョウは黄色い羽に黒いふちと丸い点があると言われます。色が似て見える時でも、羽のふちの黒さと点の様子を見ると決めやすくなります。飛んでいる時の見方と、家の中に入ってきた時の対処も、あとで順番にお話ししますね。

あなたはどれ? ちょうを見たら白くて黒い点がある→モンシロチョウの手がかり第1章へ ▶黄色で羽のふちが黒い→モンキチョウの手がかり第1章へ ▶白っぽいのにふちが黒い→モンキチョウのメスかも第4章へ ▶家の中にいる→明かりを消して窓を開ける第6章へ ▶

ケース別に読む:違いを早く知りたい人|羽の模様を見たい人|黄色っぽい白いちょうが気になる人|白っぽい黄色いちょうが気になる人|飛び方や季節で見分けたい人|家の中に入ってきた人|卵や幼虫が気になる人

4コマ漫画|白と黄色のちょうを見分ける1白と黄色、どっち?草むらに白と黄色のちょう2白っぽい。色で決める??色だけだと迷いやすい3羽のふちと点を見る離れて、そっと見る4黒いふち、キチョウかも決めつけず、次は表で確認

先に結論——白と黄色の違いは、羽の色と黒い模様

2種類のちょうは、どちらもシロチョウ科というグループのなかまと言われます。大きさもほぼ同じくらいで、春から秋にかけて、畑や公園、道ばたの草むらで見られます。そのため「同じようなちょう」という印象を持ちやすいのですが、羽をよく見ると、模様の入り方がだいぶ違います。

見る所 モンシロチョウ モンキチョウ
羽の色 白(やや黄色みを帯びることがある) 黄色(メスには白っぽい物がいる)
黒い模様 前の羽に黒い点。羽の先も黒っぽい 羽のふちが黒く縁どられる
後ろの羽 ほぼ無地 丸い点がある
よくいる場所 畑・菜の花・公園 草地・河川敷・道ばた
見られる季節 春から秋 春から秋

表の内容は目安で、個体によって見え方が違うと言われます。「色」だけで決めず、「羽のふちが黒いか」「後ろの羽に丸い点があるか」の2つを足して見ると、迷いが減ります。

羽の模様をくらべる——点とふちを見る

モンシロチョウの名前の「モン」は、羽に入っている黒い点(紋)のことを指すと言われます。前の羽にある黒い点と、羽の先の黒っぽい部分が目印です。いっぽうモンキチョウの名前は「紋のある黄色いちょう」という意味合いで、前の羽の黒いふちと、後ろの羽の丸い点が手がかりになります。

羽の模様をくらべる(イメージ)モンシロチョウ:黒い点モンキチョウ:黒いふち

止まっている時に羽をたたんでいると、模様が見えにくいことがあります。そんな時は、羽を開く瞬間や、飛んでいる最中のちらりと見える一瞬を待つのがおすすめです。ちょうは立ち止まっていても、すぐに飛び去ってしまうので、無理に近づかず、まず色と形を目に焼きつけておきましょう。

ゆきこ( ゚Д゚)『名前は「点」と「ふち」を手がかりに覚えると、あとで迷わなくなりますよね』

モンシロチョウなのに黄色っぽく見える?

「白いはずのモンシロチョウが、黄色っぽく見えた」という疑問はよくあります。考えられるのは、見る角度と光の当たり方です。夕方の日差しや木漏れ日の下では、白い羽もクリーム色や黄色みを帯びて見えますし、個体によって羽の色合いに幅があると言われます。

黄色っぽいちょうを見たときは、色ではなく模様に目を向けましょう。羽のふちが黒く縁どられていなければ、モンキチョウとは別の可能性が高くなります。前の羽に黒い点があるかどうかも、手がかりになります。それでも迷う時は「白か黄色のちょう」とだけメモしておき、あとで図鑑と見比べれば大丈夫です。

白っぽいモンキチョウもいる——メスの見分け方

モンキチョウのメスには、羽が白っぽい個体がいると言われます。オスは黄色が目立ちますが、メスは黄色の物と白っぽい物がいて、白っぽいメスはモンシロチョウと間違えやすいのです。

  • 羽のふちを見る:黒いふちに沿って、ふちの内側に小さな点が並ぶように見えることがあります
  • 後ろの羽の点を見る:丸い点があれば、モンキチョウの手がかりです
  • 羽全体の黒っぽさを見る:モンシロチョウより、羽の縁が太く黒く見えると言われます

この3つのうち、2つ以上当てはまれば、モンキチョウを思い浮かべてよいと言われます。反対に、前の羽に黒い点があって、後ろの羽はほぼ無地なら、モンシロチョウの特徴に近いです。

飛び方・場所・季節で見分けるヒント

模様が見えないほど遠くを飛んでいる時は、飛び方や場所がヒントになります。ただし、これらは「そういう傾向がある」と言われる程度の目安なので、決め手にはならない点に注意してください。

