ボタン電池が取れない時——外し方の考え方と、やめた方がいいこと

生活

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電池を替えようとしたら、ボタン電池がはまっていて、びくともしない。爪で引っかけても滑るし、強く押すと機器を傷めそうで、手が止まりますよね。小さな機器ほど、電池入れがぎりぎりに作られていて、外しにくいことがあります。

先に結論をひとつ。まず取扱説明書で外し方を見ます。つめを押す型、スライドさせる型など、機器によって外し方は違います。指で取れないときは、樹脂のピンセットやつまようじのような、電気を通さない物で、電池の端からそっと持ち上げます。金属のピンセットやドライバーは、ショートしたり、電池入れを傷めたりすることがあるので使いません。力をかけても取れないときは、無理を続けず、メーカーや購入店に相談してください。

外し方の考え方、指で取れないとき、やめたほうがいいこと、相談の目安、取り出した電池の扱いの順番で見ていきます。下の図から、気になる章へ進んでみてください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ外し方が分からない→取扱説明書で確かめる第1章へ ▶指で取れない→樹脂の道具で端から第2章へ ▶金属の道具しかない→使わない第3章へ ▶動かない・ふくらみ→メーカーや購入店に相談第4章へ ▶取り出せた→テープでふさぐ第5章へ ▶

ケース別に読む:外し方が分からない人|指で取れない人|金属の道具を使いたくなった人|どうしても取れない人|取り出したあとが気になる人

4コマ漫画|ボタン電池が取れない時困った取れない…1電池がはまって動かないやりがち金属のピンセットドライバーでこじる力まかせに引く2傷める・ショートのもとこうする説明書を見る樹脂の道具で端からそっと3電気を通さない物でできた取れた!4テープでふさいで手の届かない所へ

外し方の考え方——まず取扱説明書で、機器ごとの外し方を見る

ボタン電池の外し方は、機器によってまちまちです。つめを押すと電池が浮く型、電池をスライドさせて出す型、ふたごと外す型など、いくつかの形があります。だからこそ、力を入れる前に、取扱説明書でその機器の外し方を見るのが近道なんです。

外すまでの3段階説明書を見る外し方は機器で違う→ふたとつめを探す押す型・ずらす型→端からそっと樹脂の道具で
段階 やること ポイント
1 取扱説明書で外し方を見る 図が載っていることが多い。なくしたときはメーカーの案内を探す
2 ふたやつめの位置を確かめる 押す型か、ずらす型か。ふたが開いているかも見る
3 指や樹脂の道具で端から持ち上げる 電池の面を傷つけない。力を入れすぎない

ふたが閉まったままになっていないか、見落としがちです。電池が取れないと思ったら、ふたが完全に開いていなかった、ということもあります。また、ねじで止めてあるふたの機器は、取扱説明書の指示に従ってください。

明るい所で、電池入れの全体を見ます。電池の端に、指先や道具が入るすき間があるか。つめが引っかかっていないか。ここを確かめるだけで、無理な力をかけずに済むことがあります。

指で取れない時——樹脂の道具で端からそっと持ち上げる

指で取れないときは、電気を通さない物で、電池の端からそっと持ち上げます。電池の真ん中を押すのではなく、ふちのほうから少しずつ浮かせるのが基本です。

外す時の道具こうする樹脂の道具電気を通さない物やめる金属の道具ショートや傷のもと
使える物 気をつけること
樹脂のピンセット 先が欠けていないか見る。強くつまみすぎない
つまようじ 先がとがっているので、手に刺さないように。折れたかけらを電池入れに残さない
指の爪の先 爪が割れないように。痛いと感じたらやめる
  • 端からそっと。電池のふちに道具の先をあてて、少しずつ浮かせます
  • 勢いで電池が飛び出すことがあります。机の上など、低い所で作業して、落とした電池をすぐ拾えるようにします
  • 電池の面を傷つけない。深い傷がつくと、あとで接触が悪くなることがあります
  • 浮いたら、指でつまんで取り出す。道具で何度も押し込まない

ひと息ついて、もう一度やり直す。それでも浮かないなら、そこで止めます。急いで力を足しても、電池も機器も傷むだけです。

やめたほうがいいこと——金属の道具・力まかせ・こじ開け

取れないと、「何かでこじればいいのでは」と考えがちです。でも、次のことは避けてください。

  • 金属のピンセットやドライバーを使う。電池の面と電池入れの金具に同時にふれて、ショートすることがあります。電池入れを傷めることもあります
  • カッターの刃、はさみ、針でこじる。刃先が滑って、手を切るおそれがあります
  • 力まかせに引っぱる、機器をたたく。機器が割れたり、電池が飛んだりします
  • ふたや機器を無理にこじ開ける。壊れる原因になります。外し方が分からないときは説明書へ

