しゃぶしゃぶは牛と豚どっち?——味と脂の違いと、火の通し方の注意

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家でしゃぶしゃぶをすることになって、肉売り場で足が止まる。牛にするか、豚にするか。値段だけでなく、家族の好みや、子どもが食べやすいのはどちらか、考え始めると迷いますよね。

先に結論をひとつ。牛は肉の味を楽しみたい時、豚はさっぱり食べたい時や脂の甘みがほしい時、と好みと場面で選ぶ家が多いです。どちらが上、という話ではありません。ただし、豚肉は中まで火を通すのが決まりごとです。違い、火の通し方、部位の選び方、囲む時の安全を、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ肉の味を楽しみたい→牛を選ぶ第2章へ ▶さっぱり食べたい→豚を選ぶ。中まで火を通す第3章へ ▶脂の甘みがほしい→部位で選ぶ第4章へ ▶子どもや高齢の家族がいる→火の通し方と箸を分ける第5章へ ▶鍋を囲む時の注意→コンロと換気を確かめる第6章へ ▶

ケース別に読む:違いを知りたい人|牛にしたい人|豚にしたい人|部位で迷う人|家族に子どもや高齢者がいる人|鍋を囲む人

4コマ漫画|しゃぶしゃぶの肉選び今夜はしゃぶしゃぶ牛にする?豚にする?しゃぶしゃぶ鍋1家族の好みで迷うありがちな場面ピンクが残ってるけど食べちゃえピンクの豚肉2豚は中まで火を通す好みで選ぶ肉の味なら牛さっぱりなら豚牛と豚3味と脂で選べばよい食べる時は豚は中までしっかり火を通す火を通した豚肉4赤い所がないか見る

牛と豚の違いを、早見表で見る

感じ方には個人差がありますが、一般的に言われる違いを表にしました。

項目 牛 豚
味の方向 肉の味が前に出やすい 味がやわらかく、さっぱり食べやすい
脂 部位による差が大きい 脂の甘みを楽しめる部位がある
火の通し方 子どもや高齢の家族には、生の部分を残さない 中まで火を通し、赤い所を残さない
合うたれ ポン酢でもごまだれでも ポン酢でもごまだれでも

薄切りの肉を湯にくぐらせて食べる、という点はどちらも同じです。迷ったら、家族の中でいちばん食が細い人や、苦手な物が多い人に合わせると、全員が食べやすい鍋になります。

場面で考えると、こんな選び方もできます。

  • 家族みんなで楽しむ日は、好みが分かれるので、牛と豚の両方を少しずつ用意する
  • 脂が苦手な人が多い日は、赤身の多い部位を選ぶ
  • お祝いごとの日は、肉の味が前に出る牛を選ぶ家も多い
  • 普段の食卓で気軽にやりたい日は、手に入りやすい豚で気軽に楽しめる

両方用意する場合は、牛と豚で湯をくぐらせる箸も分けておくと、火の通り方の違いを間違えにくくなります。たれも、ポン酢とごまだれを並べておけば、好みに合わせて選べます。

牛肉は、肉の味を楽しみたい時に

牛は、肉そのものの味を感じたい時に選ぶ家が多いです。薄切りをさっと湯にくぐらせて、色が変わったら引き上げる食べ方が基本になります。ただし、好みの加減で上げる分、生の部分が残りやすい点は知っておきたいところです。

小さな子ども、高齢の家族、妊娠中の人、体調がよくない人には、赤い生の部分が残らないように、しっかり火を通してから出します。大人同士で楽しむ時とは、火の通し方を分けて考えるのが安心です。

脂の多い部位は、湯に脂が溶け出して、鍋のスープが重たくなります。あっさり食べたい時は、赤身の多い部位が向いています。

牛の薄切りも、冷蔵庫から出したてで冷たい時は、肉同士がくっつきやすくなります。湯にくぐらせる前に、箸で軽くほぐしておくと扱いやすいです。

薄切りの肉は、冷たいままだと1枚ずつ離れにくいことがあります。くっついたまま湯に入れると、重なった部分に火が通りにくいので、一枚ずつ広げてから入れるのがコツです。

豚肉は、さっぱり食べたい時に。ただし中まで火を通す

豚は、味がやわらかく、さっぱり食べやすいと感じる人が多いです。脂の甘みを楽しめる部位もあります。そのうえで、豚肉は中まで火を通すのが決まりごとです。しゃぶしゃぶ用の薄切りでも同じで、赤い所やピンク色の所が残らないようにします。

豚肉の火の通し方1湯に広げて入れる重ねて入れない→2色が変わるまで待つ赤い所が消えるまで→3中を見て確かめる赤い所がなければ食べる

時間ではなく、見た目で確かめるのがコツです。薄いからすぐ通るだろうと早く引き上げると、赤い所が残りやすいので気をつけてください。一度に入れる量は少なめにして、湯が煮立った状態を保つと、火が通りやすくなります。

豚しゃぶは、火を通したあとに冷ましてサラダなどにする食べ方もあります。その場合も、火を通すところまでは同じです。食べる分だけ作って、作り置きの放置は避けてください。

