【図解あり】柿のドライフルーツの作り方——フードドライヤー・オーブン・天日干しの違いと、甘柿で作る時のコツ

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実家や知り合いから柿がどっさり届いて、食べきれない。吊るして干し柿にするほどの場所も時間もない。そんな時に出てくるのが、柿のドライフルーツです。薄く切って乾かすだけなので、初めてでも始めやすいんですよね。

先に結論をひとつ。柿のドライフルーツは、「薄めにそろえて切る」「重ねずに並べる」「乾き切ってからしまう」の3つを守れば、機械がなくても作れます。フードドライヤー(食品乾燥機)・オーブン・天日干しの違いは早見表にしました。自分の家にある道具でどれが向くか、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ干し柿と何が違うの?→薄く切って短く乾かす第1章へ ▶どう切ればいい?→皮と種を取って薄めにそろえる第2章へ ▶機械・オーブン・外で迷う→早見表で手間と天気を比べる第3章へ ▶甘柿だけ・渋柿しかない→甘柿はそのまま。渋柿は注意第5章へ ▶できた後の保存は?→冷ましてから密閉する第6章へ ▶

ケース別に読む:干し柿との違いを知りたい人|切り方を知りたい人|乾かし方で迷う人|甘柿・渋柿で作りたい人|保存のしかたを知りたい人

柿のドライフルーツと干し柿は何が違う?——薄く切って短く乾かす

どちらも柿を乾かしたものですが、作り方がまったく違います。干し柿は、皮をむいた柿を丸ごと吊るして、時間をかけてゆっくり水分を抜きます。外は固め、中はとろっとねっとり、という仕上がりになりやすいのが特徴です。

いっぽう柿のドライフルーツは、皮をむいて薄く切り、短い時間で乾かす作り方です。厚みが薄いぶん乾くのが早く、仕上がりはかみごたえのある、ぎゅっと詰まった食感になります。干し柿のようなとろけるねっとり感は出にくい代わりに、軽くて持ち歩きやすく、場所も取りません。

  • 干し柿:丸ごと吊るす・時間がかかる・ねっとり
  • ドライフルーツ:薄切り・早く乾く・かみごたえがある

吊るす干し柿の基本は干し柿の作り方にまとまっています。どちらにするか迷う時は、「場所と時間があるか」で決めるとすっきりしますよ。

柿のドライフルーツの切り方——皮と種を取って、薄めにそろえる

作る手順は、どの乾かし方でも同じです。ここがいちばんの山場で、厚みをそろえることが、仕上がりを大きく左右します。厚いものと薄いものが混ざると、薄い方だけ先に乾いて固くなり、厚い方はいつまでも湿ったまま、ということになりがちなんです。

1皮をむく手元に注意→2種を取るヘタも切る→3薄めにそろえる同じ厚みに→4並べる重ねない
  • 皮をむく。ピーラーや包丁を使います。手元をしっかり押さえて、子どもの手の届かない所で
  • ヘタと種を取る。種が残っていると、その部分が乾きにくくなります
  • 薄めにそろえて切る。厚みの数字にこだわらなくて大丈夫。「どれも同じくらい」になれば合格です
  • 重ならないように並べる。重なった所は風が通らず、乾き残りやカビのもとになります

切る前に柿をよく洗って、水気をふいておくと扱いやすくなります。包丁が苦手な人は、スライサーを使うと厚みがそろいやすいですが、刃で指を切りやすいので、手を添える位置に気をつけてください。使った刃物は、子どもの手の届かない所へしまいましょう。

フードドライヤー・オーブン・天日干しの違い——早見表

乾かし方は3つあります。どれが正解ということはなく、家にある道具と、ふだんの天気で選ぶのがいちばん続きます。

乾かし方 手間 天気 向く量 気をつけること
フードドライヤー(食品乾燥機) 並べてスイッチを入れる。見回りは少なめ 気にならない 機種のトレイの数まで 温度と時間は機種の説明書の範囲で。柿は水分が多いので、様子を見ながら
オーブン 庫内の温度に気を配る。見回りが多め 気にならない 天板1〜2枚ぶん 低めの設定で様子を見る。焦げる・煙が出たらすぐ止める。熱い天板と庫内でやけどに注意
天日干し(干し網・ザル) 出し入れが必要。機械は不要 晴れて風のある日向き。雨と湿気は大敵 干し網の広さで広く取れる 虫とほこり対策にネットをかける。夜は取り込む。乾き切るまでに時間がかかることも
室内で風を当てる 窓際や風通しのよい所に網を置く 湿気の多い日は進みにくい 少量 湿気がこもるとカビやすい。扇風機の風を当てる方法もある

温度と時間は、機種によって違うので、ここでは数字を決めません。説明書に載っている範囲で、短い時間ずつ様子を見るのがいちばん確かです。オーブンは特に、低めの設定にして、焦げていないか何度か見に行ってください。

