しゃぶしゃぶの残り汁の捨て方——脂を流しに流さない手順と、使い道

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しゃぶしゃぶを食べ終わって、鍋にはお汁がたっぷり残っている。肉の脂がたくさん溶け出しているはずなので、そのまま流しに流していいのか、迷いますよね。かといって、全部捨てるのもためらう、という人もいると思います。

先に結論をひとつ。残り汁には溶け出した脂が多いので、流しにそのまま流すと、排水管で固まる原因になります。冷まして、表面に固まった脂をすくってから、汁は少しずつ流すか、紙にしみこませて燃えるごみへ。使うなら、脂とアクを取って、その日のうちに雑炊などにします。やけどに気をつけながら、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ流しに流していい?→脂はそのまま流さない第1章へ ▶捨てたい→冷まして脂を分ける第2章へ ▶脂はどう始末する?→紙にしみこませて燃えるごみ第3章へ ▶その日のうちに使う→脂とアクを取って雑炊へ第4章へ ▶翌日に回したい→しっかり冷まして冷蔵庫へ第5章へ ▶

ケース別に読む:流していいか迷う人|捨てる手順を知りたい人|脂の始末に困る人|汁を使いたい人|翌日に回したい人|鍋を洗う人

4コマ漫画|しゃぶしゃぶの残り汁お鍋のあとお汁が残ったよどうしよう…残り汁の鍋1脂がたっぷり溶けているありがちな場面そのまま流しに流しちゃえ熱い残り汁2脂は排水管で固まる冷めてから脂が固まったよすくって分けようアク取り3脂をすくってから始末汁と脂を分けた脂は紙にしみこませる紙と固まった脂4燃えるごみは自治体の決まりで

残り汁をそのまま流しに流さない理由

肉をくぐらせた湯には、肉から溶け出した脂とアクがたっぷり入っています。熱いうちは液体ですが、冷えると白く固まるのが脂の性質です。流しに流すと、排水管の中で冷えて固まり、内側にたまっていきます。

残り汁を流す前にOKNG冷まして脂をすくう紙にしみこませる熱いまま流しに流す脂ごと排水口へ

たまった脂は、においの元になったり、排水がつまる原因になったりします。つまりを直すには時間もお金もかかるので、脂を最初から流さないのが確実な予防になります。熱い汁をそのまま流すと、やけどの心配もあります。

脂のほかにも、ごまだれの残りや、細かい野菜くず、肉のかけらが汁に混ざっています。これらも排水口の奥にたまると、においや詰まりの元になります。汁を流す時は、排水口のゴミ受けやネットを必ず付けて、固形の物は受け止めてから流してください。

捨てる手順——冷まして、脂をすくって、分けて始末する

手順は3つです。慌てずに、冷ます時間をとるのがコツになります。

残り汁の捨て方1火を止めて冷ます鍋の外まで冷める→2固まった脂をすくうアク取りやおたまで→3汁と脂を分けて始末脂は紙に、汁は少しずつ
  1. 火を止めて、しっかり冷ます。鍋の外側まで触れるくらいに冷めるのを待ちます。重い鍋を熱いまま運ぶと、やけどの元です
  2. 表面に固まった脂をすくう。アク取りやおたまで、白く固まった脂を取ります。冷蔵庫に入れて冷やすと、脂が固まって取りやすくなります
  3. 汁と脂を分けて始末する。脂は次の章の方法で、汁は少しずつ流すか紙にしみこませます

冷ます場所は、安定した平らな所を選びます。ぐらつく台の上や、通り道に置くと、ひっくり返してやけどをする危険があります。鍋を動かさずにコンロの上で冷ませるなら、それがいちばん安全です。

食卓に出しっぱなしの汁を、そのままにしておくのは避けてください。冷めきるまでは、小さな子どもやペットが鍋に近づかないように、置き場所も気をつけます。

ここまでの流れを、もう一度まとめると、冷ます、脂をすくう、分けて始末する、の順番です。順番を入れ替えると、うまくいきません。

脂の始末は、紙にしみこませて燃えるごみへ

すくった脂は、新聞紙やキッチンペーパーにしみこませて、水分をよく切った状態で、燃えるごみに出します。ごみの分け方は自治体によって違うので、お住まいの地域の分別表で確かめてください。

  • 脂をすくった道具(アク取りなど)は、洗う前に紙で拭いておく
  • ポリ袋に入れて口を閉じると、においが広がりにくい
  • 汁は、脂を取ったあとであれば、少しずつ水と一緒に流してもよいことが多い。心配な時は紙にしみこませる
  • 肉のかけらや野菜くずは、排水口に流さず、ネットで受けて燃えるごみへ

