リブリ(LiVLi)の物件を探していて、鉄骨と書いてあるけれど本当に静かなのか、壁が薄いと言われる理由は何なのか、と気になって検索した方は多いと思います。引っ越し前にいちばん気になるのは、たいてい音のことです。
この記事は誰かの感想の引用ではなく、リブリを展開する会社の公式サイト、国土交通省の資料、国民生活センターの案内に書かれていることだけで組み立てています。確認したのは2026年10月です。静かになった、壁が薄い、といった評判は、住んでいる人の前の家や生活時間で変わるため、この記事では取り上げず、自分で確かめる方法を中心に書きました。
先に要点を書くと、リブリの公式サイトでは、構造は木造・鉄骨・鉄筋コンクリート(RC)の4つのシリーズに分かれています。つまり「リブリだから鉄骨」「鉄骨だから静か」と決めつけず、物件ごとの構造と部屋の位置を見るのが基本です。下の図から、いまの迷いに近い入口を選んでください。
→ 第1章 音が伝わる3つの経路/第2章 リブリの構造4シリーズ/第3章 間取り図で見る部屋の位置/第4章 毎月の実負担/第5章 内見で見る5か所/第6章 契約と退去のルール/第7章 よくある質問/第8章 まとめ
第1章 「鉄骨だから静か」は半分だけ:音が伝わる3つの経路
音には、建物の骨組みを伝わる固体音と、空気を伝わる空気音があります。上の階の足音やイスを引く音は固体音で、床や壁の重さと作りで決まるため、入居してから家具を置いても消しにくい音です。隣の話し声やテレビの音は空気音で、壁の遮音の作りに加えて、本棚やクローゼットの配置である程度やわらげられます。
| 気になる音 | 伝わり方 | 入居後に対策できる? |
|---|---|---|
| 上の階の足音・物を落とす音 | 固体音(床・柱を伝わる) | 難しい。物件の作りしだい |
| 隣の話し声・テレビ | 空気音(壁を通り抜ける) | 家具の配置である程度やわらぐ |
| 水を流す音・配管の音 | 固体音と空気音 | 難しい。間取りと位置で決まる |
| 道路・線路・駐車場 | 空気音(窓から入る) | 窓まわりの対策で軽減できる場合がある |
| ドアの開閉・階段の足音 | 固体音と空気音 | 難しい。部屋の位置しだい |
ここまで読んで、少し気が重くなった方へ。構造の表記だけでは決まらないというのは、裏を返すと自分で見れば分かる部分が多いということでもあります。次の章から、見る場所を順番に整理します。
第2章 リブリの構造は4シリーズ:表記の読み方
リブリを展開しているのは、公式サイトの表記では帝国不動産株式会社です。以前のアドレス(architectdeveloper.com)にアクセスすると、現在のサイトに転送されます。公式サイトでは、リブリを「機能性×デザイン性×経済合理性」で賃貸集合住宅の最適解を目指すブランドと紹介し、構造の違いで4つのシリーズに分けています。
| シリーズ | 構造 | 公式に書かれている特徴 |
|---|---|---|
| 逸鉄(ITTETSU) | 鉄骨ブレース造 | ベタ基礎、X字型ブレースの耐力壁、防錆処理、外壁通気工法などを採用 |
| 清木(KIYORAGI) | 木造 | 木造軸組と金物工法。劣化対策等級3に適合する点を挙げている |
| 頑鉄(GANTETSU) | 鉄骨ラーメン造 | 柱の間隔を大きくとれるため、間取りの自由度が高いとしている |
| 鉄心(TESSHIN) | 鉄筋コンクリート造 | ダブル配筋壁の採用や、床スラブと二重床による遮音性を挙げている |
リブリの物件を探せる公式の物件サイト(LiVLi DESIGN ROOM)では、建物ごとに「築年月・構造・階数」の順で表示され、構造は「木造」「鉄骨」などと書かれています。ここで大切なのは、同じリブリでも、木造の建物も鉄骨の建物もあるという点です。「リブリは壁が薄い」「リブリは静か」と一括りにせず、気になる物件の構造欄を見ましょう。
公的な「音の評価」の見方
