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秋になると、茶色っぽい虫や緑色の虫を見かけたり、夜に虫の声が聞こえたりします。そんな時、「マツムシとアオマツムシって、同じ虫? それとも別の虫?」と迷う人は多いですよね。名前がそっくりなので、混ざってしまうのも無理はありません。
先に結論をひとつ。名前は似ていますが、別の虫です。マツムシは茶色っぽい体で草むらにすみ、アオマツムシは緑色の体で木の上にすむと言われます。体の色と、見かけた場所の2つが手がかりです。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:色とすむ場所で見分けたい人|家の中で見つけた人|声が気になる人|観察したい人|決められない人
見分けの早見表——体の色・すむ場所
2つの虫を、並べて比べてみます。入口は、体の色とすむ場所です。
| 見る所 | マツムシ | アオマツムシ |
|---|---|---|
| 体の色 | 茶色っぽい | 緑色 |
| すむ場所 | 草むら | 木の上 |
| よく見かける環境 | 草が茂った場所 | 木の多い場所や街路樹の近く |
| 大きさ | どちらも小さな虫。大きさの差だけでは決めない | |
| 迷った時 | さわらずに写真を撮り、図鑑と見比べる | |
まず見るのは、体の色です。茶色っぽければマツムシ、緑色ならアオマツムシの可能性が高くなります。ただ、光の当たり方で色の見え方は変わります。暗い所で決めずに、明るい所でもう一度見ると、はっきりします。
次に見るのが、見つけた場所です。草むらの地面近くにいたならマツムシ、木の枝や街路樹の近くにいたならアオマツムシ、と考えます。ただ、虫は動くので、場所だけで決めるのも少し危険です。色と場所を組み合わせて見てください。
家の中や、窓の近くで見つけた時は、場所の手がかりが使いにくくなります。そんな時は、窓の外の景色を思い浮かべてみてください。近くに木が多いのか、草むらがあるのか。それが、ひとつのヒントになります。
アオマツムシは、もともと日本にいた虫ではなく、外来とされる虫です。家の中に入った時の様子や、入りにくくする考え方は、アオマツムシが家の中にいる時にまとめています。
色の見え方は、光や個体でも差があります。1匹だけで決めようとせず、「どちらの特徴に近いか」くらいの気持ちで見ると、迷いが減ります。
見る順番を決めておくと、慌てずにすみます。
- 体の色を見る:茶色っぽいか、緑色か
- 見つけた場所を思い出す:草むらの近くか、木の近くか
- どちらかに決まらなければ、無理に決めない
この順番なら、近づきすぎなくても、離れた所から見える特徴だけで考えられます。虫に触れずに確かめられるのが、いちばんの利点です。
家の中にいた時——コップと紙で外へ
部屋の中で見つけた時は、種類が決まらなくても、やることは同じです。素手でつかまず、コップをかぶせて下に紙を差し込み、そのまま外の草や木の根元へ放す。手順は3つだけです。
- コップをかぶせる。虫が動かないうちに、上から透明なコップをゆっくりかぶせます
- 紙を差し込む。コップと壁(網戸)の間に、少し硬さのある紙をすべらせて、ふたをします
- 外へ放す。そのまま外へ出て、草や木の根元へ放します
虫はかむことがあると言われるので、素手で触るのは避けます。天井や高い所にとまっている時は、脚立に乗って無理に取ろうとせず、手が届く高さに来るまで待ちます。
外へ出している間は、子どもやペットに別の部屋で待ってもらうと安心です。犬や猫が追いかけて、口に入れてしまうのを防げます。使ったコップと紙は洗うか処分して、食器とは分けておきます。外へ出せたら、手を洗っておくと安心です。
また、虫が何度も入ってくる時は、網戸のすき間を見直します。原因の見つけ方は、網戸を閉めてるのに虫が入る原因にまとめています。大きな黒っぽいコオロギならエンマコオロギが家の中にいる時、茶色くて羽の幅が広い大きな虫ならクツワムシが茶色い時も見てみてください。
