重箱の代用——家にある器で詰める方法と、持ち運ぶ時の考え方

キッチン

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お正月の準備をしていて、ふと気づく。「重箱、うちにない」。買うほど出番があるのか、そもそも何に詰めればいいのか、迷いますよね。

先に結論です。重箱の代わりには、ふた付きの保存容器、大きめのお弁当箱、深めの大皿にラップ、使い捨ての紙やプラスチックの折り箱が使えます。中身が動かないように、カップや葉物で仕切りを作って、汁気を切ってから詰める。持ち運ぶ時は、ふたが閉まる器を選び、傷みやすい物は冷やして早めに食べる。この3つを押さえておけば、器が重箱でなくても、きれいに整います。

この記事では、代わりになる器の選び方、詰め方の考え方、持ち運ぶ時の注意、来年用に重箱を用意するかどうかの目安を、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ家で出すだけ→大皿やお盆に盛る第1章へ ▶持ち寄り・帰省→ふた付きの容器で第3章へ ▶正月らしく見せたい→折り箱と敷き紙で第1章へ ▶作る量が少ない年→小さな容器に少しずつ第4章へ ▶

ケース別に読む:代わりになる器|詰め方の考え方|持ち運ぶ時|来年用に用意するか

4コマ漫画|重箱がない時困った場面重箱がないんだ…おせち1詰める器がないNG:汁気のまま詰める煮汁ごと詰めちゃえ!煮汁たっぷり2他の料理に味が移る正しい対処汁気を切ってカップで仕切る仕切り3高さをそろえて詰める結果とひとことふたが閉まる容器で運ぼうふた付き4傷みやすい物は冷やす

代わりになる器の早見表——家で出すか、運ぶかで選ぶ

器を選ぶ時に見るのは、「どこで食べるか」です。家のテーブルに出すだけなら、見た目を整えやすい大皿やお盆が使えます。持ち寄りや帰省で運ぶなら、ふたが閉まる容器が先です。

器 見た目 持ち運び 洗いやすさ
ふた付きの保存容器 飾り気はないが整えやすい ふたが閉まり運びやすい 洗いやすい
大きめのお弁当箱 仕切りがあり詰めやすい 運びやすい 洗いやすい
深めの大皿+ラップ 盛り付けが華やか 傾けると崩れやすい 洗いやすい
使い捨ての折り箱 正月らしい 軽いが汁気に弱い 洗わず捨てられる

使い捨ての折り箱は、紙の物もプラスチックの物もあります。紙は汁気が染みやすいので、中にカップや敷き紙を入れて、料理が直接ふれないようにすると安心です。重箱のように何段にも重ねたい時は、同じ形の保存容器を重ねる方法もありますが、重ねる時は下の器がつぶれないか確かめてください。

「紙の重箱でいい?」と迷う人もいますよね。使い捨ての紙の箱でも、お正月の雰囲気は出せます。中身が傷まないように、汁気と温度の扱いだけ気をつければ大丈夫です。

大皿に盛る場合は、ひとつのお皿に全部を乗せるより、いくつかの皿に分けると取り分けやすくなります。料理ごとに小皿や小鉢を使い、お盆の上に並べると、重箱のような「段」の雰囲気も出せます。ラップをかけて冷蔵庫に入れる時は、背の高い皿が入る棚の高さを、先に見ておくと慌てません。

帰省先に持っていく場合は、先方の台所で洗い物が増えないように、使い捨ての器にしておくのも気遣いのひとつです。器を持ち帰る場合は、洗って返すか、そのまま持ち帰るかを、先に相談しておくと気まずくなりません。

詰め方の考え方——仕切り・汁気・高さをそろえる

重箱の詰め方で大事なのは、味や見栄えよりも、「運んでも崩れず、傷みにくい」ことです。次の3つを意識してみてください。

詰める時のOKとNGOKNG汁気を切る仕切りで分ける煮汁ごと詰める温かいままふた
  • 汁気を切る。煮物や酢の物は、汁気を切ってから詰めます。汁が出ると、ほかの料理に味が移り、傷みやすくもなります
  • 冷ましてから詰める。温かいままふたをすると、中に蒸気がこもって傷みやすくなります。粗熱をとってから詰めましょう
  • 仕切りで分ける。カップ、アルミカップ、葉物(大葉やレタスなど)を使うと、味が混ざらず、動きにくくなります

高さをそろえるのも、きれいに見せるこつです。背の高い物を奥に、低い物を手前に置くと、ふたをした時に崩れにくくなります。すき間ができたら、小さな料理や飾りで埋めると、運んでも動きません。