国土交通省の日本住宅性能表示基準には、音環境に関する評価項目が4つあります。重量床衝撃音対策、軽量床衝撃音対策、透過損失等級(界壁)、透過損失等級(外壁開口部)です。このうち「界壁」は、隣の住戸との間の壁のことです。評価書が出ている物件であれば、数字で比べられます。ただし、すべての物件で評価されているわけではないため、評価書があるかどうか、なければ床や壁の仕様をどう説明してもらえるかを、不動産会社に質問するのが現実的です。
第3章 静かさは部屋の位置でも変わる:間取り図の見方
構造の表記は建物全体で1つですが、音の聞こえ方は部屋ごとに違います。同じ建物でも、他の住戸と接している面が多い部屋と少ない部屋では、入ってくる音の量が違うからです。募集資料の間取り図と配置図は、内見の前に手に入る情報源です。
チェックするのはこの5か所
| 見る場所 | 有利になりやすいのは | 理由 |
|---|---|---|
| 角部屋かどうか | 建物の端の部屋 | 接する住戸が1戸減り、空気音の入口が減る |
| 階の位置 | 最上階 | 対策しにくい「上の階の足音」がなくなる |
| 階段・エレベーターとの距離 | 離れている部屋 | 人の往来や扉の開閉音が届きにくい |
| 水回りの位置 | 寝室から遠い | 夜間・早朝の給排水音が枕元に響きにくい |
| 道路・駐車場との位置 | 建物の裏側 | 車の出入りの音が減る |
ゆきこ( ゚Д゚)『角部屋でも階段のとなりだと、人の出入りの音が気になるかもしれません。“角”という言葉だけで安心しないのがコツです。』
第4章 費用は「家賃」ではなく「毎月の実負担」で比べる
物件を比べるときに家賃だけを並べると、判断を誤りやすくなります。家賃・管理費(共益費)・会員サービスなどの費用・ネット代を足した金額が、実際に毎月出ていくお金だからです。
リブリの入居者向けサービスについて
リブリには、入居者向けの会員サイト「LiVLi CLUB」があります。公式のページには、LINEアカウント、不用品の無料回収サービス、食事宅配、フィットネス、オンライン医療相談、家具・家電のレンタル、入居者限定の割引(LiVLi CLUB OFF)などが案内されています。一方で、このページには会員費や料金の記載はありません。会員サービスが家賃とは別の費用になるのか、物件の契約条件に含まれているのか、利用しない場合に外せるのかは、このページでは確かめられませんでした。
そのため、気になる物件では、不動産会社に次の3つを質問してください。
- 入居者向けのサービスや会員制度は、契約条件に含まれているか
- 含まれる場合、毎月の金額はいくらで、家賃や管理費のほかに必要か
- 利用しない場合、外したり、解約したりできるか
第5章 内見で見るのは5か所:順番を決めておく

内見の時間は限られています。あれこれ見ようとすると結局なにも判断できないので、順番を決めて、次の5つを確認する方法がおすすめです。空室では隣や上の生活音はほとんど聞こえないため、内見で分かるのは「作り」と「場所」と「外の音」です。
| 順番 | やること | 見かたの目安 |
|---|---|---|
| 1 | 募集資料で構造と築年を確認 | 木造・鉄骨・RCのどれかを確かめる。書かれていなければ質問する |
| 2 | 間取り図で部屋の位置を確認 | 角部屋か・最上階か・階段から遠いかの3点だけ見る |
| 3 | 壁と床の仕様を質問する | 遮音の仕様や、評価書の有無を聞く。答えは書面でももらう |
| 4 | 水回りと寝室の位置関係を見る | 隣の住戸の浴室・トイレが、寝室と背中合わせになっていないか |
| 5 | できれば夜にもう一度行く | 駐車場の出入り、街灯、人通りの様子が分かる |
第6章 契約と退去のルール:書類と相談先
物件が決まったら、次は契約と、引っ越しの準備です。引っ越しの料金は荷物の量、距離、時期で変わります。複数の会社の見積もりを同じ条件でそろえて比べると、違いが分かります。
