【図解あり】ロングコートを押入れに収納する——クローゼットがない時の吊るし方とたたみ方、湿気の防ぎ方

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衣替えの季節。ロングコートをしまおうとしても、クローゼットがなくて押入れしかない、という家は少なくありません。丈が長いので裾が床板に当たって折れそうですし、押入れは湿気がこもりやすくて、カビや虫食いも心配になりますよね。

先に結論をひとつ。ロングコートを押入れに収納する時は、「高さに余裕があれば吊るす、足りなければたたむ」で考えると迷いません。どちらを選んでも、湿気を逃がす習慣をセットにすることが大切です。吊るし方、たたみ方、湿気の防ぎ方を、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 押入れの状況から自分の章へ上段に高さがある→棒やラックで吊るす→第三章高さが足りない→丈を二つ折りにたたむ→第四章しまう期間が長い→素材と期間の早見表で選ぶ→第二章湿気が多い押入れ→すのこと風通しで防ぐ→第五章

ケース別に読む:押入れで困ることを知りたい人|吊るすかたたむか迷う人|吊るして収納したい人|たたんで収納したい人|湿気が心配な人|しまう前の確認をしたい人

ロングコートを押入れに収納する時に困ること

押入れは、もともと布団をしまうための場所です。奥行きは深くて、高さは意外と足りないことが多く、ロングコートのような丈のある服には少しやっかいです。

  • 高さが足りない:中段や上段に吊るすと、裾が棚板や床板に当たって折れ曲がる。折れ目がシワとして残ることもあります
  • 湿気がこもる:戸を閉めきると空気が動かず、コートが湿気を吸いやすい。ウールは特に、湿気をためたまま長くしまうと、においやカビのもとになります
  • 奥のコートを出しにくい:奥行きがあるので、手前の物を動かさないと取り出せない。つい詰め込みがちになって、風が通らなくなります

まず、押入れの中の高さをメジャーで測っておくと、後の判断が早くなります。吊るす場所の高さと、コートの丈を比べて、床板や棚板に裾が当たらないかを確かめてください。

吊るす?たたむ?——素材・厚み・期間の早見表

こんな時は 向いている収納 理由と注意
上段に、裾が当たらない高さがある 吊るす 折れ目がつかず、取り出しも楽。突っ張り棒の耐荷重を確認
高さが足りない・何着もある たたむ 丈を二つ折りにして、場所を取らない。折り目に薄い紙を挟む
ウール・ツイードなど重く厚い 吊るす、またはたたむ 肩に厚みのあるハンガーで。たたむなら上に物を重ねない
薄手・ナイロン系 たたむ 軽く、シワが戻りやすい。圧縮は避ける
しまう期間が長い 吊るす(風を通せる場合) たたみ癖がつきにくい。時々、風を通す

ダウンコートやフェイクファーなど、押しつぶすと中身がつぶれてしまう物は、なるべく吊るす方が向いています。迷った時は、洗濯表示の下に付いているタグで素材を確かめて、無理のない方を選んでください。ハンガーのかけ方そのものはコートのハンガーのかけ方にまとめています。

吊るす方法——突っ張り棒・押入れ用ハンガーラック

押入れで吊るす4つの順番一高さを測る裾が当たらないか→二棒をつける耐荷重の表示を見る→三一着ずつ厚みのあるハンガー→四風を通す戸を開けて換気

吊るす方法には、大きく2つあります。ひとつは、押入れの内側に突っ張り棒を渡す方法。もうひとつは、押入れの中に置けるハンガーラックを使う方法です。

  • 突っ張り棒は、耐荷重の表示を必ず見る。ロングコートは1着でも重いので、棒に何着も掛けると、外れて落ちることがあります。表示の範囲に収めてください
  • 吊るす高さは、裾が床板や棚板に当たらない位置に。当たると折れ目がついてしまいます。少し浮くくらいが目安です
  • 一着ずつ、肩に厚みのあるハンガーにかける。針金のような細いハンガーは、肩に跡がつきます
  • コートとコートの間に、手のひらが入る程度の間隔を空ける。詰め込むと風が通らず、湿気がたまります

ハンガーラックを置く場合は、足元がぐらつかないか、床板の上で確かめてください。押入れの中は暗くて見えにくいので、取り出す時に手前の物を引っかけて倒さないよう、置き場所を考えておくと安心です。

たたむ方法——型くずれしにくい二つ折り

型くずれしにくいたたみ方一広げるボタンを留めて→二袖を内側へ肩の線を合わせる→三丈を二つ折り折り目に紙を挟む→四重ねずにしまう上に物を載せない
  1. ボタンやファスナーを留めて、平らな所に広げる。ポケットの中は空にしておきます
  2. 肩の線を合わせて、袖を内側に折る。袖を前に交差させると、シワが深くなることがあります
  3. 丈を二つ折りにする。折り目に薄い紙か、丸めたタオルを挟むと、折れ目がきつくつきません
  4. 上に物を重ねず、通気のある袋や箱にしまう。重みで型が崩れたり、毛がつぶれたりします

