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引っ越し先の窓にカーテンをかけたら、裾が床にたまってくしゃっ。あるいは通販で買ったら思ったより長くて、掃き出し窓の床をずるずる引きずっている。「切るしかないのかな、でも失敗したら戻せないし……」と、脚立の上で固まった経験、私にもあります。
先に結論。長さの差が数cmならフックで調整、10cm前後までならクリップや折り返しで切らずに済み、それ以上なら切るか縫う、が判断の分かれ目です。切らない方法から順番に見ていきましょう。引っ越しでは「カーテンが短い」で困る方が実は多いのですが、長い方は直す手がたくさんあるので大丈夫ですよ。
まず測る:床から何cm? ちょうどいい丈と「長すぎる」の境目
カーテンの丈は、窓の種類で目安が違います。
- 掃き出し窓(床まである窓)——床から1〜2cm上が標準。床に触れると裾が汚れ、開け閉めのたびに引きずります
- 腰高窓——窓枠の下から15〜20cm下。窓枠ぴったりだと光が漏れます
- レースカーテン——厚手のカーテンより1〜2cm短く。レースの裾が厚手の下から見えないように
測る時は、レールのランナー(フックを引っかける輪)の下端から床までを測ります。レール本体からではありません。今かかっているカーテンが「何cm長いか」を知るには、裾が床に触れている部分を持ち上げて、余っている分の長さを測るのが簡単です。この数字で、使う方法が決まります。
切らずに短くする方法——差が数cmから10cmまで
買ったばかり、賃貸で次の家でも使いたい、模様替えで窓が変わるかもしれない。そんな時は切らない方法から。
- アジャスターフックで1〜4cm縮める。カーテン上部のフックが上下に動かせる「アジャスターフック」なら、フックの位置を上にずらすだけで丈が縮みます。動く幅はだいたい4cm前後。フックが固定式なら、100均や手芸店のアジャスターフックに交換するだけでも効きます。全部のフックを同じ段に揃えるのがコツで、1つずれると裾が波打ちます
- 裾上げクリップで5〜10cm。裾を裏側に折り返して、小さなクリップで留める方法。カーテン用の裾上げクリップ(目立たない色のもの)が数百円前後で手に入ります。20〜30cm間隔で留めると、表からはほとんど分かりません。外せば元通りなので、賃貸や様子見に一番向いています
- 折り返して裾上げテープで留める。裾を裏に折り返し、折り目の内側にアイロン接着の裾上げテープを挟んでアイロンで押さえます。クリップよりすっきり見えて、切っていないのであとで戻せます。ただし接着テープは剥がすと跡が残り、洗濯を繰り返すと剥がれてくることは正直にお伝えしておきます。化繊のカーテンは低温で、当て布をして
クリップやテープはカーテンを外して床でやるのが安全で、仕上がりも揃います。吊ったままの方が長さを見やすいのですが、脚立の上で両手を使う作業は落下しやすいんです。長さを決める印だけ吊った状態で付けて、作業は外して床で。脚立に乗る時は誰かに支えてもらうか、少なくとも天板には立たないでください。
外したついでに洗いたくなりますが、フックを一つひとつ外すのは面倒ですよね。フックを外さずに洗う方法はカーテンをフックを外さずに洗う方法にまとめています。
10cm長い時の判断——切らずに済むのはここまで
「10cm長い」は、ちょうど判断の境目なんです。
- アジャスターで4cm+クリップで6cmのように組み合わせれば、切らずに収まります。ただし折り返しが10cmを超えると裾が重くなり、裏から見た時のもたつきも増えます
- 15cm以上なら、折り返しの厚みで裾がふくらんでしまうので、切って裾上げするか、折り返してから縫う方がきれいです
- 賃貸で次も使う予定なら、多少もたついてもクリップか折り返し縫いで「戻せる状態」を優先
- ずっとこの窓で使うなら、切って裾上げした方が見た目も洗濯も楽
迷ったら、まずクリップで留めて1〜2週間暮らしてみるのをおすすめします。長さの感覚がつかめてから切ると、「あと2cm短くすればよかった」が減りますよ。
切って短くする——裾上げテープと手縫い