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契約前に読む書類は3つ
退去時の原状回復については、国土交通省が「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」をまとめています。民間賃貸住宅の退去時に、修繕費用を貸主と借主のどちらが負担するかのトラブルを防ぐための一般的な基準で、原状回復は入居時の状態に戻すことではない、とも書かれています。経年変化や通常の使い方による損耗の修繕費用は賃料に含まれるもの、借主の使い方や手入れの不備による損耗は借主の負担、という考え方です。契約書の条文があいまいな場合などは、このガイドラインを参考に話し合います。
音のトラブルや退去時の費用で困ったときは、まず管理会社に相談し、それでも解決しないときは、国民生活センターの消費者ホットライン188で、お近くの消費生活相談窓口を案内してもらえます。当事者同士で直接やりとりするのは、避けたほうが無難です。
契約前のチェックリスト
- 気になる物件が、木造・鉄骨・RCのどの構造かを確かめた
- 角部屋・階・階段の位置・水回りの位置を、間取り図で見た
- 入居者向けのサービスや会員制度が契約条件に含まれるかを質問した
- 家賃・管理費・サービス料・ネット代を足した毎月の金額を出した
- 賃貸借契約書で、原状回復と解約予告の条件を読んだ
- 可能なら、時間を変えて2回内見した
第7章 よくある質問
Q. リブリは壁が薄いと言われるのは本当ですか?
A. 公式サイトでは、リブリは構造の違うシリーズに分かれており、築年や仕様も物件ごとに違います。一部の物件についての感想が、すべてに当てはまるとは限りません。ブランド単位ではなく、物件単位で確認するのが確実です。
Q. 内見で音は確かめられますか?
A. 空室では、隣や上の生活音はほとんど聞こえません。内見で確かめられるのは、構造、部屋の位置、窓やサッシの作り、外の環境音です。可能なら時間帯を変えて2回行くと、得られる情報が増えます。
Q. 入居者向けの会員サービスは断れますか?
A. 公式のLiVLi CLUBのページには、会員費や解約条件の記載がありませんでした。物件の契約条件に含まれているかどうかは、物件ごとの募集条件と重要事項説明で確認してください。
Q. 上の階の足音が気になったらどうすればいいですか?
A. 固体音は入居後の対策が効きにくい音です。まずは管理会社に相談して、全体への注意の周知を依頼するのが基本です。当事者同士で直接やりとりするのは避けたほうが安全です。
第8章 まとめ
- リブリは、公式サイトで木造・鉄骨・RCの4シリーズに分かれています。構造は物件ごとに確かめます。
- 体感を左右するのは、床・壁の作りと部屋の位置。間取り図の段階で、見当がつく部分が多くあります。
- 入居者向けのサービスの費用は、公式のLiVLi CLUBのページでは確かめられません。毎月の実負担を、物件ごとに質問して出しましょう。
- 内見は構造→位置→仕様の質問→水回り→夜の順に確認します。
- 音の感じ方には個人差があります。この記事の方法は、物件選びと契約の判断を助けるものであり、静かさを保証するものではありません。
気になる章だけ読み返しても大丈夫です。分岐図に戻って、いまの迷いに近い入口から確認してください。
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出典・参考:帝国不動産 LiVLi 公式サイト(LiVLiについて)/LiVLi DESIGN ROOM(帝国不動産)/LiVLi CLUB/国土交通省「日本住宅性能表示基準」/国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」/国民生活センター「消費者ホットライン188」(各サイト2026年10月確認)


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