ルリシジミとヤマトシジミの違い——青い小さなチョウを、羽の裏の点で見分ける

生活

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道ばたや公園で、青っぽい小さなチョウが低くひらひらと飛んでいる。近づいてみると、どうやらシジミチョウのなかま。調べるとヤマトシジミとルリシジミが出てきて、どちらも青くて小さいので、どっちなの?と迷う。そんな人は少なくないようです。

先に結論をひとつ。見分けの決め手は「羽の裏」です。羽を閉じてとまった時に見える裏が、灰色っぽくて黒い点がはっきりしていればヤマトシジミ。白っぽくて、点が細かく小さければルリシジミと言われます。羽を開いた時の青は、ルリシジミのほうが明るいと言われています。

見分けの早見表のほか、オスとメスの違い、茶色く見える小さなチョウ、いる場所、そして見る時の決まりまで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 見たものから自分の章へ裏が灰色で黒い点が濃い→ヤマトシジミかも第2章へ ▶裏が白っぽく点が細かい→ルリシジミかも第2章へ ▶羽の表の青で決めたい→オスとメスを見分ける第3章へ ▶茶色い小さなチョウ→メスやベニシジミかも第4章へ ▶道ばたのカタバミのそば→ヤマトシジミが多い第5章へ ▶

ケース別に読む:違いを一覧で知りたい人|羽の裏の点で見分けたい人|羽の表の青で迷う人|茶色い小さなチョウを見た人|どこで見られるか知りたい人|見る時の決まりを知りたい人

4コマ漫画|青い小さなチョウを見つけたら道ばたで1青くて小さいチョウだね青い小さなチョウだやりがち2つかまえて見てみよう羽を持つのはNG正しい見方3羽を閉じたら裏を見ようしゃがんで離れて見る見えたこと4裏が灰色で点が濃いねヤマトシジミかな?裏の点が手がかり

違いの早見表——羽の裏・表の青・大きさ・場所

シジミチョウは、羽を閉じてとまることが多いチョウです。そのため、とまっている時に見えるのは、ほとんどの場合、羽の裏。ここを見るのが近道です。下の表は目安で、光の当たり方や古さで見え方は変わります。

見るところ ヤマトシジミ ルリシジミ
羽の裏 灰色っぽく、黒い点がはっきり 白っぽく、小さな点が細かい
羽の表(オス) やや淡い青 明るい青
大きさの目安 1円玉くらい 1円玉くらい
よくいる所 道ばたや空き地のカタバミのそば 公園や林のまわり、花のある所

大きさは、どちらも1円玉くらいで、見分けの手がかりにはなりにくいと言われます。だから、見る場所は「裏の点」と「表の青」の2つと覚えておくと迷いません。

シジミチョウは、ほかにも似たなかまが多く、同じ道ばたで何種類も見られることがあります。初めのうちは、「青い小さなチョウはシジミチョウのなかま」と分かるだけで、もう一歩前進です。

羽の裏の点で見分ける——いちばんの決め手

羽を閉じたチョウを横から見ると、裏にぽつぽつと黒い点が並んでいます。ヤマトシジミは、羽の裏が灰色っぽく、黒い点がはっきり、くっきりしています。ルリシジミは、羽の裏が白っぽく、点が小さく細かいので、全体にすっきり淡い印象に見えると言われます。

羽の裏を見比べるヤマトシジミ裏は灰色っぽい黒い点がはっきりルリシジミ裏は白っぽい小さな点が細かい

ひとつ気をつけたいのは、チョウの羽は、古くなるとすり減って色や点が薄く見えることです。1羽だけで決めず、そばにいる何羽かで確かめてみてください。

遠くて見えない時は、無理に決めなくて大丈夫です。写真を撮れたら、あとで大きくして見ると、点の大きさと並びが分かりやすくなります。写真や図鑑の小さな模様を見る時は、手持ちの虫眼鏡があると便利です。

コツは、羽を閉じる瞬間を待つことです。花や草にとまると、羽をすぐ閉じて休むことが多いので、少し離れてしゃがんで待つと、ゆっくり裏を見せてくれることがあります。

羽の表の青で見分ける——オスとメスの違い

羽を開いて日なたで休んでいる時は、表の青が見えます。ルリシジミのオスは、明るい瑠璃色で、ヤマトシジミのオスよりも鮮やかだと言われます。ヤマトシジミのオスは、やや淡い水色に近い青に見えます。

ただし、メスは見た目が違います。ヤマトシジミのメスは、黒っぽい茶色で、羽の根元に青みがあると言われます。ルリシジミのメスも、羽のふちが黒く縁取られて見えると言われます。「青くない」からといって別のチョウとは限らないので、そこは気にしなくて大丈夫です。