声から手がかりを探す——聞きなしは参考まで
虫の声は、見つけにくい時の手がかりになります。マツムシの声は、「チンチロリン」と表されることがあります。聞きなしと呼ばれる、聞こえ方を言葉に置きかえた表し方です。
ただ、声の聞こえ方は、距離や周りの音でも変わります。声だけで決めようとせず、「声のほかに、色と場所も合わせて見る」と考えると、迷いにくくなります。
声が聞こえる時期や、いつまで続くかが気になる人は、鈴虫の鳴き声はいつまで?に、秋の虫の声が聞こえる時期の目安がまとまっています。
姿は見えないのに声がする時は、夜に無理に探し回らなくて大丈夫です。窓と網戸を閉めて、朝になってから明るい所で探します。声が外の草むらや木から聞こえているだけ、ということもあります。
声が気になって眠りにくい時は、窓から離れた部屋で休むのもひとつの方法です。虫の声は季節が進むと少しずつ聞こえにくくなっていくと言われるので、気持ちを楽にして待ってみてください。
観察する時の決まり——つかまず、持ち帰らない
草むらや木の近くで虫を見かけたら、次の決まりを守ってください。
- 素手でつかまない。かむことがあると言われます。子どもにも伝えておきます
- 持ち帰らない・飼わない。見つけた場所で、そっと見るだけにします
- 卵や幼虫に触らない。葉や枝で見つけても、そのままにします
- 私有地や立入禁止の場所に入らない。草むらに入る時は、足元に気をつけます
- 犬はリードを放さない。虫を追いかけて口に入れるのを防ぎます
虫の観察は、離れた場所から静かに見るのが基本です。写真を撮るなら、近づきすぎず、ズームで撮れる範囲にします。
決められない時は——写真に残して、図鑑と見比べる
色も場所もはっきりしない時は、決めなくて大丈夫です。写真を撮っておけば、あとで図鑑と見比べられます。撮っておくと役に立つのは、次の3つです。
- 虫全体の姿(色が分かるように、明るい所で)
- 見つけた場所の様子(草むらか、木の近くか)
- そのときの時期と、声が聞こえていたか
よくある疑問を、まとめておきます。色だけで決めてもいい?——光で見え方が変わるので、すむ場所とセットで見るのがおすすめです。声だけで見分けられる?——聞こえ方は距離や周りの音で変わるので、参考にとどめます。子どもと一緒に見てもいい?——離れて見る、素手でつかまない、持ち帰らない、の3つを先に決めておくと安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『名前が似ていると、頭の中で混ざりますよね。色と場所の2つだけ覚えておけば、だいぶ迷いにくくなると思います』
💡 この困りごとへの提案
秋の虫の姿を、離れた所からじっくり見て調べたい時は、昆虫図鑑が手元にあると便利です。写真と見比べながら、見つけた虫を探してみてください。
あわせて読みたい
緑色の虫が家に入った時はアオマツムシが家の中にいる時、大きな黒っぽいコオロギはエンマコオロギが家の中にいる時をどうぞ。網戸まわりは網戸を閉めてるのに虫が入る原因で。窓まわりの困りごとでは、蛍光灯のカバーの外し方をまとめた蛍光灯のカバーの外し方も参考になります。
まとめ:体の色とすむ場所を見る。素手でつかまず、迷ったら決めない
- マツムシは茶色っぽい体で草むら、アオマツムシは緑色の体で木の上と言われます
- 色と場所をセットで見る。光や虫の動きで見え方が変わるので、どちらか一方で決めません
- 聞きなしは参考まで。声だけでは決めません
- 家の中にいたら、素手でつかまず、コップをかぶせて紙を差し込み、外の草や木の根元へ放します
- 持ち帰らない・飼わない。卵や幼虫に触らず、子どもとペットは外へ出す間は近づけません
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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