菜の花が臭い時——においの正体と、食べるか迷った時の見方

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袋を開けたら、なんだかにおう。ゆでたら、独特のにおいがふわっと立った。菜の花は、においが気になりやすい野菜ですよね。「腐っているのかな」と、手が止まってしまう人も多いと思います。

先に結論をひとつ。菜の花は、アブラナのなかま特有の青っぽいにおいや、ゆでた時の独特のにおいがある野菜です。そのにおいだけで、傷んでいるとは限りません。ただし、ツンとするいやなにおい、ぬめり、黄色く変色して溶けたような部分がある時は、傷んでいる可能性があるので食べません。

では、ふつうのにおいと傷みのサインは、どう違うのか。順番に見分けていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へゆでるとにおう→菜の花らしいにおいが多い第1章へ ▶袋を開けるとツンと→傷みを疑う。食べない第2章へ ▶花が咲いて黄色い→鮮度を見る。迷ったら食べない第3章へ ▶においを和らげたい→切り口を新しく、さっとゆでる第4章へ ▶傷ませず置きたい→立てて冷蔵。早めに第5章へ ▶

ケース別に読む:ゆでるとにおう人|袋を開けてツンとした人|花が咲いて黄色い人|においをやわらげたい人|傷ませずに置きたい人

4コマ漫画|菜の花のにおい袋を開けたらにおいが…1あれ、においが気になるぬめりは気にしない2ぬめりを見落とす見るさわるかぐ見る・さわるかいで確かめる3色・ぬめり・においを見る迷ったら食べない!4ゆでた時のにおいは別

ふつうのにおいの正体——青っぽさと、ゆでた時のにおい

菜の花はアブラナのなかまです。アブラナのなかまの野菜には、青っぽいにおいや、ゆでた時にふっと立つ独特のにおいがあるものが多くあります。キャベツや白菜をゆでた時のにおいを思い出すと、イメージしやすいかもしれません。

このにおいは、菜の花がもともと持っているものです。ゆでた時ににおうからといって、すぐに傷みを疑う必要はありません。

においのふつうと傷み青っぽい・ゆでるとにおう菜の花らしいにおいツンとする・ぬめる傷みのサイン。食べない

においは、袋の中にこもっていた分が、開けた瞬間に強く感じられることもあります。袋から出して少し風を通すと、軽く感じられることも多いので、まず全体を見て、においの質を確かめてみてください。

においの印象は、合わせるおかずでも変わります。味の濃いおかずと一緒に出すと、独特のにおいは気になりにくくなることがあります。

  • 袋を開けた時の青っぽいにおい:野菜らしい、草のようなにおいなら、ふつうのことが多いです
  • ゆでた時のにおい:加熱で立つ独特のにおいも、菜の花の特徴のひとつです
  • においの強さは個体で違う:同じ日に買った物でも、感じ方に差が出ることがあります

傷みのサイン——ツンとするにおい・ぬめり・溶けたような部分

一方で、食べない方がいいサインがあります。お店で買う時は、袋の底に水がたまっていないか、葉がべったり張りついていないかを外から見ておくと、失敗が減ります。次の表を目安にしてください。

見る所 ふつう 傷みのサイン(食べない)
におい 青っぽい、野菜らしい ツンとする、すっぱい、いやなにおい
さわった感じ 茎にハリがある ぬめり、べたつき
見た目 緑色で、つぼみが締まっている 黄色く変色して溶けたような部分、カビ
切り口 みずみずしい 茶色く変わって、ぬるぬるしている

ゆきこ( ゚Д゚)『においは正直、人によって感じ方がかなり違いますよね。だからこそ、においだけで決めずに、ぬめりや色も一緒に見るのが安心だと思います』

迷った時は、次の3つを順番に確かめてみてください。

迷った時の3つの確認1見る色と溶けた部分→2さわるぬめりがないか→3かぐツンとしないか

ひとつでも当てはまれば、食べません。迷ったら食べない、が基本です。もったいなく感じても、体調を崩してしまう方が大きな損になります。

花が開いて黄色くなった時の見方

買ってから日がたつと、つぼみが開いて黄色い花が咲くことがあります。花が咲くのは、鮮度が落ちてきたサインのひとつ。だからといって、すぐに食べられないわけではありません。

ここで見分けたいのは、「花の黄色」と「変色の黄色」です。花びらが黄色いのは花が咲いただけ。葉や茎が黄色くなって、ぬめりやにおいが出ているなら変色です。ぬめり・ツンとするにおい・溶けた部分がなければ、食べられます。

