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電動歯ブラシって、買った時は説明書を読むのに、洗い方まではあまり書いていないことが多いですよね。ブラシを水でゆすいで立てて置く、それだけでずっと使ってきた。でもある朝、ブラシを外してみたら、付け根のところに白いカスや黒い点がびっしり——という経験、多いと思います。
先に結論をひとつ。電動歯ブラシで汚れがたまるのは、毛先ではなく「ブラシの付け根」です。ここを毎日30秒だけ気にかけると、あとの手入れがぐっと楽になります。洗う場所を3つに分けて、順番に見ていきましょう。
洗う場所は3つ——ブラシ・付け根・本体
ひとまとめに「電動歯ブラシを洗う」と考えると、どこをどうすればいいのか分からなくなります。3つの場所に分けると、必要な手が全部見えてきます。
- ブラシ(毛の部分):歯みがき粉と食べかすが残ります。流水でゆすげば足りる、いちばんかんたんな場所
- ブラシの付け根と、本体側の差し込み口:ここが汚れの巣です。歯みがき粉の泡と水が入り込んで、乾かないまま毎日ふたをされている状態。白いカスがこびりつき、黒い点が出るのもたいていここ
- 本体(持ち手):手の油と、飛んだ泡が乾いたもの。それと、意外にお風呂場や洗面所の湿気
付け根に出る黒い点が気になっている人は、電動歯ブラシの黒い点は何なのかに、水垢との見分け方と、どこまでが洗える範囲かを詳しく書いています。この記事では、そもそも出させないための日々の手順のほうをお話ししますね。
本体は水洗いしていい?——防水表示で決まります
いちばん多い質問がこれだと思います。答えは機種によって違うので、防水表示を確かめてくださいとしか言えません。ここは断定できないところです。
- 「お風呂で使えます」と書かれている機種でも、水に沈めていいとは限りません。水しぶきに耐えることと、水中に入れて平気なことは別の話なんです
- 本体に書かれた防水の等級、または説明書の「お手入れ」のページを見る。捨ててしまったなら、型番で検索すると説明書が読めることが多いです
- 迷ったら沈めない。流水で表面をさっと流して、すぐ拭き取る。この方法ならほとんどの機種で問題になりません
- 充電の接点(金属の部分や、スタンドに乗る底)には水を当てない。ここだけは共通です
毎日の30秒——これだけで手入れの8割が終わります
- みがき終わったら、ブラシを本体から外す。ここが一番のポイントです。付けたままゆすぐと、付け根の中に水と泡が閉じ込められます
- ブラシを流水でゆすぐ。付け根の側もぐるりと水を当てる
- 本体の差し込み口(軸が出ている所)を、流水でさっと流すか、濡らして固く絞った布で拭く
- 本体とブラシの水気を、タオルかティッシュで拭き取る
- ブラシは外したまま、毛先を上にして立てて乾かす。本体も立てて、風の通る所に
「ブラシを外す」を習慣にできるかどうかで、半年後の状態がまるで変わります。歯みがきコップの横に小さなブラシ立てを置いて、外したブラシをそこに挿す、という形にすると続けやすいです。置き場所を先に作ると、案外続くものなんですよね。
週に1回のつけ置き——中性洗剤で、塩素系は使わない
毎日のゆすぎでは落ちきらない、付け根の白いこびりつきや、うっすらしたぬめり。週に1回、まとめて落とします。
- 洗面器かコップにぬるま湯を入れ、台所用の中性洗剤を1〜2滴
- ブラシだけを10〜15分つける。本体は入れません
- 使い古しの歯ブラシで、ブラシの付け根の溝をやさしくこする
- 流水でよくすすぐ。洗剤が残らないよう、しっかりと。口に入れるものなので、ここは念入りに
- 本体側の差し込み口は、綿棒に薄めた洗剤を含ませてなぞり、そのあと水で絞った綿棒でもう一度
- 全部を拭いて、立てて乾かす
塩素系の漂白剤は使わないでください。ブラシの付け根には黒いゴムの部品が入っていることが多く、塩素はこのゴムを傷めます。ゴムが硬くなると、そこから水が入るようになって、かえって汚れやすくなるんです。「カビには塩素」と反射的に思ってしまいますが、この道具に限っては合いません。そして塩素系と酸性のもの(クエン酸や酸性の洗剤)を一緒に使うのは絶対にやめてください。有害なガスが出ます。どちらか一方だけを使うのが鉄則で、この道具ならどちらも使わず中性洗剤で十分です。
見落としがち——充電スタンドと水受けのぬめり
本体をきれいにしていても、毎晩そこに戻す場所が汚れていたら意味がないんですよね。充電スタンドは、濡れた本体を毎日立てるので、いつも水がたまっている場所です。
- スタンドの底のくぼみ、本体を差す軸のまわりを、週1のつけ置きのついでに洗う
- 洗う前に必ずコンセントから抜く。差したまま水を当てないでください
- スタンド自体を水につけていいかは機種によります。分からない時は、濡らして固く絞った布で拭き、そのあと乾いた布で
- 付属の透明カバーやトレーは、外して洗う。ここのぬめりが本体に移ります