たたんだコートは、押入れの下段に置くと湿気を吸いやすいので、すのこの上に置くか、上段に置くのがおすすめです。長くしまう場合は、時々、袋から出して風を通してください。セーターなど、ほかの冬物のしまい方はセーターの保管方法に書いています。

湿気を防ぐ——すのこ・除湿剤・風通し

押入れの湿気対策のOKとNGOKすのこを敷く除湿剤を置く晴れた日に戸を開ける通気のあるカバーをかけるNGビニールをかけたまま床に直接置く戸を閉めきりにするぎゅうぎゅうに詰め込む

押入れでいちばん気をつけたいのが湿気です。次のことを習慣にしてみてください。

  • 床にすのこを敷く。床板との間に空気の通り道ができて、湿気がたまりにくくなります
  • 除湿剤を置く。たまった水は、製品の表示どおりに捨ててください。こぼすと床やコートを傷めます。道具の選び方は除湿機の代用になるもので見られます
  • 晴れた日に、戸を開けて風を通す。時間を決めて、空気を入れ替えます。雨の日は無理に開けません
  • ビニールのカバーをかけたままにしない。通気のない袋は、中に湿気を閉じ込めてしまいます。不織布のような風を通すカバーが向いています
  • 防虫剤は、表示どおりに、種類を混ぜずに使う。コートの肩や裾に直接触れない位置に置きます

💡 この困りごとへの提案

ロングコートは丈が長く、裾が埃や湿気を拾いやすい部分です。丈に合う長さの洋服カバーを一枚かけておくと、ほこりと日焼けを避けられて、取り出しも楽になります。「これがないと収納できない」わけではありませんが、丈が長い物ほど助けになります。


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しまう前に確かめること

  • 汚れとにおいを確かめる。襟、袖口、裾の汚れはブラシで落とし、気になる所は洗濯表示を見て手入れします。においが残っていたらウールコートの臭い取りを参考にしてください
  • よく乾かす。雨や雪で湿った日は、一晩陰干ししてからしまいます
  • ポケットを空にする。ティッシュや小物が残っていると、においや型崩れのもとです
  • クリーニングに出すか決める。しまう前に出すと、汚れが残らず安心です。時期の目安はコートをクリーニングに出す時期は?にあります。ビニールのカバーが付いて戻ってきたら、外してから押入れへ

よくある質問

圧縮袋に入れてもいいですか?ウールやダウンは、つぶれると戻りにくいことがあります。表示を確かめて、できれば避けてください。

押入れの上段が高すぎて届きません。無理に踏み台に乗らず、手の届く高さに吊るすか、たたんで下段にしまいます。落下とけがを避けるのが先です。

吊るしたままで、型は崩れませんか?肩に厚みのあるハンガーなら、崩れにくいです。ただし、何年も吊るしたままにしないで、時々風を通してください。

ゆきこ( ゚Д゚)『押入れ収納は、「吊るす」「たたむ」のどちらが正解というより、湿気を逃がす習慣があるかどうかが大きいと思います。完璧を目指さず、時々風を通すくらいがちょうどいいですよね』

あわせて読みたい

ウールコートのにおいが気になる時はウールコートの臭い取り、ハンガーの選び方はコートのハンガーのかけ方へどうぞ。クリーニングの時期はコートをクリーニングに出す時期は?、セーターのしまい方はセーターの保管方法、押入れの湿気の道具は除湿機の代用になるものにまとめています。

まとめ:高さで決めて、湿気を逃がす

  1. 高さに余裕があれば吊るす、足りなければたたむ。まず高さを測る
  2. 突っ張り棒は耐荷重を見る。重いコートを何着も掛けない
  3. たたむなら二つ折り。折り目に薄い紙を挟み、上に物を重ねない
  4. すのこ・除湿剤・風通しで湿気を防ぐ。ビニールは掛けたままにしない
  5. しまう前に汚れを落として乾かす。ポケットは空にする

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ロングコートを押入れに収納する早見表:押入れの高さを測り、上段に裾が当たらない高さがあれば突っ張り棒かハンガーラックで吊るし、足りなければ丈を二つ折りにしてたたむ。突っ張り棒は耐荷重の表示を見て、重いコートを何着も掛けない。吊るす時は肩に厚みのあるハンガーで間隔を空ける。たたむ時は肩の線を合わせて袖を内側に折り、折り目に薄い紙を挟み、上に物を重ねない。湿気対策はすのこ、除湿剤、晴れた日の換気、通気のあるカバー。ビニールのカバーをかけたままにしない。しまう前に汚れを落として乾かし、ポケットを空にする

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