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丸椅子やスツールのカバーを手作りしたいと思っても、生地を前にすると「丸いのと四角いのって、同じ作り方でいいの」と手が止まる人は多いですよね。市販のカバーはサイズが合わなかったり、色柄が好みでなかったりして、結局は自分で作る方が早いという声もよく見ます。
先に結論をひとつ。いちばん簡単に仕上げたいなら、座面をぐるっと覆ってゴムで絞るだけの型がおすすめです。ただし丸型と四角型では裁ち方が変わるので、そこを最初に見分けておくと迷いません。縫う前に確認しておきたい安全のこと、裁ち方の違い、簡単なゴムの型、ずれて落ちない固定の仕方、100円ショップで足りる範囲、座面ごと張り替えたくなった時の考え方まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:縫う前に確認したい人|丸と四角の違いを知りたい人|簡単に作りたい人|ずれるのが心配な人|100円ショップで済ませたい人
縫う前に確認――手芸のけがと、スツールを踏み台にしない
スツールカバーを作る前に、まず安全の話をさせてください。ミシン・アイロン・裁ちばさみ・目打ちのけがは、どれも扱いを間違えると起きてしまうものです。生地を裁つ時は刃先を自分の体に向けないこと、まち針・針は本数を数えて始めて数えて終わること。この2つは特に習慣にしておきたいポイントです。
アイロンをかける時は、防水加工の生地やビニール、伸びる素材に直接当てず、当て布をして直接当てないようにしましょう。ナイロンや防水加工の生地は熱で溶けることがあります。布の切り口は内側・角は丸めるようにすると、ほつれにくく座った時にも痛くありません。縫うこと自体に自信がない人は無理をせず、縫わない案から試すのもひとつです。後の章で紹介するゴムで絞るだけの型なら、針を使う場面がぐっと減りますよ。
それから、カバーの出来映えとは別に覚えておいてほしいことがあります。スツールに乗って物を取らない、スツールは踏み台にしない、ということです。高い場所の物を取ろうとしてつい乗ってしまう場面、心当たりのある人もいるかもしれませんが、座面が回るタイプや脚の細いタイプは特にバランスを崩しやすいものです。踏み台としての使い方全般については踏み台の代用についてでも詳しく触れています。
丸と四角で変わる裁ち方
スツールカバーの裁ち方は、座面の形で大きく変わります。丸椅子なら円形の座面に側面をぐるりと囲む帯を縫い合わせる2枚仕立て、四角いスツールなら十字形に裁った1枚の布の角を立てて縫うだけで箱型になる、という違いです。下の図のとおり、丸型は「円+側面の帯」、四角型は「十字の1枚」と覚えておくと、生地を裁つ時に迷いません。
丸型を作る場合は、座面の直径に縫い代を足した円と、座面の周囲の長さに高さを足した帯状の布を用意します。四角型は、天面のサイズに側面の高さを4方向に足した十字形を1枚裁てば足りるので、丸型より裁ち合わせがやさしいと感じる人が多いようです。どちらも、実際にスツールの上に布を当てて印をつけてから裁つと、失敗が少なくなります。
採寸は、座面の直径(または縦横)と、座面から床までの高さの2点だけで足ります。厚みのあるクッションがのっている場合は、その厚みも足しておくとゆとりが出ます。何本かスツールがあって形が微妙に違う時は、面倒でも1脚ずつ採寸するのが結局はいちばん早道です。
いちばん簡単なのはゴムで絞る型
時間をかけずに仕上げたいなら、座面をすっぽり覆ってゴムで絞るだけの型がいちばん簡単です。作り方はシンプルで、座面の直径に厚みの2倍と縫い代を足した円形に布を裁ち、外周から少し内側をぐるりと縫って、ゴムを通す口を残しておきます。そこにゴムを通してキュッと絞れば、それだけでカバーが仕上がります。
代表的な3つの作り方を、難易度と向く人で比べてみます。
| 型 | 難易度 | 向く人 |
|---|---|---|
| ゴムで絞る型 | やさしい | とにかく早く仕上げたい人 |
| 丸型の側面帯つき | ふつう | きちんとした見た目にしたい人 |
| 四角型の十字1枚 | ふつう | 四角いスツールを持っている人 |
迷ったら、まずはゴムで絞る型から試してみるのがおすすめです。サイズがぴったり合わなくても、ゴムの伸縮である程度は吸収してくれます。
ずれて落ちない固定
せっかく作ったカバーも、座るたびにずれてしまっては落ち着きません。カバーが滑って落ちない固定を、仕上げの段階で考えておきましょう。下の図のように、裏側に滑り止めシートを貼る方法と、脚にひもを回して結ぶ方法があります。
どちらの方法でも、紐・ゴムの余りを垂らさないことが大事です。垂れた紐に子どもが足を引っかけたり、引っ張って本体ごと落としてしまったりする心配があります。結んだあとは余りを短く切りそろえておきましょう。
100円ショップで足りる範囲
「そこまで凝った物でなくていい」という人には、100円ショップの品でも間に合う範囲があります。伸縮性のあるカバー地や、大判の手ぬぐいを座面に合わせて使う方法です。伸びる生地ならゴムを使わなくても、ある程度はフィットしてくれます。ただし、伸びる生地はアイロンの当て布が特に大事になるので、その点は先ほどの安全の話を思い出してくださいね。
色や柄を変えたいだけなら、既存のカバーを買い替える方が早いこともあります。手作りにこだわらず、状況に合わせて選んでみてください。布が汚れてきた時のお手入れは、座面のお手入れである座椅子カバーの洗い方と共通する部分も多いので、参考にしてみてください。
洗って繰り返し使うことを考えるなら、綿や麻など洗濯機で洗いやすい素材を選んでおくと、汚れた時に気軽に洗えて長く使えます。乾きにくい厚手の生地は、洗った後にしっかり干す時間も見込んでおきましょう。
座面ごと張り替えたいと思ったら
ここまではカバーをかぶせる方法でしたが、座面の生地や中身のクッションごと張り替えたいという人もいますよね。それはカバーをかぶせる作業とは別で、座面を外して留め直す工程になります。まずはカバーで様子を見てから、必要であれば張り替えに進むという順番でも遅くありません。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、きっちり作り込むより、ゴムで絞るだけの型とずれないコツの方が座り心地には効くと思っています』
伸縮性のあるカバーなら、ゴムで絞る手間もなく、かぶせるだけでフィットしてくれます。手作りに時間をかけられない時は、既製の伸縮カバーを1枚持っておくと心強いですよ。
あわせて読みたい
座面の汚れが気になる人は座椅子カバーの洗い方、踏み台として使っていいか迷う人は踏み台の代用を見てみてください。座面ごと張り替えたい人は椅子の座面の張り替えを自分で、丸椅子そのものを作りたい人はスツールの作り方と自作にまとめています。
まとめ:丸と四角で裁ち方が変わる。ゴムで絞る型が一番簡単。踏み台にはしない
- 丸型と四角型で裁ち方が変わります。丸は円+側面の帯、四角は十字の1枚
- 迷ったらゴムで絞る型が一番簡単です。ゴム通し口を残して縫うだけ
- 裏に滑り止め、脚には紐で固定。紐やゴムの余りは短く切りそろえる
- スツールは踏み台にしない。乗って物を取る使い方は避けましょう
- 当て布とまち針の本数確認を忘れずに。縫う前後で必ず数えます
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手順を1枚にまとめました。



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