  • モンシロチョウ:畑や菜の花の近くをひらひらと飛ぶ姿がよく知られています。住宅地の庭や公園でも見られます
  • モンキチョウ:草地や河川敷、道ばたの低い所を、まっすぐ速めに飛ぶことが多いと言われます
  • 季節:どちらも春から秋に見られます。ほぼ同じ時期に飛ぶため、季節だけでは決められません

観察する時は、花に止まった瞬間を狙うと、羽の模様をじっくり見られます。小さな模様を確認するには、手持ちの虫眼鏡や双眼鏡が便利です。ただし、ちょうに近づきすぎると驚いて飛び去ってしまうので、離れたところから静かに見てください。

家の中に入ってきた時——外へ出す手順

窓を開けていたら、ちょうが部屋に入ってきた。そんな時にまず大切なのは、慌てないことです。ちょうは羽に細かな粉のようなものがあり、手で触ると傷みやすいと言われます。つかまえたり、羽を持ったり、叩いたりはしません。ちょうが自分から外に出られるように、環境を整えてあげましょう。

外へ出す3つの手順1明かりを消す部屋を暗くする2窓を大きく開ける外の明るさで気づく3離れて待つ
  1. 部屋の明かりを消す。ちょうは明るい方へ向かいやすいと言われます
  2. 窓を大きく開ける。網戸がある場合は、網戸も開けて通り道をつくります
  3. 離れて静かに待つ。追い回さずに、少し時間をおきます

犬や猫がいる家では、別の部屋に移しておくと、ちょうも落ち着いて外へ出られます。ちょうがなかなか出ていかない時は、いったん部屋を出て戻ってくると、いなくなっていることもあります。網戸のすき間から小さな虫が入りやすい家は、網戸を閉めているのに虫が入る原因も参考にしてください。

卵や幼虫を見たとき、触らずにできること

春から秋にかけて、庭の葉の裏や野菜の葉の上で、小さな卵や緑色の幼虫に出会うことがあります。モンシロチョウとモンキチョウは、それぞれ別の植物の葉を食べて育つと言われますが、卵・幼虫・さなぎには触らないのが基本です。素手で触ると傷つけるおそれがありますし、子どもが口に入れたり、犬や猫がかじったりしないよう気をつけましょう。

さなぎについてはモンシロチョウのさなぎの色が変わる話をモンシロチョウのさなぎが茶色い時に、アゲハのさなぎはアゲハの蛹が黒い時にまとめています。出会ったものは、その場でそっと見守り、公園や草地のものは持ち帰らないでください。

観察する時の決まりと、子どもへの伝え方

  • つかまえない・羽を持たない。見るだけにして、そっと離れます
  • 子どもは大人と一緒に。道路や水辺の近くでは、足元に気をつけます
  • 犬や猫は近づけない。虫をくわえたり、かじったりしないようにします
  • 公園・草地では持ち帰らない。花や葉も、その場所の決まりに従います

子どもに「どっちがモンシロチョウ?」と聞かれたら、「白くて黒い点があるのがモンシロチョウ、黄色くて羽のふちが黒いのがモンキチョウだよ」と伝えると分かりやすいです。そのあとで「羽のふちはどうなっているかな」と一緒に探すと、観察が楽しくなります。

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小さな模様を見る時には、手持ちの虫眼鏡があると、羽のふちや点の様子が分かりやすくなります。ちょうに近づかなくても、止まった花の葉を見る時にも使えます。


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あわせて読みたい

ちょうのさなぎの色が気になる人はモンシロチョウのさなぎが茶色い時とアゲハの蛹が黒い時へ。家の中の小さな虫が気になる人は網戸を閉めているのに虫が入る原因が参考になります。観察から帰って台所のトースターが熱くなりすぎると感じたら、トースターのサーモスタットが働く時の記事も役に立ちます。

まとめ:白は黒い点、黄色は黒いふち。迷ったら羽の模様を見る

  1. モンシロチョウは白い羽に黒い点があると言われます
  2. モンキチョウは黄色い羽に黒いふちと、後ろの羽の丸い点が目印です
  3. 色だけで決めない。黄色っぽい白や白っぽい黄色のちょうもいます
  4. 家に入った時は明かりを消して窓を開け、離れて待ちます
  5. 触らず、つかまえない。卵や幼虫、さなぎもそっと見るだけにします

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

モンシロチョウとモンキチョウの違いの早見表:モンシロチョウは白い羽に黒い点があり、モンキチョウは黄色い羽に黒いふちと後ろの羽の丸い点があると言われる。黄色っぽく見えるモンシロチョウや白っぽいモンキチョウのメスもいるので、色だけで決めず羽のふちと点を見る。家の中に入った時は部屋の明かりを消して窓を大きく開け、離れて待つ。つかまえない、羽を持たない、卵や幼虫やさなぎに触らない。犬や猫は近づけない

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