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おでんの季節が終わると、仕切りのついたおでん鍋が、戸棚の奥で出番を待っている。おでんにしか使えない気がして、しまい込んでしまう。そんな状態、ありますよね。反対に、これから買おうとしていて、おでん以外にも使えるのかを知りたい人もいると思います。
先に結論です。仕切りのあるおでん鍋は、「味を分ける鍋」として、鍋料理を2〜3種類の味で同時に楽しんだり、煮物を作り分けたり、卓上で取り分けたりするのに使えます。蓋がない時は、大きめの鍋蓋やアルミホイルで代わりにできます。熱源は、鍋によって使える物が違うので、取扱説明書で確かめてください。順に見ていきましょう。
ケース別に読む:仕切りの役目|使い道の早見表|蓋の代わり|熱源と安全|しまい方・洗い方|よくある迷い
仕切りの役目——味と具を分けられる
おでん鍋の特徴は、鍋の中が仕切られていることです。おでんでは、練り物と大根など、煮え方や味の染み方が違う具を、同じ鍋で分けて煮るために使われてきました。この「分けられる」という性質が、ほかの料理でもそのまま役に立ちます。
たとえば、家族の好みが分かれる時です。大人は辛めの味、子どもはやさしい味にしたい。肉を食べる人と、野菜だけがいい人がいる。そんな時、ひとつの鍋の中で、別々の汁を持てるのが仕切り鍋の強みです。
仕切りの形は、鍋によって違います。鍋の底まで完全に分かれている物、底に隙間があって汁が行き来する物、仕切りが取り外せる物があります。まず、自分の鍋がどのタイプなのかを、取扱説明書や見た目で確かめてみてください。汁が行き来するタイプなら、完全に味を分けるには向かないので、同じ味の鍋で具を分ける使い方が合います。
使い道の早見表——鍋料理・煮物・取り分け
おでん以外の使い道を、表で見ていきます。
| 使い道 | 向く場面 | 気をつける点 |
|---|---|---|
| 鍋料理を2つの味で | 家族で好みが分かれる、辛い味とやさしい味を同時に楽しみたい | 仕切りの上まで入れると味が混ざる。量は仕切りの下までにする |
| 煮物を作り分ける | 肉と魚、味の濃さが違う物を同時に煮たい | 汁が行き来する鍋は、味移りしやすい。具の組み合わせを考える |
| 卓上で取り分け | 好きな具を、好きな味で食べたい | 熱い鍋を囲むので、子どもは火のそばに近づけない |
| 具を別々に保つ | 煮崩れしやすい具とかたい具を分けたい | 仕切りごとに、火の入り方が違うことがある |
鍋料理を2つの味で楽しむ時は、辛みのある味と、辛くない味に分けると、子どもが一緒でも安心です。辛い汁を子どもに出さないよう、取り分けるお玉も、別々にしておきます。具が汁をまたいで運ばれると、味が移ってしまうからです。
煮物の作り分けも、使い勝手がいい場面です。たとえば、しょうゆ味とみそ味、甘めと控えめなど、家族の好みに合わせて分けられます。ただし、仕切りが低い鍋は、煮立つと汁が越えることがあります。量は仕切りの下までを目安にして、煮立てすぎないように見ておきます。
卓上での取り分けにも向いています。しゃぶしゃぶのように、各自が好きな具をさっと火にくぐらせる食べ方は、味を分けておくと選ぶ楽しさが増します。ただし、卓上で火を使う時は、鍋のまわりに余裕をもたせて座ってください。
蓋がない時の考え方——大きめの蓋・ホイル・落とし蓋
おでん鍋は、専用の蓋がないと、蒸気が逃げて煮えにくく、汁の減りも早くなります。蓋をなくしてしまった、最初から付いていなかった、という時は、家にある物で代わりにできます。
- 大きめの鍋蓋:仕切りの鍋全体を覆える大きさの蓋があれば、そのまま使えます。縁にぴったり合わなくても、蒸気が逃げにくくなれば、蓋の役目は果たせます
- アルミホイル:鍋の口より少し大きめに切って、ふんわりかぶせます。ホイルが鍋からはみ出して熱源に触れないよう、縁の外に長く垂らさないようにします
- 落とし蓋:煮物の具に直接のせる蓋です。耐熱のクッキングシートでも作れます。具を煮含める時に向いています
蓋を代用する時に、気をつけたいのは、熱い蒸気のやけどです。蓋を開ける時は、蒸気が顔や手に向かないように、手前ではなく奥側から開けます。ミトンも忘れずに。IHで使う場合は、ホイルの使用が制限されることもあるので、取扱説明書で確かめてください。