金属の道具は、手元にあるとつい使いたくなります。でも、ボタン電池は平たくて、電池の面と金具がふれやすい形です。一度ふれて熱を持つと、機器も電池も傷みます。急ぎのときほど、樹脂の道具を探してください。家にある物で代わりを考えるときの、傷つけない物を選ぶ線引きは、タッチペンの代用の記事も参考になります。

どうしても取れない・ふくらんでいる時——相談の目安

次のような様子があるときは、自分で外そうとせず、メーカーや購入店に相談してください。

こんな様子 考え方
電池がふくらんでいる、形が変わっている 無理にさわらず、メーカーや購入店に相談する
液が出ている、白い粉のような物がついている 素手でさわらない。手についたら水でよく洗う
樹脂の道具でも、びくともしない 力を足さず、メーカーや購入店に相談する
機器が割れそう、ふたが傷んでいる 外す作業をやめて、相談する

電池入れの中で液漏れしているときは、取扱説明書やメーカーの案内を見てください。目に入ったときは、水で洗ってから医療機関へ。こうした様子は、時計や小さな機器の修理を受けている店で、見てもらえることもあります。

取り出した電池の扱い——テープでふさぎ、手の届かない所へ

子どもが飲み込んだかもしれない時は、すぐに医療機関へ。症状がなくても、様子を見ずに受診してください。取り出した電池は、小さな子どもが口に入れてしまう事故が起きやすい物です。

取り出したあとテープでふさぐ端子をおおう→箱に入れるふた付きの小さな箱→手の届かない所子どももペットも
  1. 取り出した電池の端子を、テープでふさぐ。ほかの電池や金属とふれて、ショートするのを防ぎます
  2. ふた付きの小さな箱に入れる
  3. 子どもの手の届かない所に置く。使用済みも同じです。机の上に出しっぱなしにしない
  4. 出す日は、回収の決まりで。分別は地域によって違うので、お住まいの市区町村の案内を確かめます

テープの貼り方や、出し方の早見表はボタン電池の捨て方にまとめています。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、取れない時ほど「あと少し」と力を足したくなりますよね。でも、電池も機器も小さいので、無理をすると取り返しがつかなくなりがちです。ひと呼吸おいて、説明書に戻るのが近道だと思います』

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小さな電池は、指だとつまみにくいことがあります。つまむ道具が欲しいときは、金属でない樹脂のピンセットが向いています。


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よくある疑問——爪で取っていい? 道具がない時は?

Q. 爪で取っていい?
電池の端に爪が入るすき間があれば、そっと持ち上げられることがあります。爪が割れそうなときや痛いときは、やめて、樹脂の道具を探してください。

Q. 樹脂の道具がない。金属しかない
金属の道具は使わず、樹脂のピンセットなどを用意してから外します。急がないときは、購入店やメーカーに相談する方法もあります。

Q. 電池が取れたけれど、機器が動かない
向きと型番を見直します。向きはボタン電池はどっちがプラス?、型番はボタン電池2025と2032の違いで確かめられます。

Q. 取れた電池は、すぐ捨てていい?
端子をテープでふさいでから、回収の決まりで出します。出すまでの間は、子どもの手の届かない所に置いてください。

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電池の向きはボタン電池はどっちがプラス?、型番の読み方はボタン電池2025と2032の違い、取り出した電池の出し方はボタン電池の捨て方にまとめています。

まとめ:まず説明書。樹脂の道具で端から。金属は使わない

  1. まず取扱説明書で外し方を見る。つめを押す型、スライドさせる型など機器で違う
  2. 指で取れないときは、樹脂の道具で端からそっと。力は足さない
  3. 金属のピンセットやドライバーは使わない。ショートや傷のもと
  4. 取れないときや、ふくらんでいるときは、メーカーや購入店に相談する
  5. 取り出したらテープでふさぐ。子どもが飲み込んだかもしれない時は、すぐに医療機関へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ボタン電池が取れない時の早見表:まず取扱説明書で外し方を見る。つめを押す型、スライドさせる型など機器によって違う。指で取れないときは、樹脂のピンセットやつまようじなど電気を通さない物で、電池の端からそっと持ち上げる。金属のピンセットやドライバー、刃物は、ショートや傷、けがのもとなので使わない。力まかせに引かない。ふくらみ、液漏れ、びくともしないときは、メーカーや購入店に相談する。取り出した電池は端子をテープでふさぎ、ふた付きの箱に入れて子どもの手の届かない所に置き、回収の決まりで出す。子どもが飲み込んだかもしれない時は、すぐに医療機関へ。

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