イボタノキとネズミモチの違い——葉の厚みと冬の姿で見わける

家事

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生け垣や庭の隅にある、白い小さな花をつける木。「これはイボタノキ? それともネズミモチ?」と、名前が分からなくて迷うことってありますよね。2つはよく似た木で、花や実を見ても、ぱっと見では区別がつきません。

先に結論をひとつ。いちばん分かりやすいのは、冬の姿と葉の厚みです。イボタノキは秋から冬に葉を落とす木で、葉は薄くてやわらかいです。ネズミモチは一年中葉がある常緑の木で、葉が厚くつやがあります。どちらも初夏に白い小さな花が房になって咲き、秋に黒っぽい実がなるので、花や実は決め手にしにくい部分です。

生け垣によく使われるセイヨウイボタは、冬も葉が残りやすいものがある、という点にも気をつけたいところです。この記事では、冬の姿、生け垣の木の考え方、花と実の見方、写真で確かめるコツの順に、見ていきましょう。

あなたはどれ?冬に葉が落ちる→イボタノキの可能性第2章へ ▶冬も葉がつやつや→ネズミモチの可能性第2章へ ▶生け垣の木→セイヨウイボタも第3章へ ▶決めきれない→葉と実を写真に第5章へ ▶

ケース別に読む:早見表を見たい人|冬の姿で見わけたい人|生け垣の木の人|花や実で迷う人|写真と図鑑で確かめたい人|生け垣の手入れの人

4コマ漫画|生け垣の木はどっち?この生け垣、何の木?1生け垣の前で名前が分からない白い花だし、同じでしょ2やりがち花だけで決める冬も葉が厚くてつやつや3正しくは冬の姿と葉の厚み葉と実を写真に残そう4結果写真で図鑑と見比べ

見分けの早見表——冬の葉・葉の厚み・つや・よく使われる場所

見るところ イボタノキ ネズミモチ
冬の葉 秋から冬に葉を落とす 一年中葉がある(常緑)
葉の厚み 薄くてやわらかい 厚い
つや 図鑑の写真と見比べる つやがある
花と実 どちらも初夏に白い小さな花の房、秋に黒っぽい実

「冬の葉」と「葉の厚み」がそろって同じ方向を向けば、見分けやすいです。1つだけだと迷うこともあるので、2つ以上を合わせて見てください。

冬の姿で見る——葉を落とすか、一年中あるか

いちばん確かな見分けは、冬の姿です。同じ木を、夏と冬に見比べると、違いが一目で分かります。

冬の姿を比べるイボタノキ冬は葉を落とす。葉は薄いネズミモチ一年中葉がある。厚くつや
  • 冬に葉が落ちて、枝だけになるなら、イボタノキの可能性があります。葉も薄く、やわらかい感じです
  • 冬も葉が厚くて、つやつやしているなら、ネズミモチの可能性があります

葉の厚みは、指で軽く触れて確かめます。やわらかくてふにゃっとするか、しっかりしていてつやがあるか。ただし、枝を引っ張ったり、折ったりしないでください。落ちている葉があれば、それを手に取って見る方法もあります。

夏にしか見ていない場合は、冬の姿が分からず決められません。そんな時は「どちらかの木」と覚えておいて、冬に同じ場所を見直すのがおすすめです。

生け垣の木の考え方——セイヨウイボタも考える

生け垣によく使われるセイヨウイボタには、冬も葉が残りやすいものがあります。イボタノキの仲間なのに冬に葉があると、ネズミモチと迷ってしまいがちです。

  • 冬も葉があっても、葉が薄くやわらかいなら、セイヨウイボタの可能性もある
  • 葉が厚くてつやがあるなら、ネズミモチの可能性が高い
  • 生け垣は、手入れで形がそろっているので、1本ずつの特徴が見えにくいことがある

生け垣の木は、同じ種類がずらりと並んでいるとは限りません。端から端まで、数か所の葉を見比べてみてください。迷う時は、葉と実を写真に撮って、図鑑と見比べるのがいちばん確実です。

花と実の見方——似ているので決め手にしない

イボタノキもネズミモチも、初夏に白い小さな花が房になって咲きます。秋には黒っぽい実がなります。花の時期も実の様子も、見た目がよく似ているので、花と実では見分けようとしないのがおすすめです。

花と実はよく似る初夏の白い花どちらも似る秋の黒っぽい実どちらも似る口に入れない子どもとペットも
  • 花や実は、「どちらかの木」を示す手がかりにはなるが、決め手にしない
  • 決めるのは、冬の姿と葉の厚みで
  • 実は、口に入れない。小さな子どもやペットが拾って口に入れないよう、そばで見ていてください
  • 花や実を摘んだり、枝を折ったりして持ち帰らない