蓋を自作したくない時は、ほかの鍋の蓋を探してみてください。ほかの鍋の蓋が、思いがけずぴったり合うこともあります。サイズ違いの蓋が複数ある家庭なら、いくつか当ててみて、隙間の少ない物を選びます。
熱源と安全——IH・ガス・卓上コンロ
おでん鍋は、家庭用のIH、ガスコンロ、卓上コンロなど、使える熱源が鍋によって違います。底が平らでない物、仕切りの形でコンロに載りにくい物もあります。鍋の底が火口や天板からはみ出さない大きさで使ってください。カセットコンロは、はみ出すとボンベが熱くなって危ないので、鍋とコンロの両方の取扱説明書の範囲で使います。
- 熱源は取扱説明書で確かめる:IH対応の表示があるか、ガス火に使えるかを、購入時の説明で確かめます
- 空だきをしない:中身が入っていない状態で火にかけると、鍋を傷め、過熱して危険です。火にかけたまま離れないようにします
- 熱い鍋はミトンで持つ:取っ手や縁は熱くなります。子どもに運ばせません
- 卓上では火のそばに子どもを近づけない:倒れにくい場所に置き、コードや袖が引っかからないようにします
- 熱いうちに水をかけない:割れや変形の原因になります。冷めてから洗います
ゆきこ( ゚Д゚)『仕切りがあるだけで、鍋のメニューが広がりますよね。使い始める前に、熱源の表示だけは見ておくと安心だと思います』
しまい方と洗い方——仕切りのすき間と、残った時
仕切りのある鍋は、汚れが仕切りの根もとや溝にたまりやすいのが悩みどころです。洗う時は、やわらかいスポンジを使い、仕切りのきわをなぞるようにします。かたいタワシは、表面に傷をつけることがあるので、鍋の表示を見てから使います。洗剤は、塩素系と酸性の物を混ぜないでください。
洗った後は、よく乾かしてからしまいます。水気が残ったまま重ねてしまうと、においやさびの原因になります。仕切りが取り外せるタイプなら、外して別々に乾かすと、すき間まで乾きます。
煮物や鍋料理が残った時は、鍋のまま常温に置かないのが基本です。深い鍋は中心まで冷めにくく、時間がたつと傷みやすくなります。小分けにして浅い容器に移し、早く冷ましてから冷蔵庫へ入れます。食べる時は、中まで温め直します。においや味に違和感がある時、糸を引く時、泡立つ時は食べません。迷ったら食べない。これが安心です。詳しい考え方は、おでんを常温で一晩置いた時で見ています。
よくある迷い——おでんにしか使えない?
- おでんにしか使えない?:いいえ、仕切りを生かせば、鍋料理や煮物にも使えます。ただし、鍋の素材や熱源の表示に合っていることが前提です
- 汁が混ざってしまう:量が多すぎるか、仕切りが低い鍋です。仕切りの下までに減らします
- 蓋がなくて煮えにくい:ホイルや別の蓋でふんわり覆います
- 仕切りがあると洗いにくい:仕切りが外せるタイプなら、外して洗います
- 収納に場所をとる:蓋を裏返してのせると、重ねても安定しやすいです
おでん鍋のいいところは、味を分けて楽しめることです。年末年始に人が集まる時こそ、出番が増える道具です。
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小さめの鍋の使い勝手は、14cm鍋の使い勝手で見ています。卓上で使う鍋の選び方は、チーズフォンデュの鍋の代用へ。残ったおでんの扱いは、おでんを常温で一晩置いた時でも見ています。
まとめ:仕切りは味を分けるために使う。蓋はホイルで代わりにでき、熱源は取扱説明書で確かめる
- 仕切り鍋は、味や具を分けるのに向く。鍋料理、煮物、取り分けに使える
- 量は仕切りの下まで。上まで入れると味が混ざる
- 蓋がない時は、大きめの鍋蓋かアルミホイルで代わりにする。蒸気のやけどに気をつける
- 熱源は取扱説明書で確かめる。熱い鍋はミトンで、熱いうちに水をかけない
- 残ったら鍋のまま置かず、小分けして冷蔵。迷ったら食べない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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