クサギカメムシが家の中にいる時——入ってくる理由と出し方

生活

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秋が深まるころ、窓のそばの壁や、取り込んだ洗濯物の上で、茶色っぽいカメムシを見かける。そっと外へ出したのに、数日たつとまた別の1匹が壁にいる。「いったいどこから入ってきているの?」と、首をかしげてしまいますよね。入り口が分からないままだと、何度外へ出しても落ち着かないものです。

先に結論をひとつ。クサギカメムシは、秋に冬を越す場所を探して、家の壁やすき間、洗濯物、窓のサッシのまわりに集まりやすいカメムシです。部屋に入っていたら、刺激せずにコップと厚紙で外へ出す。そのうえで、入り口になりやすいすき間(網戸・サッシ・換気口など)を見直す。この2段構えで考えると、気持ちが楽になります。順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ部屋の中にいる→コップと厚紙で外へ第2章へ ▶洗濯物についていた→取り込む前に表と裏を見る第5章へ ▶何度も入ってくる→すき間を見直す第4章へ ▶たくさん集まっている→管理会社や自治体に相談第6章へ ▶

ケース別に読む:部屋の中にいる人|においがついた人|何度も入ってくる人|洗濯物についていた人|たくさん集まっている人

4コマ漫画|家の中のカメムシを外へ窓のそばカメムシがまた入ってる…窓のそばに茶色いカメムシ1やりがちなNG掃除機で吸おうかな待って!においが残るよ吸うとにおいが残りやすい2正しい出し方そっとかぶせて厚紙をすべらせるコップと厚紙で包む3結果外に帰ったねすき間も見直そう外の草の根元へ放す4

秋になると、なぜ家のまわりに集まるのか

クサギカメムシは、茶色っぽい体に、濃い色と薄い色のまだら模様がある、カメムシのなかまです。秋になると、冬を越せる場所を探して動き回ります。そのとき目をつけられやすいのが、日当たりがよくて暖かい壁、建物のすき間、そして干したままの洗濯物です。

つまり、あなたの家だけが狙われているわけではありません。暖かそうなすき間がたまたま見つかった、ということが多いのです。夜に明かりのついた窓のまわりへ寄ってくることもあります。

  • 日当たりのよい暖かい壁。ベランダや外壁のそばです
  • 建物のすき間。窓の枠や、換気口のまわりなどです
  • 干した洗濯物。布のひだは、止まりやすい場所になります

季節は「秋」くらいに覚えておけば大丈夫です。地域や年によって動き出す時期は変わるので、カレンダーの日付で決めつけないでください。

部屋の中にいる時は、コップと厚紙で外へ

家の中で見つけたら、素手でつかまず、コップと厚紙で外へ出します。カメムシは、つまんだり押さえたりして刺激すると、身を守るためににおいのある液を出すことがある虫です。出させないことが、いちばんの近道になります。

外への出し方 3ステップ1コップをかぶせる2厚紙を差し込む3外の草の根元へ
  1. 素手でつかまず、コップをそっとかぶせる。紙コップでも大丈夫です。勢いよくかぶせたり、振ったりしないでください
  2. コップの口と壁の間に、厚紙を差し込む。はがきくらいの大きさの紙が使いやすいです
  3. 厚紙でふたをしたまま、外へ運ぶ
  4. 外の草や木の根元で、そっと放す。厚紙を外して、コップを傾けるだけです

掃除機で吸わないのも大事なところです。中でにおいが残りやすく、あとから掃除機を使うたびに気になることがあります。つまむ、つぶす、も同じ理由で避けましょう。ベランダの床や窓の近くには放さず、少し離れた草や木の根元に放すと、すぐ戻ってきにくくなります。

高い所にいて手が届かない時は、無理に追わなくて大丈夫です。逃げ回られると、驚いてにおいを出しやすくなります。手の届く所に降りてくるまで待ちましょう。においを出させない扱い方を細かく見たい時は、キマダラカメムシが臭い時——においを出させない外への出し方にまとめています。

においがついてしまった時の対処

うっかり驚かせてしまって、においが出てしまうこともあります。そんな時は、あわてず順番に。

  • 手についたら、石けんで洗う。においのある液がついた手で、目や口のまわりをさわらないようにします
  • 服や布についたら、洗濯表示どおりに洗う。こすりすぎると広がりやすいので、まず表示を見ます
  • 部屋に残ったら、窓を開けて換気する。虫は先に外へ出しておきます

においの正体や特別な洗い方を気にしすぎなくても大丈夫です。石けんと換気、洗濯表示どおりの洗濯が基本になります。

何度も入ってくる時は、入り口になりやすい場所を見直す

何度も入ってくるなら、虫そのものより入り口を見るほうが近道です。次の5か所を、上から順に点検してみましょう。

入り口になりやすい5か所123451網戸の端のすき間2窓のサッシのまわり3換気口のまわり4エアコン配管の穴5干した洗濯物
場所 見るところ
網戸 枠と網戸の間にすき間がないか。網の破れや、端の浮きも見ます
窓のサッシ サッシの端や、ゆがみで開いているすき間がないか
換気口 外に面した換気口のまわり。分からない時は管理会社に聞いてみます
エアコンの配管まわり 壁に通した配管の穴のまわりにすき間がないか。配管そのものには触りません
洗濯物 取り込む前に表と裏を見る(次の章)