ただ、花が咲いた物は苦みが強く感じられやすいので、早めに下ゆでして使うのが向いています。苦みの扱いは菜の花が苦い時にまとめています。

反対に、花がほとんど咲いていない、つぼみが締まった物は、鮮度のよい状態に近いと考えられます。買う時にそこを見ておくと、においの心配が少なくなります。

においをやわらげる扱い方——切り口を新しく、さっとゆでる

気になるにおいは、扱い方で感じにくくできます。ポイントは3つ。

  1. 切り口を新しくする。乾いて固くなった根元を、少しだけ切り落とします
  2. たっぷりの湯でさっとゆでる。長くゆでると、においも色もぼやけやすくなります
  3. すぐに冷水に取る。水気はやさしく切ってから使います

ゆでる時は、鍋のそばを離れないでください。煮立った湯ははねやすく、ざるにあける時の湯気でやけどをすることもあります。小さな子どもが近くにいる時は、台所に入らない約束をしておくと安心です。

においをやわらげたいからと、長くゆでたり、何度も水にさらしたりする人もいますが、色や食感が落ちやすくなります。においが強すぎて食べにくいと感じる時は、無理に食べず、傷みのサインがないか、もう一度全体を確かめましょう。

子どもに出す時は、食べ慣れない物なので少しずつ。においが苦手に感じる子もいるので、無理にすすめず、食べられる量から様子を見ましょう。

保存で傷ませないコツ——立てて冷蔵、早めに

においが気になる状態にしないためには、買ってからの置き方が大切です。

傷ませない保存は3つ1ペーパーで包む湿らせて根元を→2袋に入れる口をゆるく閉じる→3立てて冷蔵早めに使いきる

湿らせたキッチンペーパーで根元を包み、袋に入れて、育っていた向きに立てて冷蔵庫へ。横に寝かせるより、つぼみが傷みにくくなります。買ってきたら、早めに使いきるのが基本です。袋や札に期限の表示がある時は、それに従ってください。

使い残した分は、もう一度ペーパーで包み直して、同じように立てて冷蔵庫へ。開けた袋のまま置くと乾燥しやすいので、口は閉じてください。もう一度使う前には、ぬめりやにおいを確かめます。

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冷蔵庫の中で倒れてしまう時は、背の高い野菜用の保存容器を使うと、立てたまま置けます。ほかの野菜とにおいがまざるのも防げるので、においが気になりやすい葉物には向いています。


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よくある疑問——洗う・換気・においうつり

  • 洗えばにおいは取れる? 軽い青っぽさは、洗うと気にならなくなることがあります。ただ、ツンとするにおいやぬめりは、洗っても傷みが戻るわけではありません。その場合は食べません
  • ゆでている時のにおいがこもる 加熱で立つにおいは、菜の花の特徴です。換気扇を回して、窓を少し開けておくと、気になりにくくなります
  • 冷蔵庫でほかの食品ににおいがうつる? 袋の口を閉じるか、保存容器に入れておくと、においがまざりにくくなります
  • ゆでたあとも、においが手に残る時は? 洗い物のあとに、水でよく手を洗うと気になりにくくなります。まな板や包丁も、早めに洗っておくと、においが残りにくいです
  • 子どもがにおいを嫌がる時は? 無理にすすめなくて大丈夫です。においが苦手な子には、ほかのおかずを先に出して、少しだけ添える形から始めてみてください

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ゆでても苦い時は菜の花が苦い時を、からし菜との見わけ方はからし菜と菜の花の違いをどうぞ。においや見た目で迷った時の考え方は、期限が切れた調味料でも似ています。すき焼きのタレの賞味期限が切れていた時と、薄めて使う時では、迷った時の判断の順番をまとめています。

まとめ:においだけで決めず、ぬめり・変色と合わせて。迷ったら食べない

  1. 青っぽいにおいや、ゆでた時の独特のにおいは菜の花らしさ。傷みとは限りません
  2. ツンとするにおい・ぬめり・溶けた部分は食べない。迷ったら食べない
  3. 花の黄色と変色の黄色は別。花が咲いた物は苦みが強め
  4. 切り口を新しくして、さっとゆでる。鍋のそばを離れない
  5. 湿らせたペーパーで包み、立てて冷蔵。早めに使いきる

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

菜の花が臭い時の早見表:青っぽいにおいやゆでた時の独特のにおいは菜の花らしい特徴で傷みとは限らない。ツンとするいやなにおい、ぬめり、黄色く変色して溶けたような部分、カビは傷みのサインで食べない。見る、さわる、かぐの3つで確かめ、迷ったら食べない。花の黄色と変色の黄色は別で、花が咲いた物は苦みが強め。においをやわらげるには切り口を新しくしてさっとゆでる。ゆでる時は鍋のそばを離れない。保存は湿らせたキッチンペーパーで包み、袋に入れて立てて冷蔵し、早めに使いきる。子どもには少しずつ

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