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障子に穴が開いた。子どもの指が突き抜けた、物がぶつかって破れた、いつの間にか角が裂けていた。気づいた時は、すぐにでも直したくなりますよね。けれど、張り替え用の障子紙は手元になくて、今日は買いに行けない、ということもあります。
先に結論をひとつ。小さな穴なら、障子紙の切れ端や補修用のシールでふさぐのが手軽です。手元にない時は、和紙や半紙のような薄い紙をのりで貼る考え方があります。逆に、ビニールやプラスチックの板は見た目と光の入り方が変わりますし、テープをそのまま貼ると、はがす時に枠や紙を傷めやすくなります。代わりになる物と向かない物、ふさぎ方、張り替えまでの過ごし方を順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:穴の大きさで迷う人|代わりを選びたい人|手早くふさぎたい人|賃貸の人|張り替えまで待つ人
先に決めること——小さな穴か、その枠まるごとか
代わりの物を探す前に、破れの大きさを見ておきます。ここで考え方が分かれるからです。
- 小さな穴・小さな裂け目:穴のまわりの紙がしっかりしていれば、上から貼ってふさぐ考え方が向きます
- 大きく破れた・何か所も破れている:ふさぐ紙を重ねるほど見た目がまだらになるので、その枠だけ張り替えを考える段階です
- 紙がたるんでいる・端が浮いている:穴のふさぎではなく、貼り直しのサインです
小さな穴でも、放っておくと指や爪を入れて広げてしまうことがあります。とくに小さな子がいる家では、気づいた時に早めにふさいでおくほうが、あとの手間が軽くなります。
もうひとつ見ておきたいのが、破れた場所です。桟(さん)という木の格子の上にかかっている破れは、貼る面がしっかりしているので、ふさぎやすくなります。桟と桟のあいだ、紙だけの場所の破れは、貼った紙が浮きやすいので、貼る範囲を少し大きめに考えます。
代わりに使える物・向かない物の早見表
障子紙の代わりに使える物を、向く場面と気をつけることで並べました。
| 代わりの物 | 向く場面 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 障子紙の切れ端 | 小さな穴・小さな破れ | 同じ紙なら色の差が目立ちにくい。のりで貼る |
| 補修用のシール | 小さな穴を手早くふさぐ | 貼る前に紙のほこりを払う。枠の木にはみ出さない |
| 和紙・半紙 | 切れ端がない時 | 薄い紙を選ぶと光が通りやすい。のりで貼る |
| 厚手の紙 | 目隠しを優先したい時 | 光が通りにくく暗く見える。ふさいだ所だけ目立つ |
| ビニール・プラスチックの板 | すきま風を一時的に防ぐ | 見た目と光の入り方が変わる。一時しのぎとして |
| テープをそのまま貼る | とにかく急ぐ時 | 貼りっぱなしにすると、はがす時に枠や紙を傷めやすい |
表の中で、ふだん使いに向くのは上の3つです。同じ素材か、同じように薄くて光を通す紙で、のりを使って貼ります。のりの代わりに何を使えるかは障子のりの代わりになるものに詳しく書いています。
下の3つは、使う場面を選ぶ物です。ビニールやプラスチックの板は、風を止める力はあっても、障子紙のようにやわらかく光を通すわけではありません。見た目が変わるので、貼ったままにするより、張り替えまでの一時しのぎとして考えるのが現実的です。テープは便利ですが、粘着が強いと、はがす時に枠の表面や周りの紙まで持っていってしまうことがあります。両面テープが剥がれる時の考え方は障子の両面テープが剥がれる時も参考になります。
ふさぎ方の手順——切れ端か薄い紙を、穴より少し大きく
切れ端や和紙でふさぐ手順は、3つの動きで済みます。
- 穴のまわりを払う。乾いた布や手で、ほこりやちぎれた紙の端を軽く払います。破れが大きく広がらないよう、そっと触ります
- 穴より少し大きく切る。貼る紙は、穴の周りに余裕ができる大きさにします。切る時は、はさみを使うか、カッターなら大人が定規を当てて切ります
