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夜、メイクを落とそうとしてポーチを見たら、マスカラリムーバーが切れている。あるいは旅行先に持ってくるのを忘れた。仕方なく洗顔でごしごしやって、翌朝まつげの根元に黒い粉が残っていたり、目の下がうっすら黒かったり。ウォータープルーフのマスカラだと、なおさら「これ、どうやって落とすの」と途方に暮れますよね。
先に結論をひとつ。リムーバーがなくても、手元のクレンジングを「置いてから拭う」使い方にすれば、こすらずに落とせます。大事なのは何を使うかより、時間を置くことと、拭う方向なんです。ワセリンや乳液がどこまで使えるか、ウォータープルーフの見分け方、乾くと白くなる理由、寿命の目安まで、順番に見ていきましょう。
リムーバーがない時の落とし方——クレンジングをコットンに含ませて「置く」
顔用のクレンジングオイルやバームがあれば、それで十分落とせます。ポイントは、顔全体と一緒にくるくるするのではなく、まつげだけ別に、先に落とすことです。
- コットンを2枚用意して、1枚を目の下に敷く。落ちたマスカラが目の下につかないよう、下まぶたの下に置いて受け皿にします
- もう1枚にクレンジングオイルかバームを多めに含ませる。バームは指で少し温めてやわらかくしてから
- 目を閉じて、まつげの上にコットンをのせ、30秒〜1分そのまま待つ。ここで待てるかどうかで、こする必要があるかどうかが決まります。マスカラがふやけて浮いてくるのを待つ時間です
- まつげの根元から毛先に向かって、下方向にそっと拭う。左右にこすらず、上から下へなでるだけ。まぶたを引っ張らない
- 残った所は綿棒で。クレンジングを含ませた綿棒を、まつげの下からすくうように当てると、根元の残りが取れます。綿棒がない時の代わりは綿棒の代用に書いています
- そのあと顔全体をいつも通りクレンジング→洗顔。目元だけ先に済ませておくと、顔全体に黒いにじみが広がりません
ミルクタイプやジェルタイプのクレンジングでも同じ手順でできますが、油分が少ない分、置く時間を少し長めにすると落ちやすいです。
ワセリン・乳液・オイル類は「一時しのぎ」——使い方と限界
クレンジングもない、という夜もありますよね。旅先や実家など。その時に候補になるのが、ワセリン、乳液、ベビーオイルといった油分のあるものです。マスカラは油分になじんで落ちるので、今夜だけの一時しのぎとしては使えます。
- ワセリン:米粒大を指先にとって、まつげになじませて1分ほど置いてからティッシュかコットンで下方向に拭う。落ちたあとのべたつきは洗顔で。落ちにくいけれど、こすらなければ負担は少なめ
- 乳液:多めにコットンに含ませて、先ほどと同じように置いて拭う。油分が少ないので、ウォータープルーフには弱い
- ベビーオイルなどのオイル:よく落ちるが、目に入るとしみるので、コットンに含ませて量を控えめに。目の中に入れないこと
- ハンドクリームや食用油は避ける。香料や成分が目元には合わないことがあり、目に入った時が心配
どれも「今夜だけ」の話で、毎日続けるものではありません。落ち残りが出やすいので、翌日はクレンジングかリムーバーを買い足してくださいね。
ウォータープルーフはクレンジングだけで落ちる?——タイプの見分け方
落ち方は、マスカラのタイプでかなり違います。手元のマスカラがどれか、パッケージの表示を見てみてください。
- お湯で落ちるタイプ(フィルムタイプ):40度くらいのぬるま湯でまつげを湿らせ、指で軽くはさんでなでると、膜のようにするっと取れます。クレンジングやリムーバーは本来いらないタイプ。「お湯で落ちる」「ぬるま湯オフ」などの表示が目印
- ウォータープルーフ:汗・水・涙に強い分、油分でしか落ちません。クレンジングオイルやバームで、先ほどの「置いて拭う」手順を守れば、専用リムーバーがなくても落とせます。ただし置く時間は長めに
- にじみにくいタイプ(スマッジプルーフ):皮脂に強い設計。お湯とクレンジングの両方を組み合わせると落ちやすい
- フィルムタイプなのに落ちない時:お湯の温度が低いか、湿らせる時間が短いことが多い。しっかり湿らせてから
「自分のがどれか分からない」時は、まずお湯で試して、落ちなければクレンジング、という順番にすると、まつげに負担の少ない方から試せます。
こすらずに落とすコツと、こすらない方が良い理由
