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朝の支度で髪をはさんで滑らせた瞬間、プレートの間から「しゅっ」と白いものが立ちのぼった。焦げたようなにおいもする気がして、手が止まりますよね。壊れたのかな、このまま使って大丈夫かな、と迷いながらも時間がないので結局そのまま仕上げて、あとからじわじわ不安になる。出かける前に鏡の前で固まった、という話はよく聞きます。
先に結論をひとつ。白くてすぐ消える湯気なら、正体はたいてい髪や整髪料の水分で、機械の故障ではありません。ただし「湯気」と「煙」は別物で、煙のほうは使うのをやめるサインになります。その見分け方と、湯気が出てしまう原因、そもそも髪のためにやめたほうがいい当て方、今日から変えられる順番を、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:湯気か煙か迷う人|白い湯気が出る人|スチーム機能付きの人|煙や焦げ臭さがある人|使い方を見直したい人|買い替えを迷う人
まず切り分け——「白い湯気」と「煙」は別物です
ここがいちばん大事なところなので、最初に置いておきますね。プレートから出る白いものは、大きく2つに分かれます。
- 湯気:白くて、すぐに消える。においは「熱くなった髪」や「スプレーが温まった」ような軽いもの。髪を滑らせている間だけ出て、離すと止まる
- 煙:うっすら灰色や茶色がかっていて、消えるのが遅い。焦げたにおい、プラスチックが焼けるようなにおいがする。髪をはさんでいない時にも出る、パチパチと音がする、コードやプラグの根元が熱い
湯気なら、この先に書く使い方の見直しで止められます。煙なら、その場で電源を抜いてください。迷った時の目安は「髪を離しても出続けるかどうか」。髪を離して出続けるなら、髪の水分ではなく本体側から出ているということなので、使うのをやめる側に寄せて考えると迷いません。
白い湯気の正体——髪や整髪料の水分が飛んでいる
ヘアアイロンのプレートは、水がすぐ沸騰する温度まで上がります。そこに水分を含んだものをはさむと、一気に蒸発して湯気になる。それだけの話なんです。心当たりがあるのは、たいてい次のどれかです。
- 髪が乾ききっていない。お風呂上がりの半乾き、朝の寝ぐせ直しで水をつけた直後。手で触って冷たさが残る髪は、まだ水分があります
- スタイリング剤の直後。ヘアミスト、ローション、スプレーをつけてすぐに当てると、その水分やアルコール分が飛びます。オイルやワックスは湯気というより、プレートに残って焦げるほうの原因になります
- 湿気の多い日。梅雨時や雨の日は、乾かしたつもりでも髪が湿気を吸っていて、いつもより湯気が出やすくなります
- プレートに水滴や整髪料が残っている。前回の使用後に拭かずにしまうと、次に温めた時に飛びます。プレートがベタつく・茶色いならプレートの汚れの落とし方で書いている焼き付きのほうを疑ってみてください
「乾かしてから当てたら出なくなった」なら、それが答えです。逆に、しっかり乾いた髪で、整髪料もつけていないのに出るなら、次の見出しの「スチーム機能」か、その次の「煙」のどちらかを見てみてください。
スチーム機能付きなら「仕様」——説明書でここを見る
機種によっては、水を入れて蒸気を出しながら髪を整えるスチーム機能がついています。この場合、湯気が出るのは故障ではなく設計どおりの動きです。持っている機種がそうかどうか、自分ならここを見ます。
- 本体に水を入れるタンクやふたがある、または「スチーム」「ミスト」と書かれたボタンや切り替えがある
- 取扱説明書に「蒸気が出ます」「水は精製水を使ってください」のような記載がある
- 水を入れていないのに湯気が出る場合は、タンクに前回の水が残っているか、髪の水分のどちらか
スチーム機能付きでも、説明書には「濡れた髪には使わない」と書かれていることがほとんどです。蒸気を出す仕組みと、濡れ髪に当てることは別の話なので、そこは分けて覚えておくと安心ですよ。
煙・焦げ臭い・パチパチ音・変色は使うのをやめるサイン
ここは「絶対に安全」「絶対に壊れている」と言い切れないところなので、ひとつでも当たったら電源を抜く、迷ったら抜くを目安にしてください。抜いて損することは何もありません。
- 髪を離しても白いものが出続ける、色が灰色や茶色っぽい
- プラスチックや電気が焼けるようなにおい。髪が温まったにおいとは明らかに違う、鼻につくにおい
- パチパチ・ジジッという音。内部で汚れや水分が焦げているか、配線に問題が出ているサイン
- コードやプラグの根元が熱い、被覆がひび割れている、根元が変色している
- プレートや本体の一部が変色・変形している、こげ茶や黒っぽい跡がある
- 電源が入ったり切れたりする。一瞬だけつく時の見方はヘアアイロンの電源がつかない時に確かめる順番にまとめています
