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春から初夏にかけて、白い丸い花がぽんぽんと咲く木を見て、「あの木の名前は何だろう」と調べてみる。すると、オオデマリ、スノーボール、ビバーナムと、似た名前がいくつも出てきて、結局どれのことなのか分からなくなる。そんな経験をした人は多いのではないでしょうか。苗の札に「スノーボール」と書いてあって、「オオデマリと同じ?」と迷う場面もありますよね。
先に結論をひとつ。「スノーボール」は白い手まり形の花をつける木の呼び名で、オオデマリのほか、セイヨウテマリカンボクやアナベルにも使われることがあると言われます。呼び名だけで決めず、葉の形と花の時期で見分けるのがコツです。オオデマリはガマズミのなかま(ビバーナム)と言われています。順番にほどいていきましょう。
ケース別に読む:同じ木か知りたい人|呼び名を整理したい人|葉の形で見分けたい人|ビバーナムやステリーレが気になる人|アナベルと迷う人|コデマリと迷う人|子どもやペットがいる人
オオデマリとスノーボールは同じ木?——先に答えと、ずれる理由
お店で「スノーボール」と書かれた苗を見たとき、オオデマリのことだと思う人もいれば、別の木を思い浮かべる人もいます。それもそのはずで、スノーボールは植物の正式な種類名というより、白い雪玉のような花の見た目から付いた呼び名だと言われます。同じ呼び名が、花の形が似ているいくつかの木に使われることがあるのです。
たとえばオオデマリは、ガマズミ属のなかまで、ビバーナムの一種と言われます。ほかにも、セイヨウテマリカンボクという木が「スノーボール」と呼ばれることがあり、アジサイのなかまのアナベルも、白くて丸い花から同じように呼ばれることがあると言われます。木の分類は違っても、遠目には似て見えるわけです。
ですから、「同じかどうか」は、呼び名ではなく葉の形と花の時期で確かめるのが確実です。苗を選ぶとき、庭の木の名前を調べるときのどちらにも使える考え方です。
呼び名を整理する早見表
まず、似た名前が出てくる木を、一覧で整理しておきましょう。
| 木の名前 | 葉の様子 | 花の様子 | 咲く時期の目安 |
|---|---|---|---|
| オオデマリ | 丸みのある卵形・ふちがぎざぎざ | 初めは緑がかり、のちに白くなる丸い花 | 春から初夏 |
| セイヨウテマリカンボク | カエデのように三つに浅く裂ける | 白い丸い花。やや緑がかって見える | 春から初夏 |
| アナベル | アジサイの葉に似て大きめ | 緑から白に変わる大きな丸い花 | 初夏から夏 |
| コデマリ | 細めで小さな葉 | 小さな白い花が枝に並ぶ | 春 |
表の時期や色は目安で、地域や品種で変わると言われます。苗のラベルや園芸店の案内に、品種名と花の時期が書かれていることが多いので、迷った時はそちらも手がかりにしてください。
葉の形で見分ける——オオデマリは「丸い卵形でぎざぎざ」
花の咲いていない時期でも使えるのが、葉の形です。オオデマリの葉は、丸みのある卵形で、ふちに細かなぎざぎざがあり、葉脈が深くくっきりしていると言われます。手でそっとなぞると、しわのような凹凸が分かる、という人もいます。
葉の形は、同じ木でも個体や育ち方で少しずつ違って見えます。1枚だけで決めず、枝の何枚かを見比べるのがおすすめです。手が届かない高い枝の葉まで確かめようとせず、地面に近い低い枝の葉を見るだけで判断できます。
枯れ込みなど木の元気がないときの見方はオオデマリが枯れる時に、花が咲かない時の考え方はオオデマリの花が咲かない時にまとめています。ここでは名前の整理に絞ってお話ししますね。
ビバーナムとステリーレ——横文字の名前の正体
「ビバーナム」は、ガマズミ属のなかまをまとめて呼ぶ名前と言われます。オオデマリも、ヤブデマリも、セイヨウテマリカンボクも、この仲間にあたります。つまりビバーナムは、個別の木の名前というより「ガマズミのなかまの総称」に近い言葉です。
「ステリーレ」は、セイヨウテマリカンボクの中で、丸い手まりのような花が咲く品種を指して使われることがあると言われます。園芸店では、「ビバーナム・ステリーレ」といった名前で並んでいることがあり、その場合は、カエデのように浅く三つに裂ける葉が目印になります。
