充電池が液漏れした時——さわり方と拭き取り、機器はまだ使えるか

生活

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リモコンやおもちゃの電池ぶたを開けたら、電池のまわりが濡れていた。白っぽい粉のような跡がついていた。そんな場面は突然やってきますよね。さわっていいのか、どう拭けばいいのか、機器はもう使えないのか、迷うところだと思います。

先に結論をひとつ。液漏れした電池の液は、皮ふや目に良くないので、素手でさわらないことが出発点です。ゴム手袋をして電池を取り出し、ポリ袋に入れて分けておきます。機器の電池入れの汚れは、乾いた布や綿棒でそっと拭き取ります。そして液漏れした電池は、充電しないで、回収の決まりに従って出します。

順番に見ていきましょう。どこから読めばいいか、下の図で自分の場面を探してみてください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ電池が濡れて白い粉→素手でさわらない第1章へ ▶機器の中が汚れた→手袋で乾拭き第2章へ ▶手や目に液がついた→すぐ水で洗う第3章へ ▶液漏れ電池を捨てたい→回収の決まりで第4章へ ▶液漏れを防ぎたい→長く使わない機器は抜く第5章へ ▶

ケース別に読む:電池が濡れている・白い粉がある人|機器の中が汚れた人|手や目に液がついた人|液漏れした電池を捨てたい人|液漏れを防ぎたい人

4コマ漫画|充電池の液漏れ1困った場面リモコンあれ、電池が濡れてる…電池ぶたを開けたら白い粉2やりがちなNG素手でとっちゃえ素手でさわるのは危ない3正しい対処手袋をして、袋に入れよう手袋で取り出して袋へ4結果とひとこと回収テープでふさいで回収に出そう充電せず回収の決まりで

先に安全——素手でさわらず、手袋で取り出す

電池の液は素手でさわらない。これが最初の約束です。見つけた時は、慌てて指でつまみたくなるものですが、いったん手を止めてください。窓を開けるなどして換気をし、子どもとペットが近づかないようにしてから始めます。作業する場所には、新聞紙やキッチンペーパーを敷いておくと、あとが楽です。

液漏れに気づくきっかけは、いくつかあります。次のような様子があれば、液漏れを疑って、素手でさわる前に手を止めてください。

  • 電池のまわりが濡れている、べたついている
  • 電池や端子に、白っぽい粉のような物がついている
  • 電池ぶたの内側や、機器の中が汚れている
  • 電池を入れ替えたのに、機器が動かない

取り出す手順は、次のとおりです。

  1. 機器の電源を切る。スイッチがある物は切っておきます
  2. ゴム手袋をつける。使い捨ての手袋でかまいません。保護メガネがあれば目も守れます
  3. 電池を取り出す。濡れた電池は手袋をした手で持ち、そのままポリ袋に入れて口を閉じます
  4. 手袋を外してポリ袋に入れ、手を洗う。粉に息を吹きかけたり、吸い込んだりしないよう気をつけます
1ゴム手袋をつける素手でさわらない2電池を取り出してポリ袋へ3口を閉じて分ける手の届かない所に

電池ぶたが開かない、電池が固まったようになって取れない、という時は、無理にこじ開けたり、工具で引っぱり出したりしないでください。機器のメーカーに相談するほうが安全です。

機器の電池入れを掃除して、まだ使えるか見る

電池を取り出したら、機器の電池入れを見ます。汚れは、乾いた布や綿棒でそっと拭き取ります。ここで水を使わないのがポイントです。機器の中に水が入ると、別の故障につながることがあるからです。拭いた布や綿棒は、そのままポリ袋に入れて捨てます。

汚れが残っていると、新しい電池を入れても動かないことがあります。端子と電池の接する面は、特にていねいに。拭き終えたら、新しい電池を入れて、動くかどうかを確かめます。

機器の状態 考えられること 次の一手
汚れが拭き取れて、端子がきれいになった 電池を替えれば動く可能性がある 新しい電池を入れて動作を確かめる
端子がさびたり変色したりして、拭いても取れない 接触が悪くなっている 無理にこすらず、メーカーに相談する
液が機器の内部に入ったように見える 内部が傷んでいるかもしれない 使うのをやめて、メーカーに相談する
電池入れやふたが変形している 熱や液で傷んでいる 使わずに、メーカーに相談する

掃除でよくある疑問も、ここで整理しておきます。

  • 水で洗ってもいい? 機器の電池入れは、水で洗いません。機器の中に水が入ると、別の故障につながるからです
  • 拭いた布は洗って使える? 再び使わず、手袋と一緒にポリ袋に入れて捨てます
  • 新しい電池を入れたのに動かない 端子の汚れが残っているか、さびて接触が悪くなっている可能性があります。もう一度やさしく拭いても変わらなければ、メーカーに相談を
  • ふたや電池入れの汚れが取れない 無理にこすって傷をつけず、メーカーに相談するほうが安心です