牛乳パックなどの紙パックに、キッチンペーパーや新聞紙を詰めて、そこに脂や汁を吸わせる方法もあります。吸わせたら口を閉じて、燃えるごみへ出します。ごみ袋の中で漏れないように、袋を二重にすると安心です。

一度に大量に流さず、水を出しながら少しずつ、が基本です。ごみの出し方で迷う時は、自治体の窓口や分別表の案内に従ってください。

ポイントは、冷めてから動くことです。熱い状態で脂を取ろうとしても、液体のままでうまくすくえません。待つ時間は、お茶を飲んだり、ほかの食器を片づけたりする時間にすると、無理なく進められます。

汁を使いたい時は、脂とアクを取ってその日のうちに

肉や野菜のうまみが出た汁を、そのまま捨てるのはもったいない、と感じる人も多いです。使うなら、冷ましてアクと脂を取り、その日のうちにが基本になります。

使い道の考え方としては、ごはんを入れて雑炊にする、うどんやそうめんの汁にする、卵でとじる、などがあります。分量や加熱の細かい決まりを書くよりも、味見をしながら調整する方が、家の好みに合います。

汁は、鍋で煮詰まって味が濃くなっていることが多いです。そのまま使うと塩辛くなるので、水やだしで薄めながら、少しずつ整えます。脂がたくさん残っていると、重たい味になるので、すくう手間は省かないでください。

迷ったら使わない、という選択もありえます。肉の脂がたっぷり出ている汁は、重たくなりやすいので、無理に使おうとしなくて大丈夫です。冷ます、脂を取る、の手間が負担になる日は、始末する方を選んでも構いません。

翌日に回したい時は、しっかり冷まして冷蔵庫へ

生の肉をくぐらせた湯は、傷みやすい状態です。その日のうちに使い切れないなら、冷まして、早めに冷蔵庫に入れてください。

翌日に回す流れ1脂とアクを取る冷めてからすくう→2清潔な容器へふたをして保存→3冷蔵庫に入れる早めに入れる

食べる前は、全体が煮立つまでしっかり温め直します。においや見た目に違和感がある時は、もったいなくても使わずに捨てましょう。保存の考え方は鍋の残りは翌日も食べられる?にくわしく書いています。

汁を雑炊やうどんに使う時は、取り分けたあとの残りも、同じように始末が必要です。使った分と捨てる分を分けて考えると、段取りが整理できます。

鍋と道具を洗う時の注意

鍋の内側に脂が残っていると、洗う時に流しにそのまま流れてしまいます。洗う前に、キッチンペーパーで鍋の内側を軽く拭き取っておくと、流す脂を減らせます。

  • 熱いうちに水をかけると、鍋がゆがむことがある。冷めてから洗う
  • 鍋を洗う時は、脂汚れに合う食器用洗剤を使う
  • アク取りやおたまは、網目に脂が残りやすいので、拭いてから洗う
  • 汁を移した容器も、ふたの溝までよく洗って乾かす

排水口まわりは、ネットを毎回取り替えて、ぬめりを放置しないようにすると、においも出にくくなります。鍋のあとは、いつもより脂が流れやすいので、片づけの最後に、排水口のゴミ受けも一度のぞいておくと安心です。

ゆきこ( ゚Д゚)『鍋のあとの片づけは、脂を流しに流さない、これだけ守れば後が楽になりますよね。冷める時間を見込んで、食後の段取りを決めておくと慌てません』

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まとめ:脂は流さない。冷まして、すくって、分けて始末する

  1. 脂のたっぷりした残り汁は、そのまま流さない。排水管で固まる元になる
  2. 火を止めて冷まし、固まった脂をすくう。熱いうちは運ばない
  3. 脂は紙にしみこませて燃えるごみへ。出し方は自治体の分別表で確かめる
  4. 使うなら、その日のうちに脂とアクを取る。雑炊などは味を見て整える
  5. 翌日に回すなら、しっかり冷まして冷蔵庫へ。食べる前は煮立つまで温め直す

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

しゃぶしゃぶの残り汁の捨て方の早見表:残り汁には溶け出した脂が多く、そのまま流しに流すと排水管で固まる原因になる。火を止めてしっかり冷まし、表面に固まった脂をアク取りやおたまですくい、脂は紙にしみこませて燃えるごみへ。出し方は自治体の分別表に従う。汁は脂を取ったあとで少しずつ水と一緒に流すか、紙にしみこませる。使うなら脂とアクを取ってその日のうちに雑炊などにする。翌日に回すなら冷まして清潔な容器に入れ、冷蔵庫へ。食べる前は煮立つまで温め直す。熱い鍋の持ち運びはやけどに注意し、子どもを近づけない。

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