サテンとポリエステルの違い——織り方と素材の違いで見る

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つるんとしたつやのある生地を見て、「これはサテン? それともポリエステル?」と迷ったことはありませんか。服やカーテン、リボンのタグに「サテン」と「ポリエステル」が並んでいると、どちらが何を指すのか、分かりにくいですよね。

先に結論をひとつ。サテンは、表面がなめらかで光沢が出る「織り方」の名前です。ポリエステルは、糸の「素材」の名前です。だから、「ポリエステルのサテン」や「シルクのサテン」のように、組み合わさって使われます。光沢や手ざわりは、素材と織り方の両方で決まります。洗えるかどうかも、素材や作りによって違うので、まず洗濯表示を見ることが大切なんです。

下の図から、いまの疑問に近い章を探してみてください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へサテンとは何か→織り方の名前第1章へ ▶違いを表で見たい→早見表で3つを比べる第2章へ ▶洗い方が知りたい→洗濯表示を見る。素材で変わる第3章へ ▶しわや静電気が気になる→素材をタグで見る第4章へ ▶洗う時の注意→ネットに入れ、引っかけない第5章へ ▶

ケース別に読む:サテンとは何か知りたい人|違いを表で見たい人|洗い方が知りたい人|しわや静電気が気になる人|洗う時の注意を知りたい人

4コマ漫画|サテンとポリエステル生地を前に同じ生地なの?1つるつるの生地が気になるやりがちつやがあるからつやで素材を決める同じと思う表示を見ない2見た目だけで決めないこうするタグを見よう織り方を知る素材のタグを見る洗濯表示を見る3織り方と素材を分ける分かった洗い方が分かった4素材と表示で扱いを決める

サテンは織り方、ポリエステルは素材——名前の種類が違う

布の名前には、大きく分けて2つの種類があります。ひとつは、糸をどう組み合わせて布にしたかという「織り方」の名前。もうひとつは、糸が何でできているかという「素材」の名前です。サテンは前者で、ポリエステルは後者にあたります。

サテンとポリエステルの関係織り方の名前サテン素材の名前ポリエステルなど組み合わさるポリエステルのサテン

つまり、サテンとポリエステルは、並べて比べるものではなく、重なり合うものなんです。「ポリエステルのサテン」は、ポリエステルの糸を、サテンの織り方で布にした生地のこと。同じように、シルクの糸でサテンに織れば「シルクのサテン」、綿の糸なら「綿のサテン」と呼ばれる場合があります。

素材の名前は、ほかにもシルク(絹)、綿、麻、レーヨンなどがあります。タグには、素材の名前が書かれていることが多いので、サテンかどうかよりも、まず素材の表示を見るのが近道です。

お店の商品説明やタグでは、次のように書かれていることが多いです。見方の目安にしてください。

  • 「サテン」とだけ書いてある:織り方は分かるが、素材は別の欄で確かめる
  • 「ポリエステル」とだけ書いてある:素材は分かるが、織り方はタグに書かれていないことがある
  • 「ポリエステル(サテン)」のように並んでいる:素材と織り方の両方が書かれている

違いの早見表——サテン・ポリエステル・ポリエステルのサテン

3つを並べて、何の名前なのかを整理してみましょう。

名前 何の名前か 決まること
サテン 織り方 表面のなめらかさと光沢
ポリエステル 糸の素材 扱いやすさや手入れなど、素材の性質
ポリエステルのサテン 素材と織り方の組み合わせ 光沢は織り方、扱いは素材と作りで決まる

表のとおり、光沢や手ざわりは「織り方」と「素材」の両方が関わります。見た目がつるつるしていても、素材がポリエステルなのか、シルクなのかは、見た目だけでは判断しにくいんです。迷ったら、タグの素材の表示を見るのが確かです。

素材による扱いの違い——洗えるかどうかは、洗濯表示で決める

サテンの服を洗う時は、織り方よりも、素材と作りが大切になります。同じサテンでも、素材が違えば、洗い方も変わるからです。

タグで確かめる3つの順番素材の表示ポリエステル・シルクなど→洗濯表示洗い方のしるし→扱い方を決めるネットなどを使う
素材 考え方
ポリエステルのサテン 比較的扱いやすいと言われる。ただし、洗い方は洗濯表示どおりに
シルクのサテン 洗い方がむずかしい服もある。洗濯表示を特によく見て、迷ったらクリーニングに相談
そのほか(綿など) 素材の表示と洗濯表示を見て決める

「ポリエステルは扱いやすい」と言われることがあっても、飾りがついている服や、裏地のある服、プリーツ加工の服などは、洗い方が変わることがあります。素材だけで決めず、洗濯表示をいつも優先してください。温度や時間の数字は、表示どおりに従います。