ちなみに、充電がうまくいかなくなる原因のひとつがこの接点の汚れです。差しても充電のしるしが出ない時の切り分けは電動歯ブラシが充電できない時に見るところにまとめました。
やってはいけない4つ
- 本体を水に沈める。防水表示のない機種はもちろん、あっても沈めるのは別問題。中に水が入ると、乾いたように見えても内部に残ります
- 熱湯で煮沸する。「消毒したい」という気持ちは分かるのですが、ブラシの毛は熱に弱くて曲がりますし、樹脂の部品も変形します
- 食洗機に入れる。高い温度と強い洗剤で、毛が広がり、樹脂が白く曇ります
- 濡れたまま充電台に戻す。接点に水が残ると、そこが傷んで充電しにくくなります。拭いてから戻すを守るだけで寿命が延びます
保管——「棚の中」は、いちばんこもる場所です
洗面台の鏡の裏の棚に、すっきりしまいたくなりますよね。見た目はきれいなのですが、あそこは風がまったく通らない場所なんです。濡れたものを入れてふたをする、を毎日繰り返すことになります。
- 基本は外に、立てて、風の通る所に。生活感は出ますが、乾き方が段違いです
- どうしてもしまいたいなら、1時間ほど外で乾かしてから棚へ。夜みがいてそのまま、が避けたい形です
- ブラシのキャップは、完全に乾いてからかぶせる。濡れたままかぶせると、中が乾かない小部屋になります。キャップに小さな穴が開いているのは、そのための通気口です
- 毛先を上に、立てて保管。家族で使うなら毛先が触れ合わない距離を空けて
- お風呂場に置きっぱなしは湿気の面で厳しい環境です。洗面所へ持ち出して
音が急に大きくなった、振動が変わった、という時は本体側の傷みのサインのことがあります。原因の見方は電動歯ブラシがうるさい時に見るところに書きました。
旅行に持って行く時——ケースは「通気」で選ぶ
- 出かける朝に使ったら、よく拭いてからケースへ。濡れたまま密閉すると、着いた頃には独特のにおいがします
- ケースは小さな通気口があるものを。ぴったり閉じるケースは、持ち運びには安心でも、中が乾きません
- 宿に着いたら、ケースから出して立てておく。これだけでずいぶん違います
- 海外に持って行くなら、充電器が現地の電圧に対応しているかを出発前に確認してください
替えブラシの交換の目安と、歯ぐきのこと
どんなに洗っても、ブラシには寿命があります。毛先が外側に開いてきたら交換。3か月が目安とよく言われますが、力を入れてみがく癖のある人はもっと早く開きます。日数より、毛先の形を見るほうが確かです。
- 毛先が広がったブラシは、当たり方が変わって歯ぐきを傷つけやすくなります
- 付け根の黒い点が落ちない、白いこびりつきが取れないブラシは、口に入れるものなので迷わず交換を
- 本体は電池の寿命が来ると振動が弱くなります。ブラシを新しくしても弱いままなら、本体側の買い替え時期です
そして大事なことをひとつ。みがいたあとに歯ぐきの痛みや出血が続く時は、道具の手入れの問題ではありません。歯科で診てもらってください。力の入れすぎや当て方のこともあれば、歯ぐき自体の状態のこともあります。ここは自分で判断しないほうがいい場所です。お子さんが使う場合も、仕上げは大人がやってあげてください。電動は当てる力の加減が難しいので、任せきりにしないほうが安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『子どもの替えブラシを外したら、付け根が白い粉みたいなので固まっていた、という話はよく聞きます。聞けば「一度も外したことない」というオチ。うちなら洗面所に小さなブラシ立てを置いて、外して挿すところまでを歯みがきに含めます。道具を変えるより、置き場所を作るほうが早いと思います』
替えブラシは、切らすと「まあいいか」で古いまま使い続けてしまうんですよね。次の1本を洗面所の引き出しに入れておいて、開けた時に「そろそろか」と思い出せるようにする、という手もあります。
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付け根の黒い点が気になる人は電動歯ブラシの黒い点は何なのかへ。動作の変化なら電動歯ブラシがうるさい時に見るところと充電できない時に見るところを。そもそも自分に合っているか迷い始めたら電動歯ブラシを買って後悔しないための見方もどうぞ。
まとめ:外して、流して、立てて乾かす
- 汚れがたまるのは毛先ではなくブラシの付け根です
- 毎日30秒。ブラシを外してゆすぎ、拭いて、立てて乾かす
- 週1は中性洗剤でつけ置き。塩素系はゴムを傷めるので使わない
- 本体は沈めない・濡れたまま充電しない。防水表示を必ず確認
- 保管は棚の中より風の通る所。歯ぐきの不調が続くなら歯科へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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