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体操服の入った袋をのぞいたら、赤白帽のゴムがびよんと伸びて、頭を軽く振っただけですぽっと脱げそうになっていた。そんな場面に気づいて、ため息をついたことはありませんか。運動会や体育の授業でとっさに脱げると、子ども自身も気まずい思いをしますよね。
先に結論をひとつ。赤白帽のゴムの付け替えは、100円ショップで揃う材料と、結ぶだけの方法で、縫わずに直せます。帽子のゴムをどう手縫いするか、長さをどう測るかという基本の手順は、すでに詳しい記事があるので、この記事では繰り返しません。赤白帽ならではの3つ、100円ショップで買える材料、縫わない交換のやり方、そしてリバーシブルの帽子特有の向きの合わせ方に絞って、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:まず見分けたい人|材料を知りたい人|縫わず直したい人|リバーシブルの人|長さが心配な人
まず見分ける——ゴムが伸びた・切れた・ループごと取れた
赤白帽のゴムがうまくいかない時、原因は大きく3つに分かれます。ひとつ目はゴム自体は無事だけれど伸びてゆるい状態。ふたつ目はゴムが途中で切れてしまった状態。みっつ目は帽子側の輪っか(ループ)ごと外れてしまった状態です。ゴムがゆるいだけなら結び直しで直りますが、切れていたりループごと取れていたりする時は、新しいゴムと、場合によってはループを作り直すテープも必要になります。まず自分の帽子がどのパターンかを見てから、次の章に進んでください。
| 状態 | 様子 | 直し方の目安 |
|---|---|---|
| ゆるい | 伸びて頭に合わない | 短く結び直す |
| 切れた | 途中で切れている | 新しい平ゴムに交換 |
| ループごと取れた | 輪っかの金具が外れた | 綾テープでループを作り直す |
迷った時は、いちばん軽い症状から疑ってみると分かりやすいです。ゴムがちぎれていないのに脱げるなら、まずは伸びを疑って結び直しから試してみてください。それでも脱げるようなら、次の章で紹介する材料に交換するタイミングです。
100円ショップで揃う材料——平ゴム・ループ用のテープ・アジャスター
赤白帽のゴムの付け替えに使う材料は、ほとんどが100円ショップの手芸コーナーで揃います。代表的なのは、幅1センチ前後の平ゴム、ループを作り直す時に使う綾テープ、長さをあとから調整できるゴムのアジャスター、そして仕上げに名前を付け直すお名前テープです。平ゴムは丸ゴムより結び目が緩みにくく、帽子のゴムの付け替えに向いていると言われています。
| 材料 | 使う場面 | 選び方の目安 |
|---|---|---|
| 平ゴム | ゆるい・切れた時の交換 | 幅1cm前後、伸縮のある物 |
| 綾テープ | ループごと取れた時 | 幅1〜1.5cm、しっかりした厚み |
| ゴムアジャスター | 長さをあとで変えたい時 | 平ゴムが通る幅に合う物 |
アジャスターをひとつ足しておくと、子どもの成長で頭まわりが変わった時も、結び直さずにスライドさせるだけで長さを調整できます。兄弟でお下がりにする予定がある帽子にも、アジャスター付きは相性がいいですよ。買い足す時は、平ゴムとアジャスターの幅が合っているかを、店頭で実際に通して確かめてから選ぶと失敗が少ないです。
縫わない交換方法——結ぶだけ、アジャスターで長さを調整
ミシンがなくても、針と糸を使わなくても、赤白帽のゴムは交換できます。手順はこちらです。
- 古いゴムを帽子の内側の穴からそっと引き抜く。安全ピンでとめる方法は、外れやすいうえに先端が指や布に触れてけがにつながることがあるので使いません
- 新しい平ゴムを、外れたのと同じ位置の穴に通す。通しにくい時はひも通しやヘアピンを使うと通しやすくなります
- 帽子の内側で固結びにするか、アジャスターを通してから輪にする。アジャスターを使うと、あとから長さを変えられて便利です
- 結び目やゴムの余った端は帽子の内側に収める。はさみで切った切り口は丸く整えておくと、頭に当たっても引っかかりにくくなります
- 実際にかぶってみて長さを確認する(目安は次の章で詳しく)
ゴムを切る作業にははさみを使います。作業の前後で使った針やまち針の本数を数えて、床に落としたままにしていないかを確かめてから片づけてください。子どもと一緒に作業する時は、はさみと余ったゴムの端を子どもの手の届かない所に置いておくと安心です。結び目の強さは、ぎゅっと引っ張って解けないことを確認する程度で十分です。必要以上に硬く結ぶと、あとで長さを直したい時にほどきにくくなってしまいます。
リバーシブル帽子の付け方——表裏どちらから見ても同じ側にゴム