抜く時は濡れた手で触らない、プラグを持ってまっすぐ抜く。熱いうちは耐熱のマットや金属のトレーなど燃えないものの上に置いて、完全に冷めるまでそのままに。そして一度こうなった本体は、冷めたからといって使い続けず、メーカーか販売店に相談するのが安心です。プレートの焦げ付きが煙になっているだけのこともありますが、それも自分で削ったり分解したりせず、汚れを落とすところまでにしておいてくださいね。
濡れた髪にストレートアイロンを当てると傷む理由
「湯気が出るくらいなら別にいいか」と思いがちなのですが、湯気が出ている状態は髪にとってはいちばん厳しい状態なんです。髪の内側に残っている水分が、プレートに触れた瞬間に一気に沸騰して膨らみ、髪の表面を内側から押し広げてしまう。ドライヤーで少しずつ水分を飛ばすのとは、かかる力がまったく違います。
- 湯気が「もうもう」と出るほど、髪の中で水が暴れている
- 一度膨らんだ表面は元に戻りにくく、パサつき・枝毛・切れ毛につながりやすい
- 傷んだ髪は、次に当てた時にさらに焦げやすくなる(においの話はヘアアイロンの匂いの原因と対処で分けて書いています)
何度で髪が焦げるか、という数字はよく聞かれるのですが、髪質や傷み具合、当てる時間で変わるので、ここで言い切るのは避けますね。ただ「濡れているほど低い温度でも傷む」というのは、どの説明書を読んでも共通して書かれていることです。
使い方の見直し——8割乾かす・スプレーは乾いてから・温度は低めから
湯気を出さない使い方は、そのまま髪をいたわる使い方でもあります。順番に置き換えてみてください。
- ドライヤーで8割以上乾かす。手で触って冷たさが残らないところまで。根元や耳の後ろ、襟足は乾き残りやすいので、そこを最後に確かめる
- ミストやローションは、つけたあと乾いてから当てる。「アイロン前用」と書かれたものでも、つけてすぐではなく、手ぐしで広げて少し待つ。オイルは仕上げに回す
- 温度は低めから始める。まず低めで一度通して、伸びが足りなければ少し上げる。最初から高い温度にすると、湯気も焦げも出やすい
- 同じ場所に止めない。滑らせるように動かす。1回で伸びなければ、温度を上げるより回数を分ける
- 使い終わったら、冷めてから毎回さっと拭く。プレートに整髪料を残さないと、次の日の湯気もにおいも減ります
それと、使用後の置き場所。プレートが冷めるまでは、耐熱のマットやポーチの上に置いて、子どもの手の届かない所に。洗面台の高い棚などに「冷まし場所」を決めておくと、置きっぱなしのヒヤッとがぐっと減りますよ。万が一やけどをしたら、まず流水でしっかり冷やして、水ぶくれになったり範囲が広かったりする時は受診してくださいね。
買い替えの目安——使い方を直しても出るなら
- 乾いた髪・整髪料なしでも白いものが出る、焦げたにおいが消えない → 本体側の問題の可能性。メーカーか販売店に相談し、使い続けない
- プレートの加工がはがれて下地が見える、髪が引っかかる → 手入れでは戻らないので買い替えの目安
- コードの根元がひび割れている、熱い、電源が不安定 → 自分で直さず、使うのをやめる
- 買い替えるなら、次はどこを見て選ぶか。口コミで「後悔した」と書かれているポイントをヘアアイロンで後悔した理由と失敗しない選び方にまとめているので、先に目を通しておくと選びやすいと思います
ゆきこ( ゚Д゚)『朝は時間がなくて、半乾きのまま当てて「しゅっ」をくり返してしまう、という話は本当によく聞きます。湯気が出るたびに髪が悲鳴を上げていると思えば、5分早く起きてドライヤーをかけるほうがよっぽど安上がりですよね。うちで決めるなら、湯気が出たら「乾かし足りない合図」にします』
冷めるまでの置き場所に困っているなら、耐熱のマットやポーチを1枚洗面台に置いておくと、熱いまま置ける・そのまましまえるで朝の動きが楽になりますよ。
あわせて読みたい
湯気ではなく「におい」が気になる人は、ヘアアイロンの匂いの原因と対処で、焦げ臭い・プラスチック臭い・髪が臭くなるの3つに分けて書いています。プレートがベタベタ・茶色いならプレートの汚れの落とし方を。次に買うものを迷っているならヘアアイロンで後悔した理由と失敗しない選び方もあわせてどうぞ。
まとめ:湯気は水分、煙は止める、迷ったら「髪を離して出続けるか」
- 白くてすぐ消える湯気は髪や整髪料の水分。乾かしてから当てれば出ない
- スチーム機能付きは仕様。タンクやボタンの有無を説明書で確かめる
- 煙・焦げ臭い・パチパチ音・コードの熱さ・変色はひとつでも電源を抜く
- 濡れた髪に当てると水分が一気に沸騰して内側から傷む
- 見直しは8割乾かす・スプレーは乾いてから・温度は低めからの順で
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手順を1枚にまとめました。



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