表の色は、チョウが羽を開く一瞬しか見えません。やはり、最初に見るのは裏の点のほうが確実です。

オスの青は、光が当たる角度で色が違って見えます。曇りの日は暗く、晴れた日はきらっと明るく見えるので、表の青だけで決めるのは難しいと言われます。

茶色い小さなチョウを見た時——メスやベニシジミかも

小さなチョウなのに青くなく、茶色っぽく見える時は、次の可能性があります。

  • シジミチョウのメス:黒っぽい茶色で、青みは少なく見えます
  • ベニシジミ:赤みのあるオレンジ色に、黒い点が散る小さなチョウです。道ばたや草地で見られます
  • ほかのシジミチョウ:種類が多く、羽の裏の模様が似ていることも多いと言われます

種類が多いので、全部を見分けようとすると大変です。まずは、「青い小さなシジミチョウは、裏の点を見る」というところから始めてみてください。よく似たチョウの見分けは、別の記事(キタテハとシータテハの違い)も参考になります。

名前が分からないチョウは、「青い小さな子」「茶色い小さな子」とメモしておくだけでも、次に出会った時に比べやすくなります。

どこで見られる?——いる場所と季節の目安

ヤマトシジミは、カタバミが生えているような道ばたや空き地、公園の植え込みの足元など、人の暮らしに近い場所で見られると言われます。草のすぐ上を低く飛ぶのが目印です。幼虫はカタバミの葉を食べると言われています。

ルリシジミは、公園や林のまわり、花のある場所で見られると言われます。春から秋にかけて、長く見られるチョウで、花にとまって休む姿も目にすることがあります。

ヤマトシジミは、地面近くを低く飛ぶことが多く、ルリシジミはもう少し高い所まで飛ぶことがあると言われます。飛ぶ高さも、ひとつの目安にできます。

どちらも、草むしりや草刈りの時には、葉の裏に卵や幼虫がいることがあります。見つけても、触らない、はがさない、持ち帰らないのが基本です。

また、次の点にも気をつけてください。

  • 公園や道ばたの草花を、持ち帰らない。人の庭や私有地の草むらに入らない
  • 集合住宅の共用の花壇は、管理会社や管理組合の決まりに従う
  • 犬や猫を、チョウを追いかける形で草むらに入れない

見る時の決まり——つかまえない・羽を持たない・触らない

チョウの羽は、とても薄くて、指で触ると粉がついて傷んでしまいます。そのため、次のような見方にとどめておくと安心です。

見るときの決まり離れて見るしゃがんで静かに写真は離れて触らないつかまえない羽・幼虫・卵に触らない
  • つかまえない。羽を指でつまんで持たない
  • 幼虫・さなぎ・卵に触らない。はがさない。持ち帰らない
  • 見る時は、しゃがんで、少し離れて静かに
  • 子どもと見る時は、足元と道路に気をつけて、大人が一緒に

写真を撮る時も同じです。近づきすぎて草を踏んだり、チョウを追い立てたりしないようにしましょう。

ゆきこ( ゚Д゚)『名前が分からなくても、「青い小さなチョウがいた」と気づけたこと自体が、もう素敵な発見ですよね』

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羽の裏の点は、肉眼だと見落としがちな小さな模様です。写真や図鑑の模様を見比べる時に、手持ちの虫眼鏡が1つあると、点の大きさや並びが見やすくなります。


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羽のふちと裏の模様で見分けるチョウはキタテハとシータテハの違いで読めます。話は変わりますが、冷凍ピラフやナポリタンをお弁当に入れる時の考え方は、冷凍ピラフ・ナポリタンをお弁当に入れて大丈夫?にまとめています。

まとめ:羽の裏の点で見分ける。つかまえず、離れてしゃがんで見る

  1. 決め手は、羽を閉じた時の裏。大きさはどちらも1円玉くらい
  2. 裏が灰色っぽく点がはっきりならヤマトシジミ。白っぽく点が細かいならルリシジミ
  3. 表の青は、ルリシジミのオスのほうが明るいと言われる。メスは茶色っぽい
  4. 茶色い小さなチョウは、メスやベニシジミかも。全部を見分けなくて大丈夫
  5. つかまえない・羽を持たない。幼虫や卵に触らず、草花を持ち帰らない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ルリシジミとヤマトシジミの違いの早見表:どちらも1円玉くらいの青い小さなシジミチョウ。見分けの決め手は羽を閉じた時の裏。裏が灰色っぽく黒い点がはっきりしていればヤマトシジミ、白っぽく小さな点が細かければルリシジミと言われる。表の青はルリシジミのオスのほうが明るい。メスは茶色っぽい。ヤマトシジミは道ばたのカタバミのそば、ルリシジミは公園や林のまわりで見られる。つかまえない、羽を持たない、幼虫や卵に触らない、草花を持ち帰らない。しゃがんで離れて静かに見る。

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