電池のふくらみや変形がある時も、その電池は使わないでください。落としたあとや、熱い所に置いたあとの電池の見方は、乾電池を落とした!そのまま使って大丈夫?でも触れています。

手や目についた時は、すぐに水で洗う

もしも液がついてしまった時のために、ここだけは覚えておいてください。

  • 電池の液は素手でさわらない
  • 手についたら、すぐ水でよく洗い流す
  • 目に入ったら、水で洗ってから医療機関へ。目はこすらないでください

皮ふが赤くなる、ひりひりする、痛みが続くといった時も、受診をおすすめします。目に入ったかもしれない、と感じた時は、様子を見ずに水で洗い、そのまま医療機関に向かってください。

手についたらすぐ水でよく洗い流す目に入ったら水で洗ってから医療機関へ

もし小さな子どもが液のついた物を口に入れたかもしれない時も、様子を見ずに、医療機関に相談してください。

小さな子どもが電池やおもちゃをなめたり、口に入れたりしないよう、液漏れした電池は、手の届かない所に置いてください。ペットがいる家では、床に置いたままにしないことも大切です。

液漏れした電池の処分——充電しない、テープでふさぐ、回収の決まりで

液漏れした電池は、充電しません。充電池でも同じです。傷んだ電池を充電すると、状態が悪くなるおそれがあるので、使い続けるより処分を考えます。

  • ポリ袋に入れたままにする。袋の口は閉じておきます
  • 端子をテープでふさぐ。ビニールテープなどで、金属の部分をおおいます。ほかの金属や電池とふれ合うと熱を持つことがあるからです
  • 回収の決まりに従って出す。店頭の回収箱に入れる、自治体の決まりに従うなど、出し方は地域で違います。自治体のホームページや窓口で確かめてください
1液漏れした電池は充電しない2端子をテープでふさぐ3回収回収の決まりで出す

ボタン電池は、さらに別の注意点があります。出し方はボタン電池の捨て方にまとめています。充電池が充電できなくなった時の見方は充電池が充電できない時で、液漏れとは分けて考えると整理しやすいです。

処分するまでの間は、ポリ袋に入れた電池を、子どもやペットが届かない所に置いておきます。ほかの電池と混ぜないよう、袋に「液漏れ」と書いたメモを入れておくと、家族の誰が見ても分かります。

液漏れを防ぐ使い方

液漏れは、防げる場面も多いトラブルです。次のような使い方を見直しておくと、安心です。

  • 長く使わない機器からは、電池を抜いておく。季節物のおもちゃや、たまにしか使わないリモコンは特に
  • 使い切った電池を入れっぱなしにしない
  • 古い電池と新しい電池、種類の違う電池を混ぜない
  • +と−の向きを合わせて入れる
  • 予備の電池は、ケースに分けて保管する

ゆきこ( ゚Д゚)『液漏れを見つけると、つい素手でつまんで取りたくなりますよね。でも、先に手袋を探すひと手間が、いちばん大事だと思います』

💡 この困りごとへの提案

予備の電池を入れておくなら、電池ケースがあると、端子どうしがふれたり、ほかの物と混ざったりしにくくなります。使い終わった電池を、回収に出すまで入れておく場所としても役立ちます。


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まとめ:素手でさわらず手袋で。手や目についたらすぐ水で洗う

  1. 電池の液は素手でさわらない。ゴム手袋で取り出して、ポリ袋に分ける
  2. 手についたらすぐ水でよく洗い流す。目に入ったら水で洗ってから医療機関へ
  3. 機器の電池入れは、乾いた布や綿棒で拭く。水は使わず、さびて動かない時はメーカーに相談
  4. 液漏れした電池は充電しない。端子をテープでふさいで、回収の決まりで出す
  5. 長く使わない機器は電池を抜く。電池の種類や新旧は混ぜない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

充電池が液漏れした時の早見表:電池の液は素手でさわらない。換気をして、子どもとペットを近づけない。ゴム手袋をして電池を取り出し、ポリ袋に入れて分ける。手についたらすぐ水でよく洗い流し、目に入ったら水で洗ってから医療機関へ。機器の電池入れは乾いた布や綿棒でそっと拭き取り、水は使わない。端子がさびて動かない時や内部に液が入ったように見える時はメーカーに相談。液漏れした電池は充電しない。端子をビニールテープでふさぎ、回収の決まりに従って出す。予防は、長く使わない機器から電池を抜く、新旧や種類を混ぜない、電池ケースで分けて保管

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