からし菜と小松菜の違い——見た目と辛み、料理での使い分け

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青菜の売り場で、からし菜と小松菜が並んでいると、どちらも緑の葉野菜で、パッと見では区別がつきにくいですよね。小松菜と同じつもりでからし菜を買って、炒めてみたら思いのほか辛かった、ということもあります。逆に、漬物にしたいのに小松菜を買ってしまうのも、ありがちな取り違えです。

先に結論をひとつ。からし菜は、葉にぎざぎざやちりめんのような縮みがあり、食べるとぴりっとした辛みがあります。小松菜は、葉がなめらかで丸みがあり、くせが少ないのが違いです。料理では、小松菜はおひたしや炒め物に広く使われ、からし菜は漬物や辛みを生かした和え物に使われることが多い野菜です。見た目、見分け方、料理の使い分け、辛みの扱い、洗い方としまい方の順に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ葉がぎざぎざで辛い→からし菜。辛みを生かす第2章へ ▶葉がなめらかでくせが少ない→小松菜。広く使える第2章へ ▶同じように料理したい→使い分けの表を見る第3章へ ▶辛みが強すぎた→量と組み合わせで調整第4章へ ▶洗い方・しまい方→水気を切って袋に入れる第5章へ ▶

ケース別に読む:違いの全体像を知りたい人|売り場で見分けたい人|料理の使い分けを知りたい人|辛みの扱いを知りたい人|洗い方としまい方を知りたい人

4コマ漫画|からし菜と小松菜①困った場面どっちも青菜に見える…似た青菜1売り場で青菜を見比べる②やりがちいつもの量で使っちゃえ同じ感覚2小松菜と同じ感覚で使う③正しい対処葉がぎざぎざならからし菜葉と辛み3葉の形と辛みを見る④結果ぴりっとが生きるね使い分け4漬物はからし菜、普段は小松菜

違いの全体像——葉の形と辛みの有無で分かれる

二つの違いは、葉の形と、食べた時の辛みの二つに集約されます。からし菜は、葉のふちにぎざぎざがあったり、ちりめんのように縮んでいたりする野菜です。かじるとぴりっとした辛みがあるのが特徴で、その辛みを料理に生かします。一方の小松菜は、葉がなめらかで、丸みのある形をしています。くせが少ないので、いろいろな料理に使いやすい青菜です。

項目 からし菜 小松菜
葉の形 ぎざぎざ・ちりめんのような縮みがある なめらかで丸みがある
食べた時の感じ ぴりっとした辛みがある くせが少ない
使われやすい料理 漬物・辛みを生かした和え物 おひたし・炒め物・汁物など広く
向く場面 辛みをアクセントにしたい時 普段のおかず、くせが苦手な人がいる時

表の中で押さえておきたいのは、辛みを料理に生かすのがからし菜、普段使いで広く使えるのが小松菜という違いです。辛みの感じ方には個人差があります。からし菜の辛みを心地よいと思う人もいれば、苦手に感じる人もいます。家族の好みも合わせて選んでください。

売り場での見分け方——葉の形・辛み・袋の表示

売り場で見分けるには、次の図の三つを順番に見てください。

葉と辛みで見分ける1からし菜葉がぎざぎざぴりっと辛い→2小松菜葉がなめらかくせが少ない→3迷ったら袋の名前を見る札の表示も確認
  • 葉の形。ぎざぎざやちりめんのような縮みがあればからし菜、なめらかで丸みがあれば小松菜です
  • 袋や札の名前。形で迷った時は、表示を優先します。似た野菜が複数あるので、名前を見るのが確かです
  • 辛みのある野菜か。売り場で葉をかじるわけにはいきませんから、料理の目的に合わせて、表示で選びます

野菜は、育ち方や時期で、葉の大きさや形に幅があります。そのため、図の見分け方はあくまで目安です。レシピに書かれた名前と、袋の名前が合っているかを確かめるのが、取り違えを防ぐ近道です。菜の花など、ほかの青菜との違いはからし菜と菜の花の違いで整理しています。

料理での使い分け——小松菜は広く、からし菜は辛みを生かす

料理ごとに、どちらが使われやすいかを表にしました。

料理 使われやすいほう 考え方
おひたし 小松菜 くせが少なく、だしの味を邪魔しにくい
炒め物 小松菜 ほかの具と合わせやすい。からし菜は辛みが前に出る
汁物 小松菜 味の主張が少ないので使いやすい
漬物 からし菜 辛みを生かす料理として使われることが多い
辛みを生かした和え物 からし菜 ぴりっとした辛みをアクセントにする

小松菜のレシピをからし菜で作ると、辛みが前に出て、思っていた味と変わることがあります。同じように料理したい時は、からし菜の量を少なめにして、小松菜と合わせる方法もあります。逆に、からし菜のレシピを小松菜で作ると、辛みが出ないので、ぴりっとした感じを足したい場合は別の薬味を考えてください。

