鴨肉と鶏肉の違い——見た目・食感・焼き方の考え方

食

※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。

年末が近づくと、鍋やそばの具として鴨肉を使う機会が増える季節になります。いつもの鶏肉と同じように焼いたり煮たりしていいのか、何が違うのか、と迷いますよね。見た目は赤っぽくて、皮の下には厚い脂がついています。

先に結論をひとつ。鴨肉は赤身の色で、皮の下に厚い脂があり、鶏肉より香りが強くて、かみごたえがあります。焼く時は、皮目からじっくり焼いて脂を出す考え方が合います。鶏肉の料理にそのまま置き換えると、香りと脂の量が違うので、仕上がりも変わります。ただし、鴨肉も鶏肉も、中心まで火を通すことは同じです。順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ違いを知りたい→色・脂・香り・食感を比べる第1章へ ▶皮の脂を生かしたい→皮目からじっくり焼く第2章へ ▶鶏肉の料理に使う→置き換える時の分かれ目第3章へ ▶売り場で迷った→部位と表示を見る第4章へ ▶鍋やそばに使う→薄切りで合わせ方を考える第5章へ ▶

ケース別に読む:違いを知りたい人|焼き方を知りたい人|鶏肉の代わりにしたい人|売り場で選びたい人|鍋やそばに使いたい人|よくある迷いを確かめたい人

4コマ漫画|鴨肉と鶏肉の違いどう違うの?鶏肉と同じ?鴨肉と鶏肉1見た目も脂も違って見えるやりがちなこと同じ味つけで焼きすぎた!焼きすぎ2硬くなりやすい見直す皮目からじっくり脂を出そう皮目から3脂を出してから返すおいしく中まで火が通ったごちそうだ!中心まで加熱4休ませてから切る

違いの早見表——色・脂・香り・食感

まず、見た目と食感の違いを並べてみます。

比べるところ 鴨肉 鶏肉
肉の色 赤みが強い 淡いピンク〜白っぽい
皮と脂 皮の下に厚い脂がある 脂は鴨肉ほど厚くない(部位による)
香り はっきりした独特の香り くせが少ない
食感 かみごたえがある やわらかく、ほぐれやすい
火を通す 中心まで火を通す 中心まで火を通す

表の最後の行が大切です。見た目も食感も違いますが、どちらも中心まで火を通して食べるという点は同じです。赤みが強い肉なので、色だけでは火の通りを決められません。切って中心を見て、生の部分が残っていないかを確かめてください。

鴨肉は、皮のある部分を焼くと脂が出て、その脂が肉の香りにも関わります。においが気になる時の下ごしらえは、鴨肉が臭い時でお話ししています。

焼き方の考え方——皮目からじっくり、返して休ませる

鴨肉を焼く時の流れを、図にしました。

皮目から焼く3つの流れ1水気をふく表面をペーパーで→2皮目から焼く脂が出るのを見ながら→3返して休ませる切る前に落ち着かせる

水気をふくのは、焼く前の準備です。表面の水分をキッチンペーパーでふき取ると、焼き色がつきやすく、においも抑えやすくなります。

皮目から焼くのは、皮の下の厚い脂を、じわじわ出すためです。強い火でいきなり焼くと、皮の表面だけが焦げて、脂が出きらないことがあります。フライパンにたまった脂は、キッチンペーパーでふき取りながら焼くと、仕上がりが重くなりにくいです。ふき取る時は、やけどに気をつけて、トングでペーパーをつまんでください。

返して休ませるのは、焼いた後の工程です。返して反対側を焼き、中心まで火が通ったら、すぐに切らずに少し休ませると、肉汁が落ち着いて切りやすくなります。火加減や時間の細かい決まりはなく、肉の厚みで変わります。切った断面を見て、生の部分が残っていないかを確かめてください。

焼いている最中は、脂がはねることがあります。フライパンに近づきすぎず、子どもを近くに寄せないようにしてください。

鶏肉の料理に置き換えられる?——分かれ目を図で

鶏肉のレシピで鴨肉を使えるか、という疑問もよくあります。そのまま置き換えられる場合と、見直した方がいい場合があります。

鶏肉から置き換える時の分かれ目OKNG皮目からゆっくり中心まで火を通す焼きすぎ鶏肉と同じ味つけ

置き換える時に気をつけたいのは、次の3点です。

  • 脂が多い:鶏肉より脂が出るので、出た脂をふき取る、または料理に使うかを先に決めておくと失敗しません
  • 香りが強い:鶏肉向けの薄い味つけだと、肉の香りが勝ちます。味つけをしっかりめにしたい時は、ねぎなどの香味野菜を合わせます
  • 焼きすぎると硬くなりやすい:鶏肉の感覚で長く焼くと、かみごたえが強くなりすぎます。硬くなった時の見直しは鴨肉が硬い時にまとめています

