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スマホと鍵、リップくらいを身軽に持ち歩きたい時、ウエストポーチがあると両手が空いて助かりますよね。市販品もたくさんありますが、サイズがちょうどよくない、色や柄が好みと違う、という時は、手作りしてしまう手もあります。型紙が売っていない、あるいは手元にない時でも、実は作れるんです。
先に結論をひとつ。型紙がなくても、「入れる物の幅と厚みを測ってから縫い代を足す」だけで、サイズは決められます。形の選び方、採寸の式、ベルトの通し方、ファスナーが苦手な時の代案、作業用に丈夫にする方法、洗い方まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:形を決めたい人|採寸の式を知りたい人|ベルトの通し方が分からない人|ファスナーが苦手・作業用にしたい人|洗い方や子どもに持たせたい人
形は2つ——長方形1枚折りとマチ付きの早見表
ウエストポーチの形は、大きく分けると2つです。どちらも直線縫いだけでできますが、入れたい物によって向き不向きがあります。
| 形 | 特徴 | 向く人 |
|---|---|---|
| 長方形1枚折り | 1枚の布を折って縫うだけ。薄くて軽い | スマホ・鍵・カード程度を持ちたい人 |
| マチ付き | 底に幅を持たせ、厚みのある物も入る | 飲み物・工具・小物を複数入れたい人 |
初めて作るなら、まず長方形1枚折りで練習して、慣れてきたらマチ付きに挑戦する順番がおすすめです。マチの分だけ生地を多く使うので、最初から欲張らずに、小さめで試すと失敗が少なくなります。
生地は、薄すぎると型崩れしやすく、厚すぎるとミシンで縫いにくくなります。手芸店で売られている中厚手のナイロンや帆布くらいの厚みが、初めての1着にはちょうどいいバランスです。裏地を付けるかどうかで悩んだら、まずは裏地なしで1つ作ってみて、使い心地を確かめてから2作目で調整する、くらいの気持ちで始めると気が楽になります。
型紙なしで作る採寸の式——入れる物の幅+厚み+縫い代
型紙が無くても、次の式で自分のサイズが決められます。「入れる物の幅」+「入れる物の厚み」+「縫い代」を足すだけです。スマホと鍵、リップを並べて幅を測り、重ねて厚みを測り、それぞれに1〜1.5cmほどの縫い代を足すと、余裕を持ったサイズになります。
- 幅は、入れたい物を横に並べた時の合計プラス少し余裕
- 厚みは、いちばん厚みが出る組み合わせ(充電器や工具を入れる日も想定して)
- 縫い代は表と裏、両側で1〜1.5cmずつ
作業用に工具を入れる予定なら、先に工具を全部並べて幅と厚みを測っておくと、後から入らなくて作り直す、という失敗を防げます。刃物や先のとがった工具を入れる場合は、必ず刃先にカバーを付けてから収納してください。布1枚では刃先を防ぎきれません。
ベルトの通し方3つ——布ループ・Dカン+移動カン・既製ベルト
ベルトの通し方にも段階があります。縫うのが苦手なら、既製のベルトを通すだけの形から始めてみてください。
- 布ループ。本体に布の輪を縫い付けて、そこにベルトを通します。いちばん縫う量が少ない方法です
- Dカン+移動カン。金具を縫い付けて長さを調節できるようにします。腰まわりが変わっても使えます
- 既製のベルトを通すだけ。輪だけ用意すれば、手持ちのベルトをそのまま使えます
どの方法でも、ベルトを通す輪や金具の付け根は、四角に×の縫いか当て布で必ず補強してください。ここが本体全体の重さを支える場所なので、点で縫っただけだと、荷物を入れて動くうちに裂けてしまいます。金具を使う場合、耐荷重の表示が付いている物はほとんどありません。重い工具や瓶を入れる予定があるなら、金具に頼りきらず、縫い付けを厚めにしておくと安心です。
ファスナーが苦手な人の代案と、作業用に丈夫にする補強
ファスナー付けが苦手なら、マジックテープか、口を折り返して留める形にすると、ミシン初心者でも扱いやすくなります。マジックテープは表裏を貼り合わせて縫い付けるだけ、折り返しは口の部分を少し長めに作って、内側に折り込んでボタンで留める形です。
作業用に丈夫に作りたい場合は、厚手の生地を選び、底を二重にして、ベルトの付け根には当て布を重ねて縫うのが基本です。ミシンで厚みのある部分を縫う時は、針が折れて飛ぶことがあるので、厚地用の針に替え、ゆっくり進めてください。アイロンで接着芯を貼る工程も、高温で長く当てすぎると生地が縮んだり焦げたりするので、当て布をしてから短時間で。革や合成皮革のパーツを使う場合は、切ると元に戻せないので、試し裁ちをしてから本番に進んでください。穴を開けるならポンチを使い、目打ちやはさみ、ペンチは力を入れすぎないように少しずつ扱いましょう。
洗い方と、子どもに持たせる時の注意
洗う前には、金具やベルトのバックルを外せる物は外し、生地を傷めないようにしてください。手洗いなら、ぬるま湯に中性洗剤を溶かして押し洗いし、すすいだ後は形を整えて、直射日光を避けて陰干しにすると、型崩れや色あせを防げます。マジックテープの部分は、洗濯中にほかの布を傷めることがあるので、留めた状態で洗うと安心です。
子ども用に小さめのウエストポーチを作ってあげたい時は、ベルトの長さを、体に回して少し余裕がある程度までにとどめてください。斜め掛けにする形で作る場合、紐が首に回る長さになっていないか、実際に子どもの体に当てて確認してから縫ってください。金具の位置も、肩や首に当たらない場所にずらしてあげると、動いた時の擦れが減ります。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、初めて作るなら、ファスナーより先にマジックテープで1つ仕上げてみることをおすすめします。仕上がりの経験があると、次にファスナーへ挑戦する時の気持ちがだいぶ違いますよ』
生地選びに迷ったら、ナイロン系の丈夫なカットクロスがあると、長方形1枚折りからマチ付きまで、いろいろな形に使い回せます。
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まとめ:採寸は入れる物から。付け根の補強と紐の長さを忘れずに
- 形は長方形1枚折りとマチ付きの2つ。初めては長方形から練習する
- 採寸は入れる物の幅+厚み+縫い代の式。型紙が無くても決められる
- ベルトの付け根は四角に×の縫いか当て布で補強。金具の耐荷重表示は無いと考える
- ファスナーが苦手ならマジックテープか折り返し。作業用は厚手生地と底二重で
- 子ども用の紐は首に回らない長さに。体に当てて確認してから縫う
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手順を1枚にまとめました。



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