リムーバーがない夜にやりがちなのが、洗顔料でごしごしこすること。あれは落ちないうえに、まつげとまぶたの負担が大きいんです。
- まつげが抜けやすくなる。まつげは毛の中でも細くて短く、こすると引っ張られて抜けやすい。抜けたまつげは生えそろうまで時間がかかります
- まぶたの皮膚は薄い。顔の中でも特に薄くて動きが多い場所なので、こすれの負担がたまりやすい
- 落ち残りがまぶたの縁にたまる。こすって広げると、まつげの根元やまぶたの縁に黒い粒が残り、翌朝の目やにや、ごろごろの原因になることも
こすらないコツは、結局「置く時間を待つ」「下方向に拭う」「残りは綿棒」の3つです。急いでいる夜ほど、30秒待つ方が結果的に早く終わりますよ。そして、目に入ったらすぐ水で洗い流す、目の充血や痛み、ごろごろが続く時は眼科に相談してください。まぶたの赤みやかゆみが出た時も、使うのをやめて皮膚科へ。
マスカラが乾くと白くなるのはなぜ?——乾燥・古さ・にじみ
「塗ったあと、時間がたつとまつげが白っぽくなる」「目の下に白い粉が落ちる」という悩みもよく聞きます。原因はだいたい次のどれかです。
- 中身が乾いている。ブラシを何度も出し入れして空気が入り、液が固まりかけている。ダマになって乾き、白っぽく粉を吹く
- 古くなっている。開封から時間がたったものは、成分が分離して伸びが悪くなり、乾くと白く見えやすい
- 下地やクリームとなじんで浮いた。まつげ美容液やアイクリームが乾く前に重ねると、油分と混ざってにじみ、乾くと白い筋のように残る
- 重ねすぎ。何度も重ね塗りすると、上の層が乾ききらずにひび割れて、白っぽく見える
対策としては、ブラシの出し入れは少なめに、まぶた周りが乾いてから塗る、重ねるなら1回目が乾いてから、の3つ。それでも白くなるなら、中身が寿命を迎えているサインです。
マスカラの寿命の目安——3か月と言われる理由と、替えどきのサイン
マスカラは、開封してから3か月ほどが替えどきの目安とよく言われます。他のコスメより短いのは、ブラシを出し入れするたびに、空気と一緒にまつげについた皮脂や汚れが容器に戻ってしまうからです。目元に直接使うものなので、少し早めに替えるくらいでちょうどいいと私は思っています。
- においが変わった、油っぽいにおいがする
- 液がダマになる、ブラシに均一につかない
- 乾きが遅くなった、逆にすぐパリパリになる
- 塗ったあとに白くなる、粉が落ちる
- 目がしみる、ごろごろするようになった
ひとつでも当てはまったら、もったいなくても替えどきです。使い終わったマスカラや中身の残った容器の捨て方は、アイシャドウなどコスメの捨て方にまとめています。
ゆきこ( ゚Д゚)『サロンで見てきた範囲だと、目元のお悩みで多いのは「まつげが減った気がする」で、話を聞くと毎晩ごしごしこすっている人がほとんどです。私も昔は旅先で洗顔料だけで落として、翌朝パンダ目のまま朝食に行きました。今はコットンをのせて30秒待つだけ。それだけで、まつげの残り方が本当に変わります』
専用リムーバーを買い足すより、顔全体にも使えるクレンジングオイルかバームを1つ持っておく方が、結果的にマスカラも落とせて、旅先でも荷物が減ります。置いて拭う手順さえ守れば、リムーバーがなくても困りません。
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目元のメイク道具の話として、ビューラーがない時の代用と、粘膜に引いたアイライナーが落ちない引き方も書いています。落ちにくく引いたアイライナーは、マスカラと同じ「置いて拭う」手順で落とせます。使い終わったコスメの処分はアイシャドウなどコスメの捨て方をどうぞ。
まとめ:置いて、下に拭って、残りは綿棒。こすらないが一番のコツ
- リムーバーがなくてもクレンジングオイルかバームを30秒〜1分置いてから拭えば落ちる
- 拭う方向は根元から毛先へ下方向。左右にこすらず、残りは綿棒で
- ワセリン・乳液・オイルは今夜だけの一時しのぎ。翌日には買い足す
- お湯で落ちるタイプはぬるま湯で。ウォータープルーフは油分でしか落ちない
- 乾いて白くなる・においが変わるは替えどき。開封3か月が目安。目の異常は眼科へ
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手順を1枚にまとめました。



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