用意するのは、メジャー、チャコペンか布用のマーカー、裁ちばさみかカッターと厚紙、アイロン、裾上げテープ(または針と糸)。
- 裾の仕上がり線に印を付ける。今の裾から「短くしたい長さ」の分だけ上に印を付け、線でつなぎます。カーテンは幅が広いので、印は10〜15cmおきに
- 縫い代を残して切る。仕上がり線から5〜8cm下で切ります。裾上げテープなら折り返しは1回で3〜4cm、手縫いで三つ折りにするなら6〜8cm残す。カッターで切る時は下に厚紙かカッターマットを敷いて、定規を当てて何度かなぞって。子どもの手の届かない所で
- 裾上げテープの場合。切った裾を仕上がり線で裏に折り、折り目の内側にテープを挟んで、当て布をしてアイロンで10秒ほど押さえます。すべらせずに、置いて押す。化繊は低温から。冷めるまで動かさない
- 手縫いの場合。三つ折りにしてアイロンで折り目を付け、まつり縫いで表に糸が目立たないように留めていきます。カーテンは離れて見るものなので、多少不揃いでも大丈夫。糸はカーテンと近い色で。切った端のほつれが気になれば、端を折り込むか、ほつれ止めの液を少し
- 吊って確認。両端と中央の丈が揃っているか。ここでも脚立の上で両手を離さないように
裾上げテープは手軽な分、洗濯で剥がれやすいのが正直なところです。剥がれてきた時は、その部分だけ手縫いで留めれば長持ちします。最初から「テープで仮留めして、あとで縫う」つもりでいると、気が楽ですよ。
長すぎる時のアレンジ——あえて床に垂らす・タッセルで持ち上げる
「切りたくないし、留めるのも面倒」なら、長さをそのまま生かす手もあります。
- ブレイクスタイル(床に1〜2cm触れさせる)。裾が床にわずかに触れて少し折れる長さ。海外のインテリアでよく見る、たっぷりした雰囲気になります。掃き出し窓で開け閉めが少ない窓向き
- パドリング(床に10〜15cmたまらせる)。裾を床にわざと溜めて、ドレープを楽しむスタイル。開け閉めが多い窓や、小さい子どもや猫のいる家では、裾を踏んだり引っ張ったりするので向きません。ホコリもたまりやすい
- タッセルで横にまとめる。カーテンを開けている時間が長い窓なら、タッセル(房かけ)で腰の位置でまとめると裾が持ち上がり、長さが目立たなくなります。飾りのある太いタッセルにすると、長さがデザインの一部に見えます
- 裾にリボンやテープを縫い付けて、あえて見せる。折り返した部分の境目に別布のテープを縫うと、「裾上げした」ではなく「デザイン」に見えます
うちは小学生の息子たちが走り回るので、床から2cm上の標準丈です。垂らすスタイルは、裾を踏んで引っ張って、レールごと落ちてきたら……と想像すると、もう少し先かなと思っています。レール周りのやらかしはカーテンレールの取り付けで失敗した話に書きました。
ゆきこ( ゚Д゚)『引っ越し初日、前の家のカーテンが新居の窓で12cm余って、脚立の上でクリップを留めていたら足がぐらっと。慌てて降りて、カーテンを外して床でやり直しました。留めるのは床で、長さ確認だけ吊って。この順番、体で覚えました』
切らずに様子を見るなら、カーテン用の裾上げクリップが1袋あると安心です。賃貸の引っ越しでも使い回せて、レースにも厚手にも使えます。
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「長い時」シリーズとして、靴ひもが長い時の対処とベルトが長い・切れない時の対処もどうぞ。どれも「切らずに収める→切るなら戻せない側を切らない」という考え方は同じです。
まとめ:測る→切らずに(フック・クリップ)→切る(テープ・手縫い)
- まず測る。掃き出し窓は床から1〜2cm上が標準
- 数cmならアジャスターフック、10cmまでなら裾上げクリップで切らずに
- 15cm以上は切って裾上げテープか手縫い。縫い代は5〜8cm残す
- テープは洗濯で剥がれる・跡が残る。化繊は低温・当て布
- 作業は外して床で。脚立の上で両手を使わない
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手順を1枚にまとめました。



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