おでん鍋の使い道——仕切りを生かす料理と、蓋がない時の考え方

キッチン

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おでんの季節が終わると、仕切りのついたおでん鍋が、戸棚の奥で出番を待っている。おでんにしか使えない気がして、しまい込んでしまう。そんな状態、ありますよね。反対に、これから買おうとしていて、おでん以外にも使えるのかを知りたい人もいると思います。

先に結論です。仕切りのあるおでん鍋は、「味を分ける鍋」として、鍋料理を2〜3種類の味で同時に楽しんだり、煮物を作り分けたり、卓上で取り分けたりするのに使えます。蓋がない時は、大きめの鍋蓋やアルミホイルで代わりにできます。熱源は、鍋によって使える物が違うので、取扱説明書で確かめてください。順に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ2つの味を同時に→仕切りごとに味を分ける第2章へ ▶蓋が見つからない→大きめの蓋かホイル第3章へ ▶IHかガスか迷う→取扱説明書を見る第4章へ ▶洗い方が不安→仕切りのすき間に注意第5章へ ▶

ケース別に読む:仕切りの役目|使い道の早見表|蓋の代わり|熱源と安全|しまい方・洗い方|よくある迷い

4コマ漫画|おでん鍋の使い道おでん鍋が余るおでん以外に使えないかな仕切り鍋1仕切りのある鍋を持っている入れすぎ仕切りの上まで入れちゃえ混ざる2味が混ざってしまう味を分ける仕切りごとに味を変えよう2つの味3量は仕切りの下までみんなで好みの味を選べたよ取り分け4熱い鍋はミトンで

仕切りの役目——味と具を分けられる

おでん鍋の特徴は、鍋の中が仕切られていることです。おでんでは、練り物と大根など、煮え方や味の染み方が違う具を、同じ鍋で分けて煮るために使われてきました。この「分けられる」という性質が、ほかの料理でもそのまま役に立ちます。

たとえば、家族の好みが分かれる時です。大人は辛めの味、子どもはやさしい味にしたい。肉を食べる人と、野菜だけがいい人がいる。そんな時、ひとつの鍋の中で、別々の汁を持てるのが仕切り鍋の強みです。

仕切りの形は、鍋によって違います。鍋の底まで完全に分かれている物、底に隙間があって汁が行き来する物、仕切りが取り外せる物があります。まず、自分の鍋がどのタイプなのかを、取扱説明書や見た目で確かめてみてください。汁が行き来するタイプなら、完全に味を分けるには向かないので、同じ味の鍋で具を分ける使い方が合います。

使い道の早見表——鍋料理・煮物・取り分け

おでん以外の使い道を、表で見ていきます。

仕切り鍋の使い道3つ12つの味の鍋同時に楽しむ→2煮物の作り分け味移りを防ぐ→3卓上で取り分け好みで選ぶ
使い道 向く場面 気をつける点
鍋料理を2つの味で 家族で好みが分かれる、辛い味とやさしい味を同時に楽しみたい 仕切りの上まで入れると味が混ざる。量は仕切りの下までにする
煮物を作り分ける 肉と魚、味の濃さが違う物を同時に煮たい 汁が行き来する鍋は、味移りしやすい。具の組み合わせを考える
卓上で取り分け 好きな具を、好きな味で食べたい 熱い鍋を囲むので、子どもは火のそばに近づけない
具を別々に保つ 煮崩れしやすい具とかたい具を分けたい 仕切りごとに、火の入り方が違うことがある

鍋料理を2つの味で楽しむ時は、辛みのある味と、辛くない味に分けると、子どもが一緒でも安心です。辛い汁を子どもに出さないよう、取り分けるお玉も、別々にしておきます。具が汁をまたいで運ばれると、味が移ってしまうからです。

煮物の作り分けも、使い勝手がいい場面です。たとえば、しょうゆ味とみそ味、甘めと控えめなど、家族の好みに合わせて分けられます。ただし、仕切りが低い鍋は、煮立つと汁が越えることがあります。量は仕切りの下までを目安にして、煮立てすぎないように見ておきます。

卓上での取り分けにも向いています。しゃぶしゃぶのように、各自が好きな具をさっと火にくぐらせる食べ方は、味を分けておくと選ぶ楽しさが増します。ただし、卓上で火を使う時は、鍋のまわりに余裕をもたせて座ってください。

蓋がない時の考え方——大きめの蓋・ホイル・落とし蓋

おでん鍋は、専用の蓋がないと、蒸気が逃げて煮えにくく、汁の減りも早くなります。蓋をなくしてしまった、最初から付いていなかった、という時は、家にある物で代わりにできます。

蓋の代わり3つ1大きめの鍋蓋全体を覆えるか→2アルミホイル熱源に出さない→3落とし蓋煮物向き
  • 大きめの鍋蓋:仕切りの鍋全体を覆える大きさの蓋があれば、そのまま使えます。縁にぴったり合わなくても、蒸気が逃げにくくなれば、蓋の役目は果たせます
  • アルミホイル:鍋の口より少し大きめに切って、ふんわりかぶせます。ホイルが鍋からはみ出して熱源に触れないよう、縁の外に長く垂らさないようにします
  • 落とし蓋:煮物の具に直接のせる蓋です。耐熱のクッキングシートでも作れます。具を煮含める時に向いています