乾燥機説明書の範囲で天気を選ばないオーブン低めで様子を見る熱い天板に注意天日干しネットで虫よけ雨と湿気に注意

天日干しなら、干し網があると広く並べられて風も通ります。使い方は干し柿の干し網・ザルでの干し方にまとまっています。乾燥機を使う場合は、機種によって柿の水分の多さに合う設定が違うので、説明書をよく読んでから始めてください。

乾き具合の見方——触って、押して、色を見る

「いつ取り出せばいいの?」が、いちばん迷うところですよね。乾く早さは、柿の水分、切った厚み、その日の湿度で変わります。だから日数や時間で決めず、触った感じで決めるのが確実です。

触って、3段階で見るまだ湿っているしっとり。まだ乾かすちょうどよい曲げて戻る。取り出す乾きすぎパリッと割れる
  • 触る:べたべたと指に汁がつくなら、まだ水分が多い状態です
  • 押す・曲げる:押して汁が出ず、曲げて折れずにゆっくり戻れば、取り出す目安です
  • 色を見る:もとの色より濃い茶色になります。黒っぽく変わった時の見分けは干し柿が黒くなる理由が参考になります

取り出した直後は温かく、まだ柔らかく感じます。冷めると少し固くなるので、熱いうちに判断せず、冷ましてから触って確かめるのがコツです。まだ湿っていたら、もう少し乾かして、また冷まして確かめます。

甘柿でも作れる? 渋柿は?——渋い物を口にしないために

甘柿は、そのまま皮をむいて薄く切れば作れます。固めでしっかりした柿の方が、切りやすく、乾いた後の食感もよくなります。ぶよぶよに柔らかくなった柿は、切る前につぶれてしまうので向きません。甘柿を干し柿にする話は甘柿で干し柿は作れる?で詳しく書いています。

渋柿は、薄く切って乾かすと渋が抜けやすいと言われますが、渋が残ることもあります。乾いたあとに食べてみて口の中がしぶしぶするなら、無理に食べず、残りも処分することを考えてください。渋柿は先に渋抜きをしてから切る方法もあります。柿の渋抜きの方法を先にご覧ください。

柿の種類 ドライフルーツ向きか ひとこと
固めの甘柿 向いている そのまま切って乾かせる
柔らかい甘柿 向きにくい つぶれやすい。別の食べ方に
渋柿 渋が残ることがある 先に渋抜きするのが安心。残ったら食べない

保存のしかた——冷ましてから密閉、湿気をよける

乾いたら、しっかり冷ましてから容器や袋に入れます。温かいまま閉じると、中に湿気がこもって、カビの原因になります。

  • 湿気を避ける:密閉できる容器や袋に入れて、直射日光の当たらない所へ
  • 冷蔵か冷凍:すぐ食べない分は冷蔵庫や冷凍庫に。何日もつかは、乾き具合と環境で変わるので、早めに食べきるようにします
  • 乾き切っていない物:まだしっとりしている物は、常温に置かず、早めに食べます
  • カビ・においに注意:白や緑のふわふわ、酸っぱいにおい、ぬめりがあれば食べない。迷ったら食べません

干し柿やドライフルーツは、固くて粘りがあるので、子どもや高齢の人には小さく切って、座って食べてもらってください。のどに詰まりやすい食べ物です。柿の保存全般は柿の保存にもあります。

ゆきこ( ゚Д゚)『毎年たくさんもらう人ほど、まず一度、少なめの量で試してみるのがいちばん失敗しにくいと思います』

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甘柿で干し柿を作る話は甘柿で干し柿は作れる?、干し網やザルでの干し方は干し柿の干し網・ザルでの干し方、吊るす干し柿の基本は干し柿の作り方、渋柿の渋が気になる時は柿の渋抜きの方法にまとめています。

まとめ:柿のドライフルーツは薄めにそろえて、重ねずに並べ、乾き切ってからしまう

  1. 干し柿は丸ごと吊るす、ドライフルーツは薄く切る。短く乾いてかみごたえが出る
  2. 皮と種を取り、厚みをそろえる。重ねずに並べる
  3. 乾かし方は道具と天気で選ぶ。機械もオーブンも説明書の範囲で、焦げたら止める
  4. 乾き具合は触って決める。冷ましてから、曲げて戻れば目安
  5. 冷ましてから密閉。カビやにおいは食べない。子どもには小さく切って座って

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

柿のドライフルーツの作り方の早見表:干し柿は丸ごと吊るしてねっとり、ドライフルーツは薄く切って短く乾かしてかみごたえ。切り方は皮をむく、ヘタと種を取る、厚みを薄めにそろえる、重ねずに並べる。乾かし方はフードドライヤー、オーブン、天日干しの順に、機械は説明書の範囲で、オーブンは低めで様子を見て焦げたら止める、天日はネットで虫よけし雨と湿気を避ける。乾き具合は触って押して曲げて、冷ましてから確かめる。甘柿はそのまま作れる、渋柿は渋が残ることがあり残ったら食べない。保存は冷ましてから密閉して湿気を避け、カビやにおいは食べない。子どもには小さく切って座って食べる

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