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「防災頭巾のカバーが古くなったから、そろそろ作り直したい」。そんな声をよく聞きます。作り方を検索すると布の柄選びばかりが目立ちますが、防災頭巾カバーは頭を守る道具を包む物だという点を、まず思い出しておきたいところです。
先に結論をひとつ。かわいさより先に見るのは、燃えにくい生地かどうかと、学校や園の指定に合っているかどうか。この2つを外さなければ、あとは椅子の採寸とマチの付け方だけで、縫う順番はそれほど難しくありません。椅子の測り方、型の選び方、そのままかぶれる形の作り方、生地選び、縫う順番、名前の位置まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:安全な生地条件を知りたい人|椅子の採寸をしたい人|型で迷っている人|そのままかぶりたい人|生地と縫い方を知りたい人
安全を先に——カバーで頭を守る性能を落とさない
防災頭巾は「頭を守る道具」です。カバーはあくまで補助なので、カバーを付けることで本体のクッション性を落とさないことが一番の条件になります。詰め物を足したり硬い芯を入れたりせず、シンプルな布1〜2枚で包む形を基本にしてください。
- 燃えやすい生地を選ばない。薄いポリエステルやレース、つるつるした化繊のサテンは燃え広がりやすいと言われる生地です。綿100%か、生地のタグに「難燃」「防炎」の表示がある物を選びます
- 学校・園の指定が最優先。サイズ・色・名前の位置・背もたれに掛けるか座布団にするかは、必ず配布のプリントや連絡帳で確認してください。自己流の型は、いざという時に使いにくいことがあります
- 出し入れ口が固くて開かない形にしない。面ファスナーやスナップで留める口は、急いでいる時でもぱっと開けられる留め方にします
- 効果や避難時の安全は、この記事では断定しません。判断は学校・園の案内が基準です
まず椅子を測る——背もたれ幅・高さ・厚み、座布団型なら座面
生地を選ぶ前に、使う椅子を測っておくと迷いません。測る場所は、型によって変わります。
- 背もたれ型は、背もたれの幅・上端から座面までの高さ・背もたれの厚み(奥行き)の3か所
- 座布団型は、座面の縦・横・厚みの3か所
- 学年が上がると椅子ごと替わることが多いので、指定サイズがある場合は数値をそちらに合わせます
数値をメモしたら、縫い代の分を足して裁ち方を考えます。仕上がり寸法より一回り大きく裁ち、縫い代は1〜1.5cmほど見ておくと安心です。測る時は椅子に座った状態ではなく、椅子だけを平らな場所に置いて、メジャーを沿わせるとずれにくくなります。背もたれが台形になっている椅子は、上端と下端で幅が違うことがあるので、両方測って広い方に合わせておくと、後で窮屈にならずに済みます。
型は2つ——背もたれに掛ける/座布団として敷く
防災頭巾カバーの型は、大きく2つに分かれます。どちらも学校・園の指定が最優先ですが、指定がない場合の考え方も添えておきます。
| 型 | 向く場面 | ひとこと |
|---|---|---|
| 背もたれに掛ける | 椅子の背もたれに常時掛けておきたい | すっぽり覆う形。ずれ落ちないよう下部にゴムやひもを入れる |
| 座布団として敷く | ふだんは座布団、いざという時は頭巾に | 座る面と頭を守る面を兼ねる。厚みが座り心地に関わる |
迷ったら学校からの案内に従うのがいちばん早い道です。指定がない場合は、椅子に置きっぱなしにしても邪魔にならない「背もたれに掛ける」型が扱いやすいという声が多いです。
そのままかぶれる形にする——前を大きく開けて面ファスナーで留める
いざという時は、カバーを外さずそのままかぶれるようにしておくと安心です。ポイントは開口部の作り方です。
- 前面を大きく開ける。頭巾を取り出す口ではなく、頭からすっぽりかぶれるくらいの開き方にします
- 留め具は面ファスナー(マジックテープ)が扱いやすく、力の弱い子どもでも開け閉めできます
- 留める力は「軽く引けば開く」程度に。きつく留めすぎると、慌てている時に開かなくなります
- スナップボタンを使う場合は、小さい部品なので取れかけていないか時々確認します
生地選びと縫う順番——縫わない案を先に
生地は綿100%か、難燃・防炎の表示がある物を選びます。厚みは薄すぎず、頭巾を包んで自立するくらいがちょうどいいところです。
縫うのが不安な人は、まず縫わない案から検討してみてください。布用接着剤や、アイロンで貼る接着芯テープで端を留めるだけでも、カバーとして十分に使えます。
縫って作る場合の順番はこうです。
- 裁った布の端を三つ折りにして、ほつれ止めのステッチをかける
- 面ファスナーを付ける位置に、内側から縫い留める
- 背もたれ型は下部にゴムやひも通しを作り、座布団型は四隅にひもを付ける
- 名前を書くタグを、指定の位置に縫い付ける
手芸道具の扱いにも注意してください。ミシン・アイロン・裁ちばさみ・リッパー・目打ちは、どれも使い方を誤るとけがにつながります。アイロンは当て布をして直接生地に当てず、蒸気のやけどとコードの引っかかりにも気をつけて。まち針や針は本数を数えてから始め、数えてから終えるのを習慣にすると、床に落としたままにしません。切り口は内側に、角は丸めると、仕上がりが安全で長持ちします。
名前の位置は学校の指定が最優先
名前を書く位置、色、記名の仕方まで、学校や園で決められていることがほとんどです。自己判断で決めてしまうと、集団での管理がしづらくなるので、配布物を確認してから縫い付けてください。
- 名前は洗濯に強い布や名前シールで。にじみやすい生地には向きません
- 色や柄の指定がある場合は、そちらを優先します
- 小さいボタンやスナップ、まち針は、誤飲する年齢の子の手が届く所に置かないでください
- 兄弟姉妹で椅子を共有している家は、学年やクラスが変わるたびに指定が変わることがあるので、進級の前に一度プリントを見直しておくと安心です
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、可愛さより先に「学校の指定」と「燃えにくい生地」を確認する方が、あとで作り直さずに済むと思っています』
難燃の表示がある生地を探すのが大変な時や、時間がない時は、市販の防災頭巾カバーを使うのも無理をしない選択のひとつです。
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カバーではなく頭巾本体の選び方や代用は防災頭巾の代用に、洗い方は防災頭巾カバーの洗い方にまとめています。体操着袋のサイズとマチで迷っている人は体操着袋の作り方もどうぞ。
まとめ:燃えにくい生地と学校の指定が最優先。カバーで頭巾の性能を落とさない
- 生地は綿か難燃表示のある物を選ぶ。薄いポリエステルやレースは避ける
- 学校・園の指定が最優先。サイズ・色・名前の位置・型を先に確認する
- そのままかぶれる形にする。前を大きく開け、面ファスナーで軽く留める
- 縫わない案から検討してもいい。布用接着剤や接着芯テープでも作れる
- 効果や避難時の安全は断定できない。判断は学校・園の案内に従う
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手順を1枚にまとめました。



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