- のりで貼る。貼る紙の縁にのりをうすくつけて、穴にかぶせ、端まで軽く押さえます。のりは塗りすぎると、にじんで目立ちます
貼る紙は、障子の表側から貼るか、裏側から貼るかで見た目が変わります。表から貼ると補修の跡がはっきり見えます。裏から貼ると、正面から見た時に跡が目立ちにくくなります。部屋の内側から見る障子なら、見えにくいほうの面から貼る、と覚えておくと選びやすくなります。
貼る紙をずらさないために、のりが落ち着くまで仮留めをすることがあります。その時は、粘着の弱い幅広のマスキングテープが使われます。紙の面には貼らず、桟の側に貼って、のりが落ち着いたら早めにはがしましょう。
ゆきこ( ゚Д゚)『破れた障子って、気になりだすとずっと目に入りますよね。まずは穴を広げないことを先にしてあげると、気持ちも落ち着くと思います』
賃貸・小さな子やペットがいる家の注意
賃貸にお住まいなら、直し方を決める前に、管理会社や貸主に決まりがないか確かめておくと安心です。障子の張り替えは自分でしてよいか、破れを直した場合にどう扱われるか、借りている物件で違うことがあります。連絡して聞くのは、気が引けるかもしれません。でも、あとで困らないためには、先に聞いておくほうが楽です。
- 賃貸:張り替えやふさぎ方に決まりがないか、先に確かめます
- 小さな子がいる:穴に指を入れて広げないよう、気づいた時にふさぎます。補修の紙やのりを口に入れないよう、使ったあとはすぐ片づけます
- ペットがいる:爪を立てやすい下の方は破れやすくなります。ふさぐ紙を厚くするより、手が届きにくい工夫を考えます
- カッターやはさみ:切る作業は大人が行い、使い終わったら子どもの手の届かない所へ置きます
- 枠の木が欠けている・ささくれている:手を引っかけないよう、触る前に目で見ます
障子は、手が届く範囲だけをふさぐ、と決めておくと、無理のない作業になります。体勢が不安定になる場所は、そこで頑張らず、張り替えまでの一時しのぎにとどめてください。
張り替えまでの考え方——つなぎは「その場しのぎ」と割り切る
代わりの物でふさいだ障子は、あくまでつなぎです。補修を何度も重ねると、紙が厚くなって光が通りにくくなり、のちの張り替えの時にはがしにくくなることもあります。ふさぐのは小さな穴にとどめて、張り替えの時期を頭の隅に置いておくと、迷いが減ります。
張り替えを考える目安は、次のようなことです。
- 補修の跡が何か所にも増えてきた
- 紙の色がくすんで、ふさいだ所だけ白く浮いている
- 端が浮いて、のりや両面テープがきかなくなってきた
- 日差しや風で、紙がたるんだり波打ったりする
張り替えそのものの手順は、障子の張り替えを一人でする手順にまとめています。ここでは張り替えまでの過ごし方を見てきました。次に貼る障子紙を選ぶ時は、貼り方でも手間が変わります。アイロンで貼るタイプの特徴はアイロンで貼る障子紙のデメリット、枠に合わない時の考え方は障子紙のサイズが合わない時で見ておくと、買い物で迷いません。
あわせて読みたい
張り替えの手順は障子の張り替えを一人でする手順、のりの代用は障子のりの代わりになるもの、貼った紙が浮く時は障子の両面テープが剥がれる時にあります。紙の素材で何かを作る話に興味があれば、段ボールのパーテーションが倒れない作り方も、紙の強さの考え方が似ているので、よければのぞいてみてください。
まとめ:小さな穴は切れ端か薄い紙で。ビニールとテープは一時しのぎ
- 小さな穴は、切れ端か補修シールでふさぐ。穴より少し大きく貼ります
- 手元にない時は、和紙や半紙をのりで貼る。薄い紙のほうが光を通します
- ビニール・プラスチックの板は一時しのぎ。見た目と光の入り方が変わります
- テープの直貼りは、はがす時に枠や紙を傷めやすい。仮留めにとどめます
- 賃貸は決まりを先に、補修は小さな穴まで。広がったら張り替えを考えます
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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