色の組み合わせも、少し意識すると見栄えが変わります。赤・黄・緑・白を隣り合わせにせず、散らして置くと、全体が明るく見えます。たくさん作らない年は、小さな容器に少しずつ詰めて、食べ切れる量にするほうが、あとで困りません。

料理のタイプ 詰める時の考え方
煮物・煮しめ 汁気をよく切り、冷ましてから。カップで仕切る
酢の物・なます 汁が出やすいので小さな容器やカップに分ける
焼き物・揚げ物 冷ましてから。重ねる時は紙を挟む
卵・練り物 形が崩れやすい物は手前に、動かないよう詰める

順番としては、まず汁気の出にくい料理から詰めて、最後に汁気の出やすい料理を小さな器に入れて置くと、全体が崩れにくくなります。迷ったら、「濡れやすい物は離す」と覚えておくと便利です。

持ち運ぶ時の注意——ふた・保冷・傾けない

持ち寄りや帰省で運ぶ時は、器の選び方と運び方が大事です。「長く持ち歩かない」を目安にしてください。

持ち運ぶ時の3つ1ふたが閉まる容器を選ぶ→2傾けない平らに置いて運ぶ→3冷やして持つ傷みやすい物は特に
  • ふたがしっかり閉まる器を選ぶ。ふたがゆるいと、移動中に中身が動いて崩れます。輪ゴムやテープで留める方法もあります
  • 傾けず、平らな所に置いて運ぶ。車では床や座席の上、電車では手で持って、バッグの中でも傾けない
  • 傷みやすい物は冷やして持つ。保冷剤や保冷バッグがあると安心です。直射日光の当たる所や暖房の近くには置きません
  • 着いたら早めに出す。長く置いたままにせず、食べる直前まで涼しい所へ

運んでいる途中は、袋の持ち手が引っ張られて傾きやすいので、できれば底から支えるように持ちます。車の中なら、急ブレーキで動かないよう、足元や座席の下に固定すると安心です。保冷バッグが小さい時は、上段・下段に分けて、傷みやすい物を冷やす側に入れます。

食べる前には、見た目と手ざわりも見ます。

ぬめり、いやなにおい、汁の濁り、変色の広がりがあれば、食べません。においだけで決めないことと、迷ったら食べないことが大事です。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、重箱にこだわるより、ふたが閉まる容器できちんと運ぶほうが、料理も人も安心だと思っています』

来年用に重箱を用意するか——出番と置き場所で考える

今年の代用で間に合うなら、重箱を急いで買う必要はありません。来年も用意するかどうかは、次の2つで考えると決めやすくなります。

考えること 用意しなくてよい場合 用意を考える場合
出番 おせちを作らない、少量だけ 毎年家族や親戚が集まる
置き場所 収納に余裕がない しまう場所がある
手入れ 洗う手間を減らしたい 手入れを苦にしない

出番が少ない年は、使い捨ての折り箱で間に合います。毎年使うと決まっているなら、洗いやすい樹脂の物や、重ねられる大きめの容器から探すと、しまう場所にも困りにくいです。

もうひとつ、重箱がない年に考えたいのは、「全部を重箱に詰めなくてもいい」ということです。お正月の料理は、大皿に盛る物、小鉢に分ける物、取り分けて食べる物に分けても、お祝いの雰囲気は出せます。家族の人数が少ない年は、食べ切れる量に合わせて、器を小さくしていく考え方もあります。

今ある重箱の使い道は重箱の使い道——正月以外の詰め方と、しまっておく時の手入れで、いらなくなった重箱の手放し方は重箱の捨て方で見られます。

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まとめ:家にある器でも、汁気と仕切りを整えれば詰められる

  1. 代わりは、ふた付き容器・大きめのお弁当箱・大皿とラップ・折り箱。家で出すか運ぶかで選ぶ
  2. 汁気を切り、冷ましてから詰める。カップや葉物で仕切る
  3. 持ち運ぶ時は、ふたが閉まる器で傾けない。傷みやすい物は冷やす
  4. 食べる前に見た目と手ざわりを見る。異常があれば食べない。迷ったら食べない
  5. 来年用は、出番と置き場所で決める。急いで買わなくてよい

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

重箱の代用の早見表:重箱の代わりには、ふた付きの保存容器、大きめのお弁当箱、深めの大皿にラップ、使い捨ての紙やプラスチックの折り箱が使える。家で出すだけなら大皿やお盆、持ち寄りや帰省ならふたが閉まる容器、正月らしく見せたいなら折り箱と敷き紙。詰める時は汁気を切り、冷ましてから、カップや葉物で仕切り、高さをそろえる。持ち運ぶ時はふたが閉まる器を選び、傾けず、傷みやすい物は冷やして早めに食べる。来年も使うかは、出番の数と収納の場所で考える。異常があれば食べず、迷ったら食べない

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