クリーニング店に出す時も、タグの素材の表示と洗濯表示を見せながら相談すると、話が早く進みます。買う前に、商品ページの「素材」の欄と「洗濯表示」の欄を見ておくのも、あとで困らないコツです。

しわや静電気が気になる時——まず素材をタグで見る

サテンの服は、しわのつきやすさや、静電気の出やすさに差があります。ただ、その差は織り方だけでなく、素材によっても変わります。同じようにつるつるしていても、タグの素材が違えば、扱いやすさが違うことがあるんです。

  • タグで素材の名前を確かめる
  • 洗濯表示で、洗い方・アイロン・干し方を見る
  • 洗い方と干し方は、素材に合わせて決める

アイロンをかける時は、洗濯表示でかけられるかどうかと、温度の目安を確かめます。温度は表示どおりに、当て布をして短く。アイロンの面は熱く、やけどのおそれがあるので、小さな子どものそばでは使わないでください。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、サテンは見た目のつやだけで素材を決めつけず、タグを見る習慣が役に立つなと思います。素材が分かると、洗い方もアイロンも迷いませんよね』

洗う時の注意——ネットに入れて、引っかけない

つるつるしたサテンは、ほかの洗濯物のファスナーやマジックテープに引っかかると、糸が引き出されることがあります。洗う時は、次の点に気をつけてください。

洗い方のこうする・やめるこうするネットに入れるやさしく洗うやめるねじる・引っかけるこすり洗いも避ける
  • ネットに入れる。目の細かいネットが向きます
  • ほかの洗濯物と一緒に洗う時は、ファスナーなどを閉じる
  • ねじったり、強くこすったりしない
  • 洗濯表示を先に見る。家で洗えない表示の服は、クリーニングへ

干す時は、洗濯表示を見て、形を整えてから、風通しのよい日かげに干します。濡れている間は重く、生地が伸びたり、跡がついたりしやすいので、肩の幅に合ったハンガーを使うか、平らに干すと安心です。乾燥機は、洗濯表示で使えるとなっていない限り避けてください。

💡 この困りごとへの提案

洗濯ネットがあると、洗う時の引っかかりや、からまりを減らしやすくなります。目の細かいタイプが、サテンのような繊細な生地には向きます。


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端がほつれた時の対処は、サテンのほつれ止めにまとめています。糸が出たら引っぱらず、根元で切るのが基本です。

よくある疑問——見分け方・つやの違い・カーテンやリボン

Q. サテンとポリエステルは、同じ生地のこと?
同じではありません。サテンは織り方、ポリエステルは素材の名前です。ポリエステルのサテンなら、両方を指しています。

Q. 見た目で、ポリエステルかシルクかは分かる?
見た目だけで判断するのはむずかしいです。タグの素材の表示で確かめてください。

Q. タグがない時は?
素材が分からない時は、家で洗わずに、クリーニング店に相談する方が安心です。

Q. リボンやカーテンのサテンは?
使い方によって洗い方が変わります。製品に洗濯表示や取扱説明書がある場合は、それに従ってください。

Q. 光沢が強いほど、高級な生地?
光沢の強さだけでは、素材や品質は決められません。気になる時は、タグの表示を見てください。

Q. 洗濯機で洗ってもいい?
洗濯表示で洗濯機が使えるとなっていれば、ネットに入れて、やさしいコースで洗います。使えない表示の服は、家で洗わずにクリーニングへ。

あわせて読みたい

サテンの端がほつれて困った時はサテンのほつれ止めに、レーヨンのような別の素材の洗い方はレーヨンが洗濯で縮む時にまとめています。布を使った家事つながりで、椅子の脚カバーが取れない時は椅子の脚カバーが取れない・脱げる時の直し方も読んでみてください。

まとめ:サテンは織り方、ポリエステルは素材。洗い方は洗濯表示で

  1. サテンは織り方の名前、ポリエステルは素材の名前。重なり合って使われる
  2. 光沢や手ざわりは、織り方と素材の両方で決まる
  3. 洗えるかどうかは、素材と作りで違う。まず洗濯表示を見る
  4. シルクのサテンは特に慎重に。迷ったらクリーニングへ
  5. 洗う時はネットに入れて、引っかけない。アイロンは表示どおりで、やけどに注意

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

サテンとポリエステルの違いの早見表:サテンは表面がなめらかで光沢が出る織り方の名前、ポリエステルは糸の素材の名前。このため、ポリエステルのサテン、シルクのサテンのように組み合わさる。光沢や手ざわりは、素材と織り方の両方で決まる。洗えるかどうかは素材と作りで違うので、まず洗濯表示と素材の表示を見る。シルクのサテンは洗濯表示を特によく見て、迷ったらクリーニングへ。ポリエステルは比較的扱いやすいと言われるが、これも表示どおりに。洗う時はネットに入れて、ねじったり引っかけたりしない。アイロンは表示どおりに当て布をして、やけどに注意する。

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