鱈が臭い時——においの原因と、食べるか迷った時の見方

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買ってきた鱈の切り身を開けたら、思ったよりにおいが気になる。そんな時、食べていいのか、思い切って捨てるべきか、迷いますよね。鱈は身が白くてやわらかく、クセの少ない魚という印象があるぶん、においがすると余計に戸惑います。

先に結論をひとつ。鱈は水分が多く、傷みやすい魚です。そのぶん時間がたつと生臭さが出やすいので、においが少し気になる程度なら、表面の水分をキッチンペーパーでふき取り、塩をふって少し置くと、においがやわらぐことが多いです。ただし、ツンとする強いにおいや、ぬめり、色の変化がある時は食べません。

見分けの目安から下ごしらえ、冷凍していた鱈の扱い、調理したあとの部屋のにおいまで、順番に見ていきましょう。下の図から、自分に近いところを探してみてください。

あなたはどれ?強いにおい・ぬめり・色の変化→食べない第1章へ ▶少し生臭い程度→水分をふき取って塩をふる第2章へ ▶冷凍していた鱈→解凍で出た水分をふく第3章へ ▶部屋のにおいが気になる→換気と生ごみの始末第5章へ ▶

ケース別に読む:食べるか迷う人|少し生臭い人|冷凍していた人|買う時と保存を知りたい人|部屋のにおいが気になる人|子どもに出す人

4コマ漫画|鱈が臭い時買ってきた日ちょっと生臭い?1切り身のにおいが気になるやりがち水分を残したままにおいを我慢するぬめりを洗って食べる2我慢して食べるのはNGこうする水分をふき取る塩をふって置く出た水分もふく3水分が多いのでまずふく仕上がりにおいがやわらいだツンとしたらやめようね4強いにおいは食べない

食べるか迷った時の見分け——少し生臭いだけか、食べない方がいいか

魚の生臭さは、時間がたつほど出やすくなります。鱈のように水分が多い魚は、切り身から出た水分(ドリップ)にもにおいが移りやすいので、パックの中の水分から先に生臭さを感じることがあります。ここでは、「少し気になる程度」と「食べない方がいい」の境目を、においと見た目とさわった感じで見てみましょう。

においの見分けの目安少し生臭い程度ツンとするにおいぬめり・色の変化
見るところ 少し気になる程度 食べない方がいい
におい ほんのり生臭い 鼻にくるツンとしたにおい、すっぱいにおい
見た目 白くて、つやがある 黄ばみ、茶色や灰色っぽいくすみがある
さわった感じ 水分でしっとりしている ぬめりがある、糸を引く、べたつく、身が崩れる

表のどちらか迷う時は、食べない方を選んでください。賞味期限や消費期限は、パックの表示を先に確かめます。表示の期限内でも、持ち帰る間や冷蔵庫での置き方で状態は変わるので、期限だけで安心しないようにしましょう。

次のどれかに当てはまる時は、下ごしらえで直そうとせず、食べずに処分します。

  • ツンとする強いにおいがする(鼻にくる、すっぱいにおい)
  • ぬめりがある・糸を引く
  • 色が変わっている(黄ばみ、茶色や灰色っぽいくすみ)
  • 身が崩れる・触るとべたつく

どれにも当てはまらず、においが少し気になるだけなら、次の章の下ごしらえに進んでください。もったいない気持ちより、体を優先するのが大切です。

少し生臭い時の下ごしらえ——水分をふき取る・塩をふる・熱湯をかける

少し生臭いだけの鱈は、下ごしらえでにおいがやわらぐことが多いです。基本は、水分をふき取ること。生臭さは表面の水分に出やすいからです。

下ごしらえの順番水分をふき取る塩をふって置く熱湯はやけど注意
  1. パックから出して、表面の水分をふき取る。キッチンペーパーで、軽く押さえるようにふきます
  2. 塩をふって、少し置く。身の表面に水分が出てきます
  3. 出てきた水分をふき取る。ここまでで、においがやわらぐことが多いです
  4. まだ気になる時は、熱湯をかけて、すぐ水分をふく。ボウルなどの上で、やけどに気をつけて行います

塩の量や置く時間は、作る料理によって変わります。作り方の案内に合わせてください。塩をふると身が締まるので、煮付けなどに使う時は、あとの味つけの塩分も考えて加減します。

熱湯を使う時は、やけどに注意が必要です。お湯を運ぶ時は、小さな子どもが近くにいないことを確かめてから、ゆっくり動きます。かけたあとは、水分をしっかりふき取ってください。

