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衣替えの季節。ロングコートをしまおうとしても、クローゼットがなくて押入れしかない、という家は少なくありません。丈が長いので裾が床板に当たって折れそうですし、押入れは湿気がこもりやすくて、カビや虫食いも心配になりますよね。
先に結論をひとつ。ロングコートを押入れに収納する時は、「高さに余裕があれば吊るす、足りなければたたむ」で考えると迷いません。どちらを選んでも、湿気を逃がす習慣をセットにすることが大切です。吊るし方、たたみ方、湿気の防ぎ方を、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:押入れで困ることを知りたい人|吊るすかたたむか迷う人|吊るして収納したい人|たたんで収納したい人|湿気が心配な人|しまう前の確認をしたい人
ロングコートを押入れに収納する時に困ること
押入れは、もともと布団をしまうための場所です。奥行きは深くて、高さは意外と足りないことが多く、ロングコートのような丈のある服には少しやっかいです。
- 高さが足りない:中段や上段に吊るすと、裾が棚板や床板に当たって折れ曲がる。折れ目がシワとして残ることもあります
- 湿気がこもる:戸を閉めきると空気が動かず、コートが湿気を吸いやすい。ウールは特に、湿気をためたまま長くしまうと、においやカビのもとになります
- 奥のコートを出しにくい:奥行きがあるので、手前の物を動かさないと取り出せない。つい詰め込みがちになって、風が通らなくなります
まず、押入れの中の高さをメジャーで測っておくと、後の判断が早くなります。吊るす場所の高さと、コートの丈を比べて、床板や棚板に裾が当たらないかを確かめてください。
吊るす?たたむ?——素材・厚み・期間の早見表
| こんな時は | 向いている収納 | 理由と注意 |
|---|---|---|
| 上段に、裾が当たらない高さがある | 吊るす | 折れ目がつかず、取り出しも楽。突っ張り棒の耐荷重を確認 |
| 高さが足りない・何着もある | たたむ | 丈を二つ折りにして、場所を取らない。折り目に薄い紙を挟む |
| ウール・ツイードなど重く厚い | 吊るす、またはたたむ | 肩に厚みのあるハンガーで。たたむなら上に物を重ねない |
| 薄手・ナイロン系 | たたむ | 軽く、シワが戻りやすい。圧縮は避ける |
| しまう期間が長い | 吊るす(風を通せる場合) | たたみ癖がつきにくい。時々、風を通す |
ダウンコートやフェイクファーなど、押しつぶすと中身がつぶれてしまう物は、なるべく吊るす方が向いています。迷った時は、洗濯表示の下に付いているタグで素材を確かめて、無理のない方を選んでください。ハンガーのかけ方そのものはコートのハンガーのかけ方にまとめています。
吊るす方法——突っ張り棒・押入れ用ハンガーラック
吊るす方法には、大きく2つあります。ひとつは、押入れの内側に突っ張り棒を渡す方法。もうひとつは、押入れの中に置けるハンガーラックを使う方法です。
- 突っ張り棒は、耐荷重の表示を必ず見る。ロングコートは1着でも重いので、棒に何着も掛けると、外れて落ちることがあります。表示の範囲に収めてください
- 吊るす高さは、裾が床板や棚板に当たらない位置に。当たると折れ目がついてしまいます。少し浮くくらいが目安です
- 一着ずつ、肩に厚みのあるハンガーにかける。針金のような細いハンガーは、肩に跡がつきます
- コートとコートの間に、手のひらが入る程度の間隔を空ける。詰め込むと風が通らず、湿気がたまります
ハンガーラックを置く場合は、足元がぐらつかないか、床板の上で確かめてください。押入れの中は暗くて見えにくいので、取り出す時に手前の物を引っかけて倒さないよう、置き場所を考えておくと安心です。
たたむ方法——型くずれしにくい二つ折り
- ボタンやファスナーを留めて、平らな所に広げる。ポケットの中は空にしておきます
