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夜、いつものように蛍光灯の紐を引いたら、「ぷつっ」と手の中に紐だけが残った。部屋は暗いまま、天井からは短くなった紐の切れ端がぶら下がっている。子どもの寝る時間は迫っているし、夫は単身赴任で頼れないし……という状況、わが家では2回ありました。
先に結論をひとつ。紐が切れても、蛍光灯そのものは壊れていません。壁のスイッチやリモコンで点けられることが多いですし、紐の残りがあれば結び足すだけで元どおりです。根元から切れた時も、「つまみ」が残っているかどうかで、自分で直せるかが決まります。今夜の明かりの確保から、直し方、交換してもつかない時の原因まで、順番に見ていきましょう。
まず今夜の明かりを確保——壁スイッチ・リモコン・紐なしで点ける方法
紐(引き紐、プルスイッチ)は、器具の中のスイッチを引っ張って切り替えるための「持ち手」です。切れたのは持ち手だけなので、スイッチ自体は生きています。そう覚えておくと、慌てずに済みますよ。
- 壁のスイッチで入切。紐で消していた場合は、器具のスイッチが「切」の位置で止まっていることがあります。その時は壁スイッチを入れても点きません。紐の切れ端が数センチでも残っていれば、それをつまんで1回引くと「入」に戻ります
- リモコンがあれば、リモコンで。最近のシーリングライトは紐がなくてリモコン操作が基本。紐はあくまで補助です。リモコンが反応しない時は、電池切れの可能性を先に疑ってください
- 紐が根元から切れて、指でつまめない時。壁スイッチで点かなければ、器具のスイッチが「切」で止まっている状態。この場合は「根元から切れた時」の見出しへ。今夜はデスクライトや懐中電灯でしのぎましょう
紐の残りがあるなら結び足す——本結びと持ち手の付け方
切れ端が5cm以上残っているなら、いちばん簡単な直し方です。踏み台に乗って手が届くなら、10分もかかりません。
- 新しい紐を用意する。100均の手芸コーナーにある細めの紐や、荷造り用の綿ロープ、いらなくなった靴紐でも大丈夫。太すぎると器具の穴を通らないので、元の紐と同じくらいの太さで
- 本結び(真結び)でつなぐ。切れ端と新しい紐を、2回からめてきゅっと締めます。片結びだと引くたびにゆるんでほどけるので、必ず本結びで。結び目は小さく、余りは1cmくらい残して切る
- 先端に持ち手をつける。紐の端をそのまま引くと、指が滑って余計に切れやすくなります。輪にして結ぶか、大きめのビーズ、木の玉、小さなキーホルダーの輪などを通しておくと、暗い中でも探しやすいです
- 長さを決める。大人が手を伸ばして自然に届く長さ+少しが目安。長すぎると子どもが引っ張って遊びますし、ドアや家具に引っかかって切れます
結び目が気になる時は、結び目の上からマスキングテープを一巻きしておくと、引っかかりも見た目も落ち着きます。紐の端がほつれてくるなら、端を結んでこぶを作るだけでも十分ですよ。
根元から切れた時——「つまみ」が残っているかを見る
切れ端がまったく残っていない、器具の穴の中で切れた、という時。ここで見るのは器具の中のスイッチに、紐を結ぶための小さなつまみ(金具や樹脂の輪)が残っているかです。
- 壁のスイッチを切る。点けたまま器具の中に手を入れないでください
- 蛍光灯が冷めるのを待って、カバーを外す。外し方は器具によって回す・押す・ネジをゆるめるの3通りで、蛍光灯カバーの外し方に詳しく書いています
- 紐が出ていた穴のあたりを見る。スイッチのレバーの先に、小さな輪や穴のついたつまみがあれば、そこに新しい紐を結べます。輪に紐を通して本結び、そのまま器具の穴に通して外へ
- つまみが小さくて結びにくい時は、紐の端をテープで細く巻いて針のようにしてから通すと入ります。紐の端を火であぶって固める方法は、器具のそばでは使わないでくださいね
つまみに結んだあとは、カバーを付ける前に壁スイッチを入れて、紐で入切ができるかを確かめてから閉じると、二度手間になりません。
つまみも残っていない・スイッチの中で切れた時——無理に分解しない