蓋を代用する時に、気をつけたいのは、熱い蒸気のやけどです。蓋を開ける時は、蒸気が顔や手に向かないように、手前ではなく奥側から開けます。ミトンも忘れずに。IHで使う場合は、ホイルの使用が制限されることもあるので、取扱説明書で確かめてください。

蓋を自作したくない時は、ほかの鍋の蓋を探してみてください。ほかの鍋の蓋が、思いがけずぴったり合うこともあります。サイズ違いの蓋が複数ある家庭なら、いくつか当ててみて、隙間の少ない物を選びます。

熱源と安全——IH・ガス・卓上コンロ

おでん鍋は、家庭用のIH、ガスコンロ、卓上コンロなど、使える熱源が鍋によって違います。底が平らでない物、仕切りの形でコンロに載りにくい物もあります。鍋の底が火口や天板からはみ出さない大きさで使ってください。カセットコンロは、はみ出すとボンベが熱くなって危ないので、鍋とコンロの両方の取扱説明書の範囲で使います。

熱い鍋の3つ1ミトンで持つ取っ手も熱い→2熱源を確かめる説明書のとおり→3小分けして冷蔵鍋のまま置かない
  • 熱源は取扱説明書で確かめる:IH対応の表示があるか、ガス火に使えるかを、購入時の説明で確かめます
  • 空だきをしない:中身が入っていない状態で火にかけると、鍋を傷め、過熱して危険です。火にかけたまま離れないようにします
  • 熱い鍋はミトンで持つ:取っ手や縁は熱くなります。子どもに運ばせません
  • 卓上では火のそばに子どもを近づけない:倒れにくい場所に置き、コードや袖が引っかからないようにします
  • 熱いうちに水をかけない:割れや変形の原因になります。冷めてから洗います

ゆきこ( ゚Д゚)『仕切りがあるだけで、鍋のメニューが広がりますよね。使い始める前に、熱源の表示だけは見ておくと安心だと思います』

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しまい方と洗い方——仕切りのすき間と、残った時

仕切りのある鍋は、汚れが仕切りの根もとや溝にたまりやすいのが悩みどころです。洗う時は、やわらかいスポンジを使い、仕切りのきわをなぞるようにします。かたいタワシは、表面に傷をつけることがあるので、鍋の表示を見てから使います。洗剤は、塩素系と酸性の物を混ぜないでください。

洗った後は、よく乾かしてからしまいます。水気が残ったまま重ねてしまうと、においやさびの原因になります。仕切りが取り外せるタイプなら、外して別々に乾かすと、すき間まで乾きます。

煮物や鍋料理が残った時は、鍋のまま常温に置かないのが基本です。深い鍋は中心まで冷めにくく、時間がたつと傷みやすくなります。小分けにして浅い容器に移し、早く冷ましてから冷蔵庫へ入れます。食べる時は、中まで温め直します。においや味に違和感がある時、糸を引く時、泡立つ時は食べません。迷ったら食べない。これが安心です。詳しい考え方は、おでんを常温で一晩置いた時で見ています。

よくある迷い——おでんにしか使えない?

  • おでんにしか使えない?:いいえ、仕切りを生かせば、鍋料理や煮物にも使えます。ただし、鍋の素材や熱源の表示に合っていることが前提です
  • 汁が混ざってしまう:量が多すぎるか、仕切りが低い鍋です。仕切りの下までに減らします
  • 蓋がなくて煮えにくい:ホイルや別の蓋でふんわり覆います
  • 仕切りがあると洗いにくい:仕切りが外せるタイプなら、外して洗います
  • 収納に場所をとる:蓋を裏返してのせると、重ねても安定しやすいです

おでん鍋のいいところは、味を分けて楽しめることです。年末年始に人が集まる時こそ、出番が増える道具です。

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小さめの鍋の使い勝手は、14cm鍋の使い勝手で見ています。卓上で使う鍋の選び方は、チーズフォンデュの鍋の代用へ。残ったおでんの扱いは、おでんを常温で一晩置いた時でも見ています。

まとめ:仕切りは味を分けるために使う。蓋はホイルで代わりにでき、熱源は取扱説明書で確かめる

  1. 仕切り鍋は、味や具を分けるのに向く。鍋料理、煮物、取り分けに使える
  2. 量は仕切りの下まで。上まで入れると味が混ざる
  3. 蓋がない時は、大きめの鍋蓋かアルミホイルで代わりにする。蒸気のやけどに気をつける
  4. 熱源は取扱説明書で確かめる。熱い鍋はミトンで、熱いうちに水をかけない
  5. 残ったら鍋のまま置かず、小分けして冷蔵。迷ったら食べない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

おでん鍋の使い道の早見表:仕切りのあるおでん鍋は味や具を分けるのに向く。鍋料理を2つの味で楽しむ、煮物を作り分ける、卓上で取り分ける。量は仕切りの下までにして味の混ざりを防ぐ。蓋がない時は、仕切り全体を覆える大きめの鍋蓋か、鍋からはみ出さないようにかぶせたアルミホイルで代わりにする。蓋を開ける時は蒸気のやけどに気をつける。熱源はIHかガスか、取扱説明書で確かめる。熱い鍋はミトンで持ち、熱いうちに水をかけない。残ったら鍋のまま常温に置かず、小分けして冷蔵する。迷ったら食べない

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