スエードの洗い方——家で洗えるかの見分け方と、ブラシでの手入れ

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お気に入りのスエードの靴やバッグ、ジャケットに、うっすら汚れがついている。ほこりをかぶって、毛並みが寝てしまっている。洗いたいけれど、水で洗って大丈夫なのか、迷いますよね。やわらかな起毛の風合いは魅力ですが、その分、扱いに気をつかう素材です。

先に結論をひとつ。スエードは水に弱く、水洗いすると、色落ちやシミ、かたくなることがあります。まず洗濯表示や靴の説明書きを見てください。ふだんの手入れは、乾いた状態でスエード用のブラシをかけて、毛並みを起こしてほこりを落とします。軽い汚れは、スエード用の消しゴムでこすります。水で洗えると書かれた物だけ、表示どおりに洗います。大事な物や、大きな汚れは、クリーニングや靴の修理店などの専門店に相談するのが安心です。

下の図から、いまの状況に近い章を探してみてください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ水洗いできるか知りたい→洗濯表示や説明書きを見る第1章へ ▶ふだんの手入れ・軽い汚れ→乾いたままブラシ。消しゴムで第2章へ ▶水洗いできる表示だった→表示どおりに洗う。陰干し第3章へ ▶雨に濡れた→タオルで押さえて陰干し第4章へ ▶表示がない・高価な物→専門店に相談する第5章へ ▶

ケース別に読む:家で洗えるか知りたい人|ふだんの手入れをする人|水洗いできる表示だった人|雨に濡れた人|専門店に相談するか迷う人

4コマ漫画|スエードの手入れ汚れた洗って大丈夫?1まず表示や説明書きを見るやりがち水で洗っちゃえ水でごしごし洗う熱で急いで乾かす濡れたまま放置2水に弱い素材だからこうするブラシで手入れ乾いたままブラシ消しゴムでこする毛並みを整える3乾いた状態で手入れ仕上がりきれいになった4大事な物は専門店へ

家で洗えるかの見分け方——まず洗濯表示や靴の説明書きを見る

スエードは、表面が起毛したやわらかな素材で、ふわっとした手ざわりが特徴です。水に弱いので、水洗いすると、色が落ちたり、輪じみのようなシミが残ったり、乾いたあとにかたくなったりすることがあります。

だから、洗う前に、まず確かめることがあります。服やバッグなら、衿の後ろや内側についている洗濯表示や品質表示。靴なら、箱や付属の説明書き、取扱説明書です。ここに「水洗い不可」や「洗濯禁止」とあれば、家で洗わずに、専門店に相談します。

いまの状況 考え方
ほこり・毛並みの乱れ 乾いたまま、スエード用のブラシで
軽い汚れ・こすれた跡 スエード用の消しゴムでこする
「水洗いできる」と書いてある 表示どおりに洗う
表示がない・高価な物・大きな汚れ 専門店に相談する

表示は、新しい形と古い形があって、意味に迷うこともあります。分からない時は、洗わずに、服や靴を買ったお店や、専門店に聞いてください。「水洗いできる」と書かれていない物は、「洗えない物」として扱うのが、失敗しにくい考え方です。

ふだんの手入れ——乾いたままブラシをかけて、軽い汚れは消しゴムで

スエードの手入れは、水を使わず、乾いた状態でするのが基本です。ほこりが毛の間に入り込むと、色がくすんで見えたり、毛並みが寝てしまったりします。こまめに払うだけでも、見た目が変わります。

手入れの3つの手順ブラシをかける乾いたままで→消しゴムでこする軽い汚れだけ→毛並みを整える一方向にそろえる
  1. 乾いた状態で、ブラシをかける:スエード用のブラシで、毛並みを起こすように動かして、ほこりを払う。力を入れすぎない
  2. 軽い汚れは、消しゴムでこする:スエード用の消しゴムで、汚れた部分を軽くこする。出たカスは、ブラシで払う
  3. 毛並みを整える:最後にもう一度、ブラシで一方向にそろえる

ブラシをかける時は、毛並みに沿って、軽く動かします。ひと通り終えたら、少し離れて全体を見て、毛並みがそろっているか確かめましょう。靴なら、ひもや縫い目のきわ、側面のしわの部分にほこりがたまりやすいので、細かい所も忘れずに払ってください。

消しゴムは、スエード用と書かれた物を使います。ふつうの消しゴムだと、色がついたり、汚れが広がったりすることがあります。強くこすりすぎると、毛が薄くなって、その部分だけ色が変わって見えることもあるので、軽く、少しずつ進めてください。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、スエードは「汚れてから慌てる」より、「乾いたまま、こまめにブラシをかける」くらいの気軽さの方が続くなと思います。水を使わない手入れなら、失敗も少なくて済みますよね』

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水洗いできる時——表示どおりに洗って、日かげで陰干し

洗濯表示や説明書きに「水洗いできる」「洗える」とはっきり書かれた物だけ、家で洗うことを考えます。その場合も、洗い方や水の温度、脱水の仕方は、表示どおりに従ってください。水の温度は、必ず表示で確かめてくださいね。

