チェスターコートとピーコート——えり・丈・ボタンの違いと、選ぶ時の見方

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スーツやきれいめの服の上に着るコートを探していて、チェスターコートとピーコートのどちらにするか迷うことがありますよね。どちらも冬の定番ですが、えりの形も丈も違うので、着る場面によって向き不向きがあります。

先に結論をひとつ。チェスターコートは、テーラードジャケットのようなえりで、丈が長めのすっきりしたコートとして売られることが多いです。ピーコートは、丈が短めで、ダブルの前合わせと大きなえりのコートです。スーツやきれいめの服に重ねるならチェスター、カジュアルに着るならピーコート、という選び方があります。えりと前合わせ、丈の選び方、合わせる服、しまい方まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へスーツの上に着る→丈の長いチェスター第3章へ ▶自転車・動き回る→丈の短いピーコート第3章へ ▶寒さを重視したい→えりが立つピーコート第2章へ ▶服との相性で迷う→合わせる服から選ぶ第4章へ ▶しまい方が気になる→厚みのあるハンガー第5章へ ▶

ケース別に読む:えりと前合わせを知りたい人|丈で選びたい人|合わせる服で選びたい人|しまい方が気になる人|よくある迷いを知りたい人

4コマ漫画|スーツの上のコート通勤前の朝どっちを着ようコート2着1丈の違いが気になるやりがち見た目だけで決めよう丈の見落とし2ジャケットの裾が出る丈を比べる中の裾より長めを選ぼう丈3裾が隠れる丈にするしまう厚みのあるハンガーで保管ハンガー4形がきれいに残る

先に結論——えりと丈で、向く場面が分かれる

2つのコートは、えりの形と丈が、大きな違いです。まずは早見表で全体をつかんでください。商品によって細かい作りは違うので、売り場では札やタグの説明も一緒に見てみましょう。

見る所 チェスターコート ピーコート
えり ジャケットのようなテーラードのえり 大きめで、立てられる物がある
丈 ひざ前後までの長めの物が多い 腰まわりに収まる短めの物が多い
前合わせ シングルの物もダブルの物もある ダブルの前合わせ
合う服 スーツ、きれいめの服 ニット、デニムなどのカジュアルな服

つまり、どちらが優れているかではなく、普段どんな服の上に着るかで選ぶのが近道です。ピーコートとダッフルコートの違いはピーコートとダッフルコートの違いで別に見ています。

えりと前合わせの違い——すっきり見せるか、寒さを防ぐか

えりは、見た目の印象と防寒の両方に関わる所です。

えりと丈の違いチェスターコートジャケット風のえり丈は長めですっきりスーツに重ねやすいピーコート大きめのえり丈は短めでダブル動きやすく、カジュアル

チェスターコートのえりは、ジャケットと同じように折り返した形です。すっきりした印象になり、スーツの上に重ねても、えり元が窮屈になりにくい作りです。前合わせは、ボタンが1列のシングルの物が多く、前を開けて着ても形が崩れにくい、と感じられることがあります。

ピーコートのえりは、大きめで厚みのある形です。立てると首元を覆える物もあり、冷たい風の日には心強い作りです。ダブルの前合わせは、左右が深く重なるので、前から風が入りにくいと感じやすいでしょう。寒さを重視するなら、えりが立つピーコートが向きます。

どちらのコートも、肩が合うかどうかが着心地を左右します。チェスターは肩の線がすっきり出る分、肩幅が合っていないと形が崩れて見えやすいので、試着で腕を動かして確かめてください。

丈で選ぶ——スーツの上は長め、動き回るなら短め

丈は、着心地と見た目を大きく左右します。選ぶ基準は、中に着る服の裾より、コートの裾が少し長いことです。

  • スーツの上に着る。ジャケットの裾が見えると、ちぐはぐな印象になります。ジャケットより長いチェスターが合わせやすいです
  • 自転車や、動き回る日。丈の短いピーコートのほうが、足を動かしやすく、裾が絡みにくくなります
  • 座ることが多い日。電車やデスクワークで座った時に、裾がつかえないか確かめます
丈の選び方のOKとNGOKNG中の裾より少し長く座っても裾が隠れる中の裾が見える短さ裾を踏む長すぎる丈

マフラーを巻く日は、えりの形も関わります。チェスターのえりはすっきり収まりやすく、ピーコートは大きなえりの内側に巻き物を入れて首元を温める、という使い方もあります。

