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しゃぶしゃぶを食べ終わって、鍋にはお汁がたっぷり残っている。肉の脂がたくさん溶け出しているはずなので、そのまま流しに流していいのか、迷いますよね。かといって、全部捨てるのもためらう、という人もいると思います。
先に結論をひとつ。残り汁には溶け出した脂が多いので、流しにそのまま流すと、排水管で固まる原因になります。冷まして、表面に固まった脂をすくってから、汁は少しずつ流すか、紙にしみこませて燃えるごみへ。使うなら、脂とアクを取って、その日のうちに雑炊などにします。やけどに気をつけながら、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:流していいか迷う人|捨てる手順を知りたい人|脂の始末に困る人|汁を使いたい人|翌日に回したい人|鍋を洗う人
残り汁をそのまま流しに流さない理由
肉をくぐらせた湯には、肉から溶け出した脂とアクがたっぷり入っています。熱いうちは液体ですが、冷えると白く固まるのが脂の性質です。流しに流すと、排水管の中で冷えて固まり、内側にたまっていきます。
たまった脂は、においの元になったり、排水がつまる原因になったりします。つまりを直すには時間もお金もかかるので、脂を最初から流さないのが確実な予防になります。熱い汁をそのまま流すと、やけどの心配もあります。
脂のほかにも、ごまだれの残りや、細かい野菜くず、肉のかけらが汁に混ざっています。これらも排水口の奥にたまると、においや詰まりの元になります。汁を流す時は、排水口のゴミ受けやネットを必ず付けて、固形の物は受け止めてから流してください。
捨てる手順——冷まして、脂をすくって、分けて始末する
手順は3つです。慌てずに、冷ます時間をとるのがコツになります。
- 火を止めて、しっかり冷ます。鍋の外側まで触れるくらいに冷めるのを待ちます。重い鍋を熱いまま運ぶと、やけどの元です
- 表面に固まった脂をすくう。アク取りやおたまで、白く固まった脂を取ります。冷蔵庫に入れて冷やすと、脂が固まって取りやすくなります
- 汁と脂を分けて始末する。脂は次の章の方法で、汁は少しずつ流すか紙にしみこませます
冷ます場所は、安定した平らな所を選びます。ぐらつく台の上や、通り道に置くと、ひっくり返してやけどをする危険があります。鍋を動かさずにコンロの上で冷ませるなら、それがいちばん安全です。
食卓に出しっぱなしの汁を、そのままにしておくのは避けてください。冷めきるまでは、小さな子どもやペットが鍋に近づかないように、置き場所も気をつけます。
ここまでの流れを、もう一度まとめると、冷ます、脂をすくう、分けて始末する、の順番です。順番を入れ替えると、うまくいきません。
脂の始末は、紙にしみこませて燃えるごみへ
すくった脂は、新聞紙やキッチンペーパーにしみこませて、水分をよく切った状態で、燃えるごみに出します。ごみの分け方は自治体によって違うので、お住まいの地域の分別表で確かめてください。
- 脂をすくった道具(アク取りなど)は、洗う前に紙で拭いておく
- ポリ袋に入れて口を閉じると、においが広がりにくい
- 汁は、脂を取ったあとであれば、少しずつ水と一緒に流してもよいことが多い。心配な時は紙にしみこませる
- 肉のかけらや野菜くずは、排水口に流さず、ネットで受けて燃えるごみへ
牛乳パックなどの紙パックに、キッチンペーパーや新聞紙を詰めて、そこに脂や汁を吸わせる方法もあります。吸わせたら口を閉じて、燃えるごみへ出します。ごみ袋の中で漏れないように、袋を二重にすると安心です。
一度に大量に流さず、水を出しながら少しずつ、が基本です。ごみの出し方で迷う時は、自治体の窓口や分別表の案内に従ってください。
ポイントは、冷めてから動くことです。熱い状態で脂を取ろうとしても、液体のままでうまくすくえません。待つ時間は、お茶を飲んだり、ほかの食器を片づけたりする時間にすると、無理なく進められます。
汁を使いたい時は、脂とアクを取ってその日のうちに
肉や野菜のうまみが出た汁を、そのまま捨てるのはもったいない、と感じる人も多いです。使うなら、冷ましてアクと脂を取り、その日のうちにが基本になります。
使い道の考え方としては、ごはんを入れて雑炊にする、うどんやそうめんの汁にする、卵でとじる、などがあります。分量や加熱の細かい決まりを書くよりも、味見をしながら調整する方が、家の好みに合います。
汁は、鍋で煮詰まって味が濃くなっていることが多いです。そのまま使うと塩辛くなるので、水やだしで薄めながら、少しずつ整えます。脂がたくさん残っていると、重たい味になるので、すくう手間は省かないでください。
迷ったら使わない、という選択もありえます。肉の脂がたっぷり出ている汁は、重たくなりやすいので、無理に使おうとしなくて大丈夫です。冷ます、脂を取る、の手間が負担になる日は、始末する方を選んでも構いません。
翌日に回したい時は、しっかり冷まして冷蔵庫へ
生の肉をくぐらせた湯は、傷みやすい状態です。その日のうちに使い切れないなら、冷まして、早めに冷蔵庫に入れてください。
食べる前は、全体が煮立つまでしっかり温め直します。においや見た目に違和感がある時は、もったいなくても使わずに捨てましょう。保存の考え方は鍋の残りは翌日も食べられる?にくわしく書いています。
汁を雑炊やうどんに使う時は、取り分けたあとの残りも、同じように始末が必要です。使った分と捨てる分を分けて考えると、段取りが整理できます。
鍋と道具を洗う時の注意
鍋の内側に脂が残っていると、洗う時に流しにそのまま流れてしまいます。洗う前に、キッチンペーパーで鍋の内側を軽く拭き取っておくと、流す脂を減らせます。
- 熱いうちに水をかけると、鍋がゆがむことがある。冷めてから洗う
- 鍋を洗う時は、脂汚れに合う食器用洗剤を使う
- アク取りやおたまは、網目に脂が残りやすいので、拭いてから洗う
- 汁を移した容器も、ふたの溝までよく洗って乾かす
排水口まわりは、ネットを毎回取り替えて、ぬめりを放置しないようにすると、においも出にくくなります。鍋のあとは、いつもより脂が流れやすいので、片づけの最後に、排水口のゴミ受けも一度のぞいておくと安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『鍋のあとの片づけは、脂を流しに流さない、これだけ守れば後が楽になりますよね。冷める時間を見込んで、食後の段取りを決めておくと慌てません』
💡 この困りごとへの提案
脂やアクをすくうアク取りが手元にあると、冷ました汁の始末が楽になります。あると助かるものとして、見てみてください。
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まとめ:脂は流さない。冷まして、すくって、分けて始末する
- 脂のたっぷりした残り汁は、そのまま流さない。排水管で固まる元になる
- 火を止めて冷まし、固まった脂をすくう。熱いうちは運ばない
- 脂は紙にしみこませて燃えるごみへ。出し方は自治体の分別表で確かめる
- 使うなら、その日のうちに脂とアクを取る。雑炊などは味を見て整える
- 翌日に回すなら、しっかり冷まして冷蔵庫へ。食べる前は煮立つまで温め直す
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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