水洗いできる時の3つの手順先に試す目立たない所で→陰干しする日かげで自然に→乾いてからブラシ毛並みを起こす
  • 先に、目立たない所で試す:内側など、見えない所に水をつけて、色が変わらないか確かめる
  • 表示どおりに洗う:やさしい洗い方で、強くこすらない。洗剤も、表示に合った物を選ぶ
  • 日かげで陰干しする:形を整えて、風通しのよい日かげで自然に乾かす
  • 乾いてから、ブラシで毛並みを整える:濡れているうちにブラシをかけない

洗剤を使う時は、洗剤の表示どおりに、換気をして、小さな子どもの手の届かない所へ置いてください。乾かす時に、ドライヤーやストーブの熱を近づけるのは、表示で許されている場合以外は避けます。早く乾かそうとして熱を当てると、かたくなったり、形が変わったりすることがあります。

雨に濡れた時——タオルで押さえて、日かげで陰干し

雨に濡れてしまった時は、こすらずに、乾いたタオルで押さえて水分を吸わせます。靴なら、中にも水が入っていることがあるので、取れる中敷きを外して、乾かします。そのあとは、風通しのよい日かげで、自然に乾かします。

  • 濡れたまま、こすらない
  • タオルで押さえて、水分をうつし取る
  • 日かげで陰干しする。熱で急いで乾かさない
  • 乾いたら、ブラシで毛並みを起こす

雨の日の前に、防水スプレーをかけておく方法もあります。ただ、スエードに使えるかどうかは、製品の表示で確かめる必要があります。素材ごとの向き不向きや、かける場所は、ブーツの防水スプレーのかけ方にまとめています。スプレーは、換気をして、火の気のない場所で使います。

専門店に相談する目安——表示がない・高価な物・大きな汚れ

次のような時は、無理に自分で洗わず、クリーニング店や靴の修理店などの専門店に相談する方が安心です。

洗い方のこうする・やめるこうする乾いたままブラシまずここからやめる水でごしごし洗う表示がない物は特に
  • 洗濯表示や説明書きがなく、洗えるか分からない
  • 高価な物や、思い入れのある物。失敗した時に、元に戻せないことがあります
  • 大きな汚れや、油のシミ。家で落とそうとして、かえって広がることがあります
  • 色が大きく抜けた・かたくなった。手入れで戻せるか、お店に聞いてみる

お店に持ち込む時は、いつ、どんなふうに汚れたのかを伝えると、スムーズに話が進みます。直し方や必要な日数、費用は、お店で確かめてください。

よくある疑問——洗濯機・色の変化・ブラシの選び方

Q. 洗濯機で洗ってもいい?
洗濯表示で洗濯機が使えるとなっていない限り、避けるのが安心です。水と力と回転が重なると、風合いが変わりやすくなります。

Q. 濡らしてしまって、色が変わった
無理に自分で戻そうとせず、乾かしてから、ブラシで毛並みを整えてみます。それでも気になる時は、専門店に相談してください。

Q. ブラシは、どんな物を選べばいい?
スエード用と書かれたブラシを選びます。ふつうの靴用のブラシだと、風合いが変わることもあるので、用途の表示を確かめてから選んでください。

Q. 洗濯表示がなくなっている時は?
洗い方が分からない物は、家で洗わず、買ったお店や専門店に相談してください。乾いたままのブラシ掛けなら、水を使わないので、取り入れやすい手入れです。

あわせて読みたい

雨の日の前の備えはブーツの防水スプレーのかけ方にまとめています。布の小物を手作りしたい方は、水筒カバー 丸底の作り方も読んでみてください。

まとめ:まず表示を見る。ふだんは乾いたままブラシ、迷う物は専門店へ

  1. スエードは水に弱い。まず洗濯表示や靴の説明書きを見る
  2. ふだんは乾いたままブラシで毛並みを起こし、軽い汚れはスエード用の消しゴムで
  3. 水洗いは、洗えると書かれた物だけ。目立たない所で試し、表示どおりに洗って陰干し
  4. 雨に濡れたら、こすらずタオルで押さえる。熱で急いで乾かさない
  5. 表示がない物、高価な物、大きな汚れは専門店に相談

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

スエードの洗い方の早見表:スエードは水に弱く、水洗いすると色落ち、シミ、かたくなることがあるので、まず洗濯表示や靴の説明書きを見る。ふだんの手入れは、乾いた状態でスエード用のブラシをかけて毛並みを起こし、ほこりを落とす。軽い汚れは、スエード用の消しゴムでこする。水で洗えると書かれた物だけ、目立たない所で試してから表示どおりに洗い、日かげで陰干しして、乾いてからブラシで毛並みを整える。雨に濡れた時は、タオルで押さえて陰干し。表示がない物、高価な物、大きな汚れは、クリーニングや靴の修理店などの専門店に相談する。

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