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お気に入りのスエードの靴やバッグ、ジャケットに、うっすら汚れがついている。ほこりをかぶって、毛並みが寝てしまっている。洗いたいけれど、水で洗って大丈夫なのか、迷いますよね。やわらかな起毛の風合いは魅力ですが、その分、扱いに気をつかう素材です。
先に結論をひとつ。スエードは水に弱く、水洗いすると、色落ちやシミ、かたくなることがあります。まず洗濯表示や靴の説明書きを見てください。ふだんの手入れは、乾いた状態でスエード用のブラシをかけて、毛並みを起こしてほこりを落とします。軽い汚れは、スエード用の消しゴムでこすります。水で洗えると書かれた物だけ、表示どおりに洗います。大事な物や、大きな汚れは、クリーニングや靴の修理店などの専門店に相談するのが安心です。
下の図から、いまの状況に近い章を探してみてください。
ケース別に読む:家で洗えるか知りたい人|ふだんの手入れをする人|水洗いできる表示だった人|雨に濡れた人|専門店に相談するか迷う人
家で洗えるかの見分け方——まず洗濯表示や靴の説明書きを見る
スエードは、表面が起毛したやわらかな素材で、ふわっとした手ざわりが特徴です。水に弱いので、水洗いすると、色が落ちたり、輪じみのようなシミが残ったり、乾いたあとにかたくなったりすることがあります。
だから、洗う前に、まず確かめることがあります。服やバッグなら、衿の後ろや内側についている洗濯表示や品質表示。靴なら、箱や付属の説明書き、取扱説明書です。ここに「水洗い不可」や「洗濯禁止」とあれば、家で洗わずに、専門店に相談します。
| いまの状況 | 考え方 |
|---|---|
| ほこり・毛並みの乱れ | 乾いたまま、スエード用のブラシで |
| 軽い汚れ・こすれた跡 | スエード用の消しゴムでこする |
| 「水洗いできる」と書いてある | 表示どおりに洗う |
| 表示がない・高価な物・大きな汚れ | 専門店に相談する |
表示は、新しい形と古い形があって、意味に迷うこともあります。分からない時は、洗わずに、服や靴を買ったお店や、専門店に聞いてください。「水洗いできる」と書かれていない物は、「洗えない物」として扱うのが、失敗しにくい考え方です。
ふだんの手入れ——乾いたままブラシをかけて、軽い汚れは消しゴムで
スエードの手入れは、水を使わず、乾いた状態でするのが基本です。ほこりが毛の間に入り込むと、色がくすんで見えたり、毛並みが寝てしまったりします。こまめに払うだけでも、見た目が変わります。
- 乾いた状態で、ブラシをかける:スエード用のブラシで、毛並みを起こすように動かして、ほこりを払う。力を入れすぎない
- 軽い汚れは、消しゴムでこする:スエード用の消しゴムで、汚れた部分を軽くこする。出たカスは、ブラシで払う
- 毛並みを整える:最後にもう一度、ブラシで一方向にそろえる
ブラシをかける時は、毛並みに沿って、軽く動かします。ひと通り終えたら、少し離れて全体を見て、毛並みがそろっているか確かめましょう。靴なら、ひもや縫い目のきわ、側面のしわの部分にほこりがたまりやすいので、細かい所も忘れずに払ってください。
消しゴムは、スエード用と書かれた物を使います。ふつうの消しゴムだと、色がついたり、汚れが広がったりすることがあります。強くこすりすぎると、毛が薄くなって、その部分だけ色が変わって見えることもあるので、軽く、少しずつ進めてください。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、スエードは「汚れてから慌てる」より、「乾いたまま、こまめにブラシをかける」くらいの気軽さの方が続くなと思います。水を使わない手入れなら、失敗も少なくて済みますよね』
💡 この困りごとへの提案
毛並みを起こしてほこりを払うスエード用のブラシが1本あると、日々の手入れが気軽になります。
水洗いできる時——表示どおりに洗って、日かげで陰干し