たれの考え方も、牛と豚で変える必要はありません。さっぱり食べたい時はポン酢、コクがほしい時はごまだれ、と気分で選べます。食べ比べたい日は、小皿を二つ並べると楽しめます。

部位で脂の量が変わる——選び方の考え方

牛でも豚でも、部位によって脂の量が大きく変わります。パックに書いてある部位の名前を見て選べます。

部位 脂の量の目安 向く場面
バラ 多め 脂の甘みを楽しみたい時
ロース 中くらい 味と脂のバランスをとりたい時
もも 赤身が多め さっぱり食べたい時

肉の厚さも大事です。しゃぶしゃぶ用と書かれた薄切りは、湯にくぐらせて火が通るように切られています。厚めに切った肉を同じように食べると、中に火が通りにくいので、必ず薄切りを選んでください。

脂が気になる家族がいるなら、赤身の多い部位を選びます。脂の甘みがほしいなら、バラ。生の肉は汁気が出やすいので、買い物の帰りは保冷しながら持ち帰り、冷蔵庫には早めに入れてください。

牛と豚の両方を用意する日は、肉ごとに皿を分け、どちらの肉かが分かるように置いておくと、火の通し方を取り違えにくくなります。豚肉の皿をコンロに近い側に置き、「豚は色が変わって中まで」と声をかけ合うだけでも、鍋の前でのうっかりが減りやすいです。

いずれにしても、迷う場面があれば「火をしっかり通す側」に倒しておくと、後悔が少なくなります。味は少し変わっても、体調を崩す心配が減る方を選びたいですよね。

子どもや高齢の家族がいる時の火の通し方と箸

しゃぶしゃぶの箸と火の通し方OKNG生肉用の箸を分けるしっかり火を通す生肉の箸で食べる赤い所を残して出す

生の肉にふれた箸は、そのまま口に運ばないのが約束です。生肉を鍋に入れる専用の箸(取り箸)を決めておくと、うっかり間違えません。たれの小皿に、生肉にふれた箸を入れるのも避けてください。

生の肉を入れていた皿やトレーに、火の通った肉をのせるのも避けます。皿を分けておくと、取り違えを防げます。人数が多い日ほど、箸と皿の役割を最初に決めておくと安心です。

子どもの分は、大人が先に火が通っているかを確かめてから、よそいます。食べ慣れていない子には、小さく切るなど食べやすくして渡すと安心です。

食べ終わるまでの間に、肉の置き方にも気をつけてください。大皿の肉は、食べる直前まで冷蔵庫に入れておき、食卓に長く出しっぱなしにしないのが基本です。残った生の肉は、その日のうちに冷蔵庫へ戻します。

鍋を囲む時の安全——コンロ・換気・やけど

食卓で鍋を使う前に1安定した所に置くコンロをぐらつかせない→2換気をする窓を少し開ける→3火のそばを離れない子どもを近づけない
  • カセットコンロは、鍋底がはみ出す大きな鍋を使わない。取扱説明書を先に見る
  • 湯や鍋の取っ手は熱い。袖口やテーブルクロスの端が火に近づかないようにする
  • 鍋に具を入れる時は、湯がはねないように静かに入れる
  • 火を止めたあとも鍋は熱い。冷めるまで子どもを近づけない

湯の表面に浮いてくる白っぽい泡や脂は、アク取りですくうと、スープが濁りにくくなります。食べ終わったあとの残り汁の扱いは、しゃぶしゃぶの残り汁の捨て方に書いています。

ゆきこ( ゚Д゚)『迷ったら、家族がいちばん食べやすい方で決めるのが気楽です。豚は中まで火を通す、これだけ守れば、あとは好みで大丈夫だと思います』

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しゃぶしゃぶ用の鍋があると、肉をくぐらせる動きがしやすく、湯の面倒も見やすくなります。あると楽なものとして、見てみてください。


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まとめ:牛も豚も好みで選ぶ。豚は中まで火を通す

  1. 牛は肉の味、豚はさっぱりと脂の甘み。好みと場面で選ぶ
  2. 豚肉は中まで火を通す。赤い所やピンク色を残さない
  3. 部位の名前で脂の量を選ぶ。バラは脂多め、ももは赤身が多め
  4. 生肉用の箸を分ける。子どもや高齢の家族には生の部分を出さない
  5. コンロは安定した所に、換気と火のそばを離れないを守る

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

しゃぶしゃぶは牛と豚どっちかの早見表:牛は肉の味を楽しみたい時、豚はさっぱり食べたい時や脂の甘みがほしい時に選ぶ。どちらが上ということはなく、好みと場面で決める。豚肉は中まで火を通し、赤い所やピンク色を残さない。時間ではなく見た目で確かめる。部位はバラが脂多め、ロースが中くらい、ももが赤身多め。子どもや高齢の家族、妊娠中の人には生の部分を出さない。生肉用の箸を分ける。鍋は安定した所に置き、換気をして、火のそばを離れない。

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