網戸のすき間は、網戸を閉めてるのに虫が入る原因に、見直す順番がまとまっています。賃貸や集合住宅で、サッシや換気口のまわりのすき間が気になる時は、自分で手を入れる前に管理会社へ相談してみてください。

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洗濯物についていた時は、取り込む前に表と裏を見る

外に干した洗濯物は、カメムシが止まりやすい場所のひとつです。取り込む前の「ひと目チェック」を習慣にすると、部屋の中に持ち込む回数が減ります。

取り込む前の3ステップ1表を見る2裏を見る3いたらそっと外へ
  1. 取り込む前に、シャツやタオルの表と裏を目で見る
  2. 袖口、えり、タオルのひだも見る。布が重なった所に隠れていることがあります
  3. ついていたら、振ったり払ったりせず、コップを近づけて静かに外へ

取り込んだあとに部屋の中で見つけた時も、同じ手順で外へ出します。取り込み前のチェックの流れは、カメムシを洗濯物につけない対策に図解つきでまとまっています。

たくさん集まっている時と、子どもやペットがいる時

玄関のまわりや外壁に、数が多くて集まっているように見える時は、無理に自分で何とかしようとせず、住まいの管理会社や自治体に相談してみてください。薬剤は、場所や使う相手に合う物を選ぶ必要があります。迷う時は自分で決めず、園芸店や自治体に聞くのが安心です。

庭木に多い時も、手の届く範囲で、厚手の手袋をして、コップで外へ移すところまでにします。広がっている時は、園芸店に相談してみてください。

  • 子どもには、虫を素手でつかまないことを伝える。においのある液を出すことがあります
  • つかんでしまったら、すぐ石けんで手を洗う。目や口をこする前に洗うのが先です
  • 犬や猫が口にしないように、見える所にいる時は距離をとる
  • 公園や空き地の木を揺らさない。枝を折ったり、立入禁止の場所に入ったりしません

ゆきこ( ゚Д゚)『家の中のカメムシは、見つけた瞬間にあわてるより、コップと厚紙を手の届く所に置いておくのがいちばん楽だと思います。入り口の見直しも、気づいた所から少しずつで大丈夫ですよね』

よくある疑問

外へ出したのに、また家の中で見かける時は? 同じ虫が戻ってきたとは限らず、別のカメムシが入ってきていることもあります。外へ出す手順をくり返しつつ、入り口になりやすい場所(網戸・サッシ・洗濯物)を見直すほうが、長い目で見ると近道です。

何匹もいる時は? 1匹ずつ、同じ手順でそっと外へ出します。数が多すぎる時や、建物の共用部にたくさんいる時は、管理会社や自治体に相談してみてください。

コップと厚紙がない時は? 紙コップや空き容器、チラシや厚めの紙でも代わりになります。大事なのは、素手でつかまない、つぶさない、揺らしすぎない、の3つです。

別の種類のカメムシかもしれない時は? 黒っぽくて黄色い点が散らばった大きめのカメムシなら、キマダラカメムシとクサギカメムシの違いで、大きさと模様を見比べられます。見分けに迷っても、扱い方は同じです。

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においを出させない外への出し方はキマダラカメムシが臭い時、大きさと模様の見分けはキマダラカメムシとクサギカメムシの違い、洗濯物のチェックはカメムシを洗濯物につけない対策にあります。ほかに、手早く作れる副菜の話題として冷凍れんこん・ごぼうできんぴらを作るなら?も用意しています。

まとめ:入ってきたら刺激せず外へ。入り口は網戸・サッシ・洗濯物から見直す

  1. クサギカメムシは秋に冬を越す場所を探す。暖かい壁やすき間、洗濯物に集まりやすい虫です
  2. コップをかぶせ、厚紙を差し込んで、そのまま外の草や木の根元へ。素手でつかまず、掃除機で吸いません
  3. においがついたら、手は石けんで洗い、服は洗濯表示どおり。部屋は換気します
  4. 入り口は網戸・サッシ・換気口・配管まわり・洗濯物。取り込む前に表と裏を見ます
  5. たくさん集まる時は管理会社や自治体へ。庭木は手の届く範囲まで、広がる時は園芸店へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

クサギカメムシが家の中にいる時の早見表:秋に冬を越す場所を探して、暖かい壁やすき間、洗濯物、窓のサッシのまわりに集まりやすい。素手でつかまず、コップをかぶせて下に厚紙を差し込み、そのまま外の草や木の根元へ放す。掃除機で吸わない。においが手についたら石けんで洗い、服は洗濯表示どおりに洗って換気する。入り口は網戸の端、サッシ、換気口、エアコン配管の穴のまわり、洗濯物。取り込む前に表と裏を見る。たくさん集まる時は管理会社や自治体に相談する。子どもとペットは虫を素手でつかまない

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