洗濯表示や説明書きに「水洗いできる」「洗える」とはっきり書かれた物だけ、家で洗うことを考えます。その場合も、洗い方や水の温度、脱水の仕方は、表示どおりに従ってください。水の温度は、必ず表示で確かめてくださいね。
- 先に、目立たない所で試す:内側など、見えない所に水をつけて、色が変わらないか確かめる
- 表示どおりに洗う:やさしい洗い方で、強くこすらない。洗剤も、表示に合った物を選ぶ
- 日かげで陰干しする:形を整えて、風通しのよい日かげで自然に乾かす
- 乾いてから、ブラシで毛並みを整える:濡れているうちにブラシをかけない
洗剤を使う時は、洗剤の表示どおりに、換気をして、小さな子どもの手の届かない所へ置いてください。乾かす時に、ドライヤーやストーブの熱を近づけるのは、表示で許されている場合以外は避けます。早く乾かそうとして熱を当てると、かたくなったり、形が変わったりすることがあります。
雨に濡れた時——タオルで押さえて、日かげで陰干し
雨に濡れてしまった時は、こすらずに、乾いたタオルで押さえて水分を吸わせます。靴なら、中にも水が入っていることがあるので、取れる中敷きを外して、乾かします。そのあとは、風通しのよい日かげで、自然に乾かします。
- 濡れたまま、こすらない
- タオルで押さえて、水分をうつし取る
- 日かげで陰干しする。熱で急いで乾かさない
- 乾いたら、ブラシで毛並みを起こす
雨の日の前に、防水スプレーをかけておく方法もあります。ただ、スエードに使えるかどうかは、製品の表示で確かめる必要があります。素材ごとの向き不向きや、かける場所は、ブーツの防水スプレーのかけ方にまとめています。スプレーは、換気をして、火の気のない場所で使います。
専門店に相談する目安——表示がない・高価な物・大きな汚れ
次のような時は、無理に自分で洗わず、クリーニング店や靴の修理店などの専門店に相談する方が安心です。
- 洗濯表示や説明書きがなく、洗えるか分からない
- 高価な物や、思い入れのある物。失敗した時に、元に戻せないことがあります
- 大きな汚れや、油のシミ。家で落とそうとして、かえって広がることがあります
- 色が大きく抜けた・かたくなった。手入れで戻せるか、お店に聞いてみる
お店に持ち込む時は、いつ、どんなふうに汚れたのかを伝えると、スムーズに話が進みます。直し方や必要な日数、費用は、お店で確かめてください。
よくある疑問——洗濯機・色の変化・ブラシの選び方
Q. 洗濯機で洗ってもいい?
洗濯表示で洗濯機が使えるとなっていない限り、避けるのが安心です。水と力と回転が重なると、風合いが変わりやすくなります。
Q. 濡らしてしまって、色が変わった
無理に自分で戻そうとせず、乾かしてから、ブラシで毛並みを整えてみます。それでも気になる時は、専門店に相談してください。
Q. ブラシは、どんな物を選べばいい?
スエード用と書かれたブラシを選びます。ふつうの靴用のブラシだと、風合いが変わることもあるので、用途の表示を確かめてから選んでください。
Q. 洗濯表示がなくなっている時は?
洗い方が分からない物は、家で洗わず、買ったお店や専門店に相談してください。乾いたままのブラシ掛けなら、水を使わないので、取り入れやすい手入れです。
あわせて読みたい
雨の日の前の備えはブーツの防水スプレーのかけ方にまとめています。布の小物を手作りしたい方は、水筒カバー 丸底の作り方も読んでみてください。
まとめ:まず表示を見る。ふだんは乾いたままブラシ、迷う物は専門店へ
- スエードは水に弱い。まず洗濯表示や靴の説明書きを見る
- ふだんは乾いたままブラシで毛並みを起こし、軽い汚れはスエード用の消しゴムで
- 水洗いは、洗えると書かれた物だけ。目立たない所で試し、表示どおりに洗って陰干し
- 雨に濡れたら、こすらずタオルで押さえる。熱で急いで乾かさない
- 表示がない物、高価な物、大きな汚れは専門店に相談
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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