- 肩の線を合わせて、袖を内側に折る。袖を前に交差させると、シワが深くなることがあります
- 丈を二つ折りにする。折り目に薄い紙か、丸めたタオルを挟むと、折れ目がきつくつきません
- 上に物を重ねず、通気のある袋や箱にしまう。重みで型が崩れたり、毛がつぶれたりします
たたんだコートは、押入れの下段に置くと湿気を吸いやすいので、すのこの上に置くか、上段に置くのがおすすめです。長くしまう場合は、時々、袋から出して風を通してください。セーターなど、ほかの冬物のしまい方はセーターの保管方法に書いています。
湿気を防ぐ——すのこ・除湿剤・風通し
押入れでいちばん気をつけたいのが湿気です。次のことを習慣にしてみてください。
- 床にすのこを敷く。床板との間に空気の通り道ができて、湿気がたまりにくくなります
- 除湿剤を置く。たまった水は、製品の表示どおりに捨ててください。こぼすと床やコートを傷めます。道具の選び方は除湿機の代用になるもので見られます
- 晴れた日に、戸を開けて風を通す。時間を決めて、空気を入れ替えます。雨の日は無理に開けません
- ビニールのカバーをかけたままにしない。通気のない袋は、中に湿気を閉じ込めてしまいます。不織布のような風を通すカバーが向いています
- 防虫剤は、表示どおりに、種類を混ぜずに使う。コートの肩や裾に直接触れない位置に置きます
💡 この困りごとへの提案
ロングコートは丈が長く、裾が埃や湿気を拾いやすい部分です。丈に合う長さの洋服カバーを一枚かけておくと、ほこりと日焼けを避けられて、取り出しも楽になります。「これがないと収納できない」わけではありませんが、丈が長い物ほど助けになります。
しまう前に確かめること
- 汚れとにおいを確かめる。襟、袖口、裾の汚れはブラシで落とし、気になる所は洗濯表示を見て手入れします。においが残っていたらウールコートの臭い取りを参考にしてください
- よく乾かす。雨や雪で湿った日は、一晩陰干ししてからしまいます
- ポケットを空にする。ティッシュや小物が残っていると、においや型崩れのもとです
- クリーニングに出すか決める。しまう前に出すと、汚れが残らず安心です。時期の目安はコートをクリーニングに出す時期は?にあります。ビニールのカバーが付いて戻ってきたら、外してから押入れへ
よくある質問
圧縮袋に入れてもいいですか?ウールやダウンは、つぶれると戻りにくいことがあります。表示を確かめて、できれば避けてください。
押入れの上段が高すぎて届きません。無理に踏み台に乗らず、手の届く高さに吊るすか、たたんで下段にしまいます。落下とけがを避けるのが先です。
吊るしたままで、型は崩れませんか?肩に厚みのあるハンガーなら、崩れにくいです。ただし、何年も吊るしたままにしないで、時々風を通してください。
ゆきこ( ゚Д゚)『押入れ収納は、「吊るす」「たたむ」のどちらが正解というより、湿気を逃がす習慣があるかどうかが大きいと思います。完璧を目指さず、時々風を通すくらいがちょうどいいですよね』
あわせて読みたい
ウールコートのにおいが気になる時はウールコートの臭い取り、ハンガーの選び方はコートのハンガーのかけ方へどうぞ。クリーニングの時期はコートをクリーニングに出す時期は?、セーターのしまい方はセーターの保管方法、押入れの湿気の道具は除湿機の代用になるものにまとめています。
まとめ:高さで決めて、湿気を逃がす
- 高さに余裕があれば吊るす、足りなければたたむ。まず高さを測る
- 突っ張り棒は耐荷重を見る。重いコートを何着も掛けない
- たたむなら二つ折り。折り目に薄い紙を挟み、上に物を重ねない
- すのこ・除湿剤・風通しで湿気を防ぐ。ビニールは掛けたままにしない
- しまう前に汚れを落として乾かす。ポケットは空にする
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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