実は食べ物や飲み物には使わず、観察して楽しむだけにしておくのが安心です。

写真と図鑑で確かめる——決めきれない時の撮り方

見分けに迷ったら、その場で決めようとせず、写真に残しましょう。あとで図鑑と並べて見比べれば、落ち着いて判断できます。撮るのは、次の4枚です。

  1. 木の全体。生け垣なら、端から端まで入るように
  2. 葉のアップ。表と裏を、1枚ずつ
  3. 枝先。葉のつき方と、つやが分かるように
  4. 花や実。あれば、房の様子が分かるように

冬と夏で同じ場所を撮っておくと、冬の姿の違いがよく分かります。撮る時は、私有地や立入禁止の場所には入らず、外から見える範囲で撮ってください。

ゆきこ( ゚Д゚)『生け垣の木って、毎日見ているのに名前を知らないことが多いですよね。決めきれない時は、決めないのも立派な答えだと思います』

季節ごとの見どころ——春から冬まで、同じ木を見続けると分かる

見分けのコツは、同じ木を季節ごとに見ることです。1回で決めようとしなくても、季節をまたいで見れば、自然と答えが見えてきます。

季節 見るところ
春 新しい葉が出ているか。葉の厚みとやわらかさを見る
初夏 白い小さな花の房。どちらも似るので、写真に残すだけでよい
秋 黒っぽい実。葉を落とし始めるかどうかも見る
冬 葉が落ちて枝だけか、葉が残ってつやがあるか。いちばんの決め手

毎日通る道にある生け垣なら、季節の変わり目に1枚ずつ写真を撮っておくだけで、自然と見比べられます。「冬になったら葉が落ちた」「冬でも葉が厚いまま」と分かれば、それが答えです。

よくある迷い——こんな時はどう考える?

  • 冬も葉があるけれど、薄くてやわらかい。セイヨウイボタの可能性があります。葉の厚みを、近くの木と見比べてみてください
  • 花だけ見て、名前を決めたい。花は2つともよく似ているので、決め手にならないんです。葉と冬の姿を待ちましょう
  • 実が黒くなってきた。どちらにも黒っぽい実がなるので、実だけでは決められません。口に入れず、見るだけにします
  • 剪定された生け垣で、葉の様子が分からない。刈り込まれた面の葉でも、厚みとつやは見られます。端の方や、下の方の葉も見てください

どの場合も、焦って名前を決めなくて大丈夫です。「どちらかの木」と覚えておいて、季節が変わってからもう一度見る。それだけで、少しずつ見分けがつくようになります。

生け垣の手入れで気をつけること——手の届く範囲と手袋

イボタノキやネズミモチは、生け垣として刈り込んで使われることが多い木です。刈り込みや枝の整理をする時は、次のことに気をつけてください。

生け垣の手入れの範囲手の届く範囲手袋をして、はさみで高い所・広い範囲造園業者へ相談
  • 刈り込みは、手の届く範囲で。無理な姿勢や、高い所の作業はしない
  • はさみは、手袋をして使う。使い終わったら刃を閉じて、子どもの手の届かない所へ
  • 切った枝は、自治体の分別に従って出す
  • 広い範囲や高い所は、造園業者に相談する

隣の家との境にある生け垣は、枝が敷地の外へ出ていないか、時々見ておくとご近所とのトラブルを避けられます。隣の敷地へ出た枝を、勝手に切るのは避けて、まず相談してください。

💡 この困りごとへの提案

見分けに慣れるまでは、写真つきの樹木図鑑があると、葉の厚みや冬の姿を見比べやすくなります。葉と実の写真が大きく載っているものだと、散歩の途中でも確かめやすいですよ。


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まとめ:冬の姿と葉の厚みで見わける。花と実は決め手にしない

  1. 冬に葉を落とすのがイボタノキ。葉は薄くやわらかい
  2. 一年中葉があり、厚くつやがあるのがネズミモチ
  3. 生け垣のセイヨウイボタは、冬も葉が残ることがある。葉の厚みで見る
  4. 花と実はよく似る。決め手にせず、実は口に入れない
  5. 決めきれない時は写真を撮って図鑑と見比べる。手入れは手の届く範囲で

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

イボタノキとネズミモチの見わけ方の早見表:いちばんの目印は冬の姿と葉の厚み。イボタノキは秋から冬に葉を落とす木で、葉は薄くやわらかい。ネズミモチは一年中葉がある常緑の木で、葉が厚くつやがある。どちらも初夏に白い小さな花の房がつき、秋に黒っぽい実がなるので、花や実は決め手にしない。実は口に入れない。生け垣によく使われるセイヨウイボタは、冬も葉が残りやすいものがある。決めきれない時は、木の全体、葉の表と裏、枝先、花や実を写真に撮って図鑑と見比べる。生け垣の手入れは手の届く範囲で、手袋をして、高い所は造園業者へ。

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