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売り場に、ごろんと丸くて大きな白い野菜が並んでいます。聖護院大根。そのとなりには、同じくらい丸い聖護院かぶ。名札を見ないと、どちらがどちらか分からない——そう感じた人は多いはずです。大根とかぶは、見た目が近いのに、別の野菜なんですよね。
先に結論をひとつ。聖護院大根は、丸く大きな大根です。聖護院かぶ(かぶら)とは、別の野菜。見わける目印は、葉のつけ根と根の形です。大根は葉が太く、根の先が少しとがって見えることが多く、かぶは根の先に細い根が1本、すっと伸びていることが多いです。ただ、個体差があるので、確実なのは店の表示です。
目印、店で迷った時の見方、料理での使い分け、保存の順に見ていきます。下の図から、気になる章へ進んでください。
ケース別に読む:見た目で見分けたい人|店で迷った人|料理で迷う人|保存したい人|よくある疑問を知りたい人
見分けの目印——葉のつけ根と根の先を見る
丸い形の野菜を見分けるコツは、「丸い所」ではなく「両端」を見ることです。上の葉のつけ根と、下の根の先に、違いが出やすいからです。
| 見る所 | 聖護院大根 | 聖護院かぶ |
|---|---|---|
| 大きさ | 丸く大きい | 丸く大きい(どちらも大きい) |
| 根の先 | 少しとがって見えることが多い | 細い根が1本伸びていることが多い |
| 葉 | 太いことが多い | 大根より細めに見えることが多い |
| 切った時の感じ | 個体差があり決め手にしにくい | 個体差があり決め手にしにくい |
見る順番は、まず上の葉のつけ根、次に下の根の先、最後に値札、が目安です。根の先を見る時は、野菜を持ち上げてひっくり返すより、売り場の邪魔にならない範囲で、そっと見てください。
どれも「多い」という傾向で、当てはまらない物もあります。形だけで決めつけず、目印はあくまで参考にしてください。
葉が切り落とされた状態で売られていることもあります。その時は、根の先を見ます。ただ、根の先の細い根が切られていると、見分けるのはむずかしくなります。迷う時は、無理に見た目で決めず、次の章の「店の表示」を見ましょう。
そもそも、なぜこの2つは見分けにくいのでしょうか。どちらも丸くて大きく、皮が白くてなめらかなので、遠目には同じ形に見えるからです。しかも、売り場では隣り合わせに積まれていることも多く、名札が少し離れていると、つい目で選んでしまいます。
店で迷ったら——表示・名札・ポップを見る
売り場の表示がいちばん確実です。値札やポップに、「聖護院大根」「聖護院かぶ」と書かれているので、そこを見て選びます。
- 値札・ポップの名前。売り場の棚に書かれた品名を見ます
- 袋の品名。カット済みや袋入りは、袋の表示で確かめます
- 箱に書かれた名前。箱でまとめて届いた時は、名前の書かれた面を捨てずに置いておくと、あとで迷いません
- 店の人に聞く。表示が見当たらない時は、聞くのがいちばん早いです
表示を見る時は、積まれた野菜の近くに立っている札だけでなく、値札のシールも確かめます。札が前後の別の野菜のものだった、ということもあるので、手に取った物の近くの表示を見るのがコツです。
丸くて大きいからといって、聖護院大根とは限りません。かぶの中にも、丸くて大きな物があります。見た目だけで「これは大根」と決めて調理を始めると、仕上がりが思っていたものと違った、ということも起こります。
もし取り違えて買ってしまっても、どちらも食べる野菜です。ただ、料理によって向き不向きがあるので、気づいた時に、使い方を見直してみてください。
使い分けの考え方——煮物・おろし・漬物
丸くて大きな野菜は、料理の幅が広いのが魅力です。使い方の考え方を、三つの場面で整理しておきます。
| 場面 | 考え方 | ひとこと |
|---|---|---|
| 煮物 | じっくり火を通す料理に使われる | 聖護院大根は、煮ると形がくずれにくいと言われる |
| おろし | 大根おろしにも使われる | 辛みや水分は個体で違う |
| 漬物 | 大根もかぶも使われる | 薄く切って漬ける使い方が多い |