丈が長くなるほど、歩幅や階段で裾を踏みやすくなります。雨の日は裾が濡れやすいので、通勤で使うなら、歩いてみて裾の動きも確かめておくと安心です。

合わせる服で選ぶ——普段の服から逆算する

コートを先に決めるより、普段着る服から逆算して選ぶほうが、失敗しにくくなります。手持ちの服を思い浮かべて、次の表と照らし合わせてみてください。

普段の服 合わせやすいコート 見る所
スーツ、ジャケット チェスターコート ジャケットより丈が長いか
シャツ、きれいめのニット どちらも合う えりの形を好みで選ぶ
デニム、スニーカー ピーコート 丈が短く、動きやすい
厚手のニット どちらも合う 肩と袖に余裕があるか

中に厚手のニットやジャケットを重ねる日は、身幅と袖に余裕があるかも大切です。試着の時は、普段着る服を着たまま確かめると、実際の着ぶくれ具合が分かります。

色は、ネイビーやグレーのような落ち着いた色なら、どちらのコートも使い回しやすいです。迷った時は、手持ちの服の色に合わせて決めると、組み合わせに困りません。

しまい方と手入れ——厚みのあるハンガーで形を保つ

長く着るために、しまい方も押さえておきたいところです。コートは重みがあるので、細いハンガーにかけると、肩の部分が型崩れしがちです。肩の厚みに合った、厚みのあるハンガーを選ぶと、形が保ちやすくなります。かけ方の詳しい考え方はコートのハンガーのかけ方で別に見ています。

しまう前の3つの手順1ブラシで払うほこりを落とす→2厚いハンガー肩の形を保つ→3通気のカバー湿気をためない
  • 着たあとは、ブラシで軽く払う。ほこりを落としてからしまいます
  • 厚みのあるハンガーにかける。ボタンは外すか、軽く留めて、前が重みで引っ張られないようにします
  • 通気のあるカバーをかける。ビニールのカバーのまま長くしまうと、湿気がこもりやすくなります

シーズンの終わりにしまう時は、クリーニングに出すかどうかを、洗濯表示と汚れ具合で考えます。汚れや湿気が残ったまましまうと、においや傷みの原因になりがちです。

洗えるかどうかは、洗濯表示で確かめてください。家庭で洗えない表示の物もあります。濡れた時は、乾いた布で水気を押さえて、風通しのよい所で乾かします。暖房の風を直接当てるのは避けましょう。

よくある迷い——どっちがきれいめ? スーツに合う?

Q. どちらがきれいめですか?
えりと丈で見ると、チェスターコートのほうがきれいめに見えやすい形です。ピーコートは、カジュアルな服と合わせやすい形、と考えると選びやすくなります。

Q. スーツにピーコートは合いますか?
合わせられないわけではありませんが、ジャケットの裾が見えやすくなります。スーツが中心の日なら、丈の長いチェスターが合わせやすい、という考え方があります。

Q. 1着で両方こなしたい時は?
通勤にも休日にも使いたい時は、色を落ち着いた色にして、丈が中間のコートを探す方法があります。試着の時に、スーツの上とニットの上の両方で着て、肩と袖の余裕を確かめてください。

Q. 自転車に乗る日は?
裾がチェーンやタイヤに絡まないよう、丈の短いピーコートが向きます。丈の長いコートで乗る時は、裾が巻き込まれないよう、まとめてから乗ってください。

ゆきこ( ゚Д゚)『えりと丈は、実際に着てみると印象がずいぶん変わると思います。普段の服の上に重ねて、鏡の前で裾の位置まで見ておくと安心ですよね』

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コートを型崩れさせずにしまうには、肩に厚みのあるハンガーが役立ちます。重みのあるコートをかけても、肩の形が保ちやすくなります。


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ピーコートの形をもう少し詳しく知りたい時はピーコートとダッフルコートの違い、ハンガーの選び方はコートのハンガーのかけ方にまとめています。ボタンやファスナーの調子が気になる時は、上着のファスナーが閉まらない時の直し方も参考になります。

まとめ:えりと丈、普段の服で選ぶ

  1. チェスターは、ジャケット風のえりで丈が長め。スーツに重ねやすい
  2. ピーコートは、丈が短めでダブルの前合わせ。動きやすく、カジュアル向き
  3. 丈は、中に着る服の裾より少し長く。座った時の裾も確かめる
  4. 普段の服から逆算して選ぶ。色は落ち着いた色が使い回しやすい
  5. 厚みのあるハンガーと通気のカバーでしまう

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

チェスターコートとピーコートの違いの早見表:チェスターコートはジャケットのようなテーラードのえりで丈が長めのすっきりしたコートとして売られることが多く、スーツやきれいめの服に重ねやすい。ピーコートは丈が短めでダブルの前合わせと大きめのえりがあり、カジュアルな服と合わせやすく、動きやすい。丈は中に着る服の裾より少し長く、座った時に裾がつかえないかも確かめる。普段の服から逆算して選び、色は落ち着いた色が使い回しやすい。しまう時はブラシでほこりを払い、厚みのあるハンガーと通気のカバーを使い、洗えるかは洗濯表示で確かめる。

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