あっさり食べたい時や、鴨肉の香りが苦手な時は、鶏肉の方が向いています。無理に鴨肉にしなくて大丈夫です。

売り場での見方——部位と加工品の表示

鴨肉は、売り場によって並び方が違います。次の表を目安にしてください。

売られ方 見るところ 考え方
ロース(胸の肉) 皮と脂の厚み 皮目から焼く、薄切りにするなど
もも 筋の入り方 煮込みなど、時間をかける料理に向く物もある
薄切り 厚みと枚数 鍋やそばの具にしやすい
ローストなどの加工品 食べ方と保存の表示 袋やパックの表示どおりにする

生の鴨肉は、パックの消費期限の表示を見て、期限内に使い切ってください。冷凍の物は、袋に書かれた解凍方法のとおりにします。加工品は、すでに味つけや加熱がされている物が多いので、食べ方も表示に従います。

鍋やそばに使う時の考え方

鍋やそばに鴨肉を使う時は、薄切りにすると火が通りやすく、食べやすくなります。

煮汁に入れる前に、表面の水気をふいておくと、汁が濁りにくく、においも抑えやすいです。肉を入れたら、すぐに強く煮立てず、中心まで火が通るのを待ってください。火が通る前に取り出すと、生の部分が残ってしまいます。

鍋に入れる時は、鴨肉専用の箸やトングを用意しておくと、生肉にさわった箸で野菜をつかむ失敗を避けられます。生肉をさわった手やまな板は、ほかの食材にふれる前に洗ってください。

小さい子どもに食べさせる時は、肉を小さく切り、中心まで火が通っているのを確かめてから出します。かみごたえがあるので、食べやすい大きさにしてください。

残った鴨肉の扱いも、鶏肉と同じ考え方です。火を通した物は粗熱を取って、清潔な容器に入れて冷蔵し、早めに食べ切ります。生の物の残りは、パックの表示に従い、期限内に使い切れない時は、冷凍できるかどうかを表示で確かめてください。解凍した物は長く置かないよう、一度に使う分ずつ分けておくと扱いやすくなります。

鴨肉と鶏肉を両方買う場合は、まな板や包丁を分けるか、1種類ずつ使って、そのつど洗います。どちらも生の状態では汁が出るので、買い物袋の中や冷蔵庫の中でも、ほかの食材と離して入れておくと安心です。

よくある迷い

  • 赤いのは生焼け? もともと赤みが強い肉なので、色だけでは判断できません。切って、中心に生の部分が残っていないかを確かめます
  • 鶏肉用の調味料でも大丈夫? 使えますが、香りが強いので、味つけがぼやけたら調整してください
  • 皮は取った方がいい? 皮の脂が気になるなら取る方法もあります。皮目から焼くと脂を出せるので、好みで選んでください
  • どちらがやわらかい? 一般には鶏肉の方がやわらかく、鴨肉はかみごたえがあります。焼き加減でも変わります

最後に、買う前の整理です。焼いて食べたいのか、鍋やそばにしたいのか、まず使い方を決めておくと、売り場で部位を選びやすくなります。皮の脂を生かしたいならロース、時間をかけて煮たいならもも、手軽に使いたいなら薄切りや加工品、という考え方です。迷う時は、パックの表示や売り場の説明を見て、店の人に聞くのも一つの方法です。

ゆきこ( ゚Д゚)『同じ肉と思わず、別の食材として扱うほうが、迷わずに済むと思います』

💡 この困りごとへの提案

皮目から焼くときは、広めで焦げつきにくいフライパンがあると、脂をふき取りながら焼けて楽です。


皮目を焼くフライパンをAmazonで探す

あわせて読みたい

においが気になる人は鴨肉が臭い時、焼いたら硬くなった人は鴨肉が硬い時が参考になります。年末年始は冷凍の食材を宅配で頼む選択肢もあるので、気になる人はわんまいるは高い?料金と送料のしくみを計算で確認も見てみてください。

まとめ:色・脂・香り・食感が違う。皮目から焼いて、どちらも中心まで火を通す

  1. 鴨肉は赤身で皮の下に厚い脂がある。鶏肉より香りが強くてかみごたえがある
  2. 焼く時は皮目からじっくり。出た脂はふき取り、やけどに気をつける
  3. 鶏肉の料理にそのまま置き換えない。香りと脂の量が違う
  4. 鴨肉も鶏肉も、中心まで火を通す。赤みは色だけで判断しない
  5. 加工品は表示どおりに。生肉にさわった手とまな板は洗う

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

鴨肉と鶏肉の違いの早見表:鴨肉は肉の色が赤みの強い赤身で、皮の下に厚い脂があり、香りが強くてかみごたえがある。鶏肉は淡い色でくせが少なく、やわらかい。どちらも中心まで火を通す。焼き方は、水気をふく、皮目からじっくり焼いて脂を出す、返して休ませる、の流れ。出た脂はふき取り、やけどに注意する。鶏肉の料理に置き換える時は、脂が多い、香りが強い、焼きすぎると硬くなりやすい点に気をつける。赤みは色だけで火の通りを判断せず、切って中心を見る。売り場では部位や表示を見て、加工品は袋の表示どおりにする。生肉にさわった手とまな板は洗う

コメント

タイトルとURLをコピーしました