ステーキをうまく焼く方法|安い肉でも柔らかく焼ける焼き加減の手順

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ステーキは「固くなる」「中が生」「焼きムラ」と失敗しやすい料理。うまく焼く方法は常温に戻す→強火で焼き色→休ませるの流れです。安い肉でも柔らかくジューシーに焼くコツをまとめました。

ステーキがうまく焼けない原因

冷蔵庫から出してすぐ焼くと中まで火が通らず、焼きすぎて固くなります。焼いた直後に切ると肉汁が流れ出ます。

うまく焼く5つのコツ

1. 焼く30分前に常温に戻す

冷たいまま焼かず室温に戻すことで、中心まで均一に火が入ります。

2. 焼く直前に塩こしょう

早くふると水分が出るので焼く直前に。表面の水分はふき取ります。

3. 強火で焼き色をつける

よく熱したフライパンで片面を動かさず焼き色をつけ、香ばしさと肉汁を閉じ込めます。

4. 厚みに応じて火加減を調整

厚い肉は焼き色後に弱火でじっくり。ミディアムなら片面1〜2分が目安です。

5. アルミホイルで休ませる

焼き上がりをホイルに包んで5分休ませると、肉汁が全体に戻って柔らかくなります。

厚さ・焼き加減別の早見表

厚さ 焼き加減 片面(強火) 裏面 休ませる時間
1cm ミディアム 1分 40秒 3分
1.5cm ミディアムレア 1分30秒 1分 4分
2cm ミディアムレア 2分 1分30秒+弱火1分 5分
2.5cm以上 ミディアム 2分 2分+弱火2〜3分 5〜7分

いちばん大切なのは焼いたあとに休ませること。切るのが早いと肉汁が流れ出てしまいます。アルミホイルで包み、焼いた時間の半分〜同じくらい休ませると、肉汁が全体に戻ります。

安い肉を柔らかくする下ごしらえ

  • 常温に戻す:冷蔵庫から出して20〜30分。中心が冷たいままだと、外は焼けても中が冷たい状態になります。
  • 筋を切る:赤身と脂身の境目に、包丁の先で数か所切り込みを入れると反り返りません。
  • 叩く:肉たたきやフォークの背で軽く叩くと繊維がほぐれます。やりすぎると肉汁が抜けるのでほどほどに。
  • 塩は焼く直前:早くふると浸透圧で水分が出ます。焼く直前に両面へしっかりめが正解です。
  • おろし玉ねぎ・ヨーグルトに漬ける:酵素の力で柔らかくなります。30分〜1時間が目安、漬けすぎると食感がぼやけます。

失敗パターン別・原因と直し方

外は焦げたのに中が冷たい

肉が冷たいまま焼いたのが原因です。常温に戻し、厚い肉は強火で焼き色をつけたあと弱火に落として中まで火を通す二段構えにします。

かたくなる・ゴムのよう

火を通しすぎています。牛肉は中心が60℃前後(ミディアムレア)で最も柔らかく、それを超えると急に縮みます。焼き時間を短くし、休ませ時間で調整してください。

肉汁が流れ出る

焼いてすぐ切ったためです。必ず休ませてから切ります。また、焼いている途中で何度も返したり押さえつけたりすると肉汁が逃げます。

フライパンにくっつく

フライパンが十分に熱くなっていない状態で肉を置くと張りつきます。煙が薄く立つまで熱してから、油を入れて肉を置きます。置いたらしばらく動かさないこと。

灰色っぽくて香ばしさがない

肉の表面が濡れていると水蒸気が出て「焼く」より「蒸す」状態になります。ペーパーで水分を拭いてから焼くと、香ばしい焼き色がつきます。

焼き加減の見分け方

温度計がない場合は、指で押した弾力で判断できます。

  • レア:ぷにぷに柔らかい(親指と人差し指で輪を作ったときの親指の付け根の感触)
  • ミディアム:軽い弾力がある(親指と中指のとき)
  • ウェルダン:しっかり硬い(親指と小指のとき)

中心温度で管理する場合は、レア50〜55℃/ミディアムレア55〜60℃/ミディアム60〜65℃/ウェルダン70℃以上が目安です。

安全に食べるための注意点

  • 牛肉のブロック・ステーキ肉は表面をしっかり焼けば中がレアでも一般に問題ないとされていますが、これは表面にしか菌が付着していない場合の話です。
  • 成形肉・タレ漬け肉・筋切り加工肉は内部にも菌が入り込む可能性があるため、中心までしっかり加熱してください(パッケージの表示を確認)。
  • 小さなお子さん・妊娠中の方・高齢の方・体調がすぐれない方には、中心まで火を通したものを。
  • 生肉に使ったトング・箸で焼き上がりをつかまないでください(交差汚染の防止)。

ステーキのよくある質問

Q. フライパンは何がいい?

A. 厚手の鉄・ステンレスが向きます。蓄熱性が高く、肉を置いても温度が下がりにくいためです。薄いフッ素樹脂加工のものは高温に弱いので、強火の使いすぎに注意してください。

Q. バターはいつ入れる?

A. 最初から入れると焦げます。焼き上がりの直前に加え、溶けたバターをスプーンで肉にかける(アロゼ)と香りがつきます。

Q. 冷凍肉はどう解凍する?

A. 冷蔵庫で半日かけてゆっくりが最良です。急ぐときは密閉袋のまま氷水に浸けます。電子レンジ解凍は部分的に火が入り、食感が落ちやすくなります。

Q. 休ませると冷めませんか?

A. アルミホイルで包めば数分では冷めません。気になる場合は温めた皿に盛るか、仕上げに熱いソースをかけてください。

Q. 厚みがバラバラの肉はどう焼く?

A. 薄い部分をフライパンの端(火の弱い位置)に置くと均一に仕上がります。または薄い部分を折り返して厚みをそろえる方法もあります。

まとめ

「常温・強火で焼き色・休ませる」の3点で、安い肉でもぐっと柔らかく。焼いたらすぐ切らず休ませるのが失敗しない最大のコツです。

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