名前の語尾や読み方に迷うときは、全部覚える必要はありません。「ビバーナムはグループ名、ステリーレは丸い花の品種」と覚えておくと、札や説明書きの意味が見えてきます。
ゆきこ( ゚Д゚)『カタカナの名前が並ぶと身構えてしまいますが、グループ名と品種名に分けると整理しやすいですよね』
アナベルとの違い——アジサイのなかまで、咲く時期も少し遅め
アナベルは、アジサイのなかまで、アメリカノリノキの園芸品種と言われます。オオデマリとは別のグループで、花の見た目が似ているため、同じ「スノーボール」と呼ばれることがあります。
- 葉:アナベルはアジサイに似た大きめの葉。オオデマリは丸い卵形でぎざぎざが目立ちます
- 花の時期:アナベルは初夏から夏にかけて、オオデマリは春から初夏にかけて、が目安と言われます
- 花の色:どちらも緑から白へ移る様子が見られると言われます
庭やお店で「白い丸い花」を見たときに、咲いている時期が梅雨の頃から夏なら、アナベルの可能性があります。咲く時期の違いは、見分けの大きな手がかりになります。
コデマリとの違い——小さな花が枝に並ぶ
コデマリは名前に「デマリ」とついていますが、バラのなかまで、ガマズミ属のオオデマリとは別のグループです。小さな白い花が集まって半球形になり、細い枝に沿ってずらりと並ぶ姿が特徴と言われます。
コデマリは春の花で、枝が弧を描くように垂れる様子から、オオデマリとは雰囲気がまったく違います。花の大きさを見るだけで、迷うことは少ないと思います。
子どもとペットがいる庭で——口に入れない、かじらせない
白い丸い花は、子どもがつい触りたくなる形ですよね。観賞用の草花と木は、葉・花・実を口に入れないのが基本です。料理の飾りに使うことも避けてください。誤って口にしてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口に連絡しましょう。
- 猫・犬・小鳥がかじらないように。ペットが庭に出る時は、目を離さないようにします
- 剪定ばさみなど刃物は、使ったら子どもの手の届かない所へしまいます
- 枝が隣の家にはみ出さないように。落ちた花や葉も、話し合いで対処します
- 公園や共用部の木は持ち帰らない。管理規約やその場所の決まりに従います
庭仕事で土や泥がつく日は、軍手を使うと手が守られます。泥だらけになった軍手の洗い方は軍手の泥汚れと臭いの取り方の記事が参考になります。
名前を確かめたい時の調べ方
庭やお店で気になる木に出会ったとき、名前を確かめる手順を整理しておきます。
- 葉の形を見る:卵形でぎざぎざか、三つに裂けているか、大きめかを確かめます
- 花の時期を見る:春から初夏か、初夏から夏かを手がかりにします
- 苗のラベルや園芸店の説明を見る:品種名や学名が書かれていることがあります
- 図鑑で見比べる:花と葉の写真を並べて見ると、納得しやすくなります
💡 この困りごとへの提案
それでも自信がないときは、「白い丸い花の木」とメモしておくだけでも大丈夫です。植物の名前は、季節をまたいで見ていくうちに、少しずつ分かってくるものです。花と葉の両方が載っている樹木図鑑が1冊あると、庭の木だけでなく、散歩の途中で見る木の名前にも使えます。
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オオデマリの元気がない時はオオデマリが枯れる時へ。花が咲かなくて悩んでいる人はオオデマリの花が咲かない時が参考になります。庭仕事の道具の手入れは軍手の泥汚れと臭いの取り方へ。庭仕事のあとに台所でトースターの受け皿が焦げていたら、トースターの受け皿の焦げの記事も役に立ちます。
まとめ:スノーボールは呼び名。葉の形と花の時期で見分ける
- スノーボールは呼び名で、複数の木に使われることがあると言われます
- オオデマリは丸い卵形でぎざぎざの葉。ガマズミのなかま(ビバーナム)です
- 葉が三つに裂けるならセイヨウテマリカンボク、大きなアジサイ似の葉ならアナベルかも
- コデマリは別のなかま。小花が枝に並ぶので、花を見れば迷いません
- 葉・花・実は口に入れない。猫や犬、小鳥にもかじらせません
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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