どちらも、洗った後に水気が多いと、炒め物では水っぽくなりがちです。炒め物にする時は、水気をよく切ってから使いましょう。油を使う調理では、水気が残っていると油がはねやすいので、やけどにも注意してください。

どちらを選ぶか迷ったら、食べる人の好みで決めましょう。辛みが苦手な家族がいる場合は、小松菜のほうが無難です。からし菜は、辛みを楽しみたい大人向けの料理に向いています。

買い物の時は、料理名から逆算すると失敗しにくくなります。漬物や辛みを楽しむ和え物を作る日はからし菜、家族みんなで食べるおかずや、お弁当に入れる日は小松菜、という具合です。迷う日は、小松菜を選んでおけば、味が大きく外れることは少ないです。

辛みの扱い——強い時は量と組み合わせで調整する

からし菜の辛みが強いと感じた時は、いくつかの調整方法があります。量を減らす、小松菜など辛みのない青菜と合わせる、味つけを変える、などです。辛みと苦みの下ごしらえについては、からし菜が苦い時で整理しているので、そちらも見てください。

辛みの強い葉物は、小さな子どもには食べにくいことがあります。無理に食べさせず、少しだけ味見をして、口に合わなければやめましょう。子どもが食べる料理は、小松菜のようなくせの少ない青菜を中心にして、からし菜は大人の分だけ別に用意する、という分け方もあります。

体調がすぐれない時や、胃腸が弱っていると感じる時は、辛みのある野菜を無理に食べないほうが安心です。食べた後に気分が悪くなったら、それ以上は食べず、続く場合は医療機関に相談してください。

洗い方としまい方——水気を切って、傷みを見分ける

からし菜も小松菜も、洗い方としまい方の基本は同じです。流れを図で見てみましょう。

洗い方としまい方1根元を洗う泥を落とす水を替えながら→2水気を切る水切りかごでふいて乾かす→3袋に入れる冷蔵庫で保存早めに使う
  1. 根元を洗う。葉の間に泥が入りやすいので、ボウルの水の中で振り洗いして、水を替えながら泥を落とします
  2. 水気を切る。水切りかごなどに置いて、水を切ります。しっかり水気をふいてから保存すると、傷みにくくなります
  3. 袋に入れて冷蔵庫へ。保存の仕方は、買った袋の表示に従ってください。長く置かず、早めに使い切りましょう

葉物は、水気が残ったまま袋に入れると、ぬめりやすくなります。洗った後は、キッチンペーパーなどで軽く水気を取ってから、袋に入れるとよいです。小松菜の保存については、小松菜のしまい方にも考え方がまとまっています。

食べる前に、次の点を見てください。

  • ぬめりがある。食べません
  • 葉が黄色く広がって変色している。食べません
  • カビが見える。見える所だけ取り除いても食べません
  • いやなにおいがする。においだけで決めず、見た目と手ざわりも合わせて、食べません

基本は迷ったら食べないです。何日までなら大丈夫、という数字は、保存状態で変わるので、袋に表示があれば表示を優先し、表示がない物は見た目と手ざわりも合わせて見て、迷ったら食べないでください。

ゆきこ( ゚Д゚)『からし菜と小松菜は、葉の形と辛みで覚えると、売り場でも迷いにくいと思います。辛みが苦手な家族がいる時は、小松菜が無難ですよね』

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からし菜の辛みと苦みの下ごしらえはからし菜が苦い時、菜の花など別の野菜との見分け方はからし菜と菜の花の違いで見られます。小松菜のしまい方の考え方は小松菜のしまい方、似た葉物の苦みはわさび菜が苦い時にまとめています。

まとめ:ぎざぎざで辛いのがからし菜、なめらかでくせが少ないのが小松菜

  1. からし菜は葉がぎざぎざで辛い。小松菜は葉がなめらかでくせが少ない
  2. 小松菜はおひたしや炒め物に広く。からし菜は漬物や和え物で辛みを生かす
  3. 形で迷ったら袋の表示を見る。レシピの名前と合わせて選ぶ
  4. 辛みが強い時は量を減らし、小松菜と合わせる。子どもには無理に食べさせない
  5. ぬめり・変色・カビがあれば食べない。迷ったら食べない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

からし菜と小松菜の違いの早見表:からし菜は葉にぎざぎざやちりめんのような縮みがあり、食べるとぴりっとした辛みがある。小松菜は葉がなめらかで丸みがあり、くせが少ない。料理は小松菜がおひたし、炒め物、汁物に広く使われ、からし菜は漬物や辛みを生かした和え物に使われることが多い。形で迷ったら袋や札の名前を見る。辛みが強い時は量を減らして小松菜と合わせ、子どもには無理に食べさせない。洗って水気を切り、袋に入れて冷蔵庫へ。ぬめり、変色、カビがあれば食べず、迷ったら食べない。

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