料理で迷った時は、「何を作るか」を先に決めてから、売り場で表示を見て選ぶと、取り違えにくくなります。煮物にするつもりで買ったのに、おろしになってしまった、ということも防げます。
漬物にする時は、薄く切る場面が多くなります。薄く切るほど手を切りやすくなるので、無理をせず、刃を押さえる手の指先は丸めてください。浅漬けなら、清潔な漬物容器を使うと、においも移りにくく、管理しやすいです。
分量や加熱の時間は、作りたい料理のレシピで確かめてください。大きな野菜は、切る時に力が入りやすいので、まな板が動かないように濡れ布巾を敷いて、包丁は手前に引かず、慎重に扱ってください。
大きな野菜は、一度に使い切れないことが多いです。切り分けて、煮物用、おろし用、漬物用と、使う場面ごとに分けておくと、あとで迷いません。切り口はラップで包んで、早めに使い切りましょう。
保存——葉は切り分けて、乾燥しないよう冷蔵
葉がついた状態で売られていたら、葉と根を切り分けて保存すると、根の水分が葉に取られにくくなります。保存の詳しい考え方は、かぶの保存方法にまとめています。
丸ごとなら、乾燥しないように包んで、野菜室へ。切った物は、切り口を乾燥させないようにラップで包みます。置ける日数は、買った時の状態や冷蔵庫の中で変わるので、日数で決めず、見た目とにおいで判断してください。
食べる前には、においと見た目を確かめます。ぬめりがある、いやなにおいがする、カビが見える、溶けたようにやわらかい部分がある時は、食べません。迷ったら食べない、で大丈夫です。
保存したあとに使う時は、傷んだ部分が切り口にないか、においがおかしくないかを見てから切ります。表面が少し乾いていても、中が問題なければ、乾いた部分を切り落として使えますが、広い範囲が傷んでいる時は使いません。
よくある疑問——子どもに出す時と、取り違えた時
子どもに出す時は、煮物のように、やわらかく火を通した物から始めるのが食べやすいです。食べ慣れない野菜の時は、初めてなら少しずつ。アレルギーのある人は、食べる前に表示や医師に確認してください。
「聖護院かぶを大根として使ってもいい?」と迷う人もいますが、どちらも食べる野菜なので、食べられないわけではありません。ただ、料理の仕上がりが変わることはあります。レシピに指定がある時は、その野菜を選ぶのが、いちばん失敗しません。
大きくて重い野菜は、持ち帰るのも一苦労です。ほかの買い物と同じ袋に入れると、重みでつぶれる物が出るので、別の袋に分けてもらうと安心です。持つ時は、手に袋が食い込まないよう、持ち手にタオルを巻く人もいます。
辛みは、大根の個体や時期で違いが出ることがあります。「辛い大根だった」と感じても、傷んでいるとは限りません。においや見た目に異常がなければ、辛みはおろしにせず、煮物に回すなど、使い方を変えると食べやすくなります。
ゆきこ( ゚Д゚)『売り場で迷ったら、名札を見るのがいちばん早いですよね。丸い野菜は見た目だけで決めずに、表示から入るのが、失敗しにくいと思います』
💡 この困りごとへの提案
丸くて大きな大根は、おろし金があると使い道が広がります。大きな野菜を一度にすりおろすなら、受け皿つきのおろし器も使いやすいです。
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葉を切り分けた後の保存はかぶの保存方法にまとめています。表示を見て食べ方を決める、という考え方は、冷凍唐揚げはお弁当に凍ったまま入れていい?の記事にも通じます。
まとめ:目印は葉のつけ根と根の先。確実なのは店の表示、使い分けは料理で決める
- 聖護院大根は丸く大きな大根。聖護院かぶとは別の野菜
- 目印は葉のつけ根と根の先。大根は根の先が少しとがり、かぶは細い根が1本
- 決め手は店の表示。名札・値札・袋の品名を見る
- 使い分けは煮物・おろし・漬物。煮ると形がくずれにくいと言われる
- 保存は葉を切り分けて冷蔵。異常があれば食べない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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