赤白帽は多くが表裏で色が変わるリバーシブル仕様です。ゴムを付け替える時、表側と裏側で付ける位置がずれていると、かぶる向きを変えた時にゴムの通り道が反対になってしまいます。付け替える前に、元のゴムがどちら側の生地から出ていたかを確認し、新しいゴムも同じ側の穴から通すのが基本です。両面の同じ位置に印(チャコペンなど)を付けてから外すと、あとで迷わずに済みます。もし印を付け忘れて分からなくなった時は、帽子のつばの中心と、ゴムの通り穴の位置関係を表裏で見比べてみてください。左右対称になっていれば、どちらを表にしてもゴムの掛かり方は変わりません。
長さの目安——あごの下に指1本、きつくすれば落ちないわけではない
ゴムの長さは、あごの下に指1本が入るくらいが目安です。これは帽子のゴム全般に共通する測り方で、きつく結べば脱げにくくなるように思えますが、実はそうとは言い切れません。ゴムをきつくしすぎると、遊具に上る時や自転車に乗る時に、帽子のゴム部分がバーやハンドルに引っかかった際、逃げ場がなく首が締まる方向に力がかかることがあります。長さは「脱げない強さ」ではなく、「指1本が入る余裕を保ちつつ、体を動かしても大きくずれない長さ」で考えるのが安全です。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、ループごと取れてしまった帽子は、ゴムを結び直すよりアジャスターを足しておく方が、あとの調整が楽だと思っています。成長期は頭のまわりのサイズも変わっていきますものね』
赤白帽子のループ(かけひも)の付け方——取れた輪を作り直す・後ろのゴム
赤白帽子(赤白帽)の内側で、あごのゴムを通している小さな輪は、「ループ」や「かけひも」と呼ばれることがあります。第1章の「ループごと取れた」状態の時は、ゴムを替える前に、この輪を作り直します。ゴムの交換は結ぶだけでできますが、ループの付け根だけは手縫いがいちばん確実です。ループはかぶるたびにゴムに引っぱられ続ける場所なので、アイロンで貼るテープや布用の接着剤だと、洗濯や引っぱりではがれやすくなります。
- 元の位置を確かめる。取れた跡の糸や針穴を探し、反対側のループと左右対称になる位置に印を付けます。リバーシブルの帽子は、第4章と同じく表裏のどちら側から出ていたかも見ておきます
- 綾テープで輪を作る。100円ショップの綾テープを、平ゴムが無理なく通る大きさの輪にして切ります。切り口はほつれやすいので、内側に折り込んでから縫います
- 返し縫いで数往復、しっかり縫い付ける。帽子の内側の縫い代の部分をすくって縫うと、表に縫い目が出にくくなります。リバーシブルで反対側の生地まで針が通る時は、目立ちにくい色の糸を選びます
- ゴムを通して引っぱる。ゴムを通したら、ループを軽く引っぱって、糸が浮いたり縫い目がほつれたりしないかを確かめます
縫い物に慣れていない時は、ループだけを先に縫い、ゴムの交換は第3章の結ぶ方法にすると、手間が半分で済みます。
後ろのゴムにも触れておきます。赤白帽子の中には、後頭部のあたりにサイズを合わせるためのゴムが入っている物があります。ここが伸びて帽子がぶかぶかになった時は、ゴムの通し口があるかを見てください。通し口がある帽子なら、古いゴムの端に新しい平ゴムを結んでつなぎ、古いゴムを引き出すようにして新しいゴムを通し口から引き入れます。最後につなぎ目を切って古いゴムを外し、新しいゴムの両端を縫いとめます。通し口がなく、生地の中に縫い込まれている帽子は、縫い目をほどいて入れ直すことになり、仕上がりが変わりやすい作業です。買い替えや、手芸店・洋服のお直しの店に相談するのも一つの方法です。
針を使う作業なので、始める前と片づける時に針とまち針の本数を数え、子どもの手の届かない所で作業してください。
あわせて読みたい
帽子のゴムの基本的な手縫いのやり方や長さの測り方は、帽子のゴムの付け方・ループの直し方にまとめています。通学帽そのものの洗い方は通学帽の洗い方へ、水泳帽のゴムがゆるい時の直し方は水泳帽のゴムがゆるい時の洗い方もあわせてどうぞ。
買ったあとの困りごとについても、別の記事で一つずつ整理しています。鬼のお面に毛糸を付ける方法——髪の毛の作り方と、はがれにくい貼り方。必要なところだけどうぞ。
まとめ:まず状態を見分け、材料は100円ショップで。長さはあごの下に指1本
- まず見分ける。ゆるい・切れた・ループごと取れたで直し方が変わります
- 材料は100円ショップで揃います。平ゴム・綾テープ・アジャスター
- 縫わずに結ぶだけで交換できます。結び目とゴムの端は内側に収めます
- リバーシブルは表裏で同じ側にゴムを合わせます。印を付けてから外すと安心
- 長さはあごの下に指1本。きつくすれば落ちないわけではありません
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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