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食卓の椅子が回転式で、子どもが座るたびにくるくる回してしまう。仕事や勉強で使う椅子が、ちょっとした動きで回ってしまって姿勢が定まらない。そんな悩みで「回らないように固定したい」とたどり着く人は多いですよね。
先に結論をひとつ。回転を止める方法は、座面の下で止めるか、脚で止めるかの大きく2つに分かれます。ただしどちらを選ぶにしても、ガス圧式の昇降部(回転椅子・学習椅子・オフィスチェアに共通の部分)は分解しないのが大原則です。分解して直そうとするのではなく、外側から固定するのが安全な考え方になります。止め方の型、100均で足りる範囲、そして直さず買い替える線まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:まず安全を確認したい人|座面の下で止めたい人|脚ごと止めたい人|100均で試したい人|替える線を知りたい人
先に安全を確認する——ガス圧式の昇降部は分解しない
回転椅子の座面の下には、高さを調整するガス圧式の昇降部(シリンダー)があります。回転椅子だけでなく、学習椅子やオフィスチェアにも同じ仕組みが使われていることが多い部分です。この昇降部は、内部に圧力がかかった状態になっていて、分解しようとすると思わぬ動き方をしてけがにつながります。「回らなくしたいから、いっそ軸ごと分解してみよう」とは考えないでください。
- ガス圧式の昇降部(回転椅子・学習椅子・オフィスチェアに共通)は分解しない
- 固定した回転椅子・キャスター付きの椅子に乗って、高い所の物を取らない
- 固定したまま無理に回すと、座面の金具が壊れることがあります
座面の下で止める——回転盤を固定する型
座面の裏側、脚の付け根の少し上あたりに、椅子を回すための丸い「回転盤」がある機種があります。ここを外側から結束バンドや滑り止めシートで挟み込むように固定すると、分解せずに回転を制限できることがあります。ただ、この回転盤の形や取り付け方は機種によってかなり違うので、「必ずこの通りにできる」とは言い切れません。まずは目立たない場所で少しだけ試してみて、動きが渋くなるか様子を見てください。
結束バンドを使う場合は、切り口が内側に来るように留め、余った部分は短く切っておくと、足や指に引っかからずに済みます。滑り止めシートを挟む方法は、厚みを足しすぎると逆に座面が浮いてしまうことがあるので、薄いタイプから試すのがコツです。
脚で止める——キャスターを外して脚キャップにする型
座面の下での固定が難しい機種や、そもそも動き自体を止めたい場合は、キャスターを外して脚キャップに替える方法もあります。差し込み式のキャスターであれば、真上に引き抜いてキャップをはめ込むだけで、回転そのものより先に「動く」感覚を減らせます。
ここで欠かせない注意があります。キャスターを外して脚キャップにすると、床の上で滑りやすくなります。特に高齢者や子どもが立ち上がる時、椅子が思ったより動いて姿勢を崩す原因になるので、フローリングで使う場合はマットを敷くなど別の対策とあわせて考えてください。キャスターだけを別の形で止めたい人は、椅子のキャスター固定とストッパーにストッパーの型をまとめていますので、あわせて読んでみてください。
100均で足りる物と、ベアリング交換との違い
座面の下や脚で試す前に、まずは手軽な物から試したい人も多いはずです。100均で手に入りやすいのは、結束バンド・滑り止めシート・ドアストッパー型のゴムパーツあたりです。滑り止めシートは、回転盤の周囲や脚の接地面に挟み込むと、完全には止まらなくても動きが鈍くなることがあります。ドアストッパー型のゴムは、椅子の可動範囲を物理的に区切る使い方もできますが、家具を傷つけないか先に確認してから使ってください。
ここで誤解しやすいのが、「回転盤(ベアリング)を交換すれば直る」という発想です。ベアリングの交換は、動きが渋くなった椅子の回りを良くするための調整であって、回転を止めたい今回の目的とは逆方向の話になります。回らなくしたいのであれば、ベアリングを触るのではなく、ここまでの固定方法を試す方が目的に合っています。
直さず替える線——回らない椅子に替える選択
固定を試しても安定しない、頻繁にゆるんでしまう、という場合は、無理に固定し続けるより回転しない椅子に買い替える選択も検討してみてください。ダイニングでは回転しない固定式のダイニングチェア、学習机まわりでは固定式の学習椅子が、最初から「回らない」前提で作られています。買い替えの前に、昇降部の分解や処分の仕方は学習椅子の分解と捨て方にまとめているので、今の椅子を手放す時の参考にしてください。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、固定はあくまで応急の対策だと思っています。何度も緩んでやり直すくらいなら、最初から回らないタイプに替えた方が、結果として手間が少ないという場面も多いですよね』
止めた椅子に乗って高い所の物を取ろうとする場面が意外と多いので、踏み台代わりにしないことも忘れずに。足元をしっかり固定できる道具があると、椅子まわりの作業全体が安心になります。
あわせて読みたい
キャスターだけを止めたい・受け皿ストッパーの型を知りたい人は椅子のキャスター固定とストッパーへ。キャスターやシリンダーの交換手順はキャスター・ガスシリンダーの交換、昇降部の分解や処分は学習椅子の分解と捨て方、踏み台代わりの椅子が気になる人は踏み台の代用もあわせてどうぞ。
まとめ:昇降部は分解しない。座面の下か脚で外側から止める
- 大原則はガス圧式の昇降部を分解しないこと。回転椅子・学習椅子・オフィスチェアに共通
- 座面の下で止める。回転盤を結束バンドや滑り止めで外側から固定する
- 脚で止めるなら脚キャップ。床で滑りやすくなるので高齢者・子どものいる家は要注意
- ベアリングの交換は逆方向。回りを良くする話であって、止める目的には合わない
- 安定しなければ回らない椅子に替える。固定した椅子には乗らない
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手順を1枚にまとめました。



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