こうして水分を取っても、ツンとするにおいが変わらない、ぬめりが残る、という時は、下ごしらえで直す段階ではありません。食べないでください。

💡 この困りごとへの提案

水分をふき取る作業は、厚手のキッチンペーパーが手元にあると進めやすいです。薄い紙だと、破れて身にくっつきやすいので、水分に強い厚手のものが向いています。


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冷凍していた鱈——解凍で出た水分をふき取る

冷凍の鱈は、解凍する時に水分が出ます。この水分に生臭さが出やすいので、においが気になる時は、まず解凍で出た水分をふき取ります。

冷凍の鱈の解凍冷蔵庫でゆっくり出た水分をふく常温に長く置かない
  • 解凍は冷蔵庫で、ゆっくり。常温に長く置くと、傷みやすくなります
  • 出てきた水分は、そのつどふき取る
  • 一度解凍した鱈を、もう一度冷凍しない

解凍した鱈が、冷凍する前より生臭く感じる時は、解凍で出た水分が身にまとわりついていることがあります。ふき取って、においをもう一度確かめてください。ふき取ってもツンとするにおいが残る、ぬめりがある、という時は食べません。冷凍していたからといって、傷まないわけではないからです。

凍ったまま煮付けや焼き物にする時の考え方は、冷凍たらを煮付けやそのまま焼きに?に書いています。解凍のしかたや保存の包み方は、鱈の保存方法もどうぞ。

買う時と保存——においが出る前にできること

においは、買う時と持ち帰る時に、ある程度ふせげます。次の点を見ておくと安心です。

  • 表示の期限を見る。並んでいる中で、期限に余裕のある物を選びます
  • パックに水分がたくさんたまっていないか見る。水分が多いと、においが出やすくなります
  • 身にハリとつやがあるか見る。くすんでいたり、崩れそうな物は避けます
  • 買ったら寄り道せずに持ち帰る。暑い日は保冷バッグがあると安心です

家に帰ってから冷蔵庫に入れるまでの間も大切です。買い物袋のまま玄関に置きっぱなしにせず、帰ったらすぐ冷蔵庫へ。冷蔵庫の中では、ほかの食品に水分が垂れないよう、皿や容器にのせておくと、においの移りもふせげます。

買った日に使わない時は、水分をふき取って包み、冷蔵庫か冷凍庫へ。常温に長く置かないでください。包み方と保存のしかたは、鱈の保存方法にまとめています。

部屋のにおいが気になる時——調理後の換気と生ごみ

鱈そのものは大丈夫でも、調理したあとの台所に、魚のにおいが残ることがあります。焼く時も煮る時も、換気扇を回し、窓が開けられるなら少し開けておくと、においがこもりにくくなります。

  • 調理中と調理後は換気する
  • 水分のついたパックやキッチンペーパーは、袋の口をしっかり縛る
  • 生ごみは水分を切って、早めに出す。ごみの日まで置く時は、においが出やすくなります
  • まな板・包丁・シンクは、使ったらすぐ洗う

生の魚を切ったあとのまな板や包丁は、ほかの食材に触れる前に洗剤で洗ってください。生の魚をさわった手も、洗ってから次の作業に移ります。

ゆきこ( ゚Д゚)『においが気になる時って、つい「これくらいなら大丈夫かな」と思いたくなりますよね。迷ったら食べない、と先に決めておくと、気持ちが少し楽になると思います』

子どもに出す時——骨をとって、表示を見る

鱈の切り身にも、小さな骨が残っていることがあります。子どもに出す時は、骨をとってから、ほぐして出します。

  • 骨をとってから出す。指でさわって確かめながらほぐします
  • 中までしっかり火を通す
  • 魚のアレルギーがある場合は、パックや袋の表示を見る。調味料の表示も確かめます
  • 年齢や量は、子どもの様子に合わせる。心配な時は、かかりつけの医師に聞きます

においが気になる鱈を、子どもにそのまま出すのは避けてください。迷ったら出さない、でかまいません。

あわせて読みたい

冷凍の鱈をそのまま使う考え方は冷凍たらを煮付けやそのまま焼きに?、鱈を買った日に使わない時は鱈の保存方法にあります。魚卵の保存で迷う人はたらこの保存方法もどうぞ。

まとめ:鱈は水分が多く傷みやすい。少し生臭いなら水分をふき取り、強いにおいは食べない

  1. 鱈は水分が多く、傷みやすい魚。時間がたつと生臭さが出やすい
  2. 少し生臭いなら水分をふき取る。塩をふって置き、出た水分もふく
  3. 強いにおい・ぬめり・色の変化は食べない。迷ったら食べない
  4. 冷凍の鱈は冷蔵庫で解凍。出た水分をふき取る
  5. 子どもには骨をとってから。アレルギーは表示を見る

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

鱈が臭い時の早見表:鱈は水分が多く、傷みやすい魚。少し生臭い程度なら、キッチンペーパーで表面の水分をふき取り、塩をふって少し置き、出てきた水分をふくと、においがやわらぐことが多い。熱湯をかける時はやけどに注意する。ツンとする強いにおい、ぬめり、糸を引く、色の変化、身の崩れがあれば食べない。迷ったら食べない。冷凍の鱈は冷蔵庫で解凍し、出た水分をふき取る。常温に長く置かない。子どもに出す時は骨をとり、中まで火を通し、魚のアレルギーは表示を見る

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