つまみごと折れている、スイッチの中に紐が巻き込まれている、という場合は、ここから先は自分で分解しないほうがいいところです。プルスイッチの部品は器具の内部の配線につながっていて、ここに触れるのは電気工事士の仕事になります。
- 壁スイッチで点くなら、当面は壁スイッチだけで使う。紐がなくても困らない部屋なら、それで十分です
- 壁スイッチで点かない(器具が「切」で止まっている)なら、電気店かメーカーの修理窓口へ。器具の型番を伝えると話が早いです
- 古い器具なら、器具ごと買い替えも候補。引っ掛けシーリングに差すタイプなら自分で交換できますが、天井から直接配線が出ている型は電気工事士へ
「ネジを外せば中が見える」ものでも、配線に触れるところまで開けるのはやめておいてくださいね。感電と火災の心配があるのと、ネジを1本なくすだけで器具が落ちることもあるので。
交換してもつかないのは紐のせい?——スイッチ・差し込み・点灯管・寿命
「新しい蛍光灯に替えたのに点かない」も、紐が切れたのとセットでよく起きます。紐のせいではないことがほとんどで、原因は次の順に疑うと早いです。
- スイッチの状態。紐で「切」にしたまま、壁スイッチだけ入れていませんか。紐を1回引くか、リモコンで入切してみてください
- 管の差し込み。直管は差し込んで90度回す、丸型はソケットを奥まで差す。ここが浅いと、まったく点かないか、両端だけ赤く光ります
- 点灯管(グロー球)の寿命。古い器具で、管を替えても両端がぼんやり光るだけなら、点灯管が原因のことが多いです。小さな豆電球のような部品で、管と同じタイミングで替えるのが基本
- 管の型の違い。ワット数が違う、器具が対応していないLED管を差した、など。管の端の記号と器具の表示を見比べてみてください
- 器具の寿命。10年を超えた器具は、内部の安定器が弱っていて点かない・チラつくことがあります。ジーという音や焦げたにおいがあれば使わず、器具の交換を
電球とはちょっと違いますが、電球が切れたかどうかの見分け方の考え方(まず差し込み、次にスイッチ、最後に本体)は蛍光灯でも同じです。
引き紐を切れにくくする工夫——長さと引く角度
一度直したら、次は切れにくくしておきたいですよね。紐が切れるのは、たいてい器具の穴のふちでこすれた場所か、引っかかって強く引かれた時です。
- 真下に引く。斜めに引くと、器具の穴のふちで紐がこすれて、そこから切れます。引く時に紐の根元を見て、まっすぐ下がっているかを確認
- 長さは「手を伸ばして届く」まで。長いほど引っかかって切れやすい。子どもがぶら下がれる高さは避けます
- 先端に持ち手をつける。輪や玉があると、指で細い紐をつまんで引かずに済むので、紐が傷みません
- 紐の素材。細い化繊の糸は年数で硬くなって切れやすいので、替える時は綿の紐や、少し太めのものに
- 年に1回、穴のあたりを見る。毛羽立ってきたら、切れる前に結び足しておくと安心です
ゆきこ( ゚Д゚)『次男が「ターザン」と言って紐にぶら下がった翌日に切れました。直した紐の先に木の玉をつけたら、今度は「ママ、これ何?」と引っ張る回数が倍に。持ち手は、子どもが興味を持たない地味な色にするのが正解だと学びました』
カバーを外して中を見る時、椅子に乗ると両手がふさがって危ないので、折りたたみの踏み台を1つ用意しておくと、天井まわりの作業が一気に楽になります。
あわせて読みたい
カバーの外し方でつまずいたら蛍光灯カバーの外し方へ。リモコンの電池を替える途中で電池を落として転がしてしまったら、乾電池を落とした時に確かめることも参考にどうぞ。電球が切れたかどうかの見分け方もあわせてどうぞ。
まとめ:紐は持ち手、スイッチは生きている
- 紐が切れても器具は壊れていない。壁スイッチかリモコンで今夜は点く
- 切れ端が残っていれば本結びで結び足す。先端に輪や玉の持ち手を
- 根元から切れたら電源を切ってカバーを外し、つまみを探す
- つまみがない・中で切れたら分解しない。電気店か器具の交換へ
- 交換してもつかないのはスイッチ・差し込み・点灯管の順